木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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ただいま

場所…現代

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

十二天星たちが幻想郷から帰ってきた。

 

条乃「あーやっと帰ってこれたわ」

 

本庄「ほんと、長い旅でしたね」

 

長津「あぁ、これはしばらく休んでもいいかもな」

 

風和瀬「ふへ〜やっと休暇ですよ」

 

三室「でもあそこは不思議なところだったな」

 

早乙女「確かにそうですね」

 

倉本「私またいつか幻想郷に遊びに行きたいです!」

 

双葉「俺もまた行きたいな」

 

本庄「じゃあまたみんなでお邪魔しましょうよ!」

 

佐野守「賛成!私も行きたいです!」

 

みんなが家に入っていく中、光だけはその場に留まっていた。

 

立花「…光?行かないのか?」

 

光「…あぁ、行くよ」

 

立花「やっぱりあの子のこと…気になるのか?」

 

光「うん。気になる」

 

立花「そうか…まぁ、とりあえず今は休もう」

 

光「…あぁ。そうしよう」

 

光 (霊夢…少しの間だけ待ってて…必ずそっちに行くから…)

 

そうして十二天星たちは自分たちの家に入った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

長津「みんなお疲れ様。色々あったからしばらくは休んでいいよ」

 

全員「やったー!」

 

光「…」

 

長津「光。今回はすぐに駆けつけられなくてごめんな」

 

光「いや、それに関しては大丈夫。こうしてみんながいるんだから」

 

長津「…そうか」

 

光「俺は部屋に戻るよ」

 

長津「分かった。ちゃんと休みな」

 

光「あぁ」

 

スタスタスタスタ

光はその場をあとにした。

 

倉本「光さんやっぱり霊夢さんと離れたくなかったんじゃ…」

 

早乙女「そうかもしれない…」

 

三室「まぁ、あそこまで大事にしてたしな」

 

倉本「確かに。私が初めて幻想郷で光さんと会った時は霊夢さんを守っていましたからね」

 

長津「その後も僕たちを睨みつけてたね」

 

立花「確かにな」

 

長津「あの時の光は久しぶりに見た。人を守るために人に背を向け、敵となる相手を見る。あれが光らしいよ」

 

三室「確かにな。俺も久しぶりに見た」

 

矢巾「光さんだけでなくライブラも帰ってきて一件落着ですね」

 

長津「うん…まぁね」

 

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場所…光の部屋

 

バサッ…

光はベッドに倒れ込んだ。

  

ライブラ「光…お疲れ様です」

 

光「うん…」

 

ライブラ「…やっぱり、あちらの世界で暮らしたいんですか?」

 

光「…うん」

 

ライブラ「…」

 

光「あの時少し待っててねって言ったのに俺が待てなくなったよ。早く幻想郷で暮らしたい。早く霊夢に会いたい」

 

ライブラ (さっき別れたばっかりなのにこれですか…凄まじいですね)

 

光「霊夢ぅ…」

 

ライブラ (全く…だらしないですね…)

 

光「なぁ…ライブラ」

 

ライブラ「はい」

 

光「明日から仕事始めたいんだけどいいかな?」

 

ライブラ「…構いませんよ」

 

光「…ありがとう」

 

ライブラ「全く…依存症ですね」

 

光「はは…そうかもな…」

 

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場所…幻想郷

 

霊夢は縁側からずっと空を見ていた。

 

魔理沙「霊夢。木葉は帰ってくるって言ったんだからもう少し信用しようぜ」

 

霊夢「信用してるわよ。でも、私が最初に木葉を見つけたいの」

 

魔理沙「全く…でもそれじゃあ休めないだろ?」

 

霊夢「いいの。私は木葉を待ってる」

 

魔理沙「…そっか…程々にな…」

  

スタスタスタスタ

魔理沙はその場をあとにした。

  

霊夢 (木葉…早く帰ってきて)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

それから数日が経った。その間光は世界の均衡を保つ仕事を淡々と進めていた。

  

光「これじゃあ遅い…霊夢が待ってる…」

 

ライブラ「光…少し休んだらどうですか?」

 

光「俺が休むのはこの仕事が終わってから」

 

ライブラ「でもそれじゃあボロボロのままあの人に会うことになりますよ」

 

光「それでもいい。俺は一刻も早く霊夢に会いたい」

 

ライブラ「全く…仕方の無い人ですね」

 

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霊夢「木葉…昨日も来なかった…」

 

魔理沙「やっぱり忙しいんだな…木葉も」

 

霊夢「早く会いたい…」

 

魔理沙「仕方ないのぜ…私たちは幻想郷から出られない…待つしかないのぜ」

 

霊夢「…」

 

魔理沙「木葉が来るまで一緒に待ってやるから元気だせって」

 

霊夢「…うん」

 

それからまた数日が経ち、異変解決から一週間が経過した。

 

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光「やっと終わった…」

 

ライブラ「お疲れ様です。光」

 

光「あぁ、これでやっと霊夢に会いに行ける…」

 

ライブラ「その前にちゃんと休んでください。ちゃんと身だしなみも整えて明日幻想郷に行きましょう」

 

光「あぁ…そうだな」

 

光 (霊夢…明日そっちに行くから…もう少しだけ…待ってて) 

 

バタン

光はそのまま寝てしまった。

 

ライブラ「…全く。頑張りすぎですよ」

 

光「スゥー、スゥー」

 

ライブラ「はぁ…とりあえず…運びますか…」

 

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その夜…

 

光「ん…んーん?」

  

ゴロン…

光は寝返りを打った。

 

光「ん?あれ?ここは…さっきまで仕事場にいたはず…ライブラ。ここどこ?」

 

光はライブラを呼んだが返事がなかった。

 

光「あれ、なんで返事が返ってこないんだろ…」

 

光は目を擦りながら部屋を出た。すると下でガヤガヤ騒いでるような音が聞こえた。

 

光「ん?なんか…騒がしいな…」

 

光はそのまま下に降りようとした。

 

ツルッ!

光は足を滑らせた。

 

光「!?」

 

ドン!ゴロゴロゴロゴロ!ドン!

光は階段から転げ落ちてしまった。

  

光「痛てぇ…」

 

ライブラ「光。大丈夫ですか?」

 

ライブラが光の顔を覗き込んでいた。

 

光「ライブラ…いたなら返事してくれよ…」

 

ライブラ「私を呼んでましたか?」

 

光「あぁ…ここがどこか聞こうと思ってた…」

 

ライブラ「家ですよ?光はあの後疲れて寝てしまったので運んできたんですよ」

 

光「そう…ですか…」

 

条乃「おい光!そんなところで何やってるんだ?」

 

早乙女「光?それはストレッチ?」

 

光「いや…階段から落ちただけだ」

 

条乃「ブフォwwwだっせぇ!」 

 

 

ドカッ!

本庄が条乃を殴った。

 

条乃「痛て!」

 

本庄「条乃さん!」

 

条乃「うっ…すまね」

 

本庄「全くもう…」

 

佐野守「光さん大丈夫ですか?」

 

光「あぁ、なんとか…」

 

佐野守「ならご飯食べましょ!もうできてるんですよ!」

 

条乃「今回は俺も手伝った!ありがたく食えよ!」

 

光「お前が料理だと…」

 

三室「おいおい…大丈夫かよ」

 

条乃「あ?まずくねぇよ!確かに光よりかは料理出来ねぇけどよ!それなりには美味いはずだぞ!」

 

矢巾「…まぁ、他の方もいたので大丈夫かと…」

 

条乃「光輝!お前信用してないな?」

 

矢巾「いえ、別に?」

 

条乃「だったらあとで食ってみろよな!」

 

矢巾「え…」

 

条乃「晃大!光!お前らもな!」

 

光「げ…」

 

三室「俺たちもかよ…」

 

長津「さ、みんな夕食の時間だぞ」

 

早乙女「さ、食べましょ食べましょ!」

 

佐野守「そうですね!」

 

風和瀬「お腹空きましたよ!」

 

ライブラ「さ!光も起き上がって」

 

光「おう…」

 

そして夕食を食べた。

  

光「意外だな…上手くできてる」

 

条乃「当たり前だ!この俺が作ったんだからな!」

 

三室「あぁ、見くびってたわ」

 

矢巾「普通に美味しいですね」

 

条乃「だろ?人を見かけで判断するなって!」

 

本庄「ならまずは人に気を遣うところから始めましょうね」

 

条乃「うぐっ…」

 

三室「ふっ…」

 

長津「それがしばらくの和人の課題だね」

 

条乃「ぐぬぬ…」

 

佐野守「どれくらいかかるんでしょうか?」

 

風和瀬「早くても一年でしょうか?」

 

三室「いや、一生無理だな」

 

条乃「晃大てめぇ…」

 

こうして談笑を混じえた夕食は終わった。

 

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光「智志」

 

長津「なに?」

 

光「明日、幻想郷に行こうと思う」

 

長津「…いいよ。行っておいで」

 

光「ありがとうな」

 

長津「光はこの一週間頑張ってたからね。ちゃんと見てたよ」

 

光「そうか」

 

長津「ちゃんと挨拶しなよ?本庄にとやかく言われるだろうから」

 

光「あぁ、任せな」

 

長津「さ、もう寝な。明日の朝食はどうする?」

 

光「そうだな、俺の分はいいよ。あっちで食べるから」

 

長津「そうか、朝食から一緒にいたいと…」

 

光「!?」

 

長津「あはは。まぁ光は頑張ったからこれから霊夢さんと一緒に暮らしな。たまには帰ってきなよ?俺たちもたまにはそっちに行くからね」

 

光「あぁ」

 

長津「さ、みんなに挨拶してきな」」

 

光「そうしてくる。それじゃあな」

 

長津「あぁ、またいつか」

 

光はそのままみんなにこのことを伝えに行った。

 

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コンコンコン

光は条乃の部屋のドアをノックした。

  

光「和人。いるか?」

 

条乃「あぁ、いるぜ」

 

光「入るぞ」

  

ガチャ

光は条乃の部屋の扉を開けた。

 

条乃「よぅ光。どうした?」

 

光「俺明日の朝幻想郷に行くことにする」

 

条乃「…あの嬢ちゃんと一緒に暮らすのか?」

 

光「あぁ、そうだ」

 

条乃「…そうか」

 

光「まぁ、たまには帰ってくるよ」

 

条乃「あぁ、そうしてくれ」

 

光「それじゃあな」

 

条乃「光」

 

光「なんだ?」

 

条乃「ちゃんと…大事にしろよ…あの嬢ちゃんを」

 

光「…あぁ」

  

ガチャ 

光は条乃の部屋を出た。

  

条乃「…寂しくなるもんだな…あいつがいなくなると」

 

光は次に双葉の部屋に行った。 

 

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コンコンコン

光は双葉の部屋の扉をノックした。 

 

双葉「はい」

 

光「宗司。俺だ」

 

双葉「光か?入っていいぞ」

 

ガチャ

光は扉を開けた。 

 

双葉「どうしたんだ?光」

 

光「俺、明日の朝幻想郷に行くことにする」

 

双葉「…そうか…急だな」

 

光「すまねぇな。言う機会がなかった」

 

双葉「そうか…行ってらっしゃい。あの時一緒に暮らすって言ってたしな」

 

光「あぁ」

 

双葉「ちゃんと霊夢さんに構ってあげなよ。一週間くらい顔合わせてないんだから」

 

光「あぁ。そうするよ」

 

双葉「たまには帰ってこいよ?」

 

光「あぁ、帰ってくるさ。それじゃあな」

 

双葉「…」 

  

ガチャ

光は双葉の部屋を出た。

 

光は次に立花の部屋に行った。

 

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コンコンコン

光は立花の部屋の扉をノックした。

 

光「悟。いるか?」

 

立花「んぁ?いるぞ?」

  

ガチャ

光は扉を開けた。

 

立花「お、光じゃん。どうした?」

 

光「俺さ、明日の朝幻想郷に行くことになった」

 

立花「…向こうで暮らすのか?」

 

光「あぁ」

 

立花「そうか…寂しくなるな」

 

光「まぁ、たまには帰ってくるから」

 

立花「あぁ、そうしてくれ。その時はお土産よろしくな」

 

光「あぁ、任せろ」

 

立花「あっそうだ光」

 

光「なんだ?」

 

立花「…幸せにな」

 

光「あぁ、ありがとよ」

 

ガチャ 

光は立花の部屋を出た。 

 

立花「…一週間か…早いものだな」

 

光は次に佐野守の部屋に行った。

 

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コンコンコン

光は佐野守の部屋の扉をノックした。

 

光「佐野守。いるか?」

   

部屋からは声がしなかった。

   

光「あれ?いないのかな」

 

コンコンコン

再度ノックしてみる。やはり返事はなかった。

  

光「…次行くか」

 

光は次に早乙女の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

光は早乙女の部屋の扉をノックした。

 

光「渚。いるか?」

 

返事がなかった。

 

光「渚もか?…次行くか」

 

光は次に三室の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

光は三室の部屋の扉をノックした。

 

光「晃大。いるか?」

 

三室「ん?なんだ?」

 

光「俺だ。光だ」

 

三室「光か。入ってもいいぞ?」

 

ガチャ

光は扉を開けた。

 

三室「どうした?」

 

光「晃大。俺明日の朝幻想郷に行くわ」

 

三室「幻想郷か…懐かしいな」

 

光「あぁ」

 

三室「お前はあっちで暮らすのか?」

 

光「あぁ」

 

三室「…そうかてことは今はその挨拶みたいなもんか?」

 

光「あぁ、そういうことだ」

 

三室「…そうか…寂しくなるな」

 

光「また帰ってくるから」

 

三室「あぁ、じゃあその時を楽しみにしてるよ」

 

光「あぁ、それじゃあな」

 

三室「…達者でな」

 

光「行くのは明日だけどな」

 

三室「あぁ、まぁな」

 

ガチャ

光は三室の部屋を出た。

 

光は次に矢巾の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

光は矢巾の部屋の扉をノックした。

 

光「光輝。いるか?」

 

矢巾「いますよ。どうぞ」

   

ガチャ

光は扉を開けた。

 

矢巾「光さん。どうしました?」

 

光「俺明日幻想郷に行こうと思うんだ」

 

矢巾「…それはあの子のためですか?」

 

光「あぁ、そうだ」

 

矢巾「…なら止めませんよ」

 

光「そうか。ありがとうな」

 

矢巾「えぇ、光さんは霊夢さんと一緒に暮らすって言ってましたもんね」

 

光「あぁ」

 

矢巾「ならまたいつか帰ってきてくださいね。あなたからまだ教わりたいこともありますから」

 

光「あぁ、またいつか」

 

ガチャ

光は矢巾の部屋を出た。

 

矢巾「…あなたならできますよ。光さん」

 

光は次に風和瀬の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

返事がなかった。

 

光「風和瀬もか?」

 

光は次に本庄の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

光は本庄の部屋の扉をノックした。

 

光「…」

 

しかし返事はなかった。

 

光「…本庄もか…」

  

光は次に倉本の部屋に行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コンコンコン

光は倉本の部屋の扉をノックした。

 

光「…」 

 

しかし返事がなかった。

 

光「結衣もか…んーリビング行ってみるか」

 

光はリビングに行った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

光「!!」

 

そこには佐野守、早乙女、風和瀬、本庄、倉本がいた。

 

光「ここにいたのか」

 

早乙女「あれ?光。どうしたの?」

 

光「五人揃ってるなら一度に言うわ」

 

倉本「?」

 

光「俺、明日の朝幻想郷に行くことにした」

 

早乙女「!?」

佐野守「!?」

風和瀬「!?」

本庄「!?」

倉本「!?」

 

本庄「それは随分と急ですね」

 

光「まぁ、言う機会がなかったんだ」

 

倉本「そうですか…やっぱり向こうに行くんですか?」

 

光「あぁ、霊夢と約束したからな」

 

早乙女「いいよ。行っておいで」

 

光「ありがとうな渚」

 

風和瀬「光さんにはまだまだ教えてもらいたいことはありますので、またいつか帰ってきてくださいね」

 

光「あぁ、そうするよ」

 

佐野守「私たちもたまにはそちらに行きますので」

 

光「あぁ、その時はまたみんなで話そうや」

 

佐野守「えぇ、そうしましょう」

 

光「それじゃあな」

 

本庄「光さん」

 

光「ん?」

 

本庄「霊夢さんを困らせちゃダメですよ」

 

光「あぁ、肝に銘じておくよ」

  

スタスタスタスタ

光はその場をあとにした。

 

本庄「…光さん。やっぱり行ってしまうんですね」

 

早乙女「まぁ、霊夢さんと約束してましたし…」

 

倉本「寂しくなります…」

 

風和瀬「確かに…」

 

佐野守「でも…人のために動くのは光さんらしいですね」

 

早乙女「えぇ…あの時と同じ、人のために動く背中に私は憧れちゃいましたよ」

 

倉本「私も光さんみたいになれたらなって思いました」

 

本庄「まぁ、光さんなら大丈夫だと思いますよ。以前の優しい光さんに戻ってますから」

 

風和瀬「そうですね」

 

早乙女「霊夢さんを泣かせたら私が殴り込みに行きますね」

 

倉本「私も同行します」

 

本庄「私も行きましょう」

 

佐野守「あ、じゃあ私も」

 

風和瀬「私も行きますよ」

 

早乙女「じゃあその時はみんなで行きましょう!」

 

四人「うん!」

 

スタスタスタスタ

光は自室に戻った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…光の部屋

 

ドサッ 

光はベッドに倒れ込んだ。

 

ライブラ「光。やっぱり寂しいですか?」

 

光「あぁ、まぁな」

 

ライブラ「まぁ、またいつでも帰って来れるのでその時はまた近況報告でもしてみたらどうでしょう?」

 

光「あぁ、そうしよう。お土産持ってな」

 

ライブラ「ふふっそうですね」

 

光 (霊夢…待ってて…明日…行くからな)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ー翌日ー

 

光「それじゃあ行ってくるよ」

 

長津「あぁ、行ってきな」

 

条乃「たまには帰ってこいよな!」

 

双葉「報告楽しみにしてるぞ?」

 

立花「お土産よろしくな!」

 

佐野守「光さん。みなさんによろしく伝えてくださいね」

 

早乙女「霊夢さんを泣かせたら殴り込みに行きますね」

 

三室「大事にしろよな」

 

矢巾「またいつでも帰ってきてくださいね!」

 

風和瀬「帰ってきた時はまた色々聞きますからね!」

 

本庄「絶対に霊夢さんを困らせちゃダメですからね!」

 

倉本「体には気をつけてくださいね」

 

光「あぁ…またな、お前ら」

 

パキン!

光は紫から貰った紫色に光る結晶を使った。

 

シュゥゥゥゥゥゥ!

たちまち光の足元に魔法陣が展開され、光はそのまま幻想郷に行った。

 

長津「…やはり、寂しくなるな」

 

条乃「あぁ、まぁな」

 

本庄「光さんならきっと大丈夫ですよ」

 

早乙女「また元気な姿で帰ってきますよ」

 

長津「…そうだね」

 

佐野守「さ、私たちもご飯にしましょ」

 

長津「そうだな」

 

風和瀬「私もお腹空きましたよ」

 

双葉「風和瀬は食べることばっかだな」

 

風和瀬「そんなことないですって!」

 

長津 (光…ちゃんと霊夢さんを守るんだぞ。何かあったら僕たちを頼って…待ってるからな…)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

その頃光は…

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

木葉は無事幻想郷にたどり着けた。

 

木葉「流石紫だな。ちゃんと幻想郷に帰ってこれた。ところでここは…神社前の階段か…登るか…はぁ…」

 

木葉は階段を登った。

    

霊夢「…木葉…」

 

霊夢が落ち込んでいると魔理沙が空からやってきた。

 

魔理沙「霊夢ー!今日も来たぜ!」

 

霊夢「魔理沙…」

 

魔理沙「まだ元気出ないのか?」

 

霊夢「まぁね…」

 

魔理沙「まぁ、あれから一週間だからな…無理もない」

 

レミリア「あら?随分と元気がないわね霊夢」

  

レミリアと咲夜も神社に来た。

  

霊夢「…レミリア…咲夜」

 

レミリア「そんなんだといざ木葉が帰ってきてもいい顔出来ないわよ?」

 

咲夜「あなたちゃんとご飯食べてる?」

 

霊夢「…一応食べてるわよ」

 

咲夜「それじゃあまともに食べてないでしょ私が作るから待ってて」

 

霊夢「いいわよ。喉を通らないから」

 

咲夜「でも…」

 

霊夢「いいの…」

 

咲夜「…そう」

 

コトッ

誰かが賽銭を入れる音がした。

 

魔理沙「霊夢。誰かが賽銭入れたぞ」

 

霊夢「そう…後で確認しとくわ」

 

レミリア「お金に貪欲な霊夢が賽銭を確認しないなんてね」

 

咲夜「これは相当なものかと…」

 

レミリア「えぇそうね」

 

木葉「霊夢」

 

霊夢「木葉!?」

 

魔理沙「ん?どうした霊夢」

 

霊夢「今木葉の声が…」

 

魔理沙「ん?」

   

魔理沙は辺りを見回した。

 

魔理沙「誰もいないぞ?」

 

霊夢「でもさっき聞こえたのよ!」

 

レミリア「…ついに幻聴まで聞こえるようになったのね…」

 

咲夜「…これは」

 

霊夢「木葉!どこにいるの!」

 

木葉「…ここだよ。霊夢」

 

魔理沙「!?」

レミリア「!?」

咲夜「!?」

 

その声はレミリアたちの後ろから聞こえた。

 

霊夢「こ…木葉…」

 

木葉「霊夢。ただいま」

 

霊夢「木葉!」

 

ギュッ!

霊夢は木葉に抱きついた。

 

霊夢「木葉!木葉!木葉!」

 

木葉「ごめんね霊夢。遅くなった」

 

霊夢「ほんとよ!どれだけ待ったと思ってるのよ!」

 

木葉「ごめんね」

 

魔理沙「木葉!久しぶりだぜ!」

 

木葉「魔理沙か!久しぶりやね!」

 

レミリア「元気そうでなによりだわ」

 

木葉「レミリア。それに咲夜さんまで」

 

レミリア「霊夢はずっとあなたの帰りを待ってたのよ?」

 

木葉「そっか…霊夢。遅くなってごめんね」

 

霊夢「うん…うん…」

 

魔理沙「良かったな霊夢…木葉が帰ってきてくれて」

 

霊夢「ほんどによがっだー!」

 

霊夢は泣きじゃくっていた。

  

木葉「あらあらこんなに泣いちゃって…お顔が台無しだな」

   

フキフキ…

木葉は霊夢の涙を拭った。

   

霊夢「うっ…うっ…」

 

木葉「大丈夫。これからは一緒だからな」

 

霊夢「うん…うん…」

 

木葉「あ、そうだ咲夜さん。朝食作ってくれませんか?」

 

咲夜「なぜ?」

 

木葉「俺こう見えて朝食食べてないんだ。だからお腹すいちゃって」

 

咲夜「…はぁ、分かったわ。何か作るわね」

 

木葉「ありがとう。さ、霊夢も一緒に食べよ?霊夢も朝食食べてないんでしょ?」

  

コクコク

霊夢は頷いた。

  

魔理沙「あ、じゃあ私も一緒に食べるぜ!」

 

木葉「それはいい!一緒に食べよう!」

 

魔理沙「木葉!その後は弾幕勝負だ!」

 

木葉「おういいぜ!」

 

レミリア「なら私も混ざろうかしら?」

 

木葉「あぁ、いいぞ!大勢の方が楽しいからな!」

 

霊夢「うぅ…」

 

木葉「さ、霊夢も行くよ!お腹すいちゃった」

 

霊夢「…うん」

   

霊夢は木葉に抱きついたまま神社に戻るのだった。  

 

霊夢「…ねぇ木葉」

 

木葉「ん?」

 

霊夢は木葉から顔を離し、微笑みながらこう言った。

 

霊夢「…おかえり」

 

それを聞いた木葉は少し微笑んでこう返した。

   

木葉「…ただいま」




これにて第一章 『東方十二想』が終わりました。
次回は第二章 『東方三色花』になります。
これからもリメイク版を投稿していきます。
新話も投稿していきますので読んでいただけると幸いです。
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