場所…太陽の畑
霊葉「よっと!」
スタッ!
神社から飛んできた霊葉は太陽の畑に着いた。
霊葉「えっと…ここにいるんだよね?」
スタスタスタ
霊葉はとりあえず太陽の畑の中を歩いてみた。
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しばらく歩くとお花が黒ずんでいるのが見えた。
霊葉「あれ、このお花…少し黒くなってる…幽香さんに限ってこういったことは起こらないはずだけど…」
スタスタスタ
霊葉が歩を進めるとすぐにその原因が分かった。
幽香「ほら、早くしなさい。何もしてないだけマシでしょ」
ノーラ「は、はい…」
そこには男の子が3人と幽香の4人がいた。
霊葉「あ!幽香さん!」
幽香「ん?あら、霊葉じゃない」
ギュッ…
霊葉は幽香に抱きついた。
霊葉「幽香さん少しぶりですね!」
幽香「えぇ。そうね」
霊葉「幽香さんは体調とか大丈夫ですか?」
幽香「大丈夫よ。あなたも元気そうで何よりね」
霊葉「うん!あ、そうそう幽香さん」
幽香「何?」
霊葉「さっきそこのお花が黒くなってたけどどうしたの?」
幽香「え!?ほんと!?どこ!?」
霊葉「こっちだよ」
スタスタスタ
霊葉と幽香はそのお花の場所まで歩いた。
ノーラ「っはぁ…」
ドサッ…
ノーラはその場に座り込んだ。
オード「なんだあいつ…」
ディア「異常だぜ全く…」
ノーラ「あの人が来た途端に機嫌が良くなったよな」
オード「まぁ知り合いなんだろうよ」
ディア「てかさっき霊葉って…」
ノーラ「その名前…確かあの人がここのお花は私と霊葉の大事な花なのよとか言ってたよな」
オード「じゃああの人が…」
ディア「…恐らくな」
スタスタスタ
すると霊葉と幽香が戻ってきた。
幽香「ちょっとあなた」
ノーラ「はいっ!」
幽香「あそこの花が黒くなってたわ。直してきなさい」
ノーラ「は、はい!」
タッタッタッ!
ノーラは幽香が指したところに向かった。
幽香「さて、あなたたち」
オード「は、はい!」
ディア「は、はい!」
オードとディアは同時に返事した。
幽香「この子が霊葉よ。あなたたちが燃やそうとしてたあの花はこの子と私の大事な花なのよ。結果的には燃えなかったけどそれでも燃やそうとしたんだから謝りなさい」
オード「すみませんでした!!」
ディア「すみませんでした!!」
霊葉「え、あ、え?あ、はい」
霊葉は訳も分からずとりあえず返事をしてみた。
幽香「二度とこんなことしないで。したら殺すわよ」
オード「はい!」
ディア「はい!」
タッタッタッ!
ノーラが戻ってきた。
ノーラ「直してきました」
幽香「そう。分かったわ」
霊葉「あの…幽香さん」
幽香「何?」
霊葉「この子たちをお借りしてもいいですか?」
幽香「何で?」
霊葉「今ある女の子を3人ほど神社にいるんですが、この3人の男の子と関係があるかもしれないんです。なのでお願いします」
幽香「…まぁ、霊葉が言うなら」
霊葉「ありがとうございます幽香さん!」
ギュッ!
霊葉は幽香に抱きついた。
幽香 (あぁ…温かい…)
幽香は霊葉の抱きつきを堪能した。それからしばらくして霊葉はオードたちを連れて帰ることにした。
霊葉「では行きましょう。みなさん」
オード「は、はい」
幽香「ちょっと待ちな」
霊葉「?」
幽香「あんたたち。霊葉に手を出したら殺すわよ」
オード「は、はい…」
霊葉「幽香さん大丈夫ですよ。私は幽香さんが好きですので」
幽香「!?!?」
霊葉「それでは幽香さん。失礼します」
スタスタスタ
霊葉とオード、ディア、ノーラは神社へ向かった。
幽香 (霊葉が…私のことを…好き…)
幽香はその後しばらく顔がニヤけていた。
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場所…博麗神社
霊葉「お母さーん!ただいまー!」
霊葉は神社に入っていった。
ディア「え、どうするよオード」
オード「いや…う〜ん…」
ノーラ「入るんだろうけど勝手に入るのはなぁ…」
霊葉「あれ、みなさん入らないんですか?」
オード「え」
霊葉「みなさんに会わせたい方々がいます。どうぞお入りください」
オード「では、失礼します」
ディア「失礼します」
ノーラ「失礼します」
4人は神社に入っていった。
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場所…居間
霊葉「こちらです。みなさん。連れてきましたよ」
オード「!?」
ディア「!?」
ノーラ「!?」
リール「!?」
スカーレット「!?」
アンナ「!?」
6人は顔を見合わせると驚いた表情を見せた。
リール「オード君、ディア君、ノーラ君…」
オード「リールに委員長にアンナ…」
霊葉「あ、やっぱりみなさんはお知り合いなんですか?」
リール「は、はい…」
スカーレット「あんたたち…何もしてないでしょうね」
オード「い、いやぁ…なにも…」
霊葉「みなさんしばらくこちらにいてくれませんか?今私のお父さんがみなさんを元の世界に帰すために色々と調べてくれていますので」
オード「あ、はい。分かりました」
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場所…現代 刻領宝殿
ギィィィィィ…
光は重い扉を開けた。
サン「…やぁ、第7星座」
扉を開けると仕事をしているサンとルナがいた。
光「お久しぶりです」
ルナ「あなたがここに来たということは」
光「はい。あなた方のお力をお借りしたいと思いまして」
サン「ふむ。今回はどんな要件かな」
光「…実は」
光は幻想郷にいる6人の事について話し始めた。
サン「…ふむ。非常に興味深いね」
ルナ「えぇ。私たちの知らない人たちがいるのですか」
光「今回はまだそれだけで済んでいます。ですがもしこれがドレインによるものだとしたら…」
サン「…君たち十二天星の力が必要になるね」
光「はい。ですがそうなる前に彼らを元の世界に送り返してあげたいんです」
ルナ「…事情は分かりました。サン。みなさんを呼んだ方がいいのでは」
サン「そうだね。みんな呼んで話し合ってみよう」
光「…お願いします」
サン「うん。じゃあちょっと待っててね」
スタスタスタ
サンとルナはある部屋に向かった。
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場所…???
サン「…みんな。聞いて」
ルナ「…」
サン「第7星座が私たちの力を借りたいそうだ。何やら幻想郷に6人ほど別世界の人たちが来たらしいんだけど、私たちと違って結界に異常がないらしく、こちらに来た軌跡すら残ってないそうなんだ。だから僕たち三柱の力を使ってどうにかして帰そうと思うんだ。…だからお願い。みんな刻領宝殿に来て」
サンは話終えると静かに部屋を出た。
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場所…刻領宝殿 サンとルナの仕事場
サン「やぁ第7星座。お待たせ」
光「どうでしたか」
サン「多分来てくれるよ。もう少しだけ待っててね」
光「はい。分かりました」
光は少し待つことにした。
サン「ところで第7星座」
光「はい」
サン「光代の調子はどう?」
光「変わらずお元気ですよ」
サン「そっか。それは良かった」
ルナ「もうおいくつですか?」
光「えっと…確か80…か81かと」
サン「そっか。まだ若いね」
光「いや、まぁあなた方から見れば若いと思いますが…」
ルナ「確かに。私たちはもう1万年くらい生きてますから」
光「ははは…」
シュッ…シュッ…シュッ…
少しの間話していると三柱の人たちが集まってきた。
サン「お、来たみたいだね」
ルナ「そうですね」
ボーガン「よぉサン」
サン「やぁボーガン」
ラト「ここに来るのも久しぶりな気がするよ」
サン「確かに。滅多に呼ばないからね」
エア「えっと…何かあったんですか…」
ルナ「はい。みなさんの力をお借りしたいのです」
ジマ「…そうなんだ」
サン「じゃあみんな。今から幻想郷に行くけどいい?」
三柱「おう」
三柱全員が賛成した。
サン「よしっ。じゃあ行こっか」
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
サンは大きな魔法陣を展開した。
サン「さ、第7星座。君も一緒に」
光「は、はい」
スタスタスタ
光もその魔法陣の上に立った。
サン「じゃ、行くよ」
シュッ…シュッ…シュッ…
サンは魔法陣を起動してみんなを幻想郷に送った。
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場所…博麗神社
霊葉「ところでオードさん、ノーラさん、ディアさん。幽香さんは怖かったですか?」
オード「いや…怖いというか…」
ディア「もう一生のトラウマもんよな…」
ノーラ「あぁ。あんな人は俺たちの世界にはいない…」
霊葉「でもとっても優しい人なので出来れば仲良くして欲しいところですが…」
オード「う〜ん…」
ヒュォォォォォォォ…
突然空気が変わった。
霊葉「!」
霊葉は何か気配を感じた。
リール「霊葉さん?」
霊葉「この気配…まさか…」
タッタッタッ!
霊葉は立ち上がって外に出た。
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場所…博麗神社 外
サン「…久しぶりですね。ここに来るのも」
ルナ「…そうですね」
木葉「では私は霊夢を呼んできますね」
サン「あ、大丈夫です」
木葉「?」
サン「…もう少ししたら来ますよ」
木葉「え?」
タッタッタッ!
神社の中から足音が聞こえた。
霊葉「お父さん!!」
木葉「え?霊葉?」
出てきたのは霊葉だった。
霊葉「おかえりお父さん!」
木葉「あ、あぁ、ただいま。霊葉。霊夢は知らない?」
霊葉「お母さんなら中にいるよ」
木葉「中にいるそうですのでみなさんもどうですか?」
サン「あ、霊夢さんではないですよ」
木葉「え?それはどういう…」
紫「…私のことかしら」
木葉「!?」
紫が木葉の背後に立っていた。
木葉「ゆ…紫…」
紫「…」
サン「そうです。あなたの事です」
紫「…何か用かしら」
サン「いえ、第7星座がお困りということで何かお力添えをと」
紫「…そう。ならお願い。あの子たちの世界がどこにあるのかさっぱり分からないのよ。今探しているところだけど見つからなくてね」
サン「分かりました。ルナ、エア、オータム、ジマ。よろしく頼むよ」
ルナ「はい」
エア「は、はい」
オータム「…分かった」
ジマ「…はい」
すると4人は紫の所へ歩いた。
サン「じゃあ残りの人たちでその6人の人たちと幻想郷を見て回ろうか」
ボーガン「おう」
メル「はい」
ヒンメル「おう」
ラト「あぁ」
残りの5人は2人と3人に分かれて3人は幻想郷中を見て回るためにその場をあとにした。紫についた4人もいつの間にかいなくなっており、残りの2人は神社に入ることにした。
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場所…博麗神社 居間
霊葉「こ、こちらです」
サン「ありがとう霊葉さん」
メル「霊葉さん随分大きくなりましたね」
霊葉「い、いやぁ…そんな…えへへ…」
霊葉は照れた。
リール「あ、霊葉…さん…」
霊葉とサン、メル、木葉が部屋に入るとリールたちは驚いた表情をしていた。
リール「あ、あの…この方々は…」
霊葉「私のお父さんのお友達です」
サン「お友達のサン・ソレイユと言います」
メル「私はメル・メーアと言います」
霊葉「すっごく頼れる人たちだからなんでも聞いてね!」
リール「は、はぁ…」
サン「ごめんね。初対面ですが、みなさんを元の世界に帰すために力になりたいんだ。だから少しの間だけ…ね?」
リール「は、はい。よろしくお願いします」
〜物語メモ〜
今回の異変での各三柱の行動
↓
神社に残る(2人)
サン・ソレイユ
メル・メーア
幻想郷中を見て回る(3人)
グランド・ボーガン
シエロ・ヒンメル
ラト・エスターテ
紫と一緒に軌跡を辿る(4人)
ルナ・ムーン
エア・ヴェスナー
オータム・フォール
ジマ・タルヴィ