「続きまして第2巡 2回戦!第八星座 蠍座 スコーピオ様 VS 第一星座 牡羊座 アリエス様ーーー!!!」
観客たち「スコーピオ様ー!アリエス様ー!」
ザッザッザッザッ…
スコーピオとアリエスは舞台に登場した。
三室家の人たち「スコーピオ様ー!」
長津家の人たち「アリエス様ー!」
三室「スコーピオ!勝ってくれよ!!」
長津「アリエス…頑張れ」
「両者出揃いました!では!試合開始です!!」
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アリエス「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギュォォォォォォ!
アリエスは魔力を上昇させた。
スコーピオ「…来い。アリエス」
ズォォォォォォォォォ…
スコーピオは何やら紫色のオーラを纏った。
アリエス「はぁっ!」
ババババババババババババババ!
アリエスは無数の弾幕を放った。
スコーピオ「ふんっ!」
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
スコーピオはアリエスの弾幕を避けていく。
アリエス「まだまだぁ!」
ババババババババババババババ!
アリエスはさらに多くの弾幕を展開した。
スコーピオ「くっ…」
ズォォォォォォォォォ!
スコーピオは紫色の煙を舞台全体に拡散させた。
アリエス「どうせ毒だろ?」
シュゥゥゥゥゥゥゥ…ガシャン!
アリエスは結界を展開した。
スコーピオ「!」
アリエス「これで毒の煙は防げる!」
ババババババババババババ!
アリエスは無数の弾幕を撃ち続ける。
スコーピオ「くっ…」
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
スコーピオはなんとか弾幕を避けていった。
スコーピオ「さすがに多いな…」
ドォン!
よそ見をしていたスコーピオは弾幕に被弾してしまった。
スコーピオ「ぐはっ!」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
スコーピオが弾幕に当たった瞬間、周囲の弾幕が次々とスコーピオに命中する。
スコーピオ「うがっ…ぐっ…がっ…」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
スコーピオはアリエスの弾幕から逃げられなかった。
アリエス「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギュォォォォォォ!
アリエスは大きな魔力の玉を生成した。
アリエス「これでもくらえっ!!」
ドォン!
アリエスは大きな魔力の玉を放った。
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
スコーピオはアリエスの弾幕から逃げられなかった。
スコーピオ「くっ…このっ…」
バゴォォォォォォン!!
スコーピオが小さな弾幕を受けているところにアリエスの大きな魔力の玉が命中した。
スコーピオ「がはっ…」
ドサッ!
スコーピオはその場に膝をついた。
スコーピオ「がはっ…げほっ…はぁ…はぁ…」
アリエス「…」
ブゥン…
アリエスは掌に魔力を集めて小さな弾幕を生成した。
スコーピオ「はぁっ…はぁっ…いてぇ…」
スコーピオは肩で息をしていた。
アリエス「…」
グググッ…
アリエスは小さな弾幕を宙で留めてデコピンの姿勢をとった。
パンッ!
アリエスはデコピンで小さな弾幕を飛ばした。
スコーピオ「はぁっ…はぁっ…これはまずいな…」
スゥゥゥゥッ…
アリエスが飛ばした弾幕がスコーピオの中に入った。
バゴォォォォォォン!!
その瞬間、スコーピオの全身を覆うほどの爆発が起きた。
スコーピオ「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
アリエス「…」
ビュォォォォォォォォ!!
周囲に爆風が発生した。
アリエス「…」
ドサッ…
スコーピオは地面に倒れた。
スコーピオ「くっ…くそっ…」
ジリッ…
スコーピオはゆっくりと体を起こした。
スコーピオ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ブクブクブクブク!ザバァン!!
スコーピオは地面から毒の波を発生させた。
アリエス「何っ!!」
ガシャン!
それを見たアリエスは即座に結界を展開した。
ザバァン!!
アリエスは結界のおかげで毒の波を受けずに済んだ。
アリエス「ふぅ…危ない…」
ピシッ…
するとアリエスの結界が変な音を立てた。
ピシッ…ピシッ…パキン!
嫌な音と共に結界にヒビが入った。
アリエス「何っ!?」
スコーピオ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
ギリギリギリギリ…パキッ!
アリエスの結界にさらにヒビが入る。
アリエス「何故だ!毒はちゃんと守っているはず!」
スコーピオ「まだ…だ…」
アリエス「!?」
スコーピオ「腐蝕…あらゆるものを朽ち果てさせる力」
アリエス「なっ…」
ピシッ…ピシッ…バリィン!!
アリエスの結界が破壊されてしまった。
アリエス「!!」
ザバァン!!
アリエスの結界内に毒の波が入ってきた。
アリエス「くそっ!このままじゃ!」
パリン!!
アリエスは毒の波に埋もれないよう結界を完全に破壊した。
ビュン!
アリエスはすぐに空へ飛んだ。
ザバァン!!
アリエスの結界がなくなったことでスコーピオの毒の波はアリエスを通過して舞台に広がった。
アリエス「くっ…失敗した…」
アリエスはスコーピオの毒を全身に受けた。
スコーピオ「これで…洗脳の能力が使える…」
ジリッ…
スコーピオは立ち上がった。
スコーピオ「コントロール!」
ブゥン!
アリエスはスコーピオのコントロール下に置かれた。
アリエス「なっ…なんだ…体が…」
アリエスの体は全く動かなかった。
スコーピオ「アリエス。自分を攻撃しろ」
アリエス「!?」
ブゥン…バババババババババ!
アリエスは手を前に出して弾幕を放った。その弾幕は急激に向きを変えてアリエスの方へ飛んできた。
アリエス「っ!」
バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!
アリエスは自分の弾幕に被弾した。
アリエス「がはっ!」
スコーピオ「コントロール。自爆しろ」
アリエス「!?」
キュィィィィィィィィ…
アリエスはスコーピオの発言に驚いていたが、体が勝手に動き、魔力の玉を生成した。
アリエス (くっ…止めなければ…どうにかできないか…)
スコーピオ「早くしろ」
キュィィィィィィィィ!
アリエスの目の前で急速に魔力の玉が大きくなった。
アリエス (ダメだ!間に合わ…)
バゴォォォォォォン!!
アリエスの魔力の玉が爆発した。
スコーピオ「…」
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
アリエスは至近距離で爆発を受けたため、ぐったりしていた。
スコーピオ「コントロール。再度自爆しろ」
アリエス「…」
スコーピオが命令をしたが、アリエスの体は動かなかった。
スコーピオ「…何してる。自爆しろ。早く」
スコーピオは再度命令するが、やっぱり動かなかった。
スコーピオ「おかしい。本人が動けなくても付着している毒が勝手に動かすはず。なぜ動かん」
アリエス「はぁっ!」
バババババババババ!
アリエスは無数の弾幕を放った。
スコーピオ「なっ!?」
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
スコーピオはアリエスの弾幕に被弾した。
スコーピオ「がはっ…な…なん…だと…」
アリエス「…助かった…これで誘導されない…」
アリエスは肩で息をしながらそう言った。
スコーピオ「なぜ…俺の洗脳が…」
アリエス「さっきの爆発のおかげで毒が全部吹き飛んだよ」
スコーピオ「!!」
アリエス「まぁ、毒の影響を受けているのは変わらないけど…」
スコーピオ「くっ…こいつ…」
ヒュォォォォォォォ…
スコーピオは周囲に茶色に汚染された空気を拡散した。
スコーピオ「これでどうだ…」
アリエス (汚染の能力…なら!)
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
アリエスは手のひらに緑色の魔力の塊を生成した。
スコーピオ「…?」
アリエス「ブレイズ!」
ビュォォォォォォォォ!!
アリエスが魔法を唱えた瞬間、アリエスを中心に暴風が発生した。
スコーピオ「!!」
ビュォォォォォォォォ!!
スコーピオの汚染の力が全て舞台の外へ飛ばされてしまった。
スコーピオ「なっ…くそっ!」
アリエス「君の能力はどれも危険だ。これで汚染の力は無力化できる」
ヒュゥゥゥゥゥゥ…
アリエスの魔法はすぐに解けた。
アリエス「あとは毒と洗脳、腐蝕だけど…」
スコーピオ「っ…」
アリエス (対策できるのは毒くらいか…洗脳はもう無理だ。腐蝕も時間で効果がでてくる…早く終わらせないと…)
スコーピオ「…コントロール」
ビクッ!
アリエスの体が硬直した。
アリエス「!?」
スコーピオ「俺の洗脳は一度毒の影響を受ければ終わりまで対象だ」
アリエス「っ!!」
アリエスはなんとか洗脳から逃れようとした。しかしスコーピオの力が強すぎて逃れられなかった。
スコーピオ「コントロール。自爆しろ」
アリエス「!?」
ググッ…グググッ!
アリエスはなんとか抵抗しようとしたが、徐々に爆発の魔法を構築していく。
アリエス (ダメだ…力が…強すぎる…)
スコーピオ「コントロール。自爆しろ」
グググッ!
スコーピオが再度命令するとアリエスを制御している力がさらに強くなった。アリエスはその力に負けてしまい急速に爆発の魔法が構築された。
スコーピオ「…」
アリエス「くそっ!」
バゴォォォォォォン!!
アリエスは爆発の魔法で自爆した。
ドサッ!!
アリエスは少し遠くに吹き飛ばされた。
アリエス「あっ…がっ…」
アリエスの体はボロボロになっていた。
スコーピオ「…コントロール。自爆しろ」
アリエス「っ…」
ギュォォォォォォォ!
アリエスは抵抗する力を無くしてしまった。アリエスは自身の魔力全てを使って特大の爆発魔法を構築した。
スコーピオ「…コントロール。自爆しろ」
ビュン!
アリエスはスコーピオの命令が終わった瞬間、スコーピオに接近した。
スコーピオ「!?」
キュィィィィィィィィ…
アリエスの爆発の魔法が発動しようとしていた。
アリエス「君の命令は自爆だけだ。接近の命令はしてない。だから僕の方から近づいた。君と一緒に爆発するために!」
スコーピオ「!!」
バゴォォォォォォン!!
アリエスの魔法は無慈悲にも発動してしまった。
バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!
アリエスの魔法は周囲に散らばり、小さな爆発を引き起こした。
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
アリエスとスコーピオの周囲は煙に包まれた。
ドサッ!!
そんな中、誰かが倒れる音がした。
ヒュォォォォォォォ…
少しづつ煙が晴れるとその姿を視認することができた。
アリエス「っ…」
スコーピオ「…」
アリエスとスコーピオ、2人とも地面に倒れていた。
長津「アリエス!」
三室「スコーピオ!!」
アリエス「っ…」
スコーピオ「っ…」
ジリッ…
2人は同時に体を起こした。
スコーピオ「ゲホッ…ゲホッ…お前…」
アリエス「はぁっ…はぁっ…君だけ逃げるなんて…許さないよ…」
ジリッ…
スコーピオとアリエスは同時に立ち上がった。
スコーピオ「ここまで受けてまだ立つのか…」
アリエス「…君こそ…しぶといね」
ググッ…
スコーピオとアリエスは拳を握った。
スコーピオ「ぬぅっ!」
アリエス「はぁっ!」
ドカッ!
2人は同時に拳をぶつけた。2人の拳はそれぞれの頬に命中した。
ドサッ!!
2人はその反動で地面に倒れた。
アリエス「ゲホッ…ゲホッ…」
スコーピオ「くっ…くそっ…」
ジリッ…
2人はまた立ち上がった。
ググッ…
2人はまた拳を握った。
アリエス「はぁっ!」
スコーピオ「くそぉっ!」
ドクン!!
突然アリエスの体に異変が生じた。
アリエス「!!」
グラッ…
アリエスの体はバランスを崩した。
ドカッ!
アリエスに異変が起きている隙にスコーピオがアリエスに攻撃した。
アリエス「がはっ!」
ドサッ…
アリエスはそのまま力なく地面に倒れた。
アリエス「くそっ…このタイミングで…」
スコーピオ「はぁっ…はぁっ…腐蝕の力だな…」
アリエス「くそっ…もう少し…だったのに…」
スコーピオ「俺の勝ちだアリエス…お前はもう眠れ…」
アリエス「そういうわけにはいかない…」
スコーピオ「…なら」
ザッザッザッザッ…
スコーピオは少し離れた。
スコーピオ「…スゥー…ハァーッ」
スコーピオは深呼吸をした。
スコーピオ「…コントロール」
ドクン!
アリエスの体が硬直した。
アリエス「!!」
アリエスはこの感覚を覚えていた。
アリエス (…全く…最後の最後まで…)
スコーピオ「…自爆しろ」
スッ…シュゥゥゥゥゥゥゥ!
アリエスは自分の胸の前で爆発の魔法を構築した。
アリエス「ははっ…惨いことするなぁ…スコーピオ」
スコーピオ「…それが俺だ。お前はそのまま散れ」
アリエス「…あぁ。もう…限界だ…」
バゴォォォォォォン!!
次の瞬間、アリエスの爆発の魔法が発動した。さっきの爆発よりかは弱いが、満身創痍なアリエスを倒すには十分だった。
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
アリエスの辺りには煙が立ち込めていたが、少しすると晴れてきた。
スコーピオ「…」
アリエス「…」
アリエスはピクリとも動かなかった。
「勝負ありー!この試合を制したのはー!第八星座 蠍座 スコーピオ様ー!!」
三室家の人たち「うぉぉぉぉぉ!スコーピオ様ー!!」
長津「…アリエス…よく頑張った…」
アリエス「…」
アリエスは負けたのに何故か笑顔のまま意識を失っていた。
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第2巡 2回戦
第八星座 蠍座 スコーピオ
VS
第一星座 牡羊座 アリエス
勝者:第八星座 蠍座 スコーピオ
〜物語メモ〜
ブレイズ
アリエスが使った風の魔法。周囲に暴風を発生させる。
アリエスの戦い方
アリエスは基本的に魔法を使って戦う。元々持ってる能力もあるので時々それも使っている。しかしアリエスの能力は触れなければ発動しないため、魔法を使う人からすれば中々使いづらい能力。
スコーピオの戦い方
スコーピオは基本的に状態異常を駆使して戦う。スコーピオの状態異常は強力なので発動さえすればあとは動かなくてもいい。だが、第十星座 山羊座のカプリコーンは状態異常が完全に無効なのでこういう相手には弱い。そういう時は拳で殴るといった物理攻撃をする。