木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

295 / 296
ルナの悪い癖

場所…紅魔館

 

紫「さて、色々と質問させてもらうわね。偽者さん」

 

霊夢「…」

 

紫たちは霊夢を拘束したあと、部屋に連れ込んで椅子に拘束し、この異変について聞こうとしていた。

 

紫「まずひとつ、あなたは博麗霊夢ではないのね?」

 

霊夢「…そう見えるか?」

 

紫「ちゃんと答えて。あなたが博麗霊夢なら殺さないし、そうじゃなくても拘束するだけよ。まだ殺さないわ」

 

霊夢「…」

 

紫「どっち?霊夢なの?違うの?」

 

目の前で拘束されている霊夢は一度床に目をやり、また紫の方を見た。

 

霊夢「……お前の言う博麗霊夢は今の博麗霊夢と同じなのか?」

 

紫「!」

 

霊夢「もし違うなら、俺は偽物だろうな」

 

紫「…分かったわ。でも殺さない。あなたがその姿でいることでこの世界が維持できてるならなおさらよ」

 

霊夢「…」

 

紫「さて、次の質問よ。あなたの名前は何?」

 

霊夢「…」

 

紫が質問したら、霊夢の顔が暗くなった。

 

霊夢「…聞いてどうする」

 

紫「呼び方に困るのよ。あなた、見た目は霊夢だけど中身が違うでしょ。できるんだったら姿も元に戻して欲しいけどこればかりは仕方ないわ」

 

霊夢「…ねぇよ。名前なんて」

 

紫「…そう。なら次の質問よ。あなた、どこの次元から来たのかしら」

 

霊夢「…!?」

 

霊夢は紫の質問を聞いて顔を上げた。その姿を見た紫は何かあるとすぐに察した。

 

紫「どうもあなたの気配は感じたことがないわ。異質な気配。あなた、どこから来たの?」

 

霊夢「……どこからって…博麗神社だ」

 

紫「この世界ではないのね?」

 

霊夢「…あぁ」

 

霊夢は少しずつ話すようになってきた。

 

霊夢「…ここは俺がいた世界と同じだ。だが違う点はいくつかある。ここはまだ壊れていない。俺の世界はすでに壊れている。修復はできないだろうな」

 

紫「壊れた…?幻想郷がなくなったとでも言うの?」

 

霊夢「…その通りだ」

 

紫「!?」

 

霊夢「突然訳の分からない奴らが来てな、そいつらは来るなりいきなり幻想郷を攻撃し始めた」

 

紫「訳の分からない奴らって?」

 

霊夢「いや、分からんって。見たこともない。しかもすげぇ強い。俺たちは戦ったけど余裕で負けた。母さんや魔理沙、レミリアにフラン…仲良かった人たちは全員やられた。気配も何もかも消えてしまった」

 

紫「何もかもって…」

 

霊夢「紫…お前もその時やられたよ」

 

紫「!?」

 

霊夢「姉ちゃんを身を呈して守ってたけど、姉ちゃんと一緒にやられたよ」

 

紫「姉ちゃんって…?あなた…一体誰なの…?」

 

霊夢は少し黙ってから答えた。

 

霊夢「……俺の名前は博麗 紅魔(こうま)。博麗 霊葉の弟だ」

 

紫「えっ…」

木葉「えっ…」

魔理沙「えっ…」

 

紫「えええええええええええっ!?」

木葉「えええええええええええっ!?」

魔理沙「えええええええええええっ!?」

 

紫、木葉、魔理沙の3人は突然の告白に大声を上げて驚いた。

 

紅魔「…うるさいな」

 

紫「ちょちょちょ待って!?えっ!?あなた…霊葉ちゃんの弟!?」

 

紅魔「…だからそう言ってるだろ」

 

魔理沙「嘘だろ…木葉…お前…子供が2人いたのか…?」

 

木葉「マジか…全く身に覚えがない…俺の子供は霊葉だけだろ…?」

 

紫「ちょっと持って…あなたの話が本当なら霊夢はやられたんでしょ?それなのになんであなたが霊夢の格好をしてるのよ…」

 

紅魔「…母さんの力は絶大だ。それこそ親父を完封できるくらいにな」

 

木葉「俺…知らないところで霊夢に負けてた…」

 

ドサッ…

木葉は地面に膝をついた。

 

紅魔「俺はやつの隙をついて母さんの魂を連れ戻してそのままこの世界に飛んできた。ただ言葉が上手く話せなくてな。出せた言葉は母さんが消えて亡くなる前の言葉だけだった」

 

紫「やっぱり本当に…」

 

紅魔「あの姉ちゃんもどきに言葉を植え付けられてからは普通に話せるようになった」

 

紫「姉ちゃんもどきって…あの霊葉ちゃん?」

 

紅魔「…あぁ。あいつは気をつけろよ」

 

紫「…?」

木葉「…?」

魔理沙「…?」

 

紅魔「あいつは…今回の異変の主犯の側近だ」

 

紫「!?」

木葉「!?」

魔理沙「!?」

 

紅魔はまっすぐ紫の方を見た。紫は今までの事を思い返していた。確かに霊葉の能力を使っていた。気配も何もかも霊葉そっくりだった。それが異変の主犯の側近となると、主犯の強さが伺える。

 

紅魔「俺がこの世界に飛んできたのは主犯の干渉を受けなくするためと、その側近を始末するためだ。だが俺の力じゃ敵わない。ましてや姉ちゃんのバカげた能力の前では無力に等しい。だから姉ちゃんの力に対抗できる母さんの魂を借りている」

 

魔理沙「そんなこと…できるのか…」

 

紫「じゃあ霊葉ちゃんを倒してもその主犯は残るじゃない…」

 

紅魔「側近さえ倒せば力が弱まる。主犯の厄介なところは膨大な魔力を使った強固な結界だ。あの結界を貫通するのは至難の業だ。だが側近さえ倒せば力の供給は失われる」

 

紫「なるほどね。ならこの異変を進めるには霊葉ちゃんを倒す必要があるのね」

 

紅魔「あぁ」

 

紫「ねぇ紅魔」

 

紅魔「ん?」

 

紫「あなたの能力は…何?」

 

紅魔「…魂呼ばいをする程度の能力だ」

 

魔理沙「魂呼ばい…?」

 

紫「…死人の魂を呼び戻す能力ね」

 

紅魔「…あぁ。死んだ直後なら魂だけでも連れ戻すことができる。それが俺の能力だ」

 

紫「なるほど…あなたはその能力で霊夢の魂を呼び戻して…」

 

紅魔「あぁ。俺の体に母さんの魂を宿らせた。おかげで強い力を手に入れた」

 

紫「そうだったの…じゃああなたを始末したら博麗大結界は…」

 

紅魔「それに関しては問題ないだろ。俺の中にある母さんの魂はあくまで俺たちの世界の母さんだ。この世界とは関係ない」

 

紫「じゃあなんで博麗大結界が今も残ってるのよ…霊夢の姿はないのに…」

 

紅魔「こっちの母さんはまだ死んでないんだろうな。どこかで生きてる」

 

紫「そうなのね…それは良かったわ」

 

魔理沙「でも結局霊葉を倒さねぇと話が進まないんならさっさと倒そうぜ」

 

紫「待って。作戦を考えないと…」

 

魔理沙「そんなの火力でどうにかできるだろ?」

 

紫「ダメよ。霊葉ちゃんの能力はこの子が言ってたように本当にバカげてるの。木葉の世界にいる三柱たちの姿になってしまったらもう手がつけられない」

 

紅魔「あぁ。姉ちゃんの能力はそこが厄介なんだ。姉ちゃんの能力は一度見た人や物に姿を変えることができる。しかもただ変えるだけじゃない。見た目や強さ、技も全てコピーする。単純に同じ人が2人いることになる。厄介すぎる」

 

魔理沙「う〜ん…それは厄介…」

 

紅魔「それにその三柱たちの姿に変わったら俺たちの攻撃は通らない。同じ三柱たちでないと…」

 

魔理沙「そこらへんはどうにかできないか?木葉」

 

木葉「分からん…掛け合ってみないと…」

 

紫「とにかく、無策で突っ込めるほど相手は優しくないの。霊葉ちゃん相手なら幻想郷の住人を動かすくらいでないと」

 

魔理沙「そうか…分かった」

 

紫「ねぇ紅魔」

 

紅魔「…なんだ」

 

紫「あなた、私たちに協力してくれないかしら」

 

紅魔「…」

 

紫「正直、今の状況を私たちで動かすのは難しいわ。相手も分からない。そんな中、少なくとも敵のことを知ってるあなたがいれば多少マシになると思うの。どうかしら」

 

紅魔「…この拘束を解いてくれたら考えてやるよ」

 

紫「…信じていいのね。あなたが逃げるとあの吸血鬼が言うことを聞いてくれない可能性があるの」

 

紅魔「…俺を動かしたいなら拘束を解け。それだけだ」

 

紫「…」

 

パリィン!!

紫は紅魔にかけていた拘束を解いた。

 

紅魔「…」

 

ギシッ…

紅魔はゆっくり立ち上がった。

 

紅魔「…さて、あいつを止める作戦でも考えるか。八雲 紫」

 

紅魔が協力してくれると分かった時、紫は少し安心した。

 

紫「…えぇ。頼むわよ。幻想郷の存亡をかけた戦いだからね」

 

紅魔「…あぁ。俺としてもあの野郎を野放しにはしたくない。家族を葬った罰は受けてもらう」

 

紫「なら、ここからは協力をお願いね」

 

スッ…

紫は右手を出した。

 

紅魔「…あぁ」

 

スッ…

紅魔も右手を出した。

 

ギュッ…

それを見た紫は紅魔の手を強く握った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…???

 

霊葉「…さて、そろそろ動こうかな。傷も治ってきたし」

 

ザッザッザッザッ…

霊葉はゆっくりと動き始めた。

 

霊葉「…このままだと計画が台無しになってしまう。早く三柱を倒さないと…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

霊葉はまた光たちの世界に向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…現実世界

 

条乃「智志!そっちにいるぞ!」

 

長津「はぁっ!」

 

バゴォン!!

長津は魔法でドレインたちを一掃した。

 

長津「ありがとう和人!」

 

条乃「おう!」

 

倉本「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

倉本はスピードを活かして一気にドレインたちを倒していった。

 

早乙女「やぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

バゴォン!!バゴォン!!ドゴォン!!バゴォン!!

早乙女は高い攻撃力を活かしてドレインたちを蹂躙していく。

 

倉本「流石は渚さん!」

 

早乙女「結衣ちゃんも中々やるね!」

 

三室「さて、次に死にたいやつは誰だ?」

 

ドレイン「カッカカカカカ!」

 

タッタッタッタッ!

三室の周囲にいたドレインたちが一斉に三室に向かって走り出した。

 

三室「ほぅ。みんな死にたいのか。そんなに死にたいなら送ってやるよ。黄泉の国に」

 

パァン!パァン!パァン!パァン!ドプッ…

すると周囲にいたドレインたちの頭が破裂した。頭が破裂したドレインたちはその場に倒れ、その後、体が腐っていくようにボロボロになっていった。

 

三室「…俺に近寄るなよ。毒に殺されるぞ」

 

矢巾「…」

 

ピュン!!ドスッ!!

矢巾は遠くの敵を矢で狙撃した。

 

ドレイン「カッカカカカカ!」

 

矢巾「数が多い…体力持つかな…」

 

本庄「アクエリアスさん!いきます!」

 

アクエリアス「いいわよ!全部流しちゃいなさい!!」

 

本庄「やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ザバァン!!

本庄は何も無いところから水を作り出し、ドレインたちを押し流した。

 

風和瀬「カプリコーン!いくよ!」

 

カプリコーン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!!

風和瀬とカプリコーンは大きな重力の塊を作り出した。

 

風和瀬「いっけぇぇぇぇぇ!!」

カプリコーン「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ドォォォォォォン!!

風和瀬とカプリコーンは重力の塊を作り出し、ドレインたちを挟み撃ちした。2つの重力がぶつかった事で挟まれたドレインたちの体が押し潰された。

 

双葉「ジェミニ!」

 

ジェミニ「この私に歯向かうなんて…なんて愚かな…」

 

ブゥン!

ジェミニは2つの弾幕を展開した。1つは融合の力、もう1つは消滅の力だった。

 

ジェミニ「反発する2つの力ってね、接触したら大爆発を引き起こすの」

 

ギュォォォォォォォ!!

ジェミニは融合の能力を使って2つの弾幕を接触させた。

 

バゴォォォォォォォン!!

その瞬間、大爆発が起こった。だが効果があるのはドレインだけで、周囲の建物には一切被害が出なかった。

 

双葉「相変わらず荒っぽいなぁ…」

 

ジェミニ「あなたに言われたくありませんよ。早く部屋を片してください」

 

双葉「うぐっ…」

 

双葉は部屋が汚いことを指摘されて何も言い返せなかった。

 

佐野守「やぁぁっ!」

 

ドン!グギッ!!バゴォン!ドォン!ドォン!

佐野守は次々とドレインを倒していく。佐野守の拳は当たれば爆発する仕組み。攻撃力は高いけど、爆煙で見えなくなるのは欠点。

 

佐野守「ふぅ…まだまだいくよ!」

 

立花「佐野守!」

 

佐野守「!」

 

キィン!!

立花はドレインの攻撃から佐野守を守った。佐野守の爆煙はしばらく消えないので、あまり攻撃していると敵の位置が分からなくなる。

 

佐野守「ありがとうございます!」

 

立花「全く…いつまでドレインを討滅したらいいんだ…」

 

ゾワァァァァァァァァァ!!

十二天星たちが戦っていると、空からとてつもない気配が現れた。十二天星たちは一斉に気配の方を見る。

 

霊葉「…さぁて、今度はどうしてあげましょうか。三柱たちを一度に相手にするのは流石に難しいから…」

 

霊葉は自分を見上げている十二天星たちを見つけた。

 

霊葉「…なるほど、三柱ほどじゃないけどそこそこ力のある人たちがいるのね」

 

霊葉は少し考える素振りを見せた。

 

霊葉「…三柱を相手にすることを考えたらあの人たちに力を使うのはもったいない…でもあの人たちは私を見逃さないでしょうね」

 

霊葉は周囲を見渡した。空は以前の青さを取り戻しており、ヒンメルと戦った時の面影はもう無くなっている。

 

霊葉「…あ、そうだ。三柱になればあの人たちを蹴散らすなんて簡単な話ね」

 

ブワッ!

霊葉は特殊な光に包まれた。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

光の中から現れたのは三柱 四季宝神 秋 オータム・フォールだった。霊葉はオータムに変身していた。

 

霊葉「…ふふっ。秋とは!!スポーツに芸術!食欲に実り!!豊潤な季節だ!!さぁ!さぁ!さぁ!!みんないっぱい秋を楽しもう!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!!

霊葉は周囲に魔力を展開した。

 

長津「なんだ…オータム様!?」

 

ぐぅぅぅぅぅ…

長津がオータムが現れたことに驚いていると、隣にいた条乃のお腹が鳴った。

 

条乃「智志…すまねぇ…」

 

長津「どうしたの?和人」

 

条乃「腹…減った…」

 

ドサッ…

条乃は空腹で倒れてしまった。

 

長津「和人!!」

 

ドサッ!ドサッ!ドサッ!ドサッ!

すると周囲にいた他の十二天星のメンバーたちも空腹で倒れていった。

 

長津「みんな!!」

 

霊葉「みんな空腹なんだねぇ…食欲湧いてくるよね?じゃあみんなにいいものあげるね!」

 

ブゥン!ババババババババババババババ!!

霊葉が色々と語った瞬間、霊葉の周囲に魔法陣が展開され、魔法陣からサッカーボールや野球ボール、バスケットボールやバレーボールなど、あらゆる球技のボールが一気に出てきた。しかもただ出てくるのではなく、弾丸のようにとてつもない速さで飛んでくる。

 

霊葉「いっぱいボール出すからこれで遊ぼう!」

 

ドドドドドドドドドド!!

霊葉が放ったボールは勢いよく地面に着地し、周囲の建物や壁に当たってさらに跳ね返ってくる。

 

長津「なっ!はぁっ!!」

 

ガシャン!!

長津は結界を展開した。

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

長津は結界で他のメンバーを守ったが、ボールの勢いが強すぎてすぐにヒビが入った。

 

長津「くっ…ただのボールなのに…」

 

ピシッ!!パリィン!!

長津が展開した結界が破壊された。その瞬間、長津たちに向かってボールが降り注ぐ。

 

ズドドドドドドドドドド!!

降り注ぐボールは何の変哲もないただのボールだが、弾丸のように飛んできては流石の長津たちでも痛い。

 

長津「うぐっ!がっ!!」

 

長津たちは無造作に飛んでくるボールに為す術がない。ただただ、自分たちの身を守るために必死に防御していた。

 

霊葉「あっははは!みんな楽しい!?ねぇ!楽しい!?」

 

霊葉はすごく楽しそうだった。霊葉が笑っている間も容赦なくボールが飛んでくる。

 

長津「がはっ!!…ダメだ…このままじゃ何もできない」

 

???「…そこまでにしてほしいな」

 

パチッ!!

新たに脅威的な気配が現れた。その瞬間、周囲を飛び交っていたボールが一瞬で全て消えた。

 

霊葉「!」

 

霊葉はすぐに異変に気づいた。周囲を見渡したが特に変わったことはなかった。

 

???「君、また現れたんだね。もうそろそろうんざりしてきたよ」

 

ゾワッ!!

霊葉の背後に異質な気配が現れた。その存在に気づいた霊葉はすぐに後ろを振り返った。

 

霊葉「!!」

 

サン「やぁ。今度はオータムに化けているのかい?」

 

霊葉の背後にいたのは三柱最強のサン・ソレイユだった。サンはただそこにいた。攻撃する様子はない。だが不思議だった。そこにいるだけのやつに霊葉は手が出せなかった。

 

霊葉 (…何この人…この異質感…攻撃してこない…様子を見ているのか…無防備に見えるけど何故か手が出ない…自分の体が危険信号を発してる…手を出せば殺されると私の勘が囁いてる…)

 

霊葉はサンを目の前にして色々と考えを巡らせていた。

 

サン「ねぇ君。君がしたことはひとつの世界を壊しかねない行為だよ。そのこと…ちゃんと分かってる?」

 

霊葉「っ…」

 

サンは特に何もしていない。だが霊葉は徐々にサンの気配に押されていた。どんどん空気が重苦しくなり、次第に呼吸もしにくくなっていった。

 

霊葉 (この人…一体何なの…こんな強い気配を放っていたのに背後に現れるまで気づけなかった…どうして…)

 

サン「ねぇ君」

 

霊葉「!」

 

霊葉がサンの声に反応してサンの方を見た。その時、サンの顔は怒っていた。

 

サン「君、僕たちの世界を壊しに来たの?ねぇ、答えてよ」

 

サンは霊葉に回答を促す。これまで特に攻撃してこなかったのがさらに恐怖感を増大させる。

 

霊葉「っ…」

 

霊葉はサンの気配に圧倒されていた。下手なことをすればすぐに殺されると感じていたからだ。

 

サン「ねぇ、聞こえてるでしょ?答えてよ」

 

霊葉「…私はこの世界に存在する力を取りに来た。この世界は強い力で溢れている。主様を動かすには十分な力」

 

サン「…主…ねぇ」

 

霊葉「あなたが降参するならこの世界の人たちを殺しません。さぁ、力を渡してください」

 

サン「…はぁ、随分と弱く見られてるなぁ…」

 

霊葉「!」

 

ゾワッ…

霊葉は一瞬でおぞましい気配を感じた。

 

サン「君、僕が降参すると思ってる?」

 

霊葉「っ…」

 

霊葉は目の前にいる三柱に恐怖感を感じており、迂闊に手を出せない。霊葉は三柱に姿を変えているが、何故かサンに勝つビジョンが見えない。

 

サン「…取引できるのは強い者が弱い者に向けてだけだよ。弱い者に場の決定権があるとでも?」

 

霊葉「…この私が弱いと…そう言いたいのですか?」

 

サン「逆に、君が僕より強いとでも?」

 

霊葉「っ…」

 

霊葉はサンに勝てないとすでに察していた。サンの言葉はいちいち刺さる。

 

サン「もう分かってるでしょ?勝てないって。君はそこまで頭が悪いようには見えない。このまま帰って二度とこの世界に干渉しなければ僕は何もしないよ。でも帰らず何か起こすなら容赦はしない」

 

霊葉「…なるほど、ですが私たちの計画にあなた方の力が必要です。ここは引きませんよ」

 

サン「…ダメな選択だよ。考え直さないの?」

 

霊葉「こちらとしては必要な選択です。主様を動かすには私が体を張る必要があります」

 

サン「…そっか…悲しいなぁ…君、主とやらに別れの言葉を残してあげて。一生の別れになると思うから」

 

霊葉「あら、そんなこと言ってくれるんですね。でも必要ないです。従者は主様のためなら死ぬのなんて怖くないです」

 

ドシュッ!!

霊葉が話し終わった瞬間、霊葉の頭が宙を舞った。

 

長津「!?」

 

サンと霊葉の様子を見ていた長津は霊葉の首が飛んだのを見て驚いた。

 

サン「…自己犠牲は君を救ってくれないよ。君はただ、自分を犠牲に拠り所を作っているだけ。用済みになれば捨てられるよ」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

霊葉は真っ逆さまに落ちていった。

 

サン「…」

 

ブクブクブクブク!

すると霊葉の首から新しい顔が形成された。

 

ヒュッ!スタッ!

霊葉は地面に落ちる前に顔を作り終え、綺麗に着地した。

 

霊葉「…」

 

霊葉はサンの方を見上げる。

 

サン「…」

 

サンは霊葉の方を見下す。

 

長津 (この人…確か光の娘さん…だったかな)

 

霊葉「…異次元な力。あなた一人で十分かもしれませんね」

 

サン「…これ以上なにかするなら本当に君を消すよ」

 

霊葉「…」

 

霊葉はサンの気配に圧倒されていた。戦っても勝てないと分かってはいるが、この力があればすぐに自分の計画が進むと思っているため、どうしても引くことができない。

 

霊葉「ご忠告ありがとうございます。ですが、こんなところで引き返すわけにはいかないのです」

 

ビュン!!

霊葉は一気にサンに接近した。

 

サン「…そう。分かった。じゃあ容赦しないよ」

 

霊葉「はぁっ!」

 

ドゴッ!!

霊葉はサンに攻撃した。霊葉の拳はサンの頭部に命中したが、何故かサンの頭を貫通していた。

 

霊葉「!?」

 

サン「…」

 

ドォン!!

すると霊葉は何か衝撃波を受けたような感覚を感じた。

 

霊葉「うぐっ…!!」

 

ビュン!!

霊葉は少し吹き飛ばされたが、すぐに体勢を整えた。

 

霊葉「あの人…さっきから動いてないのに…なんで…」

 

霊葉はサンの異常に頭を抱えていた。

 

サン「…熱」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!!

すると霊葉の体が熱を帯び始めた。

 

霊葉「あつっ…!!何よこれ!!」

 

サン「…もう、折角何度もチャンスを与えたのに…」

 

ビリッ…

サンの口元に電気が走った。

 

サン「 "圧" 」

 

ブゥン!

すると霊葉は見えない圧によって体が押し潰されていった。

 

霊葉「あがっ…!がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

霊葉は熱と圧によって苦しくもがいていた。

 

ピシッ…パキン!!

するとサンの周囲の空間がヒビ割れた。

 

ドォン!!

そしてサンに一番近い地面が隆起し始めた。

 

長津「!?」

 

長津は急に隆起した地面を見て驚いた。

 

霊葉「ぐっ…このっ…」

 

サン「まだ間に合うよ。僕が強い力を使ったらこの世界は耐えられない。だから今はまだ弱い力を使ってる。どう?考えは変わった?」

 

霊葉「ぐっ…」

 

霊葉はサンの力を身に受けて確信に変わった。

 

霊葉「私ではこの人に勝てない…!どうすれば…でも引き下がれば力は得られない…!主様に…顔向けが…!」

 

ゾワッ!!

するともうひとつ脅威的な気配が現れた。

 

霊葉「!」

 

ルナ「サン。世界が壊れかかってますよ。力を使いすぎないようにしてくださいね」

 

サン「…うん。分かってるよ。ルナ」

 

霊葉「っ…」

 

霊葉は現れたもうひとつの気配に驚いていた。さっきまで対峙していた相手よりもさらに強い気配が現れたからだ。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ルナが現れると、ヒビ割れた空間と隆起した地面が元に戻り始めた。

 

長津「ルナ…様…!」

 

ルナ「あなたですね、私たちの世界に手を出していたのは」

 

霊葉「…」

 

霊葉は自分より遥かに強い気配が2人もいて正直恐怖感が強かった。このまま帰れるなら帰りたい。でも従者としてこのまま引く訳にはいかないといったプライドが邪魔をする。

 

ルナ「私たちの世界はあなたを歓迎していません。今すぐお引取りを」

 

霊葉「…それはできない…私は…あなたたちの力を…」

 

ルナ「過ぎた力はあなたを破滅させますよ。あなたはご自分の体を労らないと」

 

霊葉「…私はあの方の従者…私用は…持ち込まない!!」

 

パリィン!!

霊葉はサンの熱と圧を突破した。

 

サン「あらら、突破されちゃった」

 

ルナ「十分ですよ」

 

ズォッ…

ルナの腕が青黒く変色した。

 

ルナ「あなたはこの世界にいるべきではないですね」

 

ズォォォォォォォォ!

突然、空が真っ黒に染まった。

 

霊葉「!!」

 

ルナ「ここだとこの世界が壊れかねません。場所を移しましょう。牡羊座の主」

 

長津「はい!」

 

ルナ「みなさんを頼みます。他の三柱もこちらに向かっています。何かあったら三柱たちにお願いしてみてください」

 

長津「は、はい!」

 

ルナ「…では」

 

ズォォォォォォォォ!

ルナとサン、霊葉は黒いオーラに包まれ、その場から姿を消した。その時、黒く染っていた空は元の青色に戻っていた。

 

長津「サン様…ルナ様…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…無の空間

 

ここはルナが作り出した空間。あらゆる干渉を遮断する効果を持ち、空間内にいる者が外に干渉することができない様になっている。その逆も同じで、外からこの空間に対して干渉することもできなくなっている。

 

霊葉「…ここは」

 

ルナ「ここは私が作り出した世界。私たち三柱があの世界で暴れるとすぐに崩壊してしまいます。その干渉を防ぐための世界」

 

霊葉「…なるほど、あなた方は世界を作り出すほどの力を持っていると…これは欲しいですね」

 

ルナ「…サン」

 

サン「何。ルナ」

 

ルナ「…本気で潰しますよ」

 

霊葉「っ…」

 

ゾワッ…

霊葉はルナの言葉に恐怖を覚えた。

 

サン「…いいよ。ここなら世界が壊れることもないし」

 

ルナ「覚悟はできましたか?侵入者さん。もうあなたの悪事は見てられません。あなたを殺すまでこの世界を閉じませんのでお気をつけを」

 

霊葉 (…申し訳ございません主様…私はここで散ります。今まであなたにお仕えできたこと…感謝の限りです)

 

ルナ「…」

サン「…」

 

ルナとサンはすでに戦闘態勢に入っていた。三柱トップの2人が警戒態勢になっていると、全く隙を感じさせない。

 

霊葉「…さぁ、始めましょうか。覚悟はできましたよ」

 

ルナ「では…いきましょうか。サン」

 

サン「うん。いくよ」

 

パァァァァァァァァ!!

すると周囲が陽の光で明るくなった。

 

サン「力が湧いてきたぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

サンは陽の光で何やらオーラを纏った。

 

ルナ「…では、私も」

 

ジュワッ…パァァァァァァァ…

すると周囲を照らしていた陽の光が消え、今度は月の光が周囲を照らした。

 

ゴォォォォォォォォ!!

ルナは月の光で何やらオーラを纏った。

 

霊葉「…なるほど…この人たち…なんでもありですね…」

 

ビュン!!ドゴッ!!

先に動いたのはサンだった。サンは霊葉の背後に立ち、霊葉の首元に攻撃した。

 

霊葉「がはっ…!!」

 

サン「まだまだいくよ」

 

ビュン!!

サンは霊葉の前に姿を現した。

 

サン「ははっ…!」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

サンは連続で霊葉を攻撃した。霊葉は防御もできず、サンの攻撃を全て受けてしまった。

 

霊葉「かっ…」

 

霊葉は思ってた以上に強い攻撃が来て意識が飛びそうになっていた。

 

サン「いくよ!ルナ!」

 

バゴォォォォォォォン!!

サンが思いっきり霊葉を攻撃すると、霊葉は凄まじい速度でルナの方へ飛ばされた。

 

ルナ「では、次は私ですね」

 

ガシッ!!

ルナは飛んできた霊葉の首をタイミングよく掴んだ。

 

霊葉「あがっ…!!」

 

ルナ「…あなたのその姿…目障りなので消しますね」

 

ズォッ…パリィン!!

ルナは霊葉にオーラを移し、相手の本当の姿を晒した。

 

???「!?」

 

ルナ「…それが本当の姿ですか」

 

???「っ…」

 

ルナによって姿を現したのは白い服に白い目を持つ女性だった。

 

ルナ「…あなた、あの子の姿を借りていたんですね」

 

???「…私の力を塗り替えるとは…馬鹿げた力ですね…」

 

ルナ「…」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!

ルナは???の周囲に圧で固めた空気の塊を作り出した。

 

ルナ「…」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!!ドシィン!!

そしてその空気の塊を???にぶつけた。???は凄まじい圧力に何もできなかった。

 

???「がぁぁぁぁっ…!このっ…!!」

 

ルナ「…」

 

サン「いくよー!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

サンは太陽を作り出していた。

 

ジュワァァァァァァァ!

すると???の服と皮膚が燃え始めた。

 

???「アァァァァァァァァ!!」

 

???は太陽の熱に苦しんでいた。どうにか抜け出そうとするが、ルナの空気の塊のせいで身動きが取れない。

 

ルナ「では私も」

 

ブゥン…

ルナは???の周囲の空気を全て消した。その際、サンの太陽も消えてしまい、???はサンの太陽の熱から解放されたが、それと同時に呼吸できない苦しみを味わうことになった。

 

??? (こ…呼吸が…)

 

サン「もうルナ!もうちょっとで燃やせたのに!」

 

ルナ「すみませんサン。もう少し苦しむところを見たいので。あなたの力だとすぐに殺してしまうでしょう?」

 

サン「…確かに」

 

ギュォォォォォォォ!!

ルナは紫色の球体を作り出した。

 

ルナ「…まずはひとつ」

 

ドォン!

ルナは???に向かって球体を放った。

 

ズォォォォォォォォ!!

ルナの球体が???の体を貫通すると、その部分が削り取られてなくなっていた。

 

???「!?」

 

サン「あらら、ルナったら…悪い癖出てるよー?」

 

ルナ「いいのです。これが楽しいのです」

 

ルナの悪い癖。それは、相手を苦しめながら少しずつ体を削っていき、やがて死に至らしめる戦い方。一方的に自分に有利な条件を押し付けるこの空間ではルナを上回ることはできない。これはサンにもできない。今までルナが動いた時にサンの攻撃が消えていたのもルナがサンの力を上回っていたから。

 

ルナ「さぁ、あなたはどんな鳴き声を聞かせてくれるのですか?」

 

???「っ…!!」

 

???はルナとサンの力に恐怖を覚えた。

 

サン「あーあ…こうなったらルナは止まらないんだよねー…」

 

ブワッ…

サンは自身を纏っていたオーラを解除した。

 

サン「ここからは観戦するとしようかな」

 

サンはこれ以降手を出さないようにした。

 

ルナ「では…次いきますよ」

 

ギュォォォォォォォ!!

ルナはまた同じ球体を作り出した。

 

???「っ…!!」

 

???はなんとか抜け出そうとしたが、やはりルナの力が強すぎて何もできなかった。

 

ドォン!!

ルナは???に向けて球体を放った。その球体は???の下半身を貫通し、???の下半身が全て削られた。

 

???「!!」

 

このルナの攻撃は痛みを感じないが、実際に体を削られている。???は本当に死を悟った。

 

??? (…すみません主様)

 

ルナ「さぁ…最後ですよ」

 

ギュォォォォォォォ!!

ルナは同じ球体を複数展開した。

 

???「!?!?!?」

 

ガシッ!!

ルナは???の顔を掴んだ。

 

ドォン!!ドォン!!ドォン!!ドォン!!

ルナの球体は無慈悲にも???の体を貫通していった。その度に???の体が削られ、???の体はやがてルナが掴んでいた顔と首だけになった。

 

???「っ…」

 

サン「…いつ見ても…グロいなぁ…」

 

???は首から下が無くなっていた。もう生きることはできない。その姿を見たサンは少し引いていた。

 

サン「さすがの僕でもここまではしないなぁ…」

 

ルナ「…さて、首と頭だけになったあなたに質問です」

 

???「…」

 

ルナ「あなたの本当の名前は…なんですか?」

 

???「…」

 

???はこんな時に何を言い出すのかと思っていた。名前を言って何になるのか理解できなかった。だが、もう死ぬことを悟っていた???はルナの質問に答えることにした。

 

???「…ココト」

 

ルナ「…ココト。それがあなたの名前なのですね」

 

ココト「…えぇ」

 

ルナ「…最後にあなたの名前を知れて良かったです」

 

ズォォォォォォォォ…

ルナの腕が青黒く変色し、それがどんどんココトの顔に移っていった。

 

ココト (主様…お元気で…)

 

ルナ「さようなら。ココト」

 

ブワッ!ボロボロ…ボロボロ…

すると、全てが青黒く変色したココトの顔がボロボロに崩れて消えた。

 

ルナ「…」

 

サン (…相変わらず慈悲の無い)

 

ルナ「サン」

 

サン「…何?」

 

ルナ「…帰りましょうか」

 

サン「はいよ」

 

サンはこの時、ある事を考えていた。

 

サン (…これは帰ったら甘えてくるパターンだなぁ…いつもこうなんだよ。怖い殺し方をしておいて罪悪感に押し潰されそうになるって理由で僕にくっついてくるんだよなぁ…やめたらいいのに…こんな殺し方)

 

サンは今後のことを考えると胃が重くなった。




〜物語メモ〜

博麗 紅魔(はくれい こうま)
別次元の幻想郷に住んでいる木葉と霊夢の子供。霊葉の弟で、物静かな子。いつも姉の霊葉には手を焼いている。

紅魔の能力
魂呼ばいをする程度の能力
死者の魂を呼び戻し、自身に付与することができる。付与することで、呼び戻した人の能力や力を得ることができる。ただし、付与できるのは死んだ人の魂のみで、生きている人の魂は付与できない。また、付与できるのは1人だけ。複数人の魂を付与することはできない。

三柱 四季宝神 秋 オータム・フォールについて
オータムは秋を司る三柱で、相手を極度の空腹状態にしたり(食欲の秋)、球技で使われる球を大量に生成したり(スポーツの秋)、秋に関する技を出す。三柱の中では一番力が弱いが、これは他の三柱と違って人が使う道具や遊びで戦っているから。自身の能力をフル活用すればもっと上を狙えるが、それはオータムにとって面白くないので、このような戦い方になっている。

無の空間
ルナが作り出した空間。三柱たちは各々力を使うと、少なからず世界に影響が出てしまう。それを防ぐための空間。この空間は外からの干渉を遮断し、内からの干渉をも断絶する力を持つ。ここで戦えば三柱たちが本気で戦っても世界に影響は出ない。また、この空間の中ではルナの力を上回ることは不可能とされている。三柱で一番力が強いサンですら、この空間内ではルナに勝てない。

サンとルナの秘密
三柱 二刻神 太陽と月を司る2人にはある秘密がある。それは、サンは太陽の光を、ルナは月の光を受けることで、自身を強化することができる。

サンとルナの能力の秘密
サンはあらゆるものを作り出す力を持っており、何も無いところから思いのものを作り出すことが可能。それに対してルナはあらゆるものを消滅させる力を持っており、消したものを別の何かに変換することができる。今回は、サンが太陽を作り出し、ルナが太陽を消滅させて月の光を生成した。

ルナの悪い癖
ルナは相手を追い詰めるとき、相手を苦しめながら少しずつ体を削っていき、やがて死に至らしめる戦い方。一方的に自分に有利な条件を押し付ける無の空間ではルナを上回ることはできない。これはサンにもできない。今までルナが動いた時にサンの攻撃が消えていたのもルナがサンの力を上回っていたから。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。