現在、「木葉の幻想郷日記」と「私、魔女さんに拾われました。」を投稿しています。
そして過去に投稿した小説に「東方十二想」、「東方三色花」、「桜が舞い散るその日まで…」、「東方神無想」の計4つがあります。
これら4つの投稿作品をこの「木葉の幻想郷日記」に全て移そうと思っています。
理由としては作品別で投稿すると時系列などが分からなくなるからです。
なので過去に投稿した小説に少し手直しを加えてこの作品に投稿していきます。
移したあとも作品別として4つの小説は残します。
ただ「木葉の幻想郷日記」に移すだけです。
それにあたって、過去作のリメイク的なものになるので一日に複数話投稿されることがあります。
なので極端に話数が増えたら「あ、過去作を投稿したのかな?」と思っていただけたら幸いです。
これから投稿する過去作のお話はすべて、木葉の幻想郷日記の1番最初である「弾幕ごっこ」より前になるので、作品もそこに入れていきます。
なので過去作と「弾幕ごっこ」との繋がりが変になります。
すべて投稿し終われば「弾幕ごっこ」の話に繋がりますが、すべてとなると時間がかかるので、気長にお待ち頂けたらと思います。
もちろん過去作とは別にいつも通り新話も投稿していきますので、お待ち頂けたらと思います。
お知らせは以上です。
先日、比那名居天子と戦った木葉は天子の攻撃で傷を負ったため、しばらくの安静を言われた。
その間、傷薬や痛み止めを使い、なんとか傷は癒えた。
そして今日、ある人が博麗神社に来る。
前に一度会ってからそれ以降一度も会ってない人。
霊夢と木葉にとって大事な大事な人。
そんな人が博麗神社にやって来る。
ある日…
木葉「霊夢〜」
霊夢「何?」
木葉「お買い物行かない?」
霊夢「あ、そうね。今日の夜ご飯の分買っておかないと」
木葉「なら用意しよう」
霊夢「私ここにいるから木葉用意してきて〜」
木葉「はいはい」
木葉はお買い物に行く用意をした。
木葉「さ、行くよ霊夢」
霊夢「はいはい」
ヒュゥゥゥゥゥ…
霊夢「!」
木葉「!」
霊夢と木葉は何か気配を感じた。
木葉「ねぇ霊夢。この気配」
霊夢「えぇ…感じたことある…」
ザッザッザッ…
神社裏から足音が聞こえる。
霊夢「…」
木葉「…」
霊夢と木葉はじっと待つ。
ザッザッザッ…
するとその人は姿を現した。
霊葉「お父さん!お母さん!ただいま!」
霊夢「!!」
木葉「!!」
そこにいたのは霊夢と木葉にそっくりな女の子。
霊夢「霊葉!」
木葉「霊葉!」
霊夢と木葉はその人の姿を見ると一目散に向かった。
タッタッタッ
その女の子も霊夢と木葉に向かって走る。
ギュッ!
霊夢と木葉がその女の子のところに行くと2人して抱き締めた。
霊夢「久しぶり霊葉!」
霊葉「うん!久しぶりお母さん!」
木葉「大きくなったな!」
霊葉「うん!」
この女の子の名前は博麗
「桜が舞い散るその日まで…」に登場した木葉と霊夢の未来の子供。
霊葉は能力を持つ二人の間に生まれた子なので当然能力を持っている。
その能力の名は「姿を変える程度の能力」
ありとあらゆるものに姿を変えることができる能力。
この能力は任意で発動することができる能力。
だが、霊葉の能力は暴走状態となっているため、常に能力が発動している。
そのため、自分の成長に関する制御ができなくなり、常に成長したり退化したりを繰り返している。
もちろん普通に能力を使うこともできる。
ただ能力のストッパーが壊れて暴走しているだけである。
霊葉「お父さんとお母さんに会いたくて来ちゃった!」
木葉「そっかそっか…久しぶり…霊葉…」
木葉は泣いていた。
霊葉「あ!お母さん見て!お父さんが泣いてる!」
霊夢「あ、ほんとね。全く…男なら泣かないの」
木葉「いやだって…2年ぶりじゃん…」
霊葉が初めてこの幻想郷に来たのは2年前。
霊葉が元の世界に帰ってから今まで霊葉は一度もここに来てなかった。
木葉「泣くに決まってる…」
霊夢「はいはい全く…娘の前でみっともないわねぇ…」
霊葉「お父さん私が来て嬉しい?」
木葉「うれじいいいいいいい!」
木葉は泣きじゃくった。
霊葉「あっははは!お父さん泣きすぎだよ!」
木葉「うおおおおおん!」
霊夢「木葉…あんた…泣き方変ね…」
数分後…
木葉「そういえば急に来たね。霊葉」
霊葉「あ、元々去年行こうと思ってたんだけどちょっとトラブルがあってね…」
霊夢「トラブル?」
霊葉「うん。前にここに来た時に
木葉「あーあの過去に戻るやつ?」
霊葉「うん。あれを使おうとしたんだけど使う時にパリンって割れちゃったの」
霊夢「あらら…」
霊葉「だからその年はここに来れなかったの…でも今年は来れた!」
木葉「なるほどな」
霊葉「あれって一度使えなくなると来年まで作れないの。だから今年は慎重に使ったの!」
霊夢「でも良かった。久しぶりに見たから大きくなってて」
木葉「そういえば霊葉はいくつになったんだ?」
霊葉「17歳!」
木葉「おぉ。俺と歳が近いな」
霊葉「このままお父さんを追い越しちゃうから!」
木葉「あっははは!頑張れ頑張れ!」
霊夢「あ、そうだ木葉!お買い物!」
木葉「あ、そうだった」
霊葉「なに?何か買うの?」
霊夢「今日の夜ご飯の材料を買わないと」
霊葉「私も行く!」
霊夢「じゃあ一緒に行きましょうか。今日は3人分作るから」
霊葉「私も作る!」
木葉「俺も作る!」
霊夢「ありがとう霊葉」
木葉 (…あれ?俺には?)
そして3人は人里へ買い物に行った。
場所…人里
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
人里には人がたくさんいた。
霊葉「わ!この時代も人がいっぱい!」
木葉「向こうの時代もそうなのか?」
霊葉「うん!」
霊夢「そう。それは良かったわ」
霊葉「お母さんみんなから慕われてたよ!食べ物分けてもらったりとか!」
木葉「うぅ…霊夢…とうとう物乞いに…」
霊夢「なんでよ。そうなったらあんたも物乞いになるわよ」
木葉「うっ…頭が…」
霊葉「あ、違う!みんな善意でやってたことなの!お母さんが物乞いしてるわけじゃない!」
霊夢「霊葉。木葉はそれくらい知ってるわよ」
霊葉「え、でも…」
木葉「冗談だよ冗談」
霊葉「あ、な…なぁんだ…」
険しかった霊葉の顔が元に戻った。
霊夢「さ、早くお買い物済ませるわよ」
霊葉「はーい!」
その後3人はパパッと買い物を済ませた。
木葉「さて、これで全部かな」
霊夢「そうね。これくらいでいいわ」
霊葉「久しぶりにお父さんとお母さんと3人で食べられる!」
木葉「え?あっちでも食べてるんじゃないのか?」
霊葉「この時代のお父さんとお母さんだよ!」
木葉「あ、なるほどね」
3人が神社に向かおうとした時
???「あら、木葉と博麗の巫女じゃない」
木葉「?」
霊葉「?」
霊夢「?」
後ろから声をかけられた。
3人は後ろを振り向き、その姿を確認した。
木葉「!」
霊葉「!」
霊夢「!」
咲夜「2人で買い物?」
そこにいたのは十六夜咲夜だった。
木葉「あ、咲夜さん」
霊夢「なんであんたがここに」
咲夜「なんでってお買い物よ。それよりもあなたたち…」
霊葉「あ!咲夜お姉さん!」
咲夜「?」
タッタッタッ
霊葉は咲夜のところにいった。
霊夢「あ!霊葉!」
霊葉「初めて見た!めっちゃ美人!」
咲夜「あ、あなたは?」
霊葉「私は博麗霊葉です!先日はどうもありがとうございました」ペコッ
咲夜「え、何の話?」
霊葉「あ、間違えました…こっちの話です」
咲夜「?」
霊夢「はぁ…全く…」
咲夜「木葉。この子はあなたたちの?」
木葉「あ、そうそう。未来から来た霊葉だよ」
咲夜「霊葉…え!?あの子!?」
咲夜はあの時のことを思い出した。
咲夜「え、でも…あの時はもっと小さかったでしょ…」
木葉「いや、元々の年齢がこれくらいなんだ」
咲夜「あなた…今いくつ?」
霊葉「17です!」
咲夜「じゅ…17…」
木葉「霊葉の能力は姿を変える程度の能力だから自分の姿を変えてたんだ。だから見た目より若く見えたり大人に見えたりするんだ。咲夜さんは若く見えた方だと思うよ」
咲夜「あ、あぁ…そ、そうなのね…」
霊葉「私咲夜お姉さん大好き!」
咲夜「!?」
霊夢「ちょ…霊葉…」
霊葉「だってお料理上手だし掃除もできるし洗濯もできるし叱ってくれるし褒めてくれるし!」
木葉「…だってよ咲夜さん」
霊葉「それにお父さんよりも強いし!」
木葉「うっ…」
咲夜「そ、そうなのね。未来の私はそうなってるのね」
木葉「!」
咲夜は嬉しさに震えていたが、なんとか霊葉にバレないようにしていた。
木葉「あ、咲夜さん。嬉しかったら喜んでもいいんです…」
グサッ!
咲夜のナイフが木葉の頭に刺さった。
木葉「こっ…」
バタン!
木葉はそのまま倒れてしまった。
霊夢「木葉!」
霊葉「あ、大丈夫だよお母さん。このナイフは特別なもので刺されても死なないの。刺さってるように見えてるだけだから」
霊夢「刺さってるように見えてるだけ?」
霊葉「うん!でも刺さった時の痛みはあるの!すごいよね!」
咲夜 (え…普通のナイフなんだけど…)
ツー…
木葉の頭から血が出てきた。
霊夢「ちょ…木葉の頭から血が出てるんだけど…」
霊葉「大丈夫!これも演出だから!ね、咲夜さん!」
咲夜「え?あ、え?」
霊葉「?」
咲夜は突然話を振られて答えられなかった。
霊夢「で、このナイフはいつになったら効果が切れるの?」
霊葉「あれ?咲夜さんどれくらい続きましたっけ?」
咲夜「…知らないわよ」
霊葉「え?」
咲夜「そもそもあなたが言ってたナイフ…私持ってないわよ」
霊葉「…え?」
霊夢「え!?木葉!起きて!木葉!」
霊夢は嫌な予感がして木葉を起こし始めた。
霊葉「え、でも咲夜さんナイフ持ってるって…」
咲夜「普通のナイフならあるわよ」
霊葉「え、でも…じゃあ…」
霊葉は倒れた木葉を見た。
木葉の頭から血が出続けている。
霊葉「お、お父さん!」
霊葉も霊夢に加わって木葉を起こし始めた。
咲夜「!」
霊葉「お父さん!」
霊夢「木葉!」
咲夜「…趣味が悪いわよ木葉。早く姿を見せてあげなさい」
霊夢「え…それってどういう…」
霊葉「!!」
すると咲夜の背後から木葉が姿を現した。
木葉「やぁ霊葉に霊夢。驚いた?」
木葉は全くの無傷だった。
霊葉「え、あれ?」
霊夢「ど、どうなってるのよ…」
木葉「忘れたの?俺の能力」
霊夢「?」
木葉「言霊の能力だよ。2人には幻覚を見てもらってたんだ。そこに倒れてるものはただの人形だよ」
霊夢「に、人形…?」
シュゥゥゥゥゥゥ…
すると地面に倒れていたそれは姿を消した。
霊夢「あ、ほんと…」
木葉「ね?すごいだろ?」
霊葉「すごい!流石お父さん!」
木葉「まぁな」
咲夜「さて、私はそろそろ帰ろうかしら」
霊夢「またあの吸血鬼姉妹ね」
咲夜「えぇ。それでは」
霊葉「咲夜さん!レミリアお姉さんとフランお姉さんにもよろしく言っておいてくださいね」
咲夜「分かったわ」
パチン!
咲夜は能力を使ってその場をあとにした。
霊葉「ねぇお父さん」
木葉「ん?」
霊葉「咲夜さんのあの能力…すごく強いよね」
木葉「…ほんと、あのメイドの能力はつくづくチートだと思うよ」
その頃紅魔館では…
咲夜「お嬢様」
レミリア「なにかしら」
咲夜「現在木葉のところに博麗霊葉という名前の子がいます。覚えていますか?」
レミリア「博麗霊葉…あぁ、あのお花見の時の?」
咲夜「はい」
レミリア「え、あの子が今来てるの?こっちに?」
咲夜「はい。先程人里でお会いしました」
レミリア「あらそうなの。どうだった?あの子は。元気してたかしら?」
咲夜「はい。すごく大きくなられて。レミリアお姉さんとフランお姉さんによろしく言っておいてくださいねと言伝を」
レミリア「そう。分かったわ。咲夜」
咲夜「はい」
レミリア「明日。会いに行きましょうか。博麗神社に」
咲夜「はい。かしこまりました」
フラン「私も行く!」
するとフランが顔を出した。
フラン「話は聞いたよ!私も行く!」
レミリア「まぁ…別にいいわよ」
フラン「やったぁ!」
レミリア「でも明日よ。分かった?」
フラン「うん!」
〜物語メモ〜
博麗 霊葉 (はくれい れいは)
「桜が舞い散るその日まで…」に登場した人物。
霊葉は未来の木葉と霊葉の子供。
刻の音(ときのね)と呼ばれる道具で過去に遡り、会いに来た。
霊葉の能力は姿を変える程度の能力。
自分の姿を変えるだけでなく、変えた物の特性も一緒に変化させることができる。
例えば魚に姿を変えた場合、姿だけでなく、呼吸方法も肺呼吸からエラ呼吸となる。
詳しくは「桜が舞い散るその日まで…」をご覧下さい。
7話という短いお話なのでサクッと読めると思います。
刻の音
刻の音とは、過去に飛ぶための物。
未来の木葉が仕事のために作った物。
大変危険で使用は控え、ある場所に隠していたが、霊葉がそれを見つけてしまった。
音を鳴らせば場所は移動せずに時間だけ過去に遡ることができる。
鳴らした人が目的を達成すれば、自動的に元の時代に戻ることができる。
ただし、目的が達成されなければ強制的に元の時代に戻されてしまう。