木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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元の幻想郷

オスカー「…ということです」

 

長津「ほんとに…元に戻ったんですか…」

 

オスカー「…はい。そうらしいですよ」

 

長津「よかった…雪さん…」

 

本庄「…」

 

ロンギヌス「なら俺たちは帰らないとな」

 

エクス・マキナ「ですね。いつまでもお世話になるわけにはいきませんから」

 

ロンギヌス「…あぁ」

 

木葉「ありがとうみんな」

 

ロンギヌス「よせって。俺たちは何も出来なかった」

 

エクス・マキナ「何か力になれたらと思ってましたが、あまり上手くはいきませんでしたね」

 

木葉「それでも助かった。ありがとう」

 

エクス・マキナ「…」

 

ロンギヌス「…」

 

グラ「どういたしまして!」

 

エクス・マキナ「グラ…」

 

グラ「お礼言われてるんだから返さないと」

 

エクス・マキナ「…そうですね」

 

アンヴィ「帰るの?エクス・マキナ」

 

エクス・マキナ「そうですね。帰りましょうか」

 

アンヴィ「…分かった」

 

 

スッ…スタスタスタ

 

アンヴィは風和瀬のところに行った。

 

 

アンヴィ「風和瀬さん。また会いましょ。今度はこっちの世界に来てくださいね」

 

風和瀬「アンヴィちゃん…分かりました。いつかそちらの世界にお邪魔しますね」

 

アンヴィ「…はい」

 

 

ギュッ…

 

風和瀬とアンヴィはギュッと抱きしめた。

 

 

グラ「光!」

 

木葉「え、何?」

 

グラ「光も来て!待ってるから!」

 

木葉「…はいはい。分かったよ」

 

 

ギュッ!

 

グラは木葉に抱きついた。

 

 

グラ「…約束。いつか来て」

 

 

そう言うとグラは小指を出した。

 

 

木葉「!」

 

グラ「?」

 

グラ「これってこの世界の約束を交わす儀式じゃないの?」

 

木葉「いや、合ってるけど儀式って…」

 

グラ「ほら!光!」

 

木葉「…はいはい」

 

 

ギュッ…

 

木葉とグラは小指を絡ませた。

 

 

グラ「約束。ちゃんと来てね」

 

木葉「…あぁ。またいつか」

 

グラ「うん」

 

エクス・マキナ「…さ、ロンギヌス。そろそろ行きましょうか」

 

ロンギヌス「…あぁ。早く行かねぇと帰りが惜しくなる」

 

エクス・マキナ「ですね。アンヴィ、グラ。そろそろ帰りますよ」

 

グラ「うん」

 

アンヴィ「分かった」

 

 

すると、烙印と大罪の人たちが外に出た。

 

 

アンヴィ「風和瀬さん」

 

風和瀬「はい。何ですか?」

 

アンヴィ「…最後にもう一回…ギュッてしてもいいですか?」

 

風和瀬「!」

 

アンヴィは物欲しそうな顔を浮かべた。

 

 

風和瀬「…いいですよ。ほら、どうぞ」

 

 

風和瀬は手を大きく広げた。

 

 

アンヴィ「!」

 

 

それを見たアンヴィはまたギュッとした。

 

風和瀬はそんなアンヴィの頭を撫でた。

 

 

アンヴィ「…ありがとう。もう行くね」

 

風和瀬「はい。健やかあれ」

 

アンヴィ「…うん」

 

 

スッ…スタスタスタ

 

アンヴィはみんなの所へ行った。

 

 

本庄「麻莉ちゃん?」

 

 

本庄が風和瀬の顔を見たら風和瀬は泣いていた。

 

 

風和瀬「あんな事されたら…離れたくなくなるじゃないですか…」

 

本庄「…麻莉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…博麗神社 外

 

 

ロンギヌス「さ、ここでお別れだエクス・マキナ」

 

エクス・マキナ「えぇ。そうですね」

 

ロンギヌス「またいつか会おう。そっちの世界に遊びに行ってやるから」

 

エクス・マキナ「待ってますよ。私たちもいつかあなたたちの世界に行きますよ」

 

ロンギヌス「あぁ。待ってる」

 

 

ザッザッザッ…

 

誰か外に来た。

 

 

エクス・マキナ「…あなたは」

 

ロンギヌス「あいつらの…」

 

オスカー「はい。あの人たちの仲間です」

 

ロンギヌス「お前。次あの人たちに手を出したら…」

 

オスカー「そんなことしませんよ。今は逆です。あの人たちを守るのが今の私の使命です」

 

エクス・マキナ「…信じてもいいんですか?」

 

オスカー「こんな事しといて信じてくれだなんて虫が良すぎるんですが…信じてくれると嬉しいですね」

 

エクス・マキナ「…そうですか。分かりました」

 

オルグイユ「ところで、何故あなたが?」

 

オスカー「…私たちの仲間が迷惑をかけました。せめてもの償いとしてあなた方をお送りしようかと」

 

エクス・マキナ「そうですか。なら、お願いできますか?」

 

オスカー「はい。お任せ下さい」

 

 

スッ…

 

オスカーは手を前に出した。

 

 

オスカー「…転送」

 

 

シュゥゥゥゥゥ…

 

すると足元に魔法陣が展開された。

 

 

オスカー「あなた方の世界は事前にエレナスの主から聞いています。なのでご心配なく」

 

エクス・マキナ「…分かりました。では」

 

ロンギヌス「あいつを守ってやってくれ。頼む」

 

オスカー「はい。分かりました」

 

 

シュゥゥゥゥゥ!

 

魔法陣が光りだした。

 

 

シュッシュッシュッ…

 

すると大罪と烙印たちは元の世界に戻っていった。

 

 

オスカー「…さて、このいらない結界も解除しましょうか」

 

 

パチン!

 

オスカーは指を鳴らした。

 

 

パキパキ…パリン!

 

すると結界にヒビが入り、次第に砕けた。

 

 

オスカー「…これで元に戻りましたね」

 

 

そしてオスカーは神社に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…博麗神社 居間

 

 

幽々子「!」

 

 

幽々子は何かを感じ取った。

 

 

幽々子「…紫」

 

紫「何?」

 

幽々子「…いつもの幻想郷に戻ったわね」

 

紫「!」

 

 

紫は結界を探った。

 

 

紫「…あらほんと。この気配は大結界ね。あのよく分からない結界の気配が消えてるわ」

 

幽々子「良かったわね。紫」

 

紫「えぇ。ほんと」

 

 

魔理沙「霊夢ーーー!」

 

 

ピシャン!

 

大きな音とともに魔理沙が入ってきた。

 

 

魔理沙「霊夢!お前どこ行ってたんだよ!何日も姿見せずに!」

 

霊夢「え、魔理沙。あ、そっか。魔理沙たちは分からなかったのね」

 

魔理沙「何の話だぜ!」

 

霊夢「いえ、なんでもないわ」

 

魔理沙「レミリアたちとも協力してずっとお前たちを探してたんだぞ!幻想郷中をな!」

 

霊夢「そうなのね。お疲れ様」

 

魔理沙「お疲れ様って…それだけで終わらせるなよ!」

 

木葉「まぁ落ち着け魔理沙」

 

魔理沙「木葉!…ってどうしたその傷」

 

木葉「これ?怪我しただけだよ」

 

魔理沙「ちょ、おま、それ大丈夫なのか?」

 

木葉「大丈夫よ大丈夫」

 

魔理沙「な、なんだ…そうなのか…」

 

レミリア「あら、気配を感じたから来てみれば…ちゃんといるじゃない」

 

 

木葉と霊夢、魔理沙で話していると魔理沙の後ろからレミリアの声が聞こえた。

 

 

木葉「あ、レミリア」

 

レミリア「どうしたのよ木葉。その傷」

 

木葉「これ?これは…ちょっと怪我しただけだよ」

 

レミリア「そう。まぁ見つかってよかったわ。あとあの兎…あ、いるじゃない」

 

うどんげ「兎?私の事ですか?」

 

レミリア「そうよ。あの医者があなたを探してたわよ。何日も家を空けてたのね」

 

うどんげ「あ!私そろそろ帰ります!」

 

霊夢「そ、そう。気をつけて」

 

うどんげ「はい!それでは霊夢さん木葉さん!またいつか!」

 

霊夢「はいはい」

 

木葉「気をつけてな」

 

うどんげ「はい!」

 

 

タッタッタッ!

 

うどんげは永遠亭まで走って帰った。

 

 

幽々子「さて妖夢」

 

妖夢「はい。何ですか?」

 

幽々子「私たちも帰りましょうか」

 

妖夢「そうですね。帰ってゆっくり休みましょうか」

 

 

スッ…

 

そう言うと幽々子と妖夢は立ち上がった。

 

 

妖夢「では霊夢さん木葉さん。私たちは帰りますね」

 

霊夢「えぇ。分かったわ」

 

木葉「元気でな」

 

妖夢「はい!」

 

幽々子「紫」

 

紫「分かったわ」

 

 

シュゥゥゥゥゥ…

 

紫はスキマを出した。

 

 

幽々子「それじゃあね。博麗の巫女、木葉」

 

霊夢「なんで私は名前じゃなくて博麗の巫女なのよ」

 

幽々子「あら、別にいいじゃない」

 

霊夢「はぁ…まぁいいわ」

 

幽々子「それじゃあね」

 

木葉「あぁ。達者で」

 

 

シュッ

 

幽々子がスキマに入った。

 

 

妖夢「それでは霊夢さん木葉さん。お体に気をつけてくださいね」

 

霊夢「えぇ。分かったわ」

 

木葉「妖夢もな」

 

妖夢「はい!」

 

 

シュッ

 

妖夢はスキマに入っていった。

 

 

紫「霊夢」

 

霊夢「何よ」

 

紫「しっかり休みなさいよ。あと、だらけない事。分かったわね?」

 

霊夢「分かってるわよ」

 

紫「光」

 

木葉「ん?」

 

紫「あなたも少しは休みなさい。霊夢に家事全部任せてもいいくらいに」

 

霊夢「ちょっと!」

 

紫「それじゃあね」

 

木葉「はいよ」

 

 

シュゥゥゥゥゥ…

 

紫がスキマに入るとスキマが次第に閉じていった。

 

 

霊夢「全くあの妖怪は…」

 

木葉「あはは…」

 

本庄「光さん」

 

木葉「ん?」

 

本庄「私たちも帰りますね。光さんは霊夢さんとゆっくり過ごしてくださいね」

 

木葉「はいよ」

 

本庄「さてみなさん。帰りましょうか」

 

条乃「だな」

 

三室「久しぶりにプリン食べたいな」

 

矢巾「僕は休みたいですね」

 

双葉「俺はゲーム!」

 

本庄「あはは…みなさんやることが多そうですね。それでは光さん。またいつでも帰ってきてくださいね」

 

木葉「あぁ。またいつか顔を出すわ」

 

本庄「はい。待ってますよ」

 

 

すると本庄は結晶を取り出した。

 

 

本庄「それでは…」

 

 

パキン!

 

本庄はその結晶を使った。

 

 

シュッシュッシュッ

 

すると十二天星たちは順々に帰っていった。

 

 

木葉「…はぁ、やっと一息つける」

 

霊夢「そうね。久しぶりにゆっくりしましょうか」

 

木葉「あぁ」

 

魔理沙「なぁ2人とも。一体何があったんだ?」

 

霊夢「さぁね」

 

魔理沙「な!?教えろよ!」

 

霊夢「嫌よ。休みたいわ」

 

レミリア「あら、私たちには言えないことなのね?」

 

霊夢「そんなんじゃないわ。単に休みたいだけよ」

 

魔理沙「嘘つけ!めんどくさいだけだろ!」

 

霊夢 「…バレたか」

 

魔理沙「ほら霊夢!洗いざらい聞かせてもらうぞ!」

 

霊夢「うるさいわねー!休ませてよ!」

 

魔理沙「今夜は寝かさないぜ?」

 

霊夢「何言ってるのよ」

 

レミリア「木葉」

 

木葉「ん?」

 

レミリア「元気そうでよかったわ」

 

木葉「あぁ。まぁ何とかな」

 

レミリア「またいつか紅魔館にいらっしゃい。色々用意しておくわ」

 

木葉「…分かったよ。またいつか遊びに行くよ」

 

レミリア「…えぇ。待ってるわね」

 

魔理沙「いいじゃんか教えろよ!」

 

霊夢「嫌ったら嫌よ!」

 

魔理沙「何でだぜ!私とお前の仲だろ!」

 

霊夢「嫌なものは嫌なの!」

 

魔理沙「だったら言うまで離れないぜ!」

 

霊夢「あーもう!勝手にしなさいよ!」

 

木葉「あはは…元気そうでよかったわ」

 

レミリア「うるさいだけよ」

 

木葉「否定できんな」

 

 

オスカーの結界が解除されたことにより本来の幻想郷に戻った。

 

何日も姿を見せなかった霊夢と木葉は魔理沙たちを心配させていた。

 

その日の晩はみんなで集まって宴会となった。




〜物語メモ〜


は、今回は新しい情報はないので次回ですね。
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