突如消えた博麗の巫女
場所…博麗神社
木葉「あぁぁぁぁぁ…平和だなぁ」
ある日のこと。木葉が縁側で休んでいると、日課の掃除を終えた霊夢が隣に座ってきた。
霊夢「ねぇ木葉。霊葉知らない?」
木葉「え?霊葉?部屋にいなかった?」
霊夢「いないのよ。もうどこに行ったのよ」
木葉「まだ子供なんだし遊びたい年頃でしょ?遊ばせてやりなよ」
霊夢「ちょっとおつかい頼もうと思ってたのに」
霊夢は霊葉を探している様子だった。しかし霊葉は神社内にはいなかった。
木葉「おつかい?俺が行こうか?」
霊夢「う〜ん…そうね。この際だから頼もうかしら」
木葉「何いるの?」
霊夢「お酒。なくなったの」
木葉「お酒?宴会でもするの?」
霊夢「しないわよ。ただ私が飲みたいだけ」
木葉「え〜…じゃあ自分で買ってきてよ…」
霊夢「木葉が行くって言ったんだから行ってきてよ」
木葉「え〜…分かった…他には?」
霊夢「特にないけど木葉が欲しいものあれば買ってきてもいいわよ」
木葉「分かった。じゃあ行ってくるわ」
霊夢「行ってらっしゃい」
ザッザッザッザッ…
木葉は買い物に行く準備を済ませて人里に向かった。
霊夢「…」
コポコポコポコポ…
木葉を見送ると、霊夢は木葉が飲んでいた湯呑みにお茶を入れて手に取った。
霊夢「…」
ズズズ…
そして何の躊躇いもなくお茶を啜った。
霊夢「…うん。美味しい」
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場所…人里
木葉「さぁて、お酒、お酒」
木葉は人里を歩いていた。今日の人里はパッと見ていつもより人が多い。
木葉「結構人多いなぁ。今日何かあるのかな」
???「あら木葉。あなたが一人なんて珍しいわね」
木葉「!」
木葉が後ろを振り返るとそこには咲夜がいた。咲夜もおつかい途中だった。
木葉「あぁ咲夜さん。まぁ、霊夢におつかい頼まれたので」
咲夜「あの人…あなたとかに色々と頼みすぎじゃないかしら」
木葉「まぁね」
咲夜「今日は何買いに来たの?」
木葉「お酒。霊夢が飲みたいらしい」
咲夜「自分のものは自分で買いに来なさいよ…」
木葉「まぁ…同感…」
咲夜「あなたも大変ね」
木葉「あぁ、大変だ」
咲夜「ところで、あの子は元気にしてるのかしら」
木葉「あの子?霊葉のこと?」
咲夜「そうよ」
木葉「元気だとは思うよ」
咲夜「…なんか、変な言い方ね」
木葉「それが朝から見かけないんだよ。どこかに遊びに行ってるのかなって」
咲夜「こっちには来てないわよ」
木葉「うーん。まぁ夜には帰ってくるだろうし怪我があっても治せるからいいや」
咲夜「あなた…本当に父親なのかしら」
木葉「一応…」
咲夜「まぁいいわ。何かあったらちゃんと守ってやりなさいよ」
木葉「言われなくても」
咲夜「あと、早く私に勝ちなさい。でなければ娘すら守れないわよ」
木葉「咲夜さんには勝てないよ。時間操るし。さすがのライブラでも時間は操れない」
咲夜「まぁ今のあなたじゃ私に勝つのはまだ先になりそうね」
木葉「いや一生勝てねぇよ」
咲夜「ふふっ…じゃあ私は行くわ。またいつか遊びに来なさい」
木葉「はいはい」
スタスタスタスタ
咲夜はその場をあとにした。
木葉「…心配しすぎか…いや、どうだろう」
スタスタスタスタ
木葉はお酒を買ってそのまま神社に戻ったのだった。
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場所…博麗神社
木葉「はぁ…ったく…霊夢のやつ…自分のお酒なら自分で買ってきてよ…」
お酒を買えたのはいいものの、思いのほか重くて神社まで持ってくるのに少し苦労した。
木葉「よっこいしょっと」
ドサッ!
木葉は買ってきたお酒をとりあえず縁側に置いた。
紫「あら木葉。精が出るわね」
木葉「!」
木葉が声のした方を見ると、そこには紫が座っていた。
木葉「…なにしてんの」
紫「何って休みに来たのよ」
木葉「ここは宿屋じゃねぇぞ」
紫「知ってるわ。本当は霊葉ちゃんに会いに来たの」
木葉「霊葉ならいないぞ」
紫「そうなの?」
木葉「あぁ。朝からいない。どこかに遊びに行ってるのかもな」
紫「私以外に遊び相手がいたのね…」
木葉「なんか卑猥な言い方だなぁ」
紫「まぁいいわ。ところで木葉」
木葉「ん?」
紫「霊夢は知らない?」
木葉「いや、知らんけど。俺さっきまでおつかいしてたし」
紫「そうよね…知るわけないわよね」
木葉「ん?何かあるのk…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
ザッザッザッザッ…
霊夢が神社の外からこっちに向かってきた。
木葉「なんだ、霊夢いるじゃん。なぁ霊夢。紫がな…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
木葉「…?」
霊夢は木葉の言葉を遮り、同じ言葉を発しながら近づいてくる。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
紫「…」
近づいてくる霊夢はずっと同じ言葉を繰り返している。それに少し頭が小刻みに動いている。紫はこの時、少し違和感を感じていた。
木葉「ねぇ霊夢。どしたn…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
木葉「…」
紫「…」
その霊夢は木葉の言葉を気にせずにどんどん近づいてくる。さすがの木葉も違和感を感じていた。
木葉「…なぁ、紫」
紫「…えぇ。何かおかしいわね」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
ザッザッザッザッ
霊夢は木葉の横に立ち、買ってきたお酒を物色し始めた。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
霊夢はお酒を触りながらそんなことを言う。流石の木葉も異変に気づく。
木葉「いや、そこに置いてるじゃん。それに触ってるでしょ?」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
スッ…
霊夢はお酒を持ち上げながら木葉の顔を見て同じ言葉を紡ぐ。
木葉「…なぁ、霊夢」
紫「下がりなさい!!」
バゴォォォォォン!!
紫は弾幕で霊夢を吹き飛ばした。
ズサァァァァァァァ!!パリィン!
霊夢は抵抗することなく吹き飛ばされ、地面を転がった。霊夢の手からお酒の瓶が落ちて割れてしまった。
木葉「紫…」
紫「木葉。あの霊夢…いつもと違うわ」
木葉「…やっぱりそう思う?」
紫「気配が違う。それに馬鹿の一つ覚えかのように同じ言葉を言ってる。…奇妙だわ」
木葉「…敵か。霊夢に化けてるなんて趣味が悪い」
霊夢「…」
ジリッ…
吹き飛ばされた霊夢はゆっくりと立ち上がった。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
紫「…」
木葉「…」
霊夢はまだ同じ言葉を使っている。聞いていると、その言葉以外知らないんじゃないかって思う。
木葉「…紫。どうするよ」
紫「私が相手になろうかしら。あなたは霊夢に手を出せないでしょ?」
木葉「…あぁ。まぁな」
スタスタスタスタ
紫は木葉の横に立った。紫は目の前にいる霊夢に凄まじい嫌悪感を抱いていた。
紫「すぐに終わらせるわ。お酒、買ったのにごめんなさいね」
木葉「大丈夫。こんなに近くまで接近させてしまった俺の失態だ」
紫「さて、さっさと始末しちゃいましょうか」
???「お母さーん!」
スタッ!
すると突然空からある人物が降り立った。
紫「!」
木葉「あ、霊葉」
霊葉「お母さん。ここにいたんだ」
目の前に現れたのは霊葉だった。朝から見かけなかったからやっと帰ってきたのかと思っていた。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
霊夢は相変わらず同じ言葉を発している。霊葉はあまり違和感を感じてなさそうだった。
霊葉「お母さん。まだそんな言葉しか覚えてないんだ」
紫「!!」
木葉「!!」
紫と木葉は霊葉のその言葉で全て察した。それと同時に紫は戦闘態勢に入った。
紫「木葉。今の霊葉ちゃんの言葉…」
木葉「…あぁ、嫌な予感」
紫「…戦える?中身が違うとはいえ、霊夢と霊葉よ」
木葉「あぁ。見た目はそうだろうが中身が違う。となると、本物の霊夢と霊葉はどこに行ったのか…聞いてみたくなった」
紫「どっちをやる?」
木葉「霊夢は紫に任せるよ。俺は霊葉を」
紫「分かったわ。しっかりやりなさいよ」
木葉「…あぁ。任せろ」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
霊葉「もうお母さんったら、あとで色々言葉を教えてあげるね」
ジリッ…
紫と木葉は戦闘態勢に入った。
霊葉「あ、お父さんに紫さん。…どうしたの?」
木葉「…紫」
紫「変な言葉に乗せられないでよ。あなたしか頼れないんだから」
霊葉「そんな殺気立って…私なんかした?」
木葉「…」
紫「…」
紫と木葉は戦闘態勢に入ってじっと霊葉と霊夢の様子を伺っている。
霊葉「…ねぇ、お父さん。紫さん」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
タッタッタッタッ!
すると霊夢が走って接近してきた。
霊葉「あっ…」
木葉「来たっ…」
紫「木葉。動かないでよ」
木葉「お、おう…」
ビュン!ビュン!ビュン!バゴォン!バゴォン!
紫は一瞬で弾幕を展開した。紫の弾幕は木葉に当たらないよう展開され、ほとんど霊夢に命中した。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
ドンッ!ゴロゴロゴロゴロ!!
霊夢は紫の弾幕で大きく吹き飛ばされ、地面を転がった。
霊葉「あらら…全くお母さんったら…」
ジリッ…
霊夢はゆっくり立ち上がる。
紫「私の弾幕でも立ち上がるなんて…霊夢の耐久力をそのままコピーした感じかしら?」
木葉「さて、好きな人たちを相手にするのは嫌だが本人じゃないって分かればやりやすい」
ジリッ!タッタッタッタッ!
霊夢はまた走って接近してきた。
紫「学ばないわね」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
紫はまた弾幕を展開して霊夢を攻撃した。霊夢は一切防御することなく全て被弾した。
木葉「ライブラ。力を使うよ」
ライブラ (はい。分かりました)
木葉「 "圧" 」
ブゥン…ドォン!!
木葉は言霊を操る能力で圧を作り出し、霊葉を攻撃した。
霊葉「!?」
ギリギリギリギリ…
霊葉は上から重い何かで押しつぶされている感覚に襲われた。
霊葉「この力…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
紫「はぁっ!」
バババババババババババババ!!
紫は本気で弾幕を展開した。数もさることながら、威力も高い。
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
霊夢はずっと突進してくる。防御してないのでそろそろいいダメージとなっているはずだが、全く効果がなさそうにも見える。
霊葉「…こうなったら」
シュゥゥゥゥゥ!
霊葉が突然光りだし、とある人物に姿を変えた。
紫「!」
木葉「!?」
ヒンメル「…」
霊葉は三柱 三領保神 天空 シエロ・ヒンメルに姿を変えた。
木葉「なっ…三柱…!?」
スッ…ザッザッザッザッ…
ヒンメル(霊葉)は姿を変えた途端、木葉の圧の影響を受けなくなった。ゆっくりと立ち上がり、木葉と紫の方を見る。
紫「霊葉ちゃんの能力まで使えるのね…」
木葉「紫…これ相当やばいことになるぞ…」
紫「えぇ…でもなんとか止めるしかないわ」
ヒンメル「…この俺に敵意を示すのか」
ヒュォォォ…ピシッ!パキパキパキパキ!!
ヒンメル(霊葉)が木葉と紫を睨むと周囲の空間にヒビが入った。
紫「えっ!?何で…ヒビが…!」
木葉「あの方は三柱だ。紫も前に会ったんじゃないか?サン様に」
紫「サン…あの不思議なやつね…」
木葉「あの方ほどではないが、同じくらいの力を持っている。三柱を止めるには三柱をぶつけるしかない…」
紫「でもそんなのいないでしょ?」
木葉「あぁ…どうするか…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
タッタッタッタッ!
霊夢が再度接近してきた。
木葉「くっ…鬱陶しい!」
紫「はぁっ!」
バゴォン!
紫は霊夢を弾幕で吹き飛ばした。
紫「これじゃあ埒が明かないわ」
木葉「紫…三柱相手にはさすがの俺も負ける」
紫「えぇ…そうみたいね」
ヒンメル「恨みはないが、敵であるならここで落としてやる」
ピシッ!パリィン!!
突然空間に入ったヒビが割れ、奥には黒い空間が広がっていた。
紫「木葉…空間自体が削られているわ。幻想郷は結界で守られているはずなのに…」
木葉「異次元な力を持つのが三柱なんだ。俺たちとは次元が違う…」
紫「このまま削られ続けたら幻想郷が壊れちゃうわ」
木葉「あぁ。なんとかしてこいつを止めよう。ライブラ、力を使うよ」
ライブラ (はい。しかし光。相手は三柱です。私たちじゃ相手になりませんよ)
木葉「構わない。このまま好き勝手される方がダメだ」
ライブラ (…そうですね。であれば私は他の星座たちを呼んできます。それまで耐えてください)
木葉「…分かった。善処する」
紫「準備はいい?木葉」
木葉「あぁ。少しでも抑えてやる」
ブゥン!
木葉は両手に弾幕を纏わせた。
木葉「勝てる見込みはないが、人間として抗ってやるよ」
ヒンメル「来てみろ。天空の強さ、その身に受けるがいい」
ビュン!タッタッタッタッ!
木葉はすぐに行動に移した。それと同時に紫は弾幕を展開した。
木葉「はぁっ!」
ドォン!!ドォン!!ドォン!!ドォン!!ドォン!!
木葉は連続で攻撃した。しかしヒンメル(霊葉)には全く効果が無かった。それどころかヒンメル(霊葉)は涼しい顔をしている。
紫「木葉!どいて!」
木葉「!」
紫「スペルカード!結界 光と闇の網目!」
ドォン!!ドォン!!ドォン!!バゴォン!バゴォン!
紫はヒンメルに攻撃した。ヒンメルは木葉に攻撃された時と違って大きく仰け反った。
ヒンメル「っ…!!」
ズサァァァァァァァ!!
ヒンメル(霊葉)は少し後退させられた。
ヒンメル「なんだこの力…さっきのやつと全然違う…なぜ俺に攻撃が…」
木葉「すげぇな紫!」
紫「当たり前よ。これでも幻想郷の管理者なんだから」
木葉「えっ…管理者ってすげぇ…」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
タッタッタッタッ!
ヒンメル(霊葉)の奥から霊夢が走ってきた。相変わらずオリジナルの霊夢みたいにタフだった。
木葉「まだ動けるのかよ…すげぇな霊夢のやつ…」
紫「本物と同じってわけね」
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
ヒンメル「…」
ガシッ!!
霊夢がヒンメル(霊葉)の横を通り過ぎようとした時、ヒンメル(霊葉)が霊夢の頭を掴んだ。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
ジタバタ!ジタバタ!
霊夢は手足をバタつかせている。
ヒンメル「…邪魔すんな。てめぇはすっこんでろ」
ドゴォン!
ヒンメル(霊葉)は霊夢を攻撃した。
ズサァァァァァァァ!!ドゴォン!
霊夢は近くの木まで吹き飛ばされてしまった。
霊夢「木葉ー!お酒買ってきたー?」
そしてとうとう霊夢は動かなくなってしまった。
木葉「っ…あんなタフだった霊夢が一撃で…」
紫「私の攻撃を受けていたとはいえ、あれを一撃なんて…」
ヒンメル「邪魔者は引っ込んでもらった。続きをするぞ」
木葉「くっ…」
紫「その前にひとついいかしら」
その時、紫が待ったをかけた。ヒンメル(霊葉)は戦いの手を止めた。
ヒンメル「…」
紫「あなたたちの目的は何。この幻想郷を壊したいの?」
ヒンメル「…」
紫「答えなさい」
ヒンメル「…それについては私からお話しましょうか」
シュゥゥゥゥゥ…
ヒンメル(霊葉)は元の姿に戻った。
霊葉「…」
木葉「霊葉…」
紫「あなた…本物の霊葉じゃないわね」
霊葉「…はい。その通りです。私は彼女を基に作られた…ただの人形です」
紫「人形…?」
木葉「霊葉と霊夢はどこだ」
霊葉「…2人は幻想郷にいますよ。ただし、ここではありません」
木葉「は?」
霊葉「この幻想郷ではないです。別の次元にある幻想郷です。あなたなら分かるでしょう?八雲 紫さん」
紫「…ある程度理解はできたわ。でもあの子たちがいなくなる理由が分からないわ」
霊葉「ふふっ…それについては」
シュゥゥゥゥゥ!
突然、木葉と紫の前に魔法陣が展開され、十二天星たちが現れた。
長津「光!大丈夫!?」
木葉「智志!?」
早乙女「もう大丈夫ですよ光さん!私たちが何とかしますから!」
木葉「みんな…」
ライブラ (光。みんなを連れて来ました)
木葉「ありがとうライブラ」
霊葉「…これでは多すぎますね」
ザッザッザッザッ…
霊葉は倒れている霊夢のところに向かった。
霊葉「私が消えちゃうとマズイので私たちはこのまま立ち去ることにしますね」
ガシッ!!
霊葉は霊夢を持ち上げた。
霊葉「また近いうちに来ますね。お父さん、紫さん」
シュゥゥゥゥゥ…
霊葉と霊夢は姿を消した。
木葉「霊葉…霊夢…」
紫「…」
条乃「なぁ光。何があった。さっきのやつはお前の彼女と娘って言ってなかったか?」
木葉「…あぁ」
三室「何があったか聞かせてくれるか?」
木葉「…正直俺も分かってない。俺はおつかいに行ってたし紫の方が知ってるんじゃないか?」
そう言うとみんな一斉に紫の方を見る。
紫「…残念ながら私も分からないのよ。私が来た時には霊夢はいなかったし」
木葉「マジかよ…」
長津「何か事件が起こってるんだね。僕たちも協力しよう」
木葉「すまねぇなみんな。ちょっと頼らせてくれ」
本庄「任せてください光さん。私たちは仲間ですよ」
木葉「とにかく紫。これは幻想郷に大きく関わることだから冬眠とかしないでくれよ」
紫「しないわよ。私たちの世界が壊される可能性があるんだから」
〜物語メモ〜
三柱 三領保神 天空 シエロ・ヒンメル
光たちがいる世界を司る人物。主に大地と海以外の領域を支配しており、三領保神の中で最も強い人物。彼は空間を切断したり天候を操ったりと空や空間に関する能力を持っている。ヒンメルの強さは三柱 二刻神 太陽 サン・ソレイユと二刻神 月 ルナ・ムーンに続く3番目くらい。光たちでは彼に攻撃を通すことはできない。
博麗神社に現れた霊葉と霊夢
霊葉と霊夢は本人を基に作られた人形。だが、本人と同じ力を持っており、能力もそのまま使うことができる。霊葉は「姿を変える程度の能力」でシエロ・ヒンメルに姿を変えて攻撃してきた。