ここからある異変についてのお話になります。
そのため、日常系のようなほのぼのした話から少し離れるかもしれません。
それでもいいよって人は好きな曲を聞きながら読んでください。
お知らせは以上です。
ちょっとした異変
ある日…天秤が崩壊した。
原因は天秤座の力の暴走。
木葉(
天秤が崩壊したことにより、十二天星たちの世界の均衡は傾き、幻想郷はライブラが支えていた分の結界を失い不安定になった。
きっかけは木葉たちが出会ったある少女。
その子は他の子と少し違っていた。
…不思議な力を感じる。
その子は普通の人間ではなかった。
その子はある人を尋ねるため、幻想郷に来たらしい。
だが、その子が幻想郷に来てからおかしな事が起こった。
突然地面に亀裂が走ったり、大結界が揺らいだり、能力の暴走が起こったり…
最初はただの子供だった。
それ故に誰もその子に対する危機感は無かった。
さて…その子は一体誰に会いに来たんでしょうか。
ある日の朝
霊夢「木葉ー!木葉ー!」
博麗神社にいつもの声が響く。
木葉「えー?なにー?」
その声に反応したのは
彼は元々、外の世界の人間。
今は幻想郷の博麗神社に住んでいる。
ちなみに、外の世界での名前は
現第七星座 天秤座の十二天星。
霊夢「おつかい行ってきてくれなーい?」
木葉「いいけどー!なに買えばいいのー?」
霊夢「メモあるから持って行ってー!今手が離せないのよー!」
木葉「分かったー!」
木葉はメモを取り、買い物に出かけた。
場所…人里
木葉「えーっと何を買えば…」
木葉はメモを取り出した。
木葉「んー…お団子とお肉と…お酒?」
木葉のメモにはそれしか書いていなかった。
木葉「え?お酒?何かあんのかな」
木葉は少し考えたが面倒でやめた。
木葉「さっさと買って帰ろ」
そして木葉はメモの通り買い物をした。
場所…団子屋
木葉「すんませーん」
木葉が声をかけると奥から人が出てきた。
店主「お?なんだ?」
木葉「すんません。団子買いたいんですが持ち帰りってできますか?」
店主「おう!できるぞ!ちょっと待ってな」
するとその人はまた奥に入っていった。
木葉は少しの時間待った。
店主「おう兄ちゃん!団子はいくつだ?」
その人はまた出てきた。
木葉「あ、えーっと…」
木葉はメモを見た。
メモには六本と書いてあった。
木葉「じゃあ六つで」
店主「おう!任せときな!」
するとその人は持ち帰り用に包んでくれた。
店主「ほら!団子六つお待ち!」
木葉「ありがとうございます。はい、これお代です」
店主「んー…丁度だな!毎度あり!」
木葉「またお願いしますね」
店主「おうよ!また寄ってくれ!」
木葉「はい」
そして木葉は次にお酒を買いに行った。
場所…酒屋
木葉「すんませーん」
店主「はいはーい!」
木葉が声をかけると女性が声をかけてきた。
店主「いらっしゃいませ。どうされましたか?」
木葉「あの、お酒を貰えませんか?」
店主「えっと…どんなお酒をいくつでしょうか?」
木葉「あ、えーっと…」
木葉はメモを見た。
だが、メモにはお酒としか書いていなかった。
木葉「あちゃー…霊夢に聞いとくんだった…」
店主「あの…それで、どのようなお酒ですか?」
木葉「あーえーっと…」
木葉はとりあえず霊夢がよく飲んでいたお酒を注文した。
店主「かしこまりました。少しここでお待ちください」
木葉「はい。分かりました」
その人は奥に入り、木葉は待たせてもらった。
店主「お客様!こちら、ご注文のお酒になります!」
木葉はその人からお酒を受け取った。
木葉「はい。ありがとうございます。あとこれお代です」
木葉はその人にお代を出した。
店主「はい!丁度ですね!ありがとうございます!」
木葉「はい。それではこれで…」
店主「はい!またお立ち寄りください!」
そして木葉は最後にお肉を買いに行った。
場所…肉屋
木葉「すんませーん」
店主「はいよ。どうされましたか?」
木葉「お肉をください」
店主「どんなお肉だい?」
木葉「あ、ちょっと待ってください」
店主「おう」
木葉はメモを見た。
そのメモにはお肉としか書いていなかった。
木葉「霊夢…お酒といいお肉といい…これだけだと分からないじゃん…」
店主「それで?どうします?」
木葉「えーっと…じゃあ…」
木葉はとりあえず予算内でテキトーにお肉を選んだ。
店主「はいよ。お肉できたぜ」
木葉「ありがとうございます。あとこれお代です」
店主「おう。毎度あり」
木葉「それでは…」
店主「おう。気をつけて帰りな」
木葉「はい。お気遣いどうもありがとうございます」
買い物を済ませた木葉は神社に戻った。
場所…博麗神社
木葉「霊夢ー買ってきたよー」
霊夢「あら木葉。おかえり」
木葉「霊夢…お酒とかお肉とかは"どんなものか"までちゃんと書いててよ…」
霊夢「え、書いてなかった?ごめんなさいね。元々私が行くつもりだったから粗末なメモだったのかも…」
木葉「そっか…分かった。あ、あと霊夢の思ってたものを買えたか分からないんだ。もし間違ってたらごめん」
霊夢「いいわよいいわよ。元々私のメモが大雑把過ぎたのよ」
木葉「うん…分かった」
霊夢と木葉はその後縁側でお茶をした。
場所…縁側
木葉「ふぅ…」
霊夢「平和ね」
木葉「だね」
霊夢「こういう日はゆっくりしたいものね」
木葉「うん。確かに」
木葉と霊夢は買ってきたお団子と淹れたお茶を楽しんだ。
木葉「ふぅ…」
木葉は自分の湯呑みを手に取り、持ち上げた。
バチッ!
木葉「痛っ!」
木葉は急な痛みに驚き湯呑みを落とした。
バシャ!
木葉の服が濡れてしまった。
木葉「熱っ!」
霊夢「え、ちょ!」
霊夢は布を持ってきて木葉の服を拭いた。
霊夢「ちょっと…どうしたのよ…」
木葉「ごめん…」
霊夢は何が起こったか分からない感じだった。
木葉も突然の事で驚いていた。
木葉「…」
木葉は自分の手を見た。
木葉 (なんで急に…)
木葉の手はそれから少し痺れた感覚があった。
その夜…
木葉「…」
木葉はまた手を見ていた。
まだ微かに痺れた感覚がある。
木葉「なんで…まだ…」
霊夢「木葉?」
木葉「ん?」
霊夢「どうしたのよ。手なんか見て」
木葉「いや、なんか手が痺れるんだ」
霊夢「手が痺れる?ちょっと見せて」
木葉「うん」
木葉は霊夢に手を見せた。
霊夢「うーん…これといって異常がある訳では無さそうね…」
木葉「うーん…」
霊夢「明日あの医者のところに行く?」
木葉「そうだな。行ってみよう」
霊夢「じゃあ私も一緒に」
木葉「うん」
その後霊夢と木葉は夕食を食べ、お風呂に入り、寝た。
翌朝…
木葉「…」
木葉はまた手を見ていた。
木葉「…痺れる」
木葉の手にはまだ痺れた感覚があった。
霊夢「木葉…おはよ…」
木葉「あぁ霊夢。おはよ」
霊夢「どうしたの?まだ痺れてるの?」
木葉「うん。全然治ってないっぽい」
霊夢「うーん…やっぱり本格的に診てもらった方が良いわね」
木葉「だね」
木葉は立ち上がった。
木葉「ちょっと朝食作ってくるわ」
霊夢「そう。ありがとう。私はお布団片付けとくわね」
木葉「あ、ありがと」
木葉は台所に行った。
場所…台所
木葉 (朝は軽い方がいいよな)
木葉はそう思いながらフライパンを出した。
バチッ!
木葉「!?」
木葉がフライパンを持ち上げた時、昨日と同じ痛みが木葉を襲った。
ガン!ガラガラガラ…
木葉がその痛みでフライパンから手を離し、フライパンだけでなく周りの物にまで影響が出た。
霊夢「ちょ!木葉!?大丈夫!?」
突然聞こえた大きな音に反応して霊夢が様子を見に来た。
木葉「あ、霊夢…」
霊夢「一体どうしたのよ…」
木葉は自分の痺れた手を握っていた。
木葉「ううん。なんでもないよ。ちょっと力が出ないだけだから」
霊夢「…ならご飯は私に任せて木葉はゆっくりしてて!」
木葉「いやいや大丈夫だよ!まだ左手があるから!」
そう。痺れていたのは右手だった。
そして、右手は木葉の利き手だった。
霊夢「でも木葉の利き手は右手でしょ!利き手じゃない方の手でどうやって料理できるのよ!」
木葉「それは…」
霊夢「ね?だからご飯は私が作るわ!木葉は待ってて!」
木葉「うん」
木葉は縁側に行った。
場所…縁側
木葉 (どうしてだろ…昨日も今日も…こんな事…初めてだ)
ライブラ「光。どうされましたか?」
ヒュゥゥゥゥゥゥ…
すると木葉の体からライブラが出てきた。
木葉「ライブラ…」
彼女はライブラ。
第七星座 天秤座の星座。
木葉の星座で世界の均衡を監視する役目を担っている。
彼女は普段から真面目なため、非常に頼りになる。
ライブラ「それで、どうされましたか?」
木葉「うーん…実は昨日から手が痺れてるんだ」
ライブラ「手が…ですか?」
木葉「うん。ライブラはどう?」
ライブラ「あ、そういえば少し」
十二星座であるライブラとその器である十二天星の木葉は感覚がリンクしている。
なので、木葉が受けた痛みはライブラに同じ痛みとして伝わる。
木葉「気づかなかったの?」
ライブラ「はい。全く」
木葉「ふーん…」
ライブラ「何故でしょうか。なんだか妙ですね。痺れよりも痛みがある感じですね」
木葉「そうそう。そんな感じ」
ライブラ「んー…」
木葉「昨日ここでお茶してた時に湯呑みを持ち上げようとしたんだ」
ライブラ「ふむふむ」
木葉「すると急に痛みが走って落っことしたんだ」
ライブラ「あーなるほど…」
木葉「そしてついさっきもフライパンを持ち上げようとしたら痛みが走ってまた落としたんだ」
ライブラ「うーん…共通しているのは何かを持ち上げた時…ですね」
木葉「そう。何だか不思議だ。だから今日医者に診てもらおうと思ってね」
ライブラ「いいですね。痛みが治れば私の痛みも治りますし」
木葉「だね」
霊夢「木葉。朝食できたわよ」
木葉「うん。分かった。じゃ、行ってくるわ」
ライブラ「はい」
木葉と霊夢は朝食を食べに行った。
場所…いつもの部屋
カチャカチャ…カチャカチャ…
霊夢「…」
カチャカチャ…カチャカチャ…
霊夢「…」
霊夢はずっと木葉を見ていた。
霊夢「…」
木葉「ぐぬぬ…」
木葉と霊夢は朝食を食べようと箸を持った。
だが、何故か木葉だけ持てなかった。
カチャカチャ…カチャカチャ…
かれこれ3分、木葉は箸を持とうと奮闘している。
カチャカチャ…カチャカチャ…
だが、一向に持つことができない。
カチャカチャ…カチャカチャ…
霊夢「…木葉」
木葉「え?何?」
木葉は箸を置いた。
霊夢「ちょっとこっちに来なさい」
木葉「え、うん」
木葉は霊夢の横に座った。
霊夢「ほら、口開けて」
木葉「…え?」
霊夢「ほら、早く」
木葉「うん…」
木葉は言われた通り口を開けた。
パクッ
木葉は朝食を食べた。
霊夢「…これなら食べられるでしょ」
木葉「うん…でも…」
霊夢「何?」
木葉「それって霊夢どうするの」
霊夢「私も食べるわよ。ほら、口開けて」
木葉「うん」
パクッ
木葉は少し恥ずかしかった。
この時の朝食はいつもより時間がかかったがその分幸せな気分になった木葉であった。
〜物語メモ〜
物語メモとは関係ありませんが、ここからしばらくは異変の話になります。
異変が終わればいつもの日常系に戻ります。