木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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第1巡 6回戦 獅子座 佐野守 麗奈 VS 蠍座 三室 晃大

「さぁ!次が第1巡最後の対戦!!熱と解放の能力を持つ熱血の獅子座!条件が揃えばあの第七星座よりも高い攻撃力を誇る!一撃だがそのダメージは計り知れない!十二天星 第五星座 獅子座 佐野守 麗奈様!!」

 

佐野守の傘下たち「麗奈様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「続いてこの方!!十二天星で唯一動かなくても攻撃できる星座!知らぬ間に身体が蝕まれ、あとは死を待つのみ!!甘いものが好きという可愛い一面も持っている!十二天星 第八星座 蠍座 三室 晃大様!!」

 

三室の傘下たち「晃大様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「さぁ!これが第1巡最後の戦いだ!果たしてどちらが第2巡に進むのか!では!試合開始!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

佐野守「三室さん」

 

三室「ん?」

 

ググッ…

佐野守は拳を握った。

 

佐野守「私…手加減しませんので」

 

三室「…ふっ…あぁ。俺も手加減しねぇよ」

 

佐野守「ふふっ…そう言ってくれると思ってましたよ」

 

ビュン!

佐野守は三室に急接近した。

 

三室 (速い…)

 

佐野守「やぁっ!」

 

ドゴォン!

佐野守は三室に攻撃した。

 

三室「くっ…」

 

ズサァァァァァァァァァァ!!

三室は大きく後退した。

 

三室「はっ…やるじゃねぇか佐野守…だがな、この程度じゃ俺は倒せねぇぜ」

 

佐野守「…そうですか」

 

ブゥゥゥゥゥン!!

佐野守は自分の力を解放した。

 

佐野守「私の解放の能力です。これで攻撃力の底上げですよ」

 

三室「俺にはくれないのか?」

 

佐野守「ご冗談を。相手にあげるほど私は優しくありませんよ」

 

三室「ははっ…だろうな」

 

ビュン!ドゴォン!

佐野守は三室に攻撃した。

 

三室「ぐっ…」

 

佐野守「まだまだ!!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

佐野守は連続で攻撃した。

 

三室「けっ…このバカげた攻撃力は本物だな」

 

佐野守「えぇ。私もレオも嘘は嫌いですから」

 

三室「…そうか」

 

ヒュォォォォォォォォ…

すると舞台全体の空気が変わった。

 

佐野守「!」

 

佐野守は空気が変わったのを察知した。

 

佐野守「…三室さん。能力…発動してますね」

 

三室「…あぁ。さぁ、どうするよ。佐野守」

 

佐野守「っ…」

 

三室の能力は毒と洗脳を操る能力。現在三室は舞台全体に毒の能力を拡散させており、佐野守が気づいた時にはすでに佐野守は毒の影響を受けていた。

 

佐野守「レオ…覚醒!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

佐野守は解放の能力を使って覚醒能力を発動した。

 

佐野守「はぁっ!」

 

ググッ…グォン!

佐野守が手に力を込めると、三室は一瞬で佐野守のところまで引き寄せられた。

 

三室「なっ…」

 

ガシッ!

佐野守は三室の首を掴んだ。

 

三室「くそっ…」

 

佐野守「私の覚醒能力…引力です。油断しましたね。私は離れていてもある程度行動できますよ。お忘れですか?」

 

三室「忘れてねぇよ…」

 

佐野守「っ…」

 

ググッ…ブゥゥゥゥゥン!!

佐野守は解放の能力を使用し、攻撃力を底上げした。

 

佐野守「やぁっ!」

 

ドゴォン!

佐野守は思いっきり力を込めて三室を攻撃した。

 

ズサァァァァァァァァァァ!!

三室は大きく吹っ飛ばされた。

 

三室「けっ…この攻撃力…やっぱ侮れんな」

 

佐野守「…ふぅ」

 

三室「死毒(しどく)

 

ヒュォォォォォォォォ…

三室はまた別の毒を拡散させた。

 

佐野守「!」

 

佐野守はまた空気が変わったのを感じた。

 

佐野守「また…変えましたね」

 

三室「…さぁな」

 

佐野守「そんなも…」

 

ドクン!

佐野守は何か体の不調を感じ取った。

 

佐野守「な…なんですか…これ…」

 

ピクピクッ…ピクピクッ…

佐野守の手と指が急に震え始めた。

 

佐野守「手…手が…」

 

三室「十二門の鍵 腐毒汚染(ふどくおせん) 解錠!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

三室は紫色の光に包まれた。

 

佐野守「!!」

 

佐野守はそれに気づくまで少し時間がかかった。

 

三室「さて…」

 

サァァァァァァァァァァァァ…

三室を中心にまた空気が変わった。

 

佐野守 (来た…これが三室さんの腐蝕と汚染の力)

 

三室「…」

 

三室はじっとその場から動かない。

 

佐野守 (私の出方を伺っているのでしょうか)

 

三室「どうした佐野守。来ないのか?」

 

佐野守「!」

 

三室「来なければ負けるぞ。俺は腐蝕と汚染を発動している。時間経過でお前が負けることはこれで明白。お前が行動を起こさない限りお前に勝ち目はないぞ」

 

佐野守「…そうですか。…なら」

 

ビュン!

佐野守は一気に三室に近づいた。

 

佐野守「遠慮なく攻撃します!」

 

ドゴッ!バゴォン!!

佐野守は三室を攻撃した。その際、佐野守の覚醒能力である爆発も一緒に発動した。

 

ズサァァァァァァァァァァ!!

三室は少し後ろに後退した。

 

三室「はっ…もう症状が出てるのか?佐野守」

 

佐野守「!」

 

三室「攻撃力が足りねぇぞ?」

 

佐野守はこの時、汚染の能力によって攻撃力が下がっていた。

 

佐野守 (まさか…もう症状が…)

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

すると佐野守の解放の能力が解除され、覚醒能力も使用できなくなった。

 

佐野守「!!」

 

三室「ほう。覚醒能力を解除してもいいのか?佐野守」

 

佐野守「くっ…」

 

三室「死毒(しどく)!」

 

ブクブクブクブク!!

すると三室の足元に水色の毒が出現した。

 

三室「避けねぇと溶けるぞ」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

三室はその水色の毒を佐野守に向かって飛ばし始めた。

 

佐野守「くっ!」

 

ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!

佐野守は華麗に避けていく。

 

三室「まだまだぁ!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

三室の毒はまだまだ底を尽きそうにない。

 

佐野守 (このままだとずっと三室さんの攻撃が続く…どこかで止めないと…)

 

三室「おらおらどうした佐野守!てめぇの力はそんなものか!」

 

佐野守「第五星座 獅子座 十二門の鍵!」

 

スッ!

佐野守は胸元から鍵を取りだした。

 

佐野守「獣王穿山(じゅうおうせんざん) 解錠!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

佐野守は覚醒能力を発動した。

 

三室「おっと、今度は鍵で…」

 

佐野守「これで!」

 

グォン!

すると三室が急に引き寄せられた。

 

三室「へっ…さっきのようにはいかないぜ!」

 

ブクブク!!

三室は掌に毒を生成した。

 

三室「これでお前に毒を浴びせてやるよ!」

 

三室は毒を投擲しようとした。

 

佐野守 (来た!)

 

スッ!

佐野守は反対の手を三室に向けた。

 

三室「!」

 

佐野守「爆ぜて!」

 

バゴォン!!

すると佐野守の前まで引き寄せられた三室が急に爆発した。

 

ズサァァァァァァァァァァ!!

三室は大きく吹っ飛ばされた。

 

佐野守「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

三室「チッ…爆発の力か…」

 

佐野守 (レオ…見てて。私、強くなったから!!)

 

三室「引き寄せて爆発させるとなると、毒を持ってても弾けてしまう…さて、どうしたもんか」

 

佐野守「熱血!!」

 

ドォン!

佐野守は地面に足を強く叩きつけた。

 

三室「!」

 

佐野守「獅子王の炎拳(レオ・ホムラ)!!」

 

ビュン!ドゴォォォォォォォォン!!

佐野守が拳を突き出すと、炎の拳が三室に向かって飛んだ。

 

三室「マズイ!」

 

グッ!

三室は咄嗟に防御姿勢を取った。

 

バゴォォォォォォォン!!

佐野守の拳はまっすぐ三室の方へ飛び、やがて接触すると爆発を起こした。

 

佐野守「…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

佐野守の拳は煙を帯びていた。

 

ヒュォォォォォォォォ…

三室の辺りに煙が立ち込める。

 

三室「けっ…強え拳だ。だがそれでも俺は倒せない…所詮その程度だ」

 

佐野守「…」

 

三室「条件が整えば十二天星の中でトップクラスの火力を誇る獅子座。しかしその条件は太陽の光を浴びることと自分の体がヒートアップしていること。ヒートアップならできそうだが太陽の光を浴びるのは不可能。ここは建物内。外の光が入ってくることはない!!」

 

佐野守「…そうですね。まさにその通りです」

 

三室「…」

 

佐野守「ですが、その太陽にも少し秘密があるんですよ三室さん」

 

三室「何?」

 

佐野守「私の条件であるヒートアップは太陽の光を浴びてという意味なのですよ。つまり、太陽の光さえ浴びていれば体もヒートアップしてこの2つの条件は達成されるのですよ」

 

三室「…だが肝心の太陽がない。浴びなければどうということはな…」

 

佐野守「ありますよ。太陽なら」

 

三室「何?」

 

佐野守「太陽(サンライト)

 

ゴォォォォォォォォォォォ…

すると佐野守は力で太陽の模造品を作り出した。

 

三室「なっ…太陽が…」

 

佐野守「あ、焼けたりしないのでご心配なく。これは太陽のコピー。見た目がそのままなだけです。熱は本物と比べて格段に低いです」

 

三室「それでどうすると?」

 

佐野守「簡単な話です。私の条件は太陽の光と体のヒートアップ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()それで条件達成です」

 

三室「!?」

 

佐野守「そして私は今、ヒートアップまであと少しという所まで来てる。この意味がわかりますか?」

 

三室「っ…」

 

佐野守「もう手遅れなんですよ。三室さん」

 

三室「腐蝕回忌(ふしょくかいき)!」

 

パキパキパキパキパキパキ!

すると地面が徐々にガラスが割れたようにひび割れていった。

 

佐野守「…」

 

三室「俺の能力はその場から動かなくても時間経過で相手を蝕む。佐野守だってもう少しだろう。もう攻撃力も低下しているこの状況でこの俺にどう勝つよ」

 

佐野守「いえ、勝たせてもらいますよ三室さん」

 

バッ!

佐野守は右手を頭上に上げた。

 

佐野守「太陽(サンライト)!!」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!

佐野守は太陽を生成した。

 

佐野守「やぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ビュン!

佐野守は三室に向かって太陽を投げた。

 

三室「来たか!」

 

ブクブクブクブク!!

三室は足元から毒を生成した。

 

三室「これでどうだ!!」

 

ブクブク…ビュン!

三室が生成した毒が佐野守の太陽に向かって放たれた。

 

バシュッ…バシュッ…バシュッ…

しかし三室の毒は佐野守の太陽に焼かれてしまった。

 

三室「マジか!」

 

グッ!

三室は咄嗟に防御姿勢を取った。

 

佐野守「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

ドクン!

佐野守は突然体の自由が効かなくなった。

 

佐野守「がはっ…」

 

ジュワァァァァァァァァァ…

その途端に太陽が一瞬で消滅した。

 

三室「!」

 

佐野守「あっ…がぁっ…ぐっ…」

 

佐野守はもがき始めた。

 

佐野守「なに…これ…」

 

三室 (毒か?)

 

ドサッ!

佐野守は地面に転がった。

 

佐野守「あがっ!がぁぁっ!痛い!痛い痛い痛い!!」

 

佐野守はのたうち回っていた。

 

三室 (やっと効き始めたか…タフなやつめ…)

 

ズォォォォォォォォ…

三室は足元に毒を発生させた。

 

三室「今なら」

 

ピュン!

三室は佐野守に向かって毒を放った。

 

べチャ!

すると佐野守は三室の毒で覆われてしまった。

 

ジュワァァァァァァァァァ!

その瞬間、佐野守から煙が出てきた。

 

佐野守「ああぁぁぁぁぁぁぁああああぁ!!!」

 

三室「焼毒(しょうどく)だ」

 

佐野守「熱い!熱い!熱い!熱い!熱い!」

 

佐野守はとても戦える状態じゃなかった。

 

佐野守「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

だが突然、佐野守の爆発の能力が発動した。

 

三室「なっ!」

 

グッ!

三室は咄嗟に防御姿勢を取った。

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

三室は佐野守の爆発の能力をモロに受けてしまった。

 

三室「ごふっ…」

 

佐野守「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

佐野守の爆発が三室を襲う。

 

三室「クソッ!こいつ誰彼構わず!」

 

バゴォォォォォォォン!!

一段大きな爆発が三室に当たった。

 

三室「あがっ!」

 

三室はその衝撃で防御姿勢を崩された。

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

その後三室は佐野守の爆発を全て受けてしまった。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

佐野守の爆発は数分にわたって続いた。終わった頃には舞台は8割ほど壊れており、とても足場があるようには見えない。

 

佐野守「あっ…がぁっ…ぐぁぁぁ…」

 

三室「…」

 

佐野守はまだもがいていた。三室は佐野守の爆発で大ダメージを受けており、とても立てるような雰囲気ではなかった。

 

三室「ゲホッ…ゲホッ…ったく…何でもかんでも…爆発させやがって…」

 

佐野守「ぐっ…がっ…」

 

三室「…仕方ない。あれを使うか…」

 

三室は最後の手段に出た。

 

三室「堕落 腐染転換(ふせんてんかん)!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

三室は紫色の光に包まれた。

 

ズォォォォォォォォ…

そして三室は無慈悲の毒 ネオンとなった。

 

ネオン「…」

 

佐野守「がっ…がぁぁぁぁっ…」

 

ネオン「!」

 

ネオンは佐野守の存在に気づいた。

 

ネオン「なるほど。あれを倒せと。さっきの言葉は嘘ではなさそうだ」

 

ネオンは三室と体を入れ替える時に三室から佐野守との戦いについて話を聞いていた。

 

ネオン「あいつは確か炎舞の業火 ゴヴァンだったか。あいつは厄介だ。早急に倒そうか」

 

ブクブクブクブク!!

ネオンの足元から毒が溢れてきた。

 

ネオン「喰毒(くうどく)

 

ザバァァァァァァァン!

すると毒が波となって佐野守を襲った。

 

ザバァァァァァァァン!ブクブクブクブク!!

佐野守はその毒の波に押し流されてしまった。

 

ドプン!ブクブク…ブクブク…

ネオンは毒で佐野守を押し流したあと、丸い球体に形作った。佐野守は力なく毒の中に沈んでいた。

 

ネオン「さて、喰毒の本領発揮はここからだ」

 

ズォッ…

すると毒の球体の下から黒い隙間が現れた。

 

ネオン「喰毒の喰は文字通り喰らうこと。誰に喰われるかは言えねぇがそいつは毒が大好きでな。いつも毒を食べてる。色んな毒をな」

 

グググッ…ガバッ!

すると黒い隙間から影が出てきて大きな口となった。

 

ネオン「まぁ人間が入っていてもお構い無しだから気にするなよ」

 

バクッ!!

すると佐野守は毒と一緒にその黒い影に食べられてしまった。

 

ネオン「これでまぁ終わりか?毒も食べたし相手も倒せた。これで条件達成でいいだろ?」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!ブチッ!!

すると大きな音とともに黒い影が四方に飛び散った。

 

ネオン「!!」

 

ネオンはその中から出てきた佐野守を見て驚いた。

 

ネオン「なんと、あの中から自力で?流石はゴヴァンだ」

 

佐野守「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

佐野守は限界寸前だった。

 

ネオン「おっと、でももう終わりかな。毒も効いてるし腐蝕も汚染の能力も効いてる。あんたはよくやったよ」

 

佐野守「堕…落…暴炎咆哮(ぼうえんほうこう)

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!

すると佐野守は炎に包まれた。

 

ネオン「おっと、まだ力を隠していたのか…この状況で」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

やがて炎の中から炎舞の業火 ゴヴァンが姿を現した。

 

ゴヴァン「やぁネオン。久しぶりだね」

 

ネオン「…ゴヴァンか」

 

ゴヴァン「正解!久しぶりなのによく分かったね」

 

ネオン「気配で分かるだろ」

 

ゴヴァン「ふふっ…だよね。じゃあネオン。言いたいことは…分かるよね?」

 

ネオン「…あぁ」

 

クイッ…

ゴヴァンはネオンに指を向けてから自分に指を向けた。

 

ドクン!

するとネオンは一瞬でゴヴァンのところまで引き寄せられた。

 

ネオン「なっ!?しまっ…」

 

ゴヴァン「バイバイ。ネオン」

 

バゴォォォォォォォン!!

そしてゴヴァンは容赦なくネオンを爆破させた。

 

ゴヴァン「…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

ネオンはさっきの爆発に何とか耐えることができた。

 

ゴヴァン「…すごいねネオン。ちゃんと生きてる」

 

ネオン「はっ…当たり前だろ」

 

ゴヴァン「…でも次の攻撃なら耐えられないよね」

 

ジリッ…

ゴヴァンは肩幅くらいに足を広げた。

 

ゴヴァン「奥義!」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!

するとゴヴァンは炎に包まれた。

 

ネオン「…来るか。やはり」

 

ゴヴァン「そりゃあね。手向けの花として受け取って欲しいな」

 

ネオン「…ならこっちも手向けの花を送ろうか」

 

ジリッ…

ネオンも肩幅くらいに足を広げた。

 

ネオン「奥義!」

 

ズォォォォォォォォ!

するとネオンは毒に包まれた。

 

ゴヴァン「断罪 地を灼き尽くす天上の業火(サンライト・ソル・マギア)

ネオン「冥府 生命を絶する誘いの道(ランギル・ロスト・アヴァ)

 

ゴォォォォォォォォォォォ!

ゴヴァンは炎の力を集めて熱線として放った。

 

ザバァァァァァァァァァン!

ネオンも毒の力を集めてレーザーとして放った。

 

ドゴォォォォォォォォン!

2人の奥義がぶつかり合った。

 

ゴヴァン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ネオン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

バゴォォォォォォォン!!

するとネオンの毒が弾けてゴヴァンの炎が貫通してきた。

 

ネオン「!!」

 

ゴヴァン「これでどうだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ネオン (へっ…マジか…)

 

バゴォォォォォォォン!!

ゴヴァンの奥義がネオンに命中した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

辺りに煙が立ち込める。

 

ゴヴァン「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

パラパラパラパラ…

やがて煙が晴れてきた。

 

ネオン「や…やるじゃねぇか…ゴヴァン…」

 

ゴヴァン「ネオン…まだ立てるんだ…」

 

ネオン「あぁ…だが立てるのがやっとだ…これ以上何もできん」

 

ゴヴァン「ふふっ…じゃあ私の勝ちだね…」

 

ネオン「…かもな」

 

ドサッ…

ネオンはその場に力なく倒れた。

 

「なんとなんとなんとーーー!!!ここで蠍座がダウン!!第1巡最後の試合は獅子座 佐野守 麗奈様の勝利だーーーー!!!」

 

佐野守の傘下たち「っしゃあああああああ!!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

するとネオンから三室に姿を変えた。

 

ゴヴァン「…人の子よ。あれだけの力を使って肉体を保てるのは誇らしいことですよ。私たちの力は人間には過ぎたもの。だから私たちが力を行使する必要がある。…反動は大きいだろうけどゆっくり休んでくださいね」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

するとゴヴァンも佐野守に姿を変えた。

 

佐野守「うがっ!!痛い!痛い!痛い!」

 

佐野守は今まで受けた分のダメージを再度受けることになった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

第1巡 6回戦

第五星座 獅子座 佐野守 麗奈

VS

第八星座 蠍座 三室 晃大

 

勝者:第五星座 獅子座 佐野守 麗奈

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

第1巡 勝者一覧

1回戦:第六星座 乙女座 早乙女 渚

2回戦:第十二星座 魚座 倉本 結衣

3回戦:第三星座 双子座 双葉 宗司

4回戦:第七星座 天秤座 天野 光

5回戦:第九星座 射手座 矢巾 光輝

6回戦:第五星座 獅子座 佐野守 麗奈




〜物語メモ〜

死毒(しどく)
三室が使った技。空気を変えるほどの毒を周囲に拡散する。相手はこの空気を吸うことで体に不調が出てくる。ちなみに毒を飛ばすこともできるため、牽制としても使える。

獅子王の炎拳(レオ・ホムラ)
佐野守が使った技。拳に炎を纏わせてから敵に向かって拳を突き出すことで拳の形をした炎を放つことができる。

太陽(サンライト)
佐野守が使った技。太陽の模造品を作り出す。

腐蝕回忌(ふしょくかいき)
三室が使った技。周囲の地面を蝕んで破壊する。

焼毒(しょうどく)
三室が使った技。付着することで燃焼する毒を放つ。もちろん鎮火はできるが、毒の効果は残る。

喰毒(くうどく)
無慈悲の毒 ネオンが使った技。相手を毒で包み込んだ後に黒い影に食べさせる。毒からの脱出は可能で食べられるまで時間がかかる。よっぽど余裕がある時にしか使えない。

奥義 断罪 地を灼き尽くす天上の業火(サンライト・ソル・マギア)
炎舞の業火 ゴヴァンが使った奥義。炎の力を集めて熱線として放つ技。この時、自分の熱も放出するので、この技が終わったら一時的に体温が低下する。太陽とヒートアップで強化される獅子座にとって体温の低下は弱体化に過ぎない。そのため、最後の手段として用いられることが多い。

奥義 冥府 生命を絶する誘いの道(ランギル・ロスト・アヴァ)
無慈悲の毒 ネオンが使った奥義。自分の持つ毒をレーザーとして放つ技。ネオンは体内で常に毒が生成されており、この奥義を使う時は生成がストップする。そして、現在残っている毒を全て放出する。この技の後は毒がしっかり生成されるまで毒の能力が使えなくなる。しかし、腐蝕と汚染の能力は使うことができる。
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