木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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空の異変

紫と話した木葉は神社に戻った。

 

 

スーッ

 

木葉が襖を開けると本庄がいなかった。

 

 

霊夢「あ、木葉。紫と何話してたの?」

 

木葉「あれ?霊夢。本庄は?」

 

霊夢「あーあの人ならさっき帰ったわよ。何やら用事があるとかなんとか…」

 

木葉「ふーん」

 

霊夢「それより木葉は何話してたの?」

 

木葉「霊夢。人里に亀裂があるって知ってる?」

 

霊夢「亀裂?知らないわね」

 

うどんげ「あ!私知ってますよ!すっごい長い亀裂があったんですよ!」

 

霊夢「何よそれ。私知らないわよ?」

 

木葉「大丈夫。俺も紫に言われるまで知らなかったから」

 

霊夢「そ、そう…」

 

妖夢「私も知ってますよ。道の真ん中がポッカリ2つに分かれてたんですよ」

 

木葉「それってどうなってた?」

 

妖夢「あ、でも少ししたら消えてたんですよ」

 

霊夢「消えてたの?ならいいじゃない」

 

木葉「霊夢」

 

霊夢「何?」

 

木葉「亀裂が消えたのは紫がそれを直しているからなんだ」

 

霊夢「あ、そうなのね」

 

木葉「それで紫から伝言なんだけど」

 

霊夢「…何よ」

 

木葉「今の博麗大結界は不安定な状態らしい。だから人里に亀裂があるんだと」

 

霊夢「結界が不安定?」

 

木葉「あぁ。紫は外部から力が加わってるかもしくは結界を維持してる人の中で誰かがその力を発揮していないからだと言ってた」

 

霊夢「発揮してないって誰よ」

 

木葉「分からん。だから今まで以上に結界の管理を厳重にしておいてほしいそうだ」

 

霊夢「な、何言ってるか分からないけどとにかく厳重にはしとくわ」

 

木葉「あぁ。お願い」

 

幽々子「ちょっといい?」

 

木葉「ん?」

 

霊夢「何よ」

 

幽々子「あなたたち地面ばかり見てそうだけど、ちゃんと空を見た?」

 

木葉「空?」

 

幽々子「えぇ。空よ」

 

霊夢「?」

 

 

その場にいる人は何言ってるのかさっぱり分からなかった。

 

 

幽々子「分からないならいらっしゃい」

 

 

スッ…スタスタスタ

 

幽々子は立ち上がり、外に出た。

 

 

霊夢「木葉…」

 

木葉「行ってみよう」

 

 

スッ…スタスタスタ

 

木葉たちも外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…外

 

 

スタスタスタ

 

 

霊夢「で、何なのよ」

 

幽々子「ほら、空を見てご覧なさい」

 

 

そう言って幽々子は空を指さした。

 

みんなは空を見た。

 

 

木葉「…?」

 

霊夢「?」

 

うどんげ「?」

 

妖夢「!?」

 

幽々子「…」

 

木葉「え、何も無いけど」

 

霊夢「そうね。変わらないわね」

 

うどんげ「ですね」

 

 

3人がそう言ってる中、妖夢だけ異変に気づいた。

 

 

妖夢「え…みなさん見えていないんですか…?」

 

木葉「え、どういう事…」

 

 

この中で空に異常が見えるのは幽々子と妖夢だけ。

 

残りの3人は何の変哲もない今までの空が映っていた。

 

 

霊夢「何も変わらないわよ」

 

うどんげ「妖夢さん。何が見えるんですか?」

 

妖夢「な、何って…」

 

 

妖夢は少し怯えていた。

 

 

妖夢「目…目です…」

 

木葉「目?」

 

霊夢「目って何よ」

 

 

木葉と霊夢は再度空を見る。

 

だが、2人の目には綺麗ないつもの空にしか見えなかった。

 

 

霊夢「目なんて無いわよ」

 

木葉「だよね…綺麗な空だよね」

 

妖夢「こ、これのどこが綺麗な空なんですか…みなさん…ほんとに見えていないんですか…?」

 

霊夢「見えてないわよ」

 

幽々子「妖夢。大丈夫よ」

 

妖夢「!」

 

幽々子「私も見えているわ」

 

妖夢「幽々子様…」

 

霊夢「ねぇ、見えてるって何がよ」

 

幽々子「さっき妖夢が言ってたじゃない。目が見えるって」

 

霊夢「だから、目なんて見えないわよ」

 

幽々子「…じゃあひとつ聞くわね。あなたたちから見て今の空は何色に見えるかしら?」

 

霊夢「何色って…そりゃあ青だけど」

 

幽々子「そう…あなたたちから見て今の空は青く見えるのね…」

 

木葉「!」

 

 

木葉は幽々子のこの言葉に少し恐怖した。

 

 

幽々子「ちなみにね…私が見てる空の色ってね…」

 

 

木葉はこの時、背中に寒気が走った。

 

 

幽々子「…真っ赤なのよ」

 

霊夢「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…刻領宝殿

 

 

ルナ「サン」

 

サン「何?」

 

ルナ「またひとつ…消えてる」

 

サン「消えてるって…今度は何?」

 

ルナ「…天帝(てんてい)

 

サン「天帝か」

 

ルナ「サン。今すぐあの子たちに言伝しましょう」

 

サン「…だね。早めに言っておかないとあの子たちじゃ勝ち目ないからね」

 

ルナ「じゃあ私は準備してきます」

 

サン「あぁ。お願い」

 

 

スタスタスタ

 

ルナは足早に部屋を出た。

 

 

サン「…全く。厄介なことしてくれるね。事象の改変者 カタストロフ・シヴ。今まで寝かせておいたのに…これじゃあまた僕たちが君たちを消さなきゃならないでしょ。こっちの苦労も知らずに」

 

 

サンは空を見た。

 

 

サン「さて、君は一体…どこにいるんだい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サン「…アルマ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…十二天星の家

 

 

ピピピ!ピピピ!ピピピ!

 

 

長津「!!」

 

 

突然、家中に警告音が鳴った。

 

 

長津「な、何が…」

 

条乃「智志!」

 

長津「…和人」

 

 

条乃が2階から走って降りてきた。

 

 

条乃「この警告音…」

 

 

長津「…あぁ。この警告音は…刻領宝殿からだね」

 

早乙女「うぅ…いきなりで驚いたよ…」

 

本庄「ですね…やっぱりいきなりだと驚きますね…」

 

佐野守「でもこれって警告音ですよね?」

 

倉本「私は…初めて聞きます」

 

矢巾「僕も初めてです」

 

三室「まぁ、この音が鳴ったのは大分昔だしな」

 

立花「2人はまだ十二天星になってない時だね」

 

矢巾「そうなんですか…」

 

双葉「あービックリした…てかこの音のせいでゲームでミスしちゃったし…」

 

風和瀬「あはは…」

 

 

ブォン!

 

警告音が鳴り止むと、スクリーンが映し出された。

 

 

ルナ「十二天星と十二星座に通達です」

 

長津「どうされたんですか」

 

ルナ「現在、刻領宝殿の禁書庫にて保管されていた改変者の書物が何者かによって失われています。改変者はいずれもこの世界に甚大な被害をもたらす存在です。ここであなた達には今すぐこの世界を飛び回り、異変を探ってください」

 

長津「今いくつの書物が失われているんですか」

 

ルナ「9つある内の2つです。ひとつは幻想郷にあります。もうひとつは分かりません」

 

長津「だから私たちに探してと…そういうことですか」

 

ルナ「はい。そうです。私たちが行けばいいんですが、私たちはここの記録の保管を優先して動かなければなりません。故にあなたたちに書物を探すのを手伝って欲しいのです」

 

長津「…分かりました。引き受けます」

 

ルナ「今はまだ2冊だけです。そのうちの1冊は目星がついています。残りの1冊をお願いします」

 

長津「はい!分かりました!」

 

ルナ「それでは、お願いします」

 

 

ジジジ…ブチッ

 

すると、通信が切れてしまった。

 

 

長津「みんな今の話を聞いたね。今から行動開始しよう」

 

条乃「分かった。俺が1番遠くに行こう。佐野守と早乙女、風和瀬、本庄、倉本は近い場所に行け」

 

佐野守「分かりました」

 

早乙女「はい」

 

風和瀬「分かりました」

 

本庄「分かりました」

 

倉本「分かりました」

 

条乃「男は出来るだけ遠くに行くように、女は近くを」

 

三室「よしっ!じゃあ行くぜ!」

 

全員「おう!」

 

 

そして十二天星たちは世界中に散らばり、あと1冊の改変者の書物を探した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…幻想郷

 

 

霊夢「真っ赤って…何言ってるのよ…空は青いじゃない」

 

幽々子「あなたたちにはそう見えてるのかもしれないけど私と妖夢は赤く見えてるわよ。そうよね?妖夢」

 

妖夢「はい…赤く見えます」

 

木葉「どういう事だ…人が見てる景色が違うって…」

 

 

ジジジ…

 

 

木葉「!」

 

 

木葉は少し違和感を感じた。

 

 

木葉 (なんだ…今の…ピリピリする…)

 

紫「光!」

 

木葉「!」

 

 

木葉は誰かに呼ばれた気がした。

 

木葉は辺りを見渡す。

 

 

紫「光!こっちよ!」

 

木葉「!」

 

 

すると鳥居の下に紫がいた。

 

木葉「紫?」

 

霊夢「え?」

 

紫「早く!こっちに来て!走って!」

 

木葉「お、おう…」

 

 

タッタッタッ

 

木葉は紫のいるところまで走った。

 

 

霊夢「木葉!」

 

 

タッタッタッ

 

ザッ…

 

 

木葉「何、紫」

 

紫「ふふっ…」

 

 

ガシッ!

 

 

木葉「!!」

 

???「み〜つけた」

 

 

木葉はそいつにガッシリと掴まれた。

 

するとさっきまで紫だったものが姿を変えていった。

 

 

???「案外チョロいんだね。君」

 

木葉「ちょ…誰だよ」

 

霊夢「木葉!」

 

 

ダッ!

 

霊夢は木葉に異変を感じ、走ってきた。

 

 

木葉「霊夢…」

 

???「はぁ…あんな人が近くにいるなんて…これは一時撤退ね」

 

 

フワッ…

 

 

木葉「!」

 

 

木葉の拘束は突然解かれた。

 

 

木葉「な…」

 

???「またすぐに会えるわ。待ってて…あなたに用があるの」

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ…

 

するとその人は姿を消した。

 

 

木葉「…誰なんだよ…さっきのやつ」

 

霊夢「木葉!」

 

木葉「あ、霊夢…」

 

霊夢「大丈夫!?怪我してない!?」

 

木葉「うん。大丈夫」

 

霊夢「よかった…」

 

木葉「霊夢こそ大丈夫?」

 

霊夢「私はなんともないわよ。でも木葉は…」

 

木葉「何…」

 

霊夢「ほんとに大丈夫なの?」

 

木葉「大丈夫だよ。ほら、なんともない」

 

霊夢「そう…」

 

妖夢「幽々子様…これはどうしましょうか…」

 

幽々子「そうね。あれは何もできなそうよ。紫を待ちましょうか」

 

妖夢「分かりました」

 

 

そしてその後、5人は紫を待つために神社に戻ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃…現代では

 

 

条乃「智志!聞こえるか!智志!」

 

長津「何だい?和人」

 

条乃「これはまずいぞ…」

 

長津「何があったんだい?」

 

条乃「ドレインが…」

 

長津「え…」

 

条乃「ドレインが…ここにいる…」

 

長津「ドレイン…」

 

早乙女「長津さん!」

 

長津「今度は何?」

 

早乙女「ドレインを発見しました!直ちに排除します!」

 

長津「わ、分かった!そっちはお願い!」

 

早乙女「はい!」

 

長津「どうなってるんだ…ドレインは消えたはずじゃ…」

 

長津「!!」

 

長津が考え事をしているとドレインが目の前を通った。

 

長津「な、ドレイン!」

 

 

タッタッタッ

 

長津はドレインを追いかけた。

 

 

長津「何故ドレインが…倒したはずじゃ…」

 

 

ザッ!

 

長津はドレインに追いついた。

 

 

長津「逃がしませんよ…ドレイン」

 

 

長津は力を使った。

 

 

長津「アリエス…力を使います」

 

アリエス「あぁ。いいよ」

 

長津「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

ジジジ…

 

 

長津「はぁっ!」

 

 

長津は魔力を溜めてドレインに放った。

 

 

ドォォォォォン!

 

その魔力はドレインに命中した。

 

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

ドレインは跡形もなく消えた。

 

 

長津「よしっ…」

 

 

長津は空を見た。

 

 

長津「!?」

 

 

長津は空を見て驚いた。

 

 

長津「な…空が…空が…赤い…」

 

 

長津が見た空は幽々子や妖夢が見たものと全く同じものだった。

 

 

長津「空が赤い…それにあれは…目…なのか?」

 

 

そう。長津が見ている空にも目があった。

 

 

長津「あれは…一体…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、各地では十二天星がドレインを倒していた。

 

 

条乃「おらぁ!」

 

 

ドゴォン!

 

条乃は自慢のハンマーを振り下ろした。

 

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

攻撃を受けたドレインは消えていった。

 

 

条乃「チッ…なんでドレインのやつが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

双葉「行くよ!ジェミニ!」

 

ジェミニ「任せなさい!」

 

双葉「はぁぁぁぁぁぁ!」

ジェミニ「「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

ドゴォォォォォン!

 

双葉とジェミニは高い魔力を使ってドレインを退治した。

 

 

双葉「てかなんでドレインが…」

 

ジェミニ「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐野守「レオ!行くよ!」

 

レオ「任せろ」

 

佐野守「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

レオ「獣王穿山!」

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ!

 

 

佐野守「これでもくらえ!」

 

 

ドゴォォォォォン!

 

凄まじい爆発がドレインを襲う。

 

 

レオ「こっちだ!」

 

佐野守「はぁぁぁぁぁ!」

 

 

ドゴォォォォォン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早乙女「ヴァルゴ!力を貸して!」

 

ヴァルゴ「いいわよ〜存分に使って〜」

 

早乙女「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

早乙女は攻撃力を上げた。

 

 

早乙女「これで…」

 

 

ドゴォォォォォン!

 

早乙女は地面を殴った。

 

 

ドゴォォォォォン!

 

すると地面が砕け、落とし穴ができた。

 

 

早乙女「立花さん!」

 

立花「行くぞキャンサー!」

 

キャンサー「任せろ!」

 

 

ブォン!

 

立花とキャンサーは結界を作り出した。

 

 

立花「これでも…」

 

キャンサー「くらえ!」

 

 

ドォォォォォン!

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

早乙女が地面に穴を開け、立花とキャンサーが結界でドレインを潰した。

 

 

立花「よしっ…これでなんとか…」

 

早乙女「でもなんでドレインが…」

 

立花「さぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本庄「アクエリアスさん!」

 

アクエリアス「大丈夫よ。私はこんな奴ごときには負けないわ」

 

 

そう言うとアクエリアスは水を生成した。

 

 

アクエリアス「水ってね…この世の何者よりも強いのよ。その事を身をもって知りなさい」

 

 

ザバァァァァァァン!

 

アクエリアスが作った水がドレインを捉えた。

 

 

アクエリアス「さ、今よピスケス!」

 

ピスケス「任せて!」

 

 

ビュン!ビュン!ビュン!

 

アクエリアスが作った水の中をピスケスが駆け巡る。

 

 

ドン!ドン!ドン!ドン!

 

ピスケスは水の中に囚われたドレインに体当たりした。

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ…

 

するとドレインは消えていった。

 

 

ピスケス「はっ!」

 

 

スタッ

 

ピスケスはアクエリアスの作った水から脱出した。

 

 

ピスケス「ありがとうアクエリアス!」

 

アクエリアス「礼はいいわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三室「ん?ドレインか?あれは」

 

スコーピオ「だな」

 

三室「なら…」

 

 

ゴォォォォォォォォ…

 

三室は能力を発動した。

 

 

三室「討伐対象だ」

 

スコーピオ「おうよ」

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ!

 

三室「消えてなくなるがいい」

 

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

ドレインは三室の毒を受け、溶けていった。

 

 

三室「…久しいな。ドレインを見るのは」

 

スコーピオ「まぁ、願わくば二度と見たくなかった」

 

三室「だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢巾「サジタリウス!」

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ…

 

サジタリウスが矢巾の体から出てきた。

 

 

サジタリウス「何?」

 

矢巾「ドレインがいる。あれを射抜ける?」

 

サジタリウス「あんなの楽勝だ」

 

 

ギギギ…

 

サジタリウスは弓を引き絞った。

 

 

サジタリウス「貫通しろ…棘織一矢(ジル・アロー)!」

 

 

ジジジ…キィン!ドゴォォォォォン!

 

サジタリウスが放った矢はドレインを貫通して爆発した。

 

 

サジタリウス「これでいいか?光輝」

 

矢巾「うん。ベリーグッド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…刻領宝殿

 

 

ルナ「サン。禁書庫の様子はどう?」

 

サン「大丈夫。変化ないよ。それよりルナ」

 

ルナ「何?」

 

サン「今、世界中にドレインが発生しているよ」

 

ルナ「!」

 

サン「今はあの子たちが応戦してるけどこの変化はこの世界だけじゃなさそうだよ」

 

ルナ (…紫さん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…博麗神社

 

 

木葉「痛っ!」

 

霊夢「木葉!どうしたの!」

 

木葉「霊夢…今は触れないで…」

 

霊夢「え、うん…」

 

妖夢「どうしたんですか木葉さん!」

 

木葉「まただ…またあの痛みが…」

 

霊夢「またって…まさか…」

 

木葉「あーいてて…これはまずい…」

 

 

すると木葉の口が勝手に動いた。

 

 

木葉「"消失"」

 

木葉「!?」

 

 

木葉は自分の口が勝手に動いたことに気づいた。

 

 

霊夢「何?消失って…」

 

木葉「あ、いや…これは…」

 

 

ドォォォォォン!

 

 

木葉「!!」

 

妖夢「!!」

 

霊夢「!!」

 

 

すると外でいきなり爆音が響いた。

 

 

霊夢「何…今の…」

 

 

タッタッタッ

 

霊夢が襖を開けた。

 

 

霊夢「!!」

 

 

霊夢が見たのは黒煙だった。

 

 

霊夢「何があったの…」

 

 

タッタッタッ

 

霊夢は様子を見に行った。

 

 

木葉「待って霊夢…今外に出ちゃ…」

 

木葉「"生きている"」

 

木葉「!?」

 

 

また木葉の口が勝手に動いた。

 

すると…

 

 

ドゴォォォォォン!

 

 

木葉「!!」

 

 

さっきよりも大きな音が辺りに響いた。

 

木葉は立ち上がり外を見た。

 

 

木葉「!!」

 

 

すると、そこには傷を負った霊夢が倒れていた。

 

 

木葉「霊夢!!」

 

 

ダッ!

 

木葉は霊夢に駆け寄った。

 

 

木葉「霊夢!霊夢!しっかりして!」

 

 

木葉「"生きている"」

 

木葉「!!」

 

木葉 「"速やかに焼き殺します"」

 

 

またしても木葉の口が勝手に動いた。

 

 

キィィィィィン…ドゴォォォォォン!

 

 

木葉「がぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

木葉は見えない敵に攻撃され、その場に倒れた。




〜物語メモ〜

最後の木葉の言葉は分かりずらかったと思うので補足です。

「" "」このように点々で囲まれているセリフは木葉自身のセリフではなく勝手に誰かが喋っている時です。

それ以外は木葉のセリフです。
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