美羽「なに…あの力…あんなの…情報には無かった…」
霊夢はじっと美羽を見つめる。
美羽「まぁ…こっちには十二天星の力がある。そうそう負けないわね」
ビュン!
美羽「!!」
ドゴォン!
霊夢は物凄い速度で美羽に近づいて美羽を攻撃した。
霊夢「…」
美羽「忘れたのかしら…私には攻撃は通らないわよ」
霊夢「…」
ドカッ!ドカッ!ドカッ!
霊夢は次々と美羽に攻撃を入れる。
美羽「無駄よ」
ブゥン…
美羽は能力を発動した。
美羽「第三星座 双子座の能力。分離」
美羽はそう言って霊夢に近づいた。
霊夢「!!」
ポンッ
美羽は霊夢に触れ、そのまま能力を発動した。
霊夢「な…」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
霊夢はその影響で体から木葉の力が抜けていった。
霊夢「この…」
グヮン!
霊夢「!!」
美羽「!!」
霊夢は何もしていないのに体が勝手に動いた。霊夢はそのまま身を任せていると、勝手に美羽から遠ざかってるのが分かった。
霊夢(どうして…体が勝手に…)
魔理沙「霊夢!」
霊夢「!!」
霊夢が気づくと美羽は目の前にいた。
魔理沙「くらえ!マスター・スパーク!」
美羽「!?」
ドゴォォォォォォォン!
マスタースパークに被弾した美羽はそのまま地面に叩きつけられた。
魔理沙「霊夢!大丈夫か!?」
霊夢「えぇ…大丈夫よ。でも魔理沙…なんでスペルカードが…」
魔理沙「分からないぜ。でも使えるようになってた」
霊夢「使えるように…?」
ガラッ
美羽はそのまま起き上がった。
美羽(なるほど…結界を張ってるから結界ごと私を地面に叩きつけたのね…ダメージを与えない代わりに距離を置いた…)
美羽は魔理沙を見上げた。
美羽(でもなんで…弾幕等の飛び道具は使えないはずでしょ…)
美羽「!!」
美羽は発動したはずの
美羽(この技は時間制限なのね…なら…)
ビュン!
美羽は空を飛んだ。
美羽(また技を使えば…)
ビュオン!
美羽「!!」
グサッ!
霊夢「!!」
魔理沙「!!」
美羽の体を槍が貫通していた。
美羽「ぐっ…」
レミリア「あなたまたさっきと同じ技を使おうとしてたのかしら?」
美羽「…」
霊夢「レミリア…」
レミリア「ひとつ言っておくわ。未来を見ることが出来るのはあなただけじゃないのよ」
魔理沙「そうか…運命を操る…」
美羽「なぜ…結界を張っているはず…なのに攻撃が…」
美羽は焦り、事態の情報収集ができなかった。
霊夢「どうして…」
レミリア「あら、私はちゃんと能力を使ってるわよ?攻撃が当たるという運命に操ることなんて容易いわ」
美羽「運命を…操る…」
レミリア「そう。それが私の能力」
美羽「なら…あなたの能力も頂くわね」
ビュン!
美羽はそのままレミリアに向かって飛んだ。
咲夜「お嬢様!」
美鈴「お嬢様!」
ガシッ!
咲夜と美鈴がレミリアの前に立ち、美羽の進行を止めた。
美羽「くっ…ただの人間風情が…」
咲夜「悪かったわね。ただの人間で」
美鈴「私は人間じゃなく妖怪ですよ!」
ドカッ!
美鈴は美羽を蹴った。
美羽「うっ…」
レミリア「こうなれば私たちの勝ちね」
レミリア「受けてみなさい。これがあなたが喧嘩を売った相手の力よ!」
レミリアはスペルカードを使った。それを見た他の人も順々にスペカを発動した。
レミリア「神鎗 スピア・ザ・グングニル!」
フラン「禁忌 カゴメカゴメ!」
パチェ「火水木金土符 賢者の石!」
咲夜「幻象 ルナクロック!」
美鈴「光符 華光玉!」
永琳「覚神 神代の記憶!」
うどんげ「幻朧月睨 ルナティック・レッド・アイズ!」
妹紅「永珠符 穢れ無き珠と穢れ多き霊!」
慧音「光符 アマテラス!」
早苗「奇跡 神の風!」
さとり「想起 二重黒死蝶!」
こいし「表象 弾幕パラノイア!」
お燐「妖怪 火焔の車輪!」
お空「爆符 ギガフレア!」
魔理沙「恋符 マスタースパーク!」
15名もの人たちのスペカが同時に発動した。
美羽「!!」
ドゴォォォォォン!
美羽は全てのスペルカードを受けてしまった。
美羽「…どうやらさっきの技は全部結界に消えていったわね…私にダメージを与えられたのは1人だけ…残りの人の技は結界によって遮られた」
美羽はレミリアのスペカだけを受けた。他の人のスペカは結界を張っていたため受けなかった。
レミリア「…なるほど。当たったのは私のスペカだけね」
魔理沙「な…」
早苗「これだけの人のスペカを受けて結界が壊れないなんて…」
レミリア「…これが十二天星の力なのね…」
妹紅「当たったのは吸血鬼のやつの攻撃だけか…」
慧音「そのようだね」
美羽「…所詮1人しか攻撃できない…なら、そいつさえ警戒してたら問題は無い」
美羽は能力を発動した。
美羽「第十一星座 水瓶座の能力。治癒」
ぽわ〜ん
美羽の傷は癒え、体力は全回復した。
魔理沙「な…」
さとり「すごい力ですね…さっきまでの傷が無かったかのようになってますね」
こいし「それってずるいよ!」
お燐「さとり様…これは…」
お空「勝てない…かも…」
その時美羽はラストワードを発動しようとしていた。
美羽「ラストワード
ピキピキピキ…パキン!
辺りを水色の結界が覆った。
魔理沙「またこれか…」
慧音「もう弾幕も使えなくなりましたね…」
妹紅「全く…厄介なやつだ…」
美羽「ラストワード
ガシャン!
美羽は結界に包まれた。
美羽「さあ…これで形勢逆転ね」
魔理沙「くっ…」
咲夜「打つ手が無いですね…」
美鈴「このままじゃ…」
永琳「はぁ…ここまで人数がいて負けそうになるなんてね…」
うどんげ「ほんと…ずるいですね…」
ザッ…ザッ…ザッ…
みんなが諦めている時、ひとつの影が美羽に近づいていた。
美羽「!」
魔理沙「…霊夢」
霊夢「…」
霊夢は美羽を見て言葉を発した。
霊夢「…
バリィン!!
美羽「!?」
全員「!!」
霊夢が言葉を発した途端、周囲を覆っていた
バリィン!
美羽「!?」
美羽が発動したプロテクト・ゴーレムも同時に崩れた。
美羽(な…なに…この力…一瞬にして…結界が…)
ヒュォォォォォォォ…
美羽が驚いている時に残りの低下の能力が美羽を襲った。
美羽「ぐっ…なによ…これ…」
霊夢・木葉「…低下の能力…結界の強制解除、攻撃、防御、速度、状態、体力の低下。私(俺)の能力を防ぐ術はない」
魔理沙「霊夢…木葉?」
レミリア「声が重なって聞こえるわね」
咲夜「私もそう聞こえます」
さとり「…」
霊夢・木葉「命を脅かすものよ…均衡を崩さんとするものよ…その罪を…罰を…その身をもって知るがいい」
カーンコーン
どこからともなく鐘の音が聞こえた。
美羽「うっ…くっ…あぁ…」
全員「!!」
美羽「なに…この力…」
霊夢・木葉「…」
鐘の音が鳴ったと同時に美羽の体から光の粒が出てきた。
魔理沙「す、すげぇ…」
アリス「あれがあの人の能力…」
さとり「…」
慧音「…ねぇ、妹紅」
妹紅「…なに」
慧音「あれ…危ない能力なんじゃ…」
妹紅「…あぁ、とてもな」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!
美羽「あぁぁぁぁぁぁぁ…」
霊夢・木葉「さぁ…黄泉の国へ送り届けてやろう…」
そう言って霊夢は両手を美羽に向けた。
霊夢・木葉「奥義 エターナル・ヘヴンズ」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
美羽の体が消え始めた。
美羽「あ…あなたに負けるなんて…絶対いつか…あなたを…食べてやる…」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…ボワン…
美羽はそのまま跡形もなく消え去った。
霊夢「…」
魔理沙「…霊夢」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
霊夢の体から光の粒が溢れ出てきた。やがてその光の粒は収まった。
ドサッ
霊夢はその場に倒れてしまった。
魔理沙「霊夢!」
みんなは霊夢の元に駆け寄った。
さとり「…すごい力ですね。あなたのお仲間の方の能力は…ねぇ…矢巾さん」
霊夢たちの活躍により美羽を倒すことが出来た。みんなは大怪我を負ったため、しばらく休むことにした。
その様子を見ていたひとつの影…
???「あらあら…"強欲"に続いて"暴食"までやられるなんてね…」
???は空を見上げた。
???「強欲の天使…アヴァリス・ゴードン。暴食の天使…ロスト・グラ・イース。7人の天使のうち2人が負けちゃうなんてね…」
???は霊夢を見た。
???「しかしまぁ…なんと恐ろしい力…これは…他の"大罪"の力を持つ天使たちでも骨が折れそうですね」
???はそう言い残しその場を去った。