前の話では多機能フォームを使いましたが結局面倒になったのでやめることにしました。
はい。以上です。
木葉「それでさ霊夢」
霊夢「何?」
木葉「弾幕撃つ時ってなにか意識してることあるの?」
霊夢「うーん…特に何も考えてないけど…あーでも当てるってよりも周りにばら撒いて退路を防ぐってことをやった事あるわね」
木葉「あー退路を防ぐ…ね」
霊夢「そうそう。行動範囲を弾幕で制限できたら嫌でも相手に当てられるんじゃないかしら」
木葉「おー確かに…」
魔理沙「てか木葉の弾幕は速いんだから割と簡単にできそうじゃないか?」
木葉「うーん…でも俺今まで弾幕に頼った戦い方した事ないしなー…」
霊夢「慣れよ慣れ」
木葉「やっぱ慣れよな…」
フラン「木葉の弾幕ってそんなに弱いの?」
霊夢「まぁね」
魔理沙「私たちから見ても弱いくらいだぜ。てか受けたフランなら分かるだろ?」
フラン「あーでも確かに弾幕に当たっても全然痛くなかった…」
木葉「うっ…」
フラン「でも弾幕に頼りきってるから弱いだけかもしれないよ?」
木葉「あー…」
フラン「能力使ってみたら?」
木葉「んー…でも俺の能力って弾幕に影響を与えるような能力じゃないんだよね…」
フラン「え?そうなの?」
木葉「うん。というかむしろ能力使ったら弾幕いらないくらいだし…」
フラン「あ、そっか…」
霊夢「私はこれ以上弾幕を強くしなくてもいいと思うんだけど」
魔理沙「何でだ?」
霊夢「だって木葉は能力さえ使えば強いのよ?なのにここから弾幕を強くしたら余計に勝てなくなるじゃない。強すぎるが故の足枷が弾幕ならこのまま弱い方がいいと思わない?」
魔理沙「あー確かに…一理ある…」
フラン「フランもそう思う!」
木葉「んーでもいざとなったらどうすれば…」
霊夢「そういう時は能力を使えばいいのよ」
木葉「あー…」
霊夢「手加減程度に弾幕使えばバランスも取れていいんじゃない?」
木葉「うーん…確かに…」
魔理沙「やっぱ木葉は今のままで良いな」
霊夢「ね?だからもういいんじゃないかしら?」
木葉「うーん…まぁ、そういう事なら…」
レミリア「ちょっと待ちなさい!」
木葉「?」
木葉たちが声のした方を見るとレミリアと咲夜がいた。
魔理沙「ん?レミリアじゃないか」
木葉「咲夜さんも」
フラン「お姉様!?」
レミリア「今度は私が勝つわ木葉!さぁ!弾幕勝負よ!」
木葉「…え?いきなり何の話?」
レミリア「聞いたわよ!弾幕勝負でフランが貴方に勝ったそうね?」
木葉「うん。勝ってたな」
レミリア「フランが勝っていて私が勝っていないのはおかしいわ。だから今すぐ弾幕勝負をしましょう!私があなたに勝ってみせるわ!」
木葉「えー…」
霊夢「何しに来たかと思えば…」
レミリア「木葉と弾幕ごっこをしに来ただけよ!」
木葉「えー俺疲れてるんだが…」
レミリア「なら好都合ね!私が勝つには絶好のチャンスじゃない!」
木葉「うーん…」
フラン「ねぇ木葉」
木葉「ん?」
フラン「疲れてるなら戦わなくてもいいと思うけど」
木葉「まぁできれば戦いたくないな」
フラン「お姉様!木葉は今疲れてるの!休ませてあげて!」
レミリア「フランは黙っててちょうだい!今度は私が木葉に勝つわ!」
フラン「木葉…あれは話を聞かないタイプだよ」
木葉「えー…大丈夫かよ…フランの姉は…」
フラン「うーん…」
霊夢「厄介ね。全く」
魔理沙「もう能力使って無理やり勝ったらどうだ?」
木葉「あーまぁ、それならなんとか」
レミリア「さぁ、早くやりましょう!」
木葉「分かった分かった…やるから」
レミリア「そうこなくちゃね」
木葉「その代わり、俺は全力で能力を使うけどいい?」
レミリア「良いわよ!かかってきなさい!」
木葉「分かった」
ザッザッザッ
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ
木葉は空を飛んだ。
魔理沙「なぁ霊夢」
霊夢「何?」
魔理沙「木葉の強さを再確認できそうだな」
霊夢「…そうね」
木葉「さ、早めに終わらせよっか」
レミリア「あら?私はそこまで弱くないわよ?手加減なんてしないから」
木葉「いいよ。でもレミリアは一度俺と戦って分かったんじゃないの?勝てないって」
レミリア「ふっ…舐められたものねぇ」
木葉「いや、疲れてるから長期戦はしたくないだけだよ」
レミリア「まぁ、できるものなら…」
ジジジ…
レミリア「やってみなさい!」
レミリアはいきなり凄まじい量の弾幕を展開した。
レミリア「さぁ、始めましょうか!」
木葉「うん…分かった」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…
木葉「ライブラ。力を使うよ」
ライブラ「はい。分かりました」
すると木葉は自分の手をレミリアの方に向けた。
レミリア「あら、真っ向勝負ね。良いわ。受けて立つわ!」
バババババババ!
レミリアは弾幕を撃ち始めた。
木葉「はぁっ!」
ビュンビュンビュン!
木葉はレミリアに向かって弾幕を撃った。
ドォンドォンドォン!
2人の弾幕はぶつかり合った。
ビュンビュンビュン!
木葉「!?」
だが木葉の貧弱な弾幕ではレミリアの弾幕を相殺できなかった。
レミリアの弾幕はそのまま木葉目掛けて飛んだ。
ドォンドォンドォン!
木葉はそのままレミリアの弾幕を受けてしまった。
木葉「ぅっ…」
レミリア「あらあらこの程度なのね。木葉の弾幕って。この程度なら本気でやらなくてもよさそうね?」
フラン「木葉…」
木葉「いってぇ…」
レミリア「あらあら…随分弱くなったわね?木葉」
木葉「挑発するなって…」
レミリア「そうでもしないとあなた本気出さなそうじゃない?」
木葉「言われなくても本気でするっての」
レミリア「じゃあこれなんかどうかしら?」
レミリアは右手を横へ出した。
木葉「?」
レミリア「スペルカード 神槍…」
ジジジ…バリバリバリ!
レミリア「スピア・ザ・グングニル!」
すると、レミリアの右手に大きな槍のようなものが出現した。
魔理沙「おいおい…弾幕が弱い木葉にあんなもの撃つのか?」
霊夢「手加減っての知らないのかしら。あの吸血鬼」
木葉「って…まさかのそれ出すのか…」
レミリア「あら、あなたは能力を全力で使うんじゃないの?なら、これくらいの物で戦った方がいいんじゃない?」
木葉「分かった分かった。じゃあ俺もそうするよ」
すると木葉は両手を広げた。
木葉「来て…
シュゥゥゥゥゥゥゥ……
すると、木葉の右手に浄穢、左手に呪斬が出てきた。
カチャ…
そして浄穢と呪斬を構えた。
レミリア「そうこなくっちゃ」
木葉「いくよ。レミリア」
レミリア「来なさい」
木葉「天秤宮
ヴォン!
木葉は浄穢と呪斬の斬撃がクロスするように剣を振った。
その斬撃は見事に十字の形となってレミリアに向かって飛んでいった。
レミリア「前に見た技ね。この程度…」
キィン!
木葉の十字紋とレミリアのグングニルがぶつかる。
レミリア「どうってことないのよ!」
ギィィィィン!
レミリアはグングニルで防いだ。
木葉「さて、そろそろ」
ポスッポスッポスッ…
レミリア「?」
突然レミリアの背後から何かが当たるような感触が伝わった。
レミリア「なによ…これ」
レミリアに当たっていたのは木葉の弾幕だった。
レミリア「まさか…この程度で弾幕って呼んでるの?」
木葉「…」
レミリア「この程度なら…私の勝ちね!木葉!」
レミリアはグングニルを構えた。
レミリア「はぁぁぁぁぁぁ!」
ヴォン!
木葉「!?」
レミリアはグングニルを木葉目掛けて投擲した。
木葉「言霊!結界!」
ガシャン!
木葉が言霊の能力で結界を作り出した。
ドォォォォォン!
木葉の結界とレミリアのグングニルが衝突する。
パキパキ…パリン!
木葉の結界が砕けた。
木葉「…やるね。レミリア」
レミリア「当然よ!」
木葉「なら、これで…」
木葉は首から下げていた鍵を握った。
木葉「十二門の鍵…解錠!」
ガチャン!
木葉「
ヒュォォォォォォォ!
木葉は自分の持つ力を体に纏った。
霊夢「あれが…木葉の…」
魔理沙「…本気か?」
レミリア「…ようやく本気出してくれたのかしら?」
木葉「…ふぅ」
レミリア「…なら、こっちもそれ相応の戦い方をしましょうか」
レミリアはスペルカードを使った。
レミリア「神槍 スピア・ザ・グングニル」
ジジジ…バリバリバリ!
レミリア「さ、覚悟なさい。木葉!」
ビュン!
レミリアは木葉に向かって飛んだ。
レミリア「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
レミリアはグングニルを振りかざした。
キィン!
レミリア「!?」
だが、木葉は結界で守られていた。
木葉「…敵の攻撃を感知。反撃を開始する」
すると木葉は右手を上げ、そのまま下ろした。
ギュォォォォォォォ!
レミリア「!?」
低下の能力がレミリアを襲う。
レミリア「うっ…くっ…忘れてたわ…」
木葉「…」
レミリア「全く…木葉の能力を忘れていたなんてね…」
木葉「さぁ…そろそろ負けを悟ったか?レミリア」
レミリア「このまま負けを認めろと?」
木葉「…怪我したくないならね」
レミリア「怪我ごときで私が降参するわけないでしょ!」
レミリアはグングニルを木葉に振った。
ズシャッ!
木葉はレミリアの攻撃を受けた。
霊夢「!?」
魔理沙「!?」
レミリア「ふふふ…私の勝ちね…木葉」
木葉「なわけ…ないだろ?」
レミリア「ふふっ…負け惜しみにしか聞こえないわね?」
木葉「負けはレミリアだよ」
レミリア「なにが言いたいのかしら?」
木葉「〜♪〜♪〜♪」
レミリア「!!」
木葉は音の能力を使った。
レミリア「何よ…この音…」
木葉「さぁ?なんの音だろうね」
ドクン!
レミリア「!?」
レミリアは急に心臓に圧迫感を感じた。
レミリア「な、なに…」
木葉「さぁ?なんだろうね」
レミリア「この程度で…」
木葉「光極 エターナル・ヘヴンズ」
バリバリバリバリバリバリ!
凄まじい光りと雷がレミリアを襲う。
レミリア「ぐっ…がぁぁぁぁぁ…」
木葉「…まともに動けなそうだね。レミリア」
レミリア (くっ…普段の私ならこの程度…)
木葉「まぁ当然だよね。低下の能力を至近距離で受けたんだし。躊躇いもなく攻撃してきたレミリアの落ち度だね」
レミリア「ふっ…この私に落ち度なんてないわね」
木葉「じゃあ早く動きなよ」
レミリア「っ…」
レミリアはエターナル・ヘヴンズの効果で体が麻痺していた。
木葉「動けないでしょ?」
レミリア「くっ…」
木葉「だから言ったじゃん。落ち度だって」
レミリア「なら早くとどめを刺しなさいよ」
木葉「なんで?」
レミリア「私が動けないの分かってるでしょ」
木葉「自分から負けを認めるってことは、分かったんじゃない?"この勝負には勝てない"と」
レミリア「…」
木葉「プライドを捨ててまで言った言葉はとても重く感じるな」
レミリア「くっ…覚えてなさい…いつかあなたを…」
木葉「いいよ。またいつかやろ。でも今回は…俺の勝ちだよ」
木葉「〜♪〜♪〜♪」
木葉は音の能力を使った。
レミリア「ちょ…なに…を…」
するとレミリアは眠ってしまった。
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!
レミリアはそのまま落ちていった。
ガシッ!
木葉「ふぅ…危なかった…空飛んでたこと忘れてた…」
木葉はレミリアを抱えて神社に戻ってきた。
魔理沙「…なぁ霊夢」
霊夢「何?」
魔理沙「勝てる算段…私には無さそうだ」
霊夢「偶然ね。私もよ」
フラン (お姉様…)
そして木葉はレミリアを寝かせた。
木葉「はぁ…ひっさびさに鍵を使ったわ」
レミリア (ん…あれ…私…)
霊夢「鍵?何よそれ」
木葉「十二門の鍵。十二星座が管理する扉の鍵だよ」
魔理沙「ほぇー」
レミリア (あ、そっか…私…寝てたのね。あのあとどうなったのかしら)
スーッ!
レミリアが起きて部屋から出てきた。
魔理沙「お?起きたか?」
レミリア「えぇ」
霊夢「大丈夫なの?」
レミリア「当たり前じゃない」
咲夜「お嬢様。ほんとに大丈夫ですか?」
レミリア「大丈夫よ。心配しないで」
木葉「どう?レミリア」
レミリア「はぁ…嫌だわぁ…あなたに大きな顔されるの」
木葉「にしし」
フラン「ねぇお姉様!木葉に勝ったフラン凄くない!?ねぇ!凄くない!?」
レミリア「はいはい。すごいすごい」
フラン「でしょ!」
霊夢「と言ってもその時の木葉は能力一切使わずに弾幕だけで戦ってたからなんだけどね」
フラン「それでも勝ったからいいの!」
魔理沙「まぁ次は能力ありの木葉に勝ちな」
フラン「うん!頑張る!」
木葉「あっははは…」
レミリア「さ、私たちは帰りましょうか」
咲夜「はい。かしこまりました」
フラン「3人とも!バイバイ!」
魔理沙「おう!」
霊夢「はいはい」
木葉「じゃあーなー」
スタスタスタ
レミリアたちは紅魔館に帰っていった。
レミリア「はぁ…まだまだ遠そうね」
咲夜「何がですか?」
レミリア「木葉に負けを認めさすの」
咲夜「…そうですね。頑張りましょう」
フラン「フランは勝ったもんね!フランは強い!」
レミリア「分かったわよ…うるさいわね…」
咲夜「私も久しぶりにしてみたいものですね」
レミリア「なら次はあなたがやってみなさい」
咲夜「いいんですか?」
レミリア「いいわよ。ただし、必ず勝ちなさい」
咲夜「…はい。分かりました」
〜物語メモ〜
十二門の鍵
十二門の鍵は本来十二星座たちが管理している「十二門の扉」を開けるためのもの。
十二天星が使えば覚醒能力が使用できる。
十二星座が使えば十二門の扉が開かれる。
十二門の扉は十二星座たちが集まる「天門の間」というところに保存されている。
十二門の扉を開けるには各十二天星たちが持つ十二門の鍵(計12本)を所持し、扉の鍵を解錠しなければならない。
十二門の扉の中には各星座たちの記憶や力が保存されている。
保存されている記憶は泡状になっていて扉の中を浮遊している。
保存されている力も同じく扉の中で拡散されている。
もし12本の鍵全てが解錠され、扉が開いた場合、中から星座たちの記憶や力が溢れ出す。
そうなれば星座の力は暴走し、世界の均衡が瞬く間に傾く。
おまけにその扉の中で保存されている記憶が扉から出た場合、出ていった分の記憶が星座たちから消えていく。