木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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第1巡 2回戦 蟹座 立花 悟 VS 魚座 倉本 結衣

「さぁ!1回戦が終わり、2回戦の始まりだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

観客「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

観客は大いに盛り上がっていた。

 

「2回戦は防御力は十二天星の中で最も高い!時には十二天星の盾となる!あらゆる攻撃を受け付けない鉄壁の結界を使う第四星座 蟹座の立花(たちばな) (さとる)様!!」

 

観客「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

立花の傘下たち「悟様ーーー!!」

 

「さて!迎え撃つは十二天星の中で最年少!十二天星の中で最もスピードが速く、目で追うのは難しいと言われています!適応の能力で状態異常はなんのその!!第十二星座 魚座 倉本(くらもと) 結衣(ゆい)様!!」

 

観客「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

倉本の傘下たち「結衣様ーーー!!!」

 

「それでは第1巡 2回戦…始めぇぇぇ!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

倉本「立花さん」

 

立花「ん?」

 

倉本「今回私は…本気でやりますよ」

 

立花「…あぁ、かかってきな。俺の防御力を越えられるならな」

 

倉本「…見てて。ピスケス」

 

ビュン!

倉本が一直線に立花に近づいた。

 

「おっと!最初に動いたのは倉本様だぁぁぁぁぁぁ!!」

 

倉本「はぁっ!」

 

ドゴォン!

倉本は立花に蹴りを入れた。

 

立花「っふぅ」

 

倉本「!?」

 

立花の腹には確かに倉本の蹴りが入っている。だが立花は仰け反る様子もなかった。

 

立花「どうだ倉本。俺の防御力は。全然手応えがないだろ?」

 

倉本「っ!」

 

ヒュッ!スタッ!

倉本はすぐに立花から離れた。

 

倉本「っ…」

 

立花「これでも十二天星最硬の盾を持ってるからな。倉本の攻撃が通るか分かんねぇぜ?」

 

倉本「くっ…」

 

ビュン!

倉本はまた立花に接近した。

 

「おっと!またまた倉本様が仕掛けたぞ!」

 

倉本「っ!」

 

シュッ!シュッ!シュッ!

すると倉本は立花に攻撃せず、立花の周囲を凄まじい速さで移動していた。

 

立花 (錯乱か?)

 

倉本 (あの人の防御力は本物。私の攻撃力じゃ突破できない…でも、あの人の高い防御力にもし弱点…いや、綻びがあるなら…そこを叩けば!)

 

ビュン!ドゴォン!

倉本は立花の背中に蹴りを入れた。

 

立花 (ん?背中からか)

 

倉本 (これじゃダメ!もっと叩かないと!)

 

ビュン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

倉本は立花の体を全て攻撃し始めた。

 

「おおっと!!倉本様が立花様に連続攻撃だぁぁぁぁぁぁ!!凄まじい速さ!これが魚座の力かぁぁぁぁ!!」

 

倉本 (くっ…これじゃダメ!ビクともしない!もっともっと力を込めて!)

 

立花「ダメだぜ倉本。敵の間合いに踏み込んだら…」

 

ブゥン…

立花は空中に結界を展開した。

 

立花「どこから攻撃が飛んでくるか分からねぇぞ?」

 

ドシィン!!

立花は空中に展開した結界を地面に押し付けた。

 

倉本「なっ!」

 

ドシン!!

倉本はその結界に捕まってしまい、一緒に押し潰されてしまった。

 

倉本「うぐっ…この…」

 

立花「俺は他の星座と違って攻撃力は並よりも下。十二天星の中で最弱と言ってもいい。だが、防御力に関しては一番上だ。あの攻撃力お化けの第六星座 乙女座の攻撃力ですら俺の結界には敵わない。それが魚座の倉本に突破できるのか?この分厚い壁を」

 

倉本「くっ…」

 

立花「それに結界って何も自分を守るためだけのものではない。今倉本に使ってるように、相手を閉じ込めたり、押し潰したりできる。これを攻撃として使うのも可能だ」

 

倉本「こ…のっ…」

 

倉本は何とかして脱出しようとした。

 

立花「無駄だ」

 

ドシィン!!

立花は一層強く押し潰した。

 

倉本「ぐ…ぐぁ…」

 

立花「さて、どうやって攻撃しようか。魚座のスピードは神速レベル。いくら防御力の高い俺でも目で追えなくては攻撃できない。防戦一方ってやつだな。だがこうやって拘束してやれば話はすぐに済む。あとは…」

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…

立花は複数の結界を展開した。

 

立花「この結界を使って倉本に打撃としてダメージを与えるだけ」

 

倉本「っ!!」

 

ドゴォン!

立花は1つ目の結界を倉本に与えた。

 

倉本「がぁっ!」

 

倉本はダメージを受けた。

 

立花「次行くぜ」

 

ドゴォン!

立花はまた結界で倉本を攻撃した。

 

倉本「ぐぁっ…」

 

立花「ほらよ」

 

ドゴォン!

立花は3回連続で攻撃した。

 

倉本「かっ…」

 

倉本の力が弱くなっていた。

 

立花「速いやつはな、大抵相手のことしか見れてないんだよ。相手との間合いを気にするからな。倉本はどうだ?俺の周りを移動してたけど、何を考えてた?」

 

倉本「!」

 

立花「めっちゃ攻撃してたけど俺の攻撃は見えてたか?」

 

倉本「っ…」

 

立花「もうちょっと周りを見た方がいいぜ。特に敵の間合いに踏み込んだ時はな」

 

倉本「ぐっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

倉本は何とかしてこの場を乗り切ろうとした。

 

立花「無駄だ。俺の結界はしつこいからな」

 

倉本「瞬速(しゅんそく)!」

 

ビュン!

倉本が技を出すと、一瞬にして拘束から逃れた。

 

立花「なっ!」

 

倉本「角速(かくそく)!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

倉本はまた立花の周囲を移動し始めた。しかし、さっきと違って曲がる時は直角になっていた。

 

立花 (くっ…まさか俺の結界が…これじゃあまた探すところからになる!)

 

倉本「剛脚(ごうきゃく)!!」

 

バゴォン!!

倉本は立花が背を向けている時に蹴りを入れた。

 

立花「うげっ!!」

 

ビュン!ドゴォン!

蹴られた立花はそのまま壁に激突した。

 

倉本「よしっ!!」

 

タッタッタッ

倉本はすぐに動けるように立ち止まらず、ステップを踏んでいた。

 

立花「ゲホッ…ゲホッ…ゲホッ…やるなぁ、倉本…油断したわ」

 

倉本「…」

 

倉本はじっと立花を見ていた。

 

立花「…」

 

スッ…

立花が倉本に手を向けた。

 

倉本「!」

 

ビュン!

それを見た倉本はすぐに動いた。

 

倉本「裂脚(れっきゃく)!」

 

ドゴォン!

倉本は立花に追撃を入れた。

 

立花「うごっ!」

 

倉本「回脚(かいきゃく)!」

 

ドゴォン!

倉本は体を回転させて回し蹴りを放った。

 

ズサァァァァァァァ!!

立花は大きく吹っ飛ばされてしまった。

 

倉本「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

立花「けっ…やるじゃねぇか…防御力には自信があったが…これほどまでとは」

 

倉本「まだまだ!」

 

ビュン!

倉本は立花に接近した。

 

倉本「裂脚(れっきゃく)!」

 

ドゴォン!

倉本はさっきと同じように攻撃した。

 

倉本「!?」

 

立花「…」

 

しかし、立花には当たっていなかった。むしろ立花の方が来る場所が分かってるかのように避けていた。

 

倉本 (私の攻撃が…当たってない…)

 

ガシッ!

すると倉本は足を掴まれてしまった。

 

倉本「しまっ…」

 

立花「はぁ…はぁ…はぁ…これで探す手間が省けたぜ…倉本よぉ…」

 

倉本「くっ!」

 

倉本は何とかして振りほどこうとした。だが、立花は意外にも力強く、中々振りほどけなかった。

 

倉本「このっ!このっ!このっ!」

 

ドカッ!ドカッ!ドカッ!

倉本は足を掴まれてもなお攻撃し続けた。

 

立花「その程度の攻撃じゃ俺を止めることは不可能だぜ。倉本」

 

倉本「!」

 

立花「俺の防御力は高ぇんだ。さっき使ってた技ならちょっと効くが、今のこの攻撃なら全くダメージを受けない」

 

倉本「だったら!!」

 

倉本は自分の足の裏を立花の顔に向けた。

 

倉本「ここで離れる!!」

 

バリバリバリバリバリ!!

倉本の足の裏が電気を帯びた。

 

倉本「脚砲(きゃくほう)!!」

 

バゴォォォォォォン!!

倉本の足からレーザーが放たれた。

 

立花「うごっ!」

 

ヒュッ!スタッ!

ようやく解放された倉本は相手の場所から少し離れた。

 

倉本「ふぅ…」

 

立花「やるな倉本。初めて見た技だ」

 

倉本「…うん」

 

「倉本様なんとか離脱!!さぁ!この先の展開どうなる!?」

 

立花「じゃあ俺もちょっと頑張るぞ」

 

スッ…

立花は胸の前で手を握った。

 

立花「結界術式(けっかいじゅつしき)

 

ブゥン…

立花の足元に何やら模様が出現した。

 

倉本「っ…」

 

立花「毒灰結束(どくはいけっそく)!」

 

ガシャン!!

すると倉本が結界に閉じ込められてしまった。

 

倉本「!?」

 

立花「さぁ、倉本なら何分持つだろうな」

 

倉本「なっ…何これ…」

 

倉本は突然結界に閉じ込められて驚いていた。

 

倉本「くっ!」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本は何度も結界を蹴った。だがヒビひとつ入らなかった。

 

倉本「か…硬い…」

 

モヤモヤモヤモヤ…

すると倉本が蹴った部分から紫色の煙が発生した。

 

倉本「えっ!?何これ!?」

 

立花「にっひひひ。これは結界を内側から破壊しようとした人に毒を与える結界だ。俺は結界の使い方には長けているが、いかんせん防御くらいだ。だから結界を使った攻撃を考えようと思ってな」

 

立花は結界の足元を指さした。

 

立花「晃大に毒を発生させる結界を一緒に作ってもらったんだ」

 

倉本が足元を確認すると、何やら変な模様があったが、よくよく見ると第八星座 蠍座の紋章だった。

 

倉本「!?」

 

立花「だがどうやって毒を与えるのかを考えていなかった。俺は結界で攻撃しつつ毒を与えることができないんだ。まだ修行中の身でね。だから結界で閉じ込めて中から攻撃してもらうことで毒を発生させるような結界を晃大と一緒に考えたんだ。すげぇぜ?この結界。しかも俺の結界は硬すぎて突破できないだろ?」

 

倉本「っ…」

 

立花「さて、倉本は何分持つかな?」

 

倉本「…」

 

倉本は必死で突破方法を考えていた。確かに蟹座の結界は恐ろしく硬い。倉本の攻撃を余裕で耐えてくる代物。結界を破壊できないんじゃいつまで経ってもこの状況を打開できない。時間が経過するにつれて焦りがどんどん増幅されていく。

 

倉本 (これじゃあ何もできない…どうすれば…どうすれば…)

 

三室「おっ、悟のやつ、俺と一緒に考えた技使ってんじゃん。なんか嬉しくなるなぁ」

 

倉本 (あっ!そうだ!あの手があった!!)

 

倉本は胸元にしまってあった鍵を取りだした。

 

倉本 (十二門の鍵を使えば…)

 

キン!

倉本は鍵を胸に当てた。

 

倉本「十二門の鍵 碧翠輝煌(へきすいきこう) 解錠!!」

 

ジジジ…バリバリバリバリバリ!!

鍵が倉本の声に反応した。

 

倉本「これでなんとか!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

倉本は覚醒能力の獲得とピスケスのスピードと防御力を引き継いだ。

 

倉本「…ふぅ」

 

倉本は覚醒能力の全適応のおかげで毒の影響を無効化した。しかし、硬い結界を突破しなければならないことは変わりなかった。

 

倉本「あとはこれだけ…」

 

タッタッタッ…

倉本は少しステップを踏んだ。

 

倉本「よしっ!」

 

ビュン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本は結界内を凄まじいスピードで移動し始めた。

 

立花「?」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本は結界を内側から破壊しようと何度も結界に体当たりをしていた。

 

倉本「これでもまだ!!」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本は負けじと体当たりを続ける。

 

立花「ほう。壊せるかな。俺の結界」

 

モヤモヤモヤモヤ…

体当たりを受けた結界は毒の霧を散布している。もう結界内は毒の霧で充満していた。

 

立花「すげぇ、見えないくらいに毒が撒き散らされている。これでも倒れんのか?」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本は全然スピードを落とさずにずっと攻撃をし続けていた。

 

立花「あれだと体力の方が先に落ちそうだな」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ピシッ!パリン!!

すると突然結界がヒビ割れ、破壊されてしまった。

 

立花「えっ?」

 

ドゴォン!

立花が割れた結界に気を取られていると、横から猛スピードで倉本が体当たりをしてきた。

 

立花「うごっ!!」

 

ビュン!バゴォォォォォォン!!

それに反応できなかった立花は受け身も取らず壁に激突してしまった。

 

倉本「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

倉本は息を切らしていた。それもそのはず。さっきまで絶え間なく攻撃を続けていておまけに最後は立花を吹っ飛ばすために力を使ったのだから。

 

倉本「やっと…抜け出せた…」

 

パラパラ…パラパラ…

立花は何とか体を起こした。

 

立花「ゲホッ…ゲホッ…何で…結界が…」

 

倉本「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

立花「硬化の能力を使っててもこれか…」

 

倉本「当然です。鍵を使いましたから」

 

立花「!」

 

倉本「でなければ私はあの結界から出られなかったでしょう」

 

立花「くっ…流石は鍵だな。硬化の能力も意味をなさないわけだ」

 

ジャリッ…

立花はゆっくり立ち上がった。

 

立花「だったら俺も使ってやるぜ…」

 

立花は胸元から鍵を取りだした。

 

立花「十二門のか…」

 

ドゴォン!

立花が鍵を使おうとした時、立花の腹部に倉本の蹴りが入っていた。

 

立花「ゴフッ!」

 

倉本「はぁっ!」

 

ドゴォン!

倉本は回し蹴りで立花を吹っ飛ばした。

 

立花「がぁっ!!」

 

ズサァァァァァァ!

立花は大きく吹っ飛ばされてしまった。

 

立花「ゲホッ…ゲホッ…」

 

倉本「使わせませんよ」

 

立花「くっ…」

 

ドゴォン!

倉本は自慢のスピードで立花の背後をとってまた蹴りを入れた。

 

立花「がっ!」

 

ビュン!

立花はまた大きく吹っ飛ばされてしまった。

 

倉本「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ドゴォン!

倉本は吹っ飛ばされた立花にかかと落としをした。

 

立花「がっ!」

 

バゴォン!!

立花は何もできずに舞台に真っ逆さまに落ちた。

 

倉本「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

パラパラ…パラパラ…

立花は大ダメージを受けてしまった。

 

立花「こ…のっ…速すぎ…だ…目で…追えん…」

 

倉本「これが第十二星座 魚座の力です」

 

立花「はぁ…はぁ…まさかここまでダメージを受けるとは…やるな…倉本…」

 

倉本「…」

 

立花「だが…」

 

倉本「!」

 

立花「俺は諦めてない!」

 

ガシャン!!

立花は自分に結界を展開した。

 

倉本「!」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

それを見た倉本はすぐに攻撃し始めた。

 

立花「これなら…安全に…鍵が使える」

 

スッ…

立花は鍵を胸に当てた。

 

立花「十二門の鍵…相鉄螺巌(そうてつらがん)…解錠…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

すると立花は覚醒能力の獲得とキャンサーのステータスを一部引き継いだ。

 

立花「…はぁ…これで…いける…」

 

立花はキャンサーの体力と防御力を引き継いだ。

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

倉本はまだ攻撃を続けていた。

 

立花「…そろそろ解除するか」

 

パチッ!

立花は指を鳴らした。

 

パリン!

すると結界がすぐに破壊された。

 

倉本「!」

 

立花「はぁっ!」

 

立花は倉本に向けて結界を作った。

 

ドゴォン!

そして作った結界を倉本に向けて放った。

 

倉本「うっ!」

 

ヒュッ!

倉本は少し吹っ飛ばされた。

 

立花「はぁ…危なかった。鍵を使ってなかったら負けてたところだぜ」

 

倉本「っ…」

 

立花「キャンサーの体力と防御力を引き継げたのは幸運だったわ。これで受けたダメージも無かったことになる」

 

倉本「っ…」

 

立花「さて、続き…しようや。倉本」

 

ビュン!

倉本は真っ先に立花の背後を取った。

 

倉本「はぁっ!」

 

ドゴォン!

倉本は後ろから蹴りを入れた。

 

倉本「!!」

 

しかし、立花は全く動かなかった。

 

立花「だから言っただろ?防御力は天星の中で最も高いんだって」

 

倉本「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!

倉本はステージを駆け回り、立花に体当たりをした。

 

立花「…ふぅ」

 

しかし、立花には全く効果はなかった。

 

立花「なぁ倉本。さっきまでの俺の防御力ですら手こずってたのにキャンサーの防御力を得た俺をどうにかできるとでも?」

 

倉本「どうにかなるまで叩く!絶対負けない!」

 

ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!

倉本は話しながらも攻撃の手を止めなかった。

 

立花「…そうか」

 

スッ…

立花は胸の前で両手の掌を合わせた。

 

立花「…魔術(まじゅつ) 結界爆弾(けっかいばくだん)

 

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

すると丸い結界が多数ステージに展開された。

 

倉本「!!」

 

そのうちのひとつが倉本の目の前に展開された。

 

バゴォン!!

倉本は自分のスピードを制御できず、爆弾に突っ込んでしまった。

 

倉本「ぐっ…」

 

倉本は少し吹っ飛ばされた程度だが、またすぐ背後には爆弾があった。

 

倉本「っ…」

 

倉本は思うように動けないでいた。

 

立花「すげぇだろ倉本。これは結界で作った地雷みたいなもんだ。当たれば結界内にある凝縮された力が一気に外に溢れ出す。だから爆弾みたいになるんだ。倉本も結構効くだろ?そこらに展開してるからお前は思うように動けない」

 

倉本「っ…」

 

立花「ちなみにこれは長津さんと一緒に考えた技だ。敵を動かさないようにするにはどうすればいいかって相談したら『爆弾や地雷を敵の周囲に配置して実際に受けさせたら敵は警戒して動かなくなると思うよ』って。しかも『相手のスピードが速ければより警戒するだろう。自分のスピードを制御できてもできなくてもダメージを受けることには変わりないからね』とも言ってたぜ」

 

倉本 (流石は長津さん…)

 

長津「あっ、あれは僕と一緒に考えたやつだ。ちゃんと使いこなせてるようだね。しかも相手は天星最速の第十二星座 魚座。より効果的な相手だね」

 

倉本「っ…」

 

倉本は自分のスピードを制御できていないため、周囲に展開されている結界爆弾をより警戒していた。幸い、この結界爆弾はその場から動かないから避ければ問題ないが、スピードを制御できない倉本にとってはただの害悪でしかない。

 

倉本 (…どうすれば)

 

立花「確か魚座の覚醒能力は神速と全適応だったか?」

 

倉本「!」

 

立花「その2つの能力は確かに強い。だがいくら神速でも爆弾に当たることは必須だし別に状態異常でもないから全適応も効果がない。さて、どうする?ダメージを受けながら俺を攻撃してくるか?」

 

倉本「っ…」

 

倉本は手詰まりだった。先程受けたダメージを考えたら突っ込んで攻撃するとかえって負ける。かといって動かなければ何も始まらない。いくらピスケスの防御力を引き継いでいても倉本自身の体力はそこまで高くないため、安全に立ち回る必要がある。

 

倉本「くっ…」

 

立花「ちなみにこれは俺が触れても問題ない」

 

ブゥン…

立花は近くの結界爆弾に触れた。だが、結界爆弾は起動せず、ただ透過するだけだった。それが余計に倉本を焦らせる。

 

倉本 (立花さんは触れてもダメージにならない。なのに私は触れれば爆発。もしくは触れる前に感知されて爆発を受ける。だから立花さんは神速でも意味がないと言った。…どうしよう…打つ手がない…)

 

立花 (…考えてるな?どうやって攻略するか必死で考えてるだろうなぁ。さて、これを機に俺が攻撃してみてもいいな)

 

倉本「…仕方がありませんね」

 

立花「!」

 

倉本「ピスケス。使いますね」

 

立花 (まだ策があるのか?)

 

倉本「堕落 幽穿喰破(ゆうせんぐは)!」

 

立花「なっ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!!

倉本が青い光に包まれた。

 

アレン「…ふぅ。久しぶりですね。この体になるのは」

 

倉本が堕落を使ったことで倉本の耳がエラのようになり、お尻の辺りに魚の尾ヒレがついた半魚人のような姿となった。

 

アレン「あら、あなたはレナートですね」

 

立花「天聖(てんせい)鏡鱗(きょうりん) アレンか」

 

アレン「はい。その通りです」

 

立花「そうか。堕落とは考えてなかった。俺も使わねぇと死んじまう」

 

立花は倉本と同じように堕落を使うことにした。

 

立花「堕落 硬殼界岩(こうかくかいがん)!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

立花は黄色い光に包まれた。

 

レナート「…ん?お、何で俺が」

 

立花が堕落を使ったことで立花にハサミのような武器が生成された。ほぼ人間体と変わらないが、唯一変わるとすれば、立花は私怨の守り人 レナートとなったことで攻撃も可能となったことだ。

 

アレン「レナート。久しぶりですね」

 

レナート「…アレンか」

 

アレン「はい。そうです」

 

レナート「なるほど。そういう事か。お前を倒せばいいっぽいな。周りの雰囲気で」

 

アレン「あら、私を倒せるとでも思っているんですか?レナート」

 

レナート「バカを言え。お前こそ。俺を倒せるとでも?」

 

アレン「…」

レナート「…」

 

アレンとレナートは急に静かになった。

 

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場所…光たちがいる観客席

 

光「うぉお…睨んでる睨んでる」

 

霊夢「木葉。あの人たち…」

 

光「ん?あれは堕落。人ならざる姿と力を得るためのもの。俺たち十二天星はあれを使って異形と化して力を得る。ただし、使えば俺たちの人格はなくなる。今のアイツらの中には元々のアイツらは存在しない。蟹座、魚座の本来持つ…そうだなぁ…本能と呼ばれるものに従って動く」

 

霊夢「それって元に戻るの?」

 

光「戻るよ。力を使い果たせばね」

 

霊夢「じゃあ…」

 

光「最終手段ってところだな」

 

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ヒュッ!ヒュッヒュッヒュッ!

レナートは自慢のハサミを振り回していた。レナートの武器はハサミを半分にして双剣のように使っている。

 

レナート「ほらほら行くぜアレン!」

 

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

レナートはアレンに斬り掛かる。

 

アレン「遅いですよ」

 

ビュン!バゴォン!!

アレンはレナートの腹に蹴りを入れた。

 

レナート「うごっ!」

 

アレン「はっ!」

 

ビュン!

アレンはそのまま回し蹴りを使った。

 

レナート「くっ!」

 

スッ!

レナートは一瞬でアレンの足が来る位置に自分のハサミを設置した。

 

グサッ!!

するとアレンの足がレナートのハサミに刺さった。

 

アレン「うぐっ!」

 

レナート「はっ!」

 

ズシャッ!!

レナートはもう一方のハサミでアレンを斬りつけた。

 

アレン「痛っ!!」

 

レナート「せいっ!」

 

ヒュッ!

レナートは斬りつけたあとにハサミで突き刺そうとした。

 

アレン「くっ!」

 

グサッ!!

するとレナートのハサミが防御したアレンの腕を貫通して喉元に少し刺さった。

 

アレン「かはっ!」

 

レナート「へっ、どうだアレン。防御力が高い俺が攻撃もできるとなると、さすがのお前でも勝ち目ないか?」

 

アレン「ぐっ…」

 

グサッ!!

レナートはアレンの足に刺さっていたハサミを引き抜いた。

 

アレン「あぁっ!!」

 

アレンは痛みに悶えていた。

 

ズシャッ!!

レナートはアレンの腕を貫通した方のハサミも引き抜いた。

 

アレン「かはっ…ゲホッ…ゲホッ…」

 

アレンは膝を着いた。

 

レナート「もう終わりか?さすがに早いぞ。神速はダテじゃねぇな?」

 

アレン「くっ…レナート…」

 

レナート「〜♪」

 

レナートは余裕の表情だった。

 

アレン「ここまで追い込んでおいてトドメは刺さないのですね」

 

レナート「いや?刺すよ?でもアレンがこのまま殺られるってのも何か味気ないしなぁ。だから本気で来なよアレン。お前の力はそんな物じゃないだろ?」

 

アレン「…」

 

バゴォォォォォォン!!

すると突然レナートが壁まで吹っ飛ばされた。

 

アレン「…良く言いましたねレナート」

 

レナートを吹っ飛ばしたのはアレンだった。

 

アレン「私に動く隙を与えるなんて、なんて愚かなんですか」

 

レナート「がっ…ゲホッ…ゲホッ…チッ…アレンのやつ…」

 

アレン「自分の中途半端さを恨んでください」

 

レナート「くっ…」

 

ビュン!バゴォン!!

アレンはすぐに攻撃に移った。

 

レナート「うげぇっ!!」

 

レナートはアレンの蹴りを受けてしまった。

 

アレン「さて、いきますよ。私の連撃に耐えられますか?」

 

レナート「連撃…だと…」

 

ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!!

アレンは蹴りの連撃を放ち始めた。

 

アレン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

レナート「うごっ!がっ!ぐっ!うがっ!」

 

アレン「せいっ!!」

 

ドゴォン!

アレンは最後の蹴りを入れた。

 

レナート「かっ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

レナートのいたるところから煙が出てきた。

 

レナート「ゲホッ…ゲホッ…」

 

アレン「…」

 

アレンはレナートを睨みつけていた。

 

アレン「どうですかレナート。自分の愚かさに気づきましたか?」

 

レナート「はっ…自分が愚か…か。ならお前もそうだろ?アレン」

 

アレン「私はあなたと違って愚かではありませんよ」

 

レナート「…なら…なぜトドメを刺さない」

 

アレン「…」

 

レナート「さっき言ってただろ。ここまで追い込んでてなぜトドメを刺さないのかって」

 

アレン「…」

 

レナート「やっぱりお前も甘いな…いや…愚か…だな」

 

アレン「…そうですか」

 

レナート「結界(けっかい)!」

 

ガシャン!

レナートはアレンを閉じ込めるようにして結界を展開した。

 

アレン「!」

 

レナート「奥義!」

 

ジジジ…バリバリバリバリバリバリ!!

レナートは掌に結界を作り出した。するとその結界の中には丸い粒とその粒を繋ぐ線が現れた。

 

バチバチバチバチバチバチ!!

結界の中にある丸い粒が線に沿って結界内で暴れ始めた。

 

レナート「奥義 共鳴 結界四重奏(けっかいしじゅうそう)!!」

 

ブゥン!

すると掌で作った結界がアレンを覆うくらいに大きくなった。

 

レナート「ほいっ!」

 

レナートはその結界をアレンに付与した。

 

アレン「?」

 

ピシッ!パリン!!

すると先にアレンを閉じ込めていた結界が破壊された。

 

アレン「え?壊れた?」

 

バチバチバチバチバチバチ!!

すると結界内にある粒が更に激しく暴れ始めた。

 

アレン (これ…マズイかも!)

 

ビュン!バゴォン!!

アレンはなんとか内側から結界を破壊しようとした。

 

アレン「くそっ!割れない!」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

アレンは続けて攻撃をする。しかし、レナートの結界はヒビすら入らなかった。

 

バチバチバチバチバチバチ!!

アレンが攻撃していると、中にある粒が更に速く、激しく暴れ始めた。

 

アレン「これは…本格的にマズイ!!」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

アレンはさらに攻撃を続ける。

 

バチバチバチバチバチバチ!!

すると、結界内にある粒が光り始めた。

 

キィィィィィィィィィ…

すると奇怪な音が結界内に響いてきた。

 

アレン「マズ…」

 

バゴォォォォォォン!!

すると結界内で大爆発が起こった。

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

その爆発は一回ではなく、何度も起こった。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

しばらくすると爆発が止み、結界内は煙で覆われていた。

 

ピシッ!パリン!!ガラガラガラガラ…

爆発が終わると結界が全て破壊された。

 

レナート「…」

 

レナートはじっとアレンの方を見ていた。

 

レナート「…さすがにこれで終わるとは思ってないが、ある程度のダメージは与えて…」

 

アレン「奥義 闇脚 怪雷飛燕脚(かいらいひえんきゃく)…」

 

ジジジ…バリバリバリバリ!!

アレンの周りに電気が走った。

 

アレン「うぐっ…があああああ!!」

 

ビュン!

アレンは雷を纏ってレナートに接近した。

 

レナート「!!」

 

アレン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ドゴォン!

アレンはレナートの腹に蹴りを入れた。

 

レナート「うごぁっ!!」

 

アレン「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ビュン!バゴォォォォォォン!!

アレンはレナートを壁まで蹴り飛ばした。

 

アレン「…っはぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

 

ビリビリ…ビリビリ…ビリビリ…

アレンの体に電気が走っていた。

 

アレン「うぐっ…」

 

アレンは自傷ダメージを受けていた。

 

アレン「やっぱり…この技は…」

 

アレンは瀕死寸前だった。

 

アレン (レナート…これで…)

 

レナート「かはっ…や…やるじゃねぇか…アレン…」

 

アレン「!」

 

レナートは立ち上がって歩いてきた。

 

アレン「くっ…馬鹿げた防御力ですね…」

 

レナート「さすがは奥義…威力と速さが段違いだ…」

 

アレン「当たり…前ですね…」

 

レナート「…ふっ…」

 

ドサッ…

レナートが力なくその場に倒れた。

 

アレン「!」

 

「おおっと!!悟様が倒れたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

堕落が解除され、私怨の守り人 レナートから立花 悟に姿が戻った。

 

アレン「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

「悟様戦闘不能!!よって!第1巡 2回戦 勝者は第十二星座 魚座 倉本 結衣様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

観客「うおおおおおおおおおお!!」

倉本の傘下たち「結衣様ああああああ!!!」

 

アレン「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

倉本の堕落も解けた。

 

倉本「よ…よかった…」

 

ドサッ…

倉本も力なくその場に倒れた。

 

「今すぐ救護班をお願いします!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…第七星座の観客席

 

霊夢「こ…この戦いも凄かったわね…」

 

光「あぁ、みんな本当に強いと思う」

 

霊夢「私たちはこんな人たちを相手にしてたのね」

 

光「…昔の話だね。でもあの時はもっと弱かったよ」

 

霊夢「それでも今はこれくらいの力…侮れないわ…」

 

光「…あぁ。今回は俺も本気で勝ちにいかないとダメだな」

 

霊葉「え!お父さん本気で戦うの!?」

 

光「あぁ。そうでもしないと優勝は無理そうだ」

 

霊葉「やった!お父さんの本気の戦いが見れるんだ!やった!!」

 

光「あはは…でも、勝てるかは五分五分だぞ」

 

霊葉「えー…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

第1巡 2回戦

第四星座 蟹座 立花 悟

VS

第十二星座 魚座 倉本 結衣

 

勝者:第十二星座 魚座 倉本 結衣




〜物語メモ〜

倉本の戦い方
倉本は最年少で力も一番弱い。ただし、スピードは天星の中で一番高いため、スピードを活かした戦い方をする。その際、腕の力では力不足のため、自慢の足を使って攻撃する。

立花の戦い方
立花は防御力に特化した星座を受け継いでいる。そのため、結界を扱うのに長けている。この結界は守るためであったり攻撃するためにも使える。

瞬速(しゅんそく)
倉本が使った技。自分のスピードを上昇させるもの。

角速(かくそく)
倉本が使った技。使えば移動中に急激に角度を変えて移動することができる。普段は壁や地面を蹴って方向を変えているが、この技を使うことで空中でも方向転換ができる。

剛脚(ごうきゃく)
倉本が使った技。主に足を使った蹴る技を使う倉本のためのもので、攻撃力を底上げすることができる。

裂脚(れっきゃく)
倉本が使った技。連続攻撃の速度を上げる技。普段の蹴りの速度も速いが、この技を使えば更に速く蹴ることができる。

回脚(かいきゃく)
倉本が使った技。体を捻って回し蹴りをする。

脚砲(きゃくほう)
倉本が使った技。足の先からレーザーを放つ。倉本が使う技の中で唯一の飛び道具。

毒灰結束(どくはいけっそく)
立花が使った技。第八星座 蠍座の三室と一緒に作った技。対象を結界内に閉じ込め、閉じ込められた者が結界を攻撃すると、攻撃を受けたところから毒が散布され、毒を受ければ倒れるまで続く。立花の結界は天星の中で最も硬いため、結界が破壊されにくい。つまり、囲われたら倒れるまで待つしかない。しかし、状態異常が効かない十二天星もいるため、その人たちにはあまり意味が無い。

魔術(まじゅつ) 結界爆弾(けっかいばくだん)
立花が使った技。第一星座 牡羊座の長津と一緒に作った技。周囲に結界で作った爆弾を展開する。立花は触れても問題ないが、他の人が触れるか結界の近くで力を使えば感知して爆発するようになっている。

奥義 共鳴 結界四重奏(けっかいしじゅうそう)
立花が使った奥義。掌に小さな結界を作り出し、徐々に大きくする。その過程で結界内に小さな粒と粒同士を繋ぐ線が形成され、その粒が線を伝って結界内を暴れる。暴れることで結界内に力が発生され、やがて凝縮し、限界を迎えれば即座に大爆発を引き起こす。

奥義 闇脚 怪雷飛燕脚(かいらいひえんきゃく)
倉本が使った奥義。自身に雷を纏うことでスピードを上昇させ、痛みを受けることで攻撃力を上げることができる。そのスピードは技の中で最速で、攻撃力も一番高い。しかし、雷を纏うため、自傷ダメージを受けることになる。自分へのダメージと引き換えに大きなスピードと攻撃力を得る最終奥義。
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