スタスタスタ
本庄 姫乃は縁側を歩いていた。
本庄「!!」
本庄は嫉妬の天使 アンヴィ・ディ・コルと風和瀬 麻莉が縁側で座ってるのを目にした。
本庄(麻莉ちゃん?それに…大罪の人…)
アンヴィ「あなたのおかげで気分が良くなりました」
風和瀬「ほんと!?それは良かった〜」
アンヴィ「…あの」
風和瀬「?」
アンヴィ「あなたはなぜ私に寄り添うんですか」
風和瀬「…」
アンヴィ「今まで家族以外で私にここまで接近した人は大罪のみんなやエクス・マキナを除いて他にはいない。みんな怖がるから。でもあなたはなぜ?」
風和瀬「そりゃあ…私がそうしたいからですよ」
アンヴィ「?」
風和瀬「私はね、人の心を読むことができるんです」
アンヴィ「!?」
風和瀬「これは第十星座 山羊座の能力なんです」
アンヴィ「…」
風和瀬「私はこの能力でたくさんの人の心を読みました。でも、その事は伝えてません。何故か分かりますか?」
アンヴィ「…分からない」
風和瀬「…相手の立場に考えた時、私はその答えを見つけました。もし私が読まれる立場だったら、心を読んだ人から、あなたの心を読ませてもらいました。なんて言われたら気持ち悪いじゃないですか。自分が考えてることが相手に筒抜けなんです。私はそれから心を読む時は相手には伝えてません」
アンヴィ「…でも」
風和瀬「?」
アンヴィ「ここの人たちは…それを知ってるんじゃ…」
風和瀬「知ってますよ」
アンヴィ「!!」
風和瀬「当然です。でも、私はみんなから蔑まれてません。私たち人間は相手の立場になって物事を考えることができます。私が心を読まれた人の立場になって考えるのと同じで、みなさんは心を読む人の立場になって考えてくれます」
アンヴィ「…」
風和瀬「私はそのおかげで今もこうして元気に生きてます。みなさんに守られながら」
アンヴィ「…」
風和瀬「私たちはあなたたちと同じで色々な過去を持っています。私たち人間はその過去からたくさんのことを学び、それを未来に活かしています」
アンヴィ「…」
風和瀬「私たちは非力な存在なんです。それでも、たくさんの人たちが手を取り合い、助け合うことで大きな力となります。私はそれを身をもって体験しました。なので私は、助けを求める人の声を聞き、手を差し伸べ、助けます」
アンヴィ「…そっか。良かった…あなたに相談して…正解だった」
風和瀬「いや…あはは…それほどでも…」
アンヴィ「ありがとうね。十二天星。私もあなたのようになれるよう頑張る」
風和瀬「…あなたならなれますよ…きっと」
アンヴィ「…うん」
本庄「…」
本庄はこっそり二人の会話を聞いていた。
本庄(そっか…なるほどね…)
倉本「そういえば長津さん」
長津「ん?」
倉本「光さんはどこに?」
長津「あーえーっと…」
双葉「光なら霊夢さんに連れてかれたよ?」
倉本「どこにですか?」
双葉「さぁ?そこまでは分からないな」
倉本「…そうですか」
矢巾「何か用事?」
倉本「いえ、なんでもないですよ」
矢巾「?」
本庄(さて、2人にしておきましょうか)
佐野守「姫乃ちゃん?」
本庄「!!」
本庄の後ろに佐野守 麗奈が立っていた。
本庄「麗奈ちゃん…」
佐野守「何してるの?」
本庄「ちょっとね…」
佐野守「?」
本庄「麗奈ちゃんは?」
佐野守「ちょっと光さんを探してまして」
本庄「あ、私も探してたの。一緒に探さない?」
佐野守「じゃあ行きましょう」
グイッ!
佐野守「!!」
本庄は佐野守の服の袖を引っ張った。
佐野守「姫乃ちゃん?」
本庄「ここはあれだからあっちから行こ?」
佐野守「え…うん。いいけど」
スタスタスタ
本庄と佐野守はアンヴィと風和瀬の元から離れた。
霊夢「ん…んー…」
ガサゴソ…
霊夢「あれ…私…寝ちゃって…」
霊夢「!!」
木葉「スゥー…スゥー…」
霊夢(木葉も寝てたの?)
木葉「スゥー…スゥー…」
霊夢「…」
霊夢(少しくらいなら…いいよね…)
スッ
霊夢は立ち上がり、木葉の前で横になった。
木葉「スゥー…スゥー…」
霊夢(最近木葉の顔をじっと見てなかったわね…)
木葉「スゥー…スゥー…」
霊夢(こうして見ると意外に子供っぽいわね)
木葉「んー…」
霊夢「!!」
木葉「んー…」
ゴロンッ
木葉は寝返りを打った。
霊夢(あらあら…)
木葉「んー…」
霊夢(あ、そうだ)
ゴソゴソ…
霊夢は木葉の腕を使って腕枕をした。
霊夢(これは…なんか…いい…)
木葉「スゥー…スゥー…」
霊夢(木葉も寝てる事だし私ももう少し…)
そうして霊夢はまた眠ってしまった。
佐野守「光さーん。どこにいますかー?」
本庄「いないね。光さん」
佐野守「そうだね。全然見つからな…あ…」
本庄「ん?」
本庄が佐野守と同じところに目をやると
本庄「あら?あらあらあら…」
木葉の腕枕で寝ている霊夢の姿があった。
本庄「あらあらあら」
スッ…
本庄は携帯を取りだした。
カシャ!
本庄「ふふふ光さん。また1枚頂きましたよ」
佐野守「わ、私も…」
スッ
佐野守も携帯を出した。
カシャ!
佐野守「仲良いですね〜2人とも」
本庄「だね。今はそっと寝かせてあげよ?」
佐野守「そうですね。邪魔したら可哀想」
本庄「またいいものを見せていただきましたよ光さん」
佐野守「ふふふっ」
スタスタスタ
本庄と佐野守はその場を去った。
その夜…
木葉「ん…んぁ…ん?」
霊夢「スゥー…スゥー…」
木葉(あれ…霊夢が寝てる…腕が痺れてるなって思ったらそうゆうことだったのね)
霊夢「スゥー…スゥー…」
木葉「…」
木葉(起きるまでこのままでいようか)
それから木葉は霊夢が起きるまで待っていた。
10分後…
霊夢「ん…んー…」
木葉(あ、起きた)
霊夢「んーーーーーーーっ…」
霊夢は大きく伸びた。
霊夢「っはぁ…よく寝た…」
木葉「おはよ…霊夢」
霊夢「あ、木葉…起きてたの」
木葉「あぁ…まぁ、少し前にね」
ギュッ
木葉「?」
霊夢「スゥー…ハァー…」
木葉「霊夢?何してるの?」
霊夢「匂い嗅いでる」
木葉「そっか」
霊夢「スゥー…ハァー…」
木葉(なんだか…恥ずかしいな…)
早乙女「光ー!お夕飯できた…え…」
霊夢「!!」
木葉「!!」
早乙女「お…お楽しみだったのね…すいません…じゃ、じゃあ…終わったら来てね」
スタスタスタ
早乙女はその場を去った。
木葉(はぁ…渚で良かった…)
霊夢「木葉…」
木葉「ん?」
チュッ
木葉「!?」
霊夢「おはよ…の、チュウ」
木葉「あ、あぁ、そうゆうことね」
霊夢「さ、起きましょ。お夕飯できてるそうだし」
木葉「あ、あぁ、分かった」
霊夢(それにしても誰がご飯なんて作ってくれたのかしら)
スタスタスタ
霊夢と木葉は居間に向かった。