木葉たちはその後紅魔館に帰って事の経緯を話した。
レミリア「赤い石…」
長津「そうです」
レミリア「この世界にはそんな石なかったと思うけど」
長津「じゃあやはり外の世界から」
レミリア「その可能性の方が高いわね」
条乃「あの野郎!次はぜってぇ叩きのめしてやるからなぁぁぁぁぁ!」
本庄「条乃さん落ち着いて…」
レミリア「あの人、帰ってきてからずっとあんな感じだけど、どうかしたのかしら?」
長津「私たちがこの石を拾った時に異様な気配を放つ人が現れたんです。その人は和人と宗司の攻撃を軽々と弾く程の力を持つ人でして私たちはその人に見逃してもらえたんですけど、それが気に食わなかったのか和人はあぁなっちゃったんです」
レミリア「な、なるほど。あなたも大変ね」
長津「はい」
レミリア「とりあえずそいつの事について分かったことはないのかしら?」
長津「えーっと…その人はその赤い石のことを我の結晶って言ってましたね」
レミリア「ふむ」
長津「あの石を壊した人が誰なのかを探してたのであの石が急所である可能性はありますね」
レミリア「なるほど、なら見つけ次第壊すのが得策かしら?」
長津「さぁ、どうでしょう。おそらく今回は運が良かったのかも知れないですね」
レミリア「なるほど。分かったわ。一応私たちも警戒しておくわね」
長津「えぇ、分かりました」
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場所…???
???「あら、あいつは倒せなかったわね。折角やつらの弱点を出してあげたのに。でもこれで残り二人。二人を戻せばあいつが出てくるわね」
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場所…紅魔館の一室
霊夢「ど、どう木葉。き、気持ちいい?」
木葉「ふにゃあ〜。んー気持ちいいよー」
霊夢「私にだってあれくらいできるんだからね。次からは私を頼ってよ」
木葉「はいはーい」
霊夢「さ、これでお終い。どう?身体軽くなった?」
木葉「んーはぁ…あーさっきよりも少し軽くなったな」
霊夢「そう。それは良かったわ」
木葉「ありがとう霊夢」
霊夢「どういたしまして」
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その頃ドアの隙間から見る三つの影
早苗「見ましたか?二人とも。霊夢さんが積極的になってますよ!」
うどんげ「そ、そうね。これは…いいかも」
妖夢「霊夢さんがあんな感じになるのは見たことないですね」
早苗「マッサージしてる間ずっと顔を赤くしてましたもんね」
うどんげ「背中押してるだけなのにね〜」
妖夢「やっぱり隠れて霊夢さんを見るのは止められませんね」
ドーン!
突然外から爆発音が聞こえた。
早苗「な、何でしょう!?」
うどんげ「外から聞こえましたね」
妖夢「また敵が攻めてきたのでしょうか」
早苗「とりあえず行ってみましょう!」
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場所…紅魔館 門
早苗「な、門が」
うどんげ「確か美鈴さんがいたはずじゃ」
妖夢「二人ともあの木の近くで誰かが倒れていますよ!」
倒れていたのは美鈴だった。
うどんげ「美鈴さん…」
早苗「あなたたち!誰なんですか!」
早苗が誰かを見つけたのかそう問いかける。
妖夢「早苗さん。誰かいるんですか?」
早苗「はい。います。丁度門があったところに三人ほど」
妖夢「え、でも何も見えませんが」
そうしていると続々と後ろから皆が集まってきた。
条乃「これは」
レミリア「!!」
レミリアは木のそばで倒れている美鈴を見つけた。
レミリア「美鈴…」
咲夜「あの子…」
矢巾「そこにいるのは誰ですか」
矢巾が突然そう問いかけた。
三室「どうした光輝。何を言ってるんだ」
矢巾「そこに人がいます。門があったところ辺りに三人ほど」
条乃「あ?何も見えんが?」
早苗「あなたも見えるんですね!」
矢巾「とするとあなたも?」
早苗「はい!見えています!」
条乃「どうゆうことだ?」
矢巾「おそらく姿を消しているんです。僕は能力でその存在を確認出来ます」
条乃「じゃあその姿を見えるようにするにはどうしたらいいんだ?」
矢巾「ここは僕がやります。僕の能力は千里眼と妨害を操る能力です。僕がやつらの姿を見えるようにします」
条乃「そうか」
矢巾「サジタリウス。力を使うよ」
サジタリウス「あぁ、任せてくれ」
矢巾「…
ビュン!
矢巾は矢を放った。
シュゥゥゥゥ!
その矢は少し飛んで光を発した。
条乃「うわっ眩し!」
その矢はやがて光を失いそれと同時に敵はその姿を見せた。
条乃「あれが今回の敵か?」
その姿は一人は弓矢を持ち、一人は極彩色の実をつけた枝を持っており、一人はピンク髪で扇子を持っている。
妖夢「幽々子様!?」
うどんげ「輝夜様にお師匠様まで!?」
条乃「なんだ?知り合いなのか?」
妖夢「はい。幽々子様は私の主人です」
うどんげ「私のところも同じです」
長津「なるほど、今回は三人ですか。前回は二人だったからまだいけたものを今回はそう易々とはいけなそうですね」
レミリア「神槍 スピア・ザ・グングニル」
妖夢「レミリアさん!?」
長津「何をするつもりですか!?」
レミリア「決まっているわ。倒すのよ。あの三人を」
うどんげ「それは無茶ですよ!」
レミリア「私はね、自分の家族があんな事になっているのに黙っているほど余裕はないの」
咲夜「私も同じですわ」
妖夢「でも!」
レミリア「妖夢。少し黙ってて」
妖夢「…はい」
スタスタスタスタ
そうするとレミリアは一人だけ前に歩き出した。それと同時に敵も一人だけ前に歩き出した。
うどんげ「お師匠様…」
レミリア「あなたたち容赦はしないわよ」
グッ…
レミリアは槍を構えた。
レミリア「あなたたちを一瞬で終わらせるわ。長い戦いは好きじゃないの」
ビュン!
そうしてレミリアはその槍を投擲した。
シュッ!
それと同時に敵も矢を放った。
キィン!バゴォン!
勝負は一瞬だった。勝ったのはレミリア。
レミリア「その程度なのね。あなたって」
八意「…」
レミリア「あなたのその目…二度と見たくないわね」
レミリアが槍を構え攻撃しようとした時
長津「倉本!あの人を館の中に運んで!宗司はその後あの人とドレインを切り離して!」
倉本「分かりました!」
双葉「おう!」
ギュッ!タッタッタッタッタッ!
倉本はすぐに敵を抱え、館に運んだ。その後双葉の分離の能力で永琳とドレインは切り離された。
倉本「長津さん!できました!」
長津「分かった!ありがとう二人とも!」
双葉「はい!」
倉本「いえいえ!」
条乃「だが残り二人。あいつらはどうするよ」
うどんげ「輝夜様は不老不死なんです。なのでなにをやっても勝てないかと」
条乃「不老不死!?あの二人のどちらかが不老不死か!?すげぇ!初めて見たぞ!」
長津「ですが、それでも勝てますよ」
うどんげ「それはどうやって…」
長津「ドレインの体力だけを削ります」
うどんげ「そんなことができるんですか?」
長津「私はできませんが、本庄ならできます」
うどんげ「本庄…さん?」
長津「本庄。君の覚醒した能力でドレインだけを倒してくれ」
本庄「わ、分かりました!」
スタスタスタスタ
本庄がトコトコと歩き始めて少し前のところで止まる。
本庄「アクエリアスさん。力を貸してください」
アクエリアス「いいわよ。あの人を引き剥がすんでしょ?」
本庄「はい。ドレインから切り離すために冥界の力を使います」
アクエリアス「分かったわ。任せなさい」
本庄「十二門の鍵…解錠!」
ヒュゥゥゥゥゥ…
本庄の周りに水が出現した。
本庄「
うどんげ「あ、あの…本庄さんってどんな能力が…」
長津「本庄の能力は水と治癒を操る能力。そしてその覚醒した能力は水害と冥界。今回はその冥界の能力でドレインだけを倒すんです」
うどんげ「冥界とはどんな能力何ですか?」
長津「得た力を反転させる能力です」
うどんげ「ど、どうゆう事なのでしょう」
長津「例えば傷を負った人が回復するとしましょう。そうなると普通なら回復しますが本庄の冥界の能力が発動していれば回復せずそのままダメージを負うことになるんです」
うどんげ「な、なんと」
長津「今回あの方のどちらかが不老不死であったとして、ドレインはその人を取り込むと常に力を吸収して回復や再生を行います。そこに冥界の力が加われば回復や再生は出来なくなり常にダメージを負うことになります。そうやって時間経過でドレインを倒すんです」
早苗「でもそうなったら輝夜さんが!」
長津「大丈夫です。確かにドレインが消えれば取り込まれた人も一緒に消えます。ですがそれはドレインが取り込んでいたらの話です。今は本庄の冥界の能力で全ての効果が反転しています。なので、吸収しているはずの力は無くなり切り離されたドレインはただのドレインになります」
早苗「な、なるほど」
長津「あとはそのドレインだけを叩けばいいんです。ただのドレインはとても弱いですので」
うどんげ「じゃあ輝夜様は助かるんですね!?」
長津「えぇ、少しダメージはありますが回復すれば元に戻りますよ」
鈴仙「そ、それは良かったです…」
そうこう話していると冥界の能力は解け、本庄がドレインを攻撃していた。
ドレイン「オォォ…」
ドレインは消え、解放された輝夜はその場に倒れ込んだ。 本庄はその人を抱え、館に運んだ。
条乃「で、あと一人どうするよ」
妖夢「幽々子様…」
長津「あの人について情報がないからなんとも…」
妖夢「幽々子様は幽霊です。簡単に言えば」
条乃「ゆ、幽霊!?」
妖夢「はい。幽々子様の周りに白い何かが飛んでいるのが見えるでしょう」
条乃「た、確かに…だが!なぜ死人がここにいる!?意味が分からんぞ!!」
妖夢「この幻想郷には冥界という死者が集まる場所があります。私と幽々子様はそこに住んでいます」
条乃「じゃ…じゃあ…お前も…」
妖夢「私は半人半霊です。人でもあり幽霊でもあります」
条乃「な、なんなんだ。この世界は…」
長津 (死人…か…)
長津が考えながら前を見ると、その人はそこにはいなかった。
長津「え、さっきの人はどこに…」
条乃「あ?確かにどこに行ったんだ?」
妖夢「幽々子様…」
妖夢が落ち込んでいると後ろから抱きつかれた。
幽々子「妖夢〜!」
妖夢は驚いたがその声の主が誰なのかすぐに分かった。
妖夢「幽々子様!」
幽々子「妖夢。そんな暗い顔しちゃダメよ〜もっと上を見てね」
妖夢「幽々子様!」
ギュッ!
妖夢は幽々子様に抱きついた。
条乃「どうなってんだ?これは」
長津「あーなるほど!ドレインはその人の命を吸い取るために取り込むけど、この人は幽霊。つまり生きていない人だからドレインに取り込まれなかったのか!」
条乃「あーなるほど、そういうことか」
幽々子「ごめんね妖夢。敵になりすまして難を逃れようと思っていたのだけれど思いのほか抜け出せなくて結局さっきまでもつれ込んじゃったのよ〜」
妖夢「そうですか!良かったです!」
長津「とりあえず、これで一件落着って事で。和人、壊れた門を直してあげて。本庄は外で倒れている人の傷を治してあげて」
条乃「はいはい」
本庄「分かりました」
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場所…???
???「これで全員助けることが出来たわね。そろそろ来るんじゃないかしら?まぁ、もし来たらこれを