場所…現代
ジジジ…バリバリバリ!
立花、条乃、三室、早乙女は幻想郷から現代に戻ってきた。
立花「!?」
条乃「!?」
三室「!?」
早乙女「!?」
そこには、数え切れないほどのドレインがいた。
液状のドレインもいれば、人型のドレインもいる。
条乃「な…なんだよ…これ…」
三室「これはマズイ…」
早乙女「し、しかも…人型のドレインまで…」
立花「実害が出てる…」
本来、ドレインは液状のもので、人型ではない。
人型のドレインがいるということは、ドレインが人を取り込んだということになる。
つまり、ドレインが発生してから随分時間が経ち、その間に何人もの人が殺されているということになる。
ドレインは液状のものであれば一般人が刃物や鈍器さえ持っていたら倒せるレベル。
だが、人型となったドレインはさらに強くなり、一般人は手出し出来なくなる。
そこで、今までドレインが発生した時は十二天星たちがドレインを倒していた。
現在、その液状のドレインと人型のドレインが混在している状況に陥っている。
シュゥゥゥゥゥゥ…
条乃はハンマーを取り出した。
条乃「お前ら!やるぞ!光輝のやつが心配だ!」
三室「おう。任せろ」
シュゥゥゥゥゥゥ…
早乙女はヴァルゴの剛力の能力を発動した。
早乙女「はい!」
立花「守りは任せろ。三人は思う存分ドレインを倒せ!」
条乃「へっ…言われなくても!」
4人が戦闘を始めようとした時…
キィィィィン!
条乃「!!」
三室「!?」
早乙女「!!」
立花「!」
一筋の光りが猛スピードで前を横切った。
ドゴォォォォォォォォン!
そして、何かにぶつかり爆発した。
条乃「な、なんだ…今のは…」
三室「驚いた…」
早乙女「す、凄いスピードでしたね」
立花「みんな大丈夫。さっきのは光輝の射た矢だよ」
条乃「なに!?光輝の矢か!?今のが!?」
立花「あぁ。だから大丈夫だ」
三室「すげぇ力だったな…」
トコ…トコ…トコ…トコ…
何者かが足音を立てて近づいてくる。
条乃「しっ…誰か来た」
4人は足音の方を見る。
トコ…トコ…トコ…トコ…
辺りは煙に包まれて満足に姿を確認することが出来なかった。
4人はじっと目を凝らして見る。
すると、その足音の正体が分かった。
矢巾「あ!みなさん!来てくれたんですね!」
足音の正体は第九星座 射手座の矢巾だった。
矢巾「良かったです!丁度人手が欲しかったんですよ!」
条乃「なんだお前かよ…敵かと思ったぞ…」
矢巾「?」
立花「光輝。今どんな状況?」
矢巾「はい。いくらかドレインを倒しました。ですが、人型のドレインが多すぎます。僕一人ではどうにも…」
立花「液状のドレインは?」
矢巾「あ、液状のドレインなら結構倒しましたよ」
立花「よしっ分かった。みんなやろう!」
三室「おうよ」
条乃「さぁて…やろうか」
立花「2人は突っ込んでもらってもいいよ。防御は任せて」
三室「じゃあ…」
条乃「そうさせてもらうぜ!」
ダッ!
三室と条乃は勢いよく走っていった。
条乃「晃大!どっちが多くドレインを倒せるか勝負だ!」
三室「上等だ!その勝負乗った!」
条乃「しゃあ!やるぜ!」
三室「おうよ!」
そして、条乃と三室はドレインを倒しに行った。
立花「じゃあ俺も行こうかな」
矢巾「はい!」
早乙女「矢巾くん!矢巾くん!今の何!すごかったよ!」
矢巾「え、え?」
立花「さっきの攻撃のことを言ってるんだよ。早乙女は」
早乙女「そうそう!こう…ビューン!ってすごい速さで横を突っ切ってたの!」
矢巾「あ、あはは…」
早乙女「さすが矢巾くんだね!」
矢巾「いや、それほどでも…」
立花「さ、2人もやるよ。和人と晃大には負けてられんからな」
早乙女「はい!」
矢巾「分かりました!」
そして5人は現代でドレインと対峙した。
場所…博麗神社
本庄「条乃さんたち…大丈夫でしょうか…やっぱり私たちも…」
長津「ダメだよ本庄。僕たちが行けば光や霊夢さんは誰が守るの?」
本庄「それもそうですが…」
長津「大丈夫。あの子たちは強いから」
本庄「…」
妖夢「大丈夫ですよ!私たちは霊夢さんほどではないですが、それなりには強い方だと思いますよ!」
うどんげ「わ、私もです!」
幽々子「…」
長津「それにこの後どうなるかは僕たちにも分からない。何かあった時に動ける人がいた方がいいだろう」
本庄「そうですね…分かりました」
木葉「ん…」
霊夢「!」
霊夢は木葉の声を聞き取った。
霊夢「木葉!」
妖夢「?」
うどんげ「!」
幽々子「…」
木葉「ん…んぁ…」
すると木葉はゆっくりと目を開けた。
霊夢「木葉!」
ガシッ!
霊夢は木葉に抱きついた。
木葉「あ…霊夢…おはよ…」
霊夢「遅いわよ…起きないのかと…思ったじゃない…」
木葉「…そうか」
なでなで…
木葉は霊夢の頭を撫でた。
長津「光。起きたかい?」
木葉「あれ、智志…なんで…」
長津「まぁちょっとね。光はどう?元気か?」
木葉「うーん…体が重い…あんまり動かせそうにないな…」
長津「そうか。まぁここにはみんながいるから頼ってくれ」
木葉「そうか…ありがとう…」
長津「あぁ」
場所…???
???「で、どうするわけ?三柱を崩壊させるって」
フォーン「まぁ、三柱を崩壊させるってよりか、天秤を破壊するの方が正しいかな」
???「天秤か…」
???「確か…あれ?どこにあったっけ?」
フォーン「それはオスカーとフリューゲルが知ってるんじゃないかな」
???「…」
???「…まぁ、知ってはいる」
フォーン「ね?」
???「だが、入れない」
フォーン「なぜです?」
???「天秤は俺たちが昔入ったことにより守りが強固になった。おまけに三柱は全員生きている。俺たちに勝ち目はない」
???「随分弱気だね。フリューゲル」
???「…」
???「でもでも!天秤があるところに行けさえすれば私たちの勝ちだよね?勝ちだよね?」
フォーン「そうだね。そこまで行けたら僕たちの勝ちだ」
???「…」
???「ハッキリ言います。この作戦の成功は不可能でしょう」
???が声を張った。
フォーン「…その理由をお聞かせ願います。ウルティマ」
ルド「まず初めに、三柱が1人も死んでいないこと。私たち改変者は力はあれど三柱には敵わない。オスカーやフリューゲルですら勝てないんです。そんな中、私たちが束になってもサン・ソレイユには勝てませんよ」
フォーン「…」
ルド「次に、天秤の結界が以前よりも強固になっているということ。これは恐らくオスカーとフリューゲルが侵入したことが原因でしょう。あの結界を突破できるのはこの中で4人だけ。残りの人は突破できない。…そして、その中にあなたも含まれていますよ。フォーン」
フォーン「…」
ルド「…最後に、現在、十二天星や十二星座がこの世界に存在しているということ。昔はそんな人たちは存在していなかった。だが、三柱たちが星座を誕生させたことによりそれは生まれた。強さも分からない相手と戦うのはリスクがあり過ぎる…以上のことを踏まえて、この作戦の成功率は0%でしょう」
フォーン「…」
審判の改変者 ベルフ・ルド
別名 ウルティマ
性別 女
能力 不明
彼女は物事に対して瞬時に反応し、最善の道へと導く人物。
過去に改変者が天秤に辿り着けたのもルドのおかげ。
だが、三柱 二刻神 月 ルナ・ムーンに倒され、封印された。
フォーン「…そんなの、やってみないと分かりませんよ」
ルド「…なるほど。私を信用してないんですね」
フォーン「…」
ルド「…いいでしょう。あなたを捻り潰してあげます」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ルドが力を使おうとした。
???「おい。なんでそうなる。ここで争って戦力が削がれるのはやめろ。フォーン。お前がルドと戦っても勝てないだろ。ルド。お前が力を使ったら誰が止めるんだよ」
ルド「…」
フォーン「…」
2人は睨み合ったままだった。
シュゥゥゥゥゥゥ…
だが、ルドが戦いをやめた。
ルド「…分かりました」
フォーン「…」
???「さて、結局どうするよ」
ルド「まずは軽く力を見ましょう。相手の力量を見てからでも遅くはないです」
???「分かった。じゃあ…」
???「待って」
突然、1人の人物が声を上げた。
???「…なんだレイヴン。なんか話があるのか?」
別名 オスカー
改変者の中で2番目に強い人物。
性別 女
能力 不明
過去に天秤を破壊した張本人。
彼女レベルになると誰も手を出せない。
だが、そんな彼女は2番目。
レイヴンの上にまだ強い人物が改変者の中にいる。
レイヴン「私の可愛い弟はまだなの」
???「まだだって言ってんだろ。なんで分かんねぇんだよ」
レイヴン「…随分口が悪いわね。レニア」
思想の改変者 テラ・ホルン
別名 レニア
性別 男
能力 不明
彼は改変者の中で8番目の強さ。
事象の改変者 カタストロフ・シヴの1つ上で、天帝の改変者 メーメア・ルルの1つ下の実力。
ホルン「てか分かんねぇのかよ。ここにあいつはいない。気も感じられない。死んだだろ」
ガシッ!
ホルン「!?」
ドゴォン!
レイヴン「…」
レイヴンはホルンの首を掴み、地面に叩き付けた。
レイヴン「…随分口が悪いわね。私の可愛い弟が死んだ?よくそれを私の前で言えますね。死にたいんですか?」
ホルン「かはっ…分かんねぇか…お前のブラコンには…付き合ってられねぇな…お前の弟はここにはいない…これが答えだろ…」
グググ…
レイヴンは更に強く首を締める。
ホルン「がっ…」
レイヴン「そう。分かったわ。なら、私なりの答えを出しましょうか」
グググ…
レイヴンは拳を握った。
???「おい待てオスカー!仲間を殺す気か!?」
レイヴン「黙ってフリューゲル。こいつは私の弟を軽く見ている。私はこいつに対して不快感を覚えた。今なら軽い気持ちでこいつを殺せるわ」
別名 フリューゲル
性別 男
能力 不明
フロルは改変者の中で1番強い人物。
オロノア・レイヴンですらフロルに勝つことは簡単ではない。
だが、フロルとレイヴンは本気で戦えばいい勝負になる。
2人が戦えばその戦場は穢土と化す。
おまけに2人は深手を負い、いつもフォーンに治してもらっている。
フロル「待てって!今の状況を見ろ!1人でも改変者を失えば俺たちが勝つ確率は大幅に減少する!お願いだオスカー!手を止めてくれ!」
レイヴン「…」
スッ…
レイヴンはテラ・ホルンから手を離した。
ホルン「かはっ…ゴホッゴホッ…」
レイヴン「…良かったわね。レニア。死なずに済んで」
ホルン「…」
レイヴン「フリューゲルが止めなかったらあなた死んでたわよ」
ホルン「チッ…」
レイヴン「オルコット。私の弟がどこにいるか分かる?」
ノウ「オスカーの弟だね!大丈夫!見つけてあるから!」
感情の改変者 パテーナ・ノウ
別名 オルコット
性別 女
能力 不明
彼女は自分の感情が大きく出る性質を持つ。
嬉しかったり楽しかったりすると笑顔になり、悲しかったりすると涙を流す。
強さ的には改変者の中では5番目。
レイヴン「そう。ありがとう。オルコット」
ノウ「えへへ…」
フロル「さて、そろそろ動くか?オスカー」
レイヴン「えぇ。そうしましょう」
フロル「じゃあ行くぞ!」
そして、改変者たちは作戦のために各所へ散らばった。
???「あなたたち…一体何するつもり…あの子たちに手を出したら…私が許さないわよ…」
レイヴン「…ねぇ…ひとつ聞いてもいいかしら?あなたの住む世界に私の可愛い弟がいるそうだけど、あなたの世界って何?どこにあるの?教えてくれない?教えてくれたら何もしないよ」
???「…」
レイヴン「八雲 紫さん」
〜物語メモ〜
今話で9人中8人の改変者の名前が出ました。
次回からは改変者の名前ではなくて、別名の方で書いていきます。
なので、今から改変者の名前と別名、一応性別も書いていきます。
事象の改変者
名前 カタストロフ・シヴ
別名 アルマ
性別 女
天帝の改変者
名前 メーメア・ルル
別名 インドラ
性別 女
劣悪の改変者
名前 セルメア・フォーン
別名 ルーン
性別 男
審判の改変者
名前 ベルフ・ルド
別名 ウルティマ
性別 女
穢土の改変者
名前 オロノア・レイヴン
別名 オスカー
性別 女
思想の改変者
名前 テラ・ホルン
別名 レニア
性別 男
花魄の改変者
名前 マハタ・フロル
別名 フリューゲル
性別 男
感情の改変者
名前 パテーナ・ノウ
別名 オルコット
性別 女
改変者の強さ順位
1位.花魄の改変者 マハタ・フロル (別名 フリューゲル)
2位.穢土の改変者 オロノア・レイヴン (別名 オスカー)
3位.審判の改変者 ベルフ・ルド (別名 ウルティマ)
4位.禁忌の改変者 ????? (別名 ?????)
5位.感情の改変者 パテーナ・ノウ (別名 オルコット)
6位.劣悪の改変者 セルメア・フォーン (別名 ルーン)
7位.天帝の改変者 メーメア・ルル (別名 インドラ)
8位.思想の改変者 テラ・ホルン (別名 レニア)
9位.事象の改変者 カタストロフ・シヴ (別名 アルマ)