木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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出発

場所…十二天星たちの家

 

スタスタスタスタ

早乙女は血を流しながらなんとか家に着くことが出来た。

 

ガチャ

玄関を開けると目の前に本庄がいた。

 

本庄「!?」

 

本庄は驚いていた。

 

本庄「渚ちゃんどうしたのその傷!それにこの子も…」

 

早乙女「姫乃ちゃん…事情は後で話すからこの事は話さないで」

 

本庄「え…え、えぇ分かりました。とにかく傷を…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

本庄は能力を使った。

 

本庄「アクエリアスさん…力を貸してください」

 

アクエリアス「分かったわ」

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

みるみる早乙女の傷が癒えていった。

 

早乙女「…ありがとう姫乃ちゃん」

 

本庄「いいですよ。で、その子の傷は…」

 

早乙女「これも後で話すから」

 

本庄「…はい。分かりました」

 

スタスタスタスタ

早乙女はその場をあとにした。

 

ガチャ

早乙女は自分の部屋のドアを開けた。

 

少女2「!?」

少女「!?」

 

二人は驚いていた。

 

少女「あ…あ…」

 

少女2「ほんとに…いたんだ…」

 

少女「良かったー!帰ってきたー!」

 

タッタッタッタッ!

少女は走ってきた。早乙女は抱えてた子を降ろした。

 

少女「良かった!ほんとに良かった!」

 

少女2「あんたも…良かった…全く…心配したんだから…」

 

少女「…ごめんね、ごめんね」

 

早乙女「これであと一人…だね」

 

少女「早乙女さん…ありがとうございます」

 

早乙女「いいのよ。大丈夫」

 

少女2「あんた、この人の知り合いなの?」

 

少女「違うよ!この人は私の好きな人!」

 

少女2「好きな人!?」

 

少女「うん!とってもいい人!私の願いを聞いてくれた人!」

 

少女2「願いって」

 

少女「君を助けて欲しいって言ったの!そしたら早乙女さんはほんとに助けてくれた!」

 

少女2「そう…なのね」

 

早乙女「これで…信じてくれる?」

 

少女2「さっきはごめんなさい…あんなこと言って」

 

早乙女「いいのよ。気にしないで」

 

少女2「あなたのおかげで助かりました…ありがとうございます」

 

早乙女「いいえ、こちらこそ」

 

スッ…

早乙女は立ち上がった。

 

早乙女「さて、今夜二人のことを他の人たちにも言わないといけないから顔を合わせるけど大丈夫?」

 

少女「はい!大丈夫です!」

 

少女2「大丈夫なのかしら…」

 

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ーその夜ー

 

他のメンバーは椅子に座っていた。

 

早乙女「さ、行くよ」

 

少女「はい!」

 

スタスタスタスタ

早乙女と少女二人はリビングに行った。

 

条乃「早乙女。なんだ?その二人は」

 

早乙女「この子たちは最近ニュースにあった研究所から脱走した三人のうちの二人です」

 

十二天星「え!?」

 

条乃「おい早乙女。それはどういうことだ?」

 

早乙女「この子たちはその研究所で毎日のように傷つけられてました。この子たちの中にある能力を取り出すためらしいです」

 

長津「能力を取り出す…」

 

早乙女「はい…この子たちが脱走したのは傷つけられるのが嫌だったからだそうです」

 

三室「…なるほど」

 

立花「つまりはその子たちを保護しようってことか?」

 

早乙女「…はい」

 

長津「…いいよ」

 

条乃「いいのか?」

 

長津「…あぁ、昨日僕がそう言ったからね」

 

早乙女「…ありがとうございます」

 

少女「ありがとうございます」

 

少女2「ありがとうございます」

 

早乙女「あともうひとつお願いがあります」

 

長津「なに?」

 

早乙女「もう一人捕まった子がいます。私はその子を助けに行きたいです」

 

長津「…」

 

早乙女「助けに行ってもいいでしょうか?」

 

長津「…渚さん。私たちの力は人を守るためにあります。あなたはその子たちを救うために力を使いますか?それともその研究所を破壊するために力を使いますか?」

 

早乙女「…この子たちを守るために力を使います」

 

長津「そう…なら行っておいで」

 

早乙女「いいんですか!?」

 

長津「うん。いいよ。ただし、行くのは明日ね」

 

早乙女「ありがとうございます!」

 

条乃「なんだ?行くのは早乙女だけか?」

 

倉本「大勢で行けば大事になると思いますよ」

 

三室「俺はそれに賛成だ」

 

立花「じゃあ俺が事前に結界を展開しておこう」

 

少女「皆さん、ありがとうございます」

 

長津「あぁ、いいよ。さ!とりあえず夕飯食べましょ!」

 

全員「賛成!」

 

その後皆一緒に夕飯を食べた。

 

少女「早乙女さん」

 

早乙女「なに?」

 

少女「ありがとうございます」

 

早乙女「いいのよ大丈夫」

 

少女「私はとっても幸せです。あなたに守られて」

 

早乙女「…そっか」

 

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ー翌日ー

 

早乙女「それじゃあ、行ってきます」

 

長津「渚さん。これも一緒に持っていきなさい」

 

早乙女「これは?」

 

長津「僕たちは一緒に行かないけどそれを通してこちらから確認するから」

 

早乙女「発信機や監視カメラみたいな感じですか?」

 

長津「まぁ、そんなところやだね」

 

早乙女「分かりました。それでは」

 

少女「早乙女さん!」

 

早乙女「?」

 

少女「お気をつけて」

 

早乙女「…任せて」

 

ビュン!

早乙女はそのまま研究所の方へ飛んで行った。

 

少女2「あの人…ほんとに大丈夫かな」

 

少女「大丈夫ですよ!あの人は強いから!」

 

条乃「そうそうあいつを怒らせるととんでもないぜ?」

 

本庄「条乃さん!」

 

条乃「俺まだ何も言ってないって…」

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