木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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異変の序章

ある日の昼頃、木葉は霊夢と一緒に弾幕の練習のために外に出ていた。

 

木葉「はぁぁぁぁぁぁぁ!おりゃ!」

 

ドカーン!

木葉は練習を重ねたお陰で覚えたてホヤホヤの頃と比べたらだいぶ形になっていた。

  

木葉「ねぇ見て霊夢!どう?成長してるでしょ!」

 

霊夢「はいはいそうね。成長してますよ〜っと」 

 

木葉「むー。霊夢ちゃんと見ててよー!」

 

霊夢「見てる見てる」

 

木葉「ふふん♪これで霊夢にも勝てるかもね!」

 

霊夢「私があんたみたいなひよっこに負けるわけないでしょ」

 

木葉「じゃあ勝負してみようよ!」

 

霊夢「嫌よ。疲れるし。それに咲夜に負けてるようじゃ私には勝てないわよ」

 

木葉「ぐぬぬ…」

 

霊夢「さ、早くニワトリになってみなさいよひよっこ」

 

木葉「ぐぬぬ…いつか見返してやるからな!」

 

霊夢「はいはいその時を楽しみに…」

 

霊夢「!?」

 

霊夢は突然黙った。そして、どこか遠くを見つめていた。

  

木葉「どうしたの霊夢」

 

霊夢「博麗大結界が…弱くなっている…」

 

木葉「ん?なんて言ったの?」

 

霊夢「木葉。ここで待ってて。ここから動いちゃダメだからね!」

 

木葉「う、うん。分かった」

 

霊夢は即座にどこかへ飛んで行った。木葉はずっと練習していたから少し休むことにした。

  

木葉 (霊夢…どうしたんだろ。あんなに真剣な顔して。それにしてもこのお茶、美味しいな)

 

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ー数分後ー

 

霊夢「博麗大結界が、弱くなってる…どうして…」

 

しばらく霊夢が原因を探っていると後ろから誰かが近づいてきた。霊夢はそれに気付き、後ろを振り返った。

 

霊夢「あんた何者。見たところ幻想郷の人じゃないみたいだけど」

 

???「…」

 

霊夢「話さないのね…ならここで倒れてもらうしかないわね!」

 

霊夢はスペルカードを使った。

 

霊夢「霊符 夢想封印!」

  

ドカーン!ドカーン!ドカーン!  

霊夢は攻撃を仕掛けた。辺りには爆発音が響いている。

 

???「オォォ…」

 

ジュワァァァァァァ…

霊夢の放った夢想封印は相手に直撃し相手は蒸発した。

 

霊夢「なによさっきのやつ。あんなのが博麗大結界が弱くなってる原因?…とにかく一旦戻らないと」

 

タッタッタッタッタッ!

足早に霊夢は木葉のところに戻った。

 

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その頃木葉の方は…

 

木葉「ふんふんふふん♪︎霊夢まだかなー早くニワトリに成長したいなー♪︎」

  

ガサッ

近くで草が擦れる音が聞こえた。 

 

木葉「霊夢?やっと帰ってきたの?早く練習しようよ。このままだと俺は可愛いひよっこのままだよ」

 

そいつは姿を現した。

 

???「オォォ…オォォ…」

 

その姿は黒くドロドロしていた。

 

木葉「あれ?霊夢随分黒くなったね。日焼けにしては丸焦げみたいになってるけど、なんかあった?」

 

???「…」

  

そいつは話さないままじっとしていた。

 

???「オォォォォォォォ!」

 

タッタッタッタッタッ!

すると突然襲いかかってきた。

 

木葉「え、ちょ、なになになに!?」

  

タッタッタッタッタッ!

木葉はその場から逃げた。黒い何かは木葉の後を追う。

   

木葉「ちょっと霊夢!なんで襲ってくるの!もしかして怒ってるの?俺何かやった?だとしたらごめんね!俺心当たりないから謝ることしかできないのごめんね!」

 

???「…」

  

そいつは一言も喋らずただ追ってきていた。 

 

木葉「もう霊夢!なんで追いかけてくるの!このままずっと追いかけてくるなら攻撃するよ!」

 

???「…」

  

そいつは返答しなかった。

  

木葉「言ったよ!?俺言ったからね!?ほんとに攻撃するよ!良いんだね!?」

 

???「…」

  

そいつは返答しなかった。

  

木葉「もう!いい加減にしてよ霊夢!これでもくらえ!」   

 

ドカンドカンドカン!

木葉は攻撃した。弾幕は弱かったが当てることができた。

  

木葉「ど、どうだ霊夢!俺でも当てることくらいならできるんだぜ!」

 

???「…」

  

だがそいつは倒れなかった。木葉の弾幕が弱かったから倒すことが出来なかったのだ。

  

木葉「え、ちょっと霊夢。ご冗談を」

 

???「オォォォォォォォ!」

   

そいつは再び木葉を襲い始めた。

   

木葉「ごめんなさい!許してください!お願いだから近寄らないでー!」

  

ゴキッ!

すると木葉の後方でゴキッと骨が折れたような鈍い音が聞こえた。木葉は恐る恐る後ろを見た。そこには霊夢が立っていた。

 

木葉「れ、霊夢…?」

 

霊夢「遅くなったわね」

 

木葉「ほんとだよ!遅いよ!殺されるかと思ったよ!」

 

霊夢「だからごめんって」

 

木葉「でも良かった、霊夢が来てくれて。あ、そうだ結局どうしたの?」

 

霊夢「なんでもないわよ。ほら帰るわよ」

 

木葉「え、う、うん」

  

その日は練習をやめて神社に帰ることにした。

 

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その夜木葉が寝ているとどこからか声が聞こえた。

  

??? (光!起きて!光!)

 

木葉 (ん?誰?)

 

??? (光!大変なことになってる!またあいつらが出てくる!光!起きて!お願いだから起きて!)

 

木葉 (あいつらって何?誰のことなの?)

 

??? (お願い光!あいつらがまた出てくる!お願い!早く起きて!)

 

ここで木葉は目を覚ました。

   

木葉「さっきのは何だったんだろう…」

 

霊夢「あら木葉。起きたのね」

 

木葉「霊夢…おはよう」

 

霊夢「どうしたの?さっきうなされてたけど」

 

木葉「さっき夢で知らない人に話しかけられた。俺の事を光って呼んでた。他にもあいつらが出てくるとかも言ってた」

 

霊夢「あいつらって誰よ」

 

木葉「分かんない」

 

霊夢「…とりあえず朝食食べて、話はそれからね」

 

木葉「うん…」

 

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場所…現実世界

 

???「皆さん!聞いて下さい!現在各地でドレインが出現しているようです!」

 

???「なんだと!?ということは光の能力が…」

 

???「切れてるってことね」

 

???「思ったより進行が早いな…」

 

???「みんな!光がいなくなった影響が出始めている!今から光の捜索とドレインの退治を同時進行する!光を探しつつドレインがいたら退治しよう!」

 

???「はい!」

 

??? (光!一体お前は何処にいるんだ!早く戻ってこい!)

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