木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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十二天星と幻想郷の人たち

木葉「実はな、元の世界に戻ったのはいいけど仲間がどこにいるか分からなかったんだ。だからこの腕輪を使って探ったんだ。そしたら見たこともない建物が森にあったんだ」

 

魔理沙「見たことも無い建物?」

 

木葉「そう。なんかの研究してた所らしくてね俺の仲間はそこにいたんだ」

 

霊夢「なんでそんなところに?」

 

木葉「最初は分からなかったけど俺の仲間はその研究所らしいところに捕まったある女の子を助けようと乗り込んだらしいんだ」

 

霊夢「それ誰のことなの?」

 

木葉「早乙女 渚。俺のパートナーだ」

 

魔理沙「あぁ、あの人か」

 

木葉「あぁ、渚はその子を助けるためにそこに乗り込んだらしいが捕まったらしくてね…でも俺が行った時にはその女の子と一緒にいたから助けることには成功したらしいんだ」

 

霊夢「助けることには?」

 

木葉「うん。助けることには。そして俺が渚と合流する前に助けた女の子が能力を発動したらしくてね。曰く俺が来ることを予言していたらしいんだ」

 

霊夢「…予言」

 

魔理沙「未来予知ってやつか?」

 

木葉「まぁ、そんなところ」

 

魔理沙「すげぇな」

 

木葉「とまぁ、そんなこんなで助けたわけでその後家に帰って色々あってその日は終わったんだ」

 

霊夢「へぇーでも聞く限り木葉が怪我するところはなさそうに聞こえたけど」

 

木葉「まぁ、俺がこうなったのはその後なんだよ」

 

霊夢「あ、なるほどね」

 

木葉「んで今朝その予言した女の子が空から攻撃されて私たちは怪我をするみたいなことを言ってたんだよ」

 

霊夢「…空から攻撃」

 

木葉「そう。そしてその予言も見事的中。空から岩石が降ってきてたんだ。ちなみに俺が外に出た時にはもうすぐそこだった。だから俺は能力を使ってその岩石を破壊したんだ」

 

魔理沙「やるじゃん」

 

木葉「まぁな。でもその後全部壊したはずなのに今度は倍以上に数が増えて攻撃が間に合わずみんな下敷きになったわけ」

 

霊夢「そう…なのね」

 

木葉「この怪我はその時に負った傷なんだ」

 

魔理沙「なるほどな…」

 

木葉「でも良かった。幻想郷に帰って来れて」

 

魔理沙「そういえば他の連中はどうしたんだ?」

 

木葉「空中でバラバラになった」

 

魔理沙「バラバラ?体がか?」

 

木葉「こえぇな魔理沙。そうじゃなくてみんなバラバラに離散したってことよ」

 

魔理沙「な、なんだ…そうゆうことか」

 

霊夢「じゃあ他の人たちも幻想郷にいるわけね」

 

木葉「恐らく」

 

霊夢「じゃあ探しに行きましょうよ」

 

木葉「だが何処にいるかはさっぱり分からないんだ」

 

霊夢「大丈夫よ天狗に任せるから」

 

魔理沙「あぁ、なるほど」

 

霊夢「文!そこにいるのは分かってるのよ!聞いてたでしょ?とにかく話があるから降りてきなさい」

 

霊夢は急に大声を出した。

 

木葉「霊夢?何言ってるんだ?」

 

シュタッ!

上から何かが落ちてきた。

 

文「どうもー!文々。新聞の射命丸文です!」

 

霊夢「知ってるわよ」

 

文「もー霊夢さん!そんなこと言わないでくださいよ!」

 

霊夢「そんな事はどうでもいいの!とにかく木葉の仲間を見つけてきて欲しいの」

 

文「私にですか?」

 

霊夢「あんた以外に誰がいるのよ」

 

文「わっかりました!見つけてくればいいんですね?」

 

霊夢「そうよ。見つけてきてちょうだい」

 

文「分かりました!それでは行ってきます!」

 

ギュオン!

文は猛スピードで飛んで行った。

 

木葉「…速いな」

 

霊夢「文は幻想郷で一番速いからね」

 

木葉「ほぇー…結衣といい勝負しそうだ」

 

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場所…守矢神社

 

早苗「それでお二方はどうしてここで倒れてたんです?」

 

佐野守「ここに倒れていたのは偶然かと。幻想郷に着いた途端に光さんの力が抜けてしまいみんなバラバラになったんです」

 

早苗「な、なるほど…」

 

三室「あなたは光を見ませんでした?」

 

早苗「…残念ながら」

 

三室「そうですか…」

 

早苗「だ、大丈夫ですよ!きっと木葉さんも見つかりますよ!」

 

佐野守「そうですよね!見つかりますよね!」

 

早苗「はい!見つかりますよ!絶対!」

 

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場所…上空

 

文「知らない人が二人…恐らく霊夢さんが言ってた仲間の内の二人でしょうか…あれ、というか仲間って何人いるんですかね?…全部見ていきますか…」

 

ギュオン! 

文はまたまた場所を変えた。

 

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場所…紅魔館

 

レミリア「久しぶり…かしらね」

 

条乃「あぁ、ここに来るのは久方ぶりだな」

 

本庄「あの時はお世話になりました」

 

咲夜「いえいえ大丈夫ですよ」

 

レミリア「それでその子は?私が記憶してる限りその子は初めて見る気がするんだけど?」

 

本庄「この子ですか?この子は琴音ちゃんって言います」

 

レミリア「琴音ね…」

 

琴音「よ、よろしくお願いします…」

 

咲夜「この子って人間ですか?」

 

本庄「えぇ、おそらく人間だと思いますが」

 

咲夜「…可愛い」

 

琴音「え…」

 

咲夜「あ…いや…コホン。なんでもありません」

 

本庄「切り替え早いですね…」

 

レミリア「それで?今回はなんの用かしら?」

 

条乃「いや、特に用はない。光の元に行かないとな」

 

本庄「そうですね。離れていると落ち着きませんから」

 

レミリア「そう。なら行きましょうか。博麗神社に」

 

条乃「博麗神社?なんだそれは」

 

レミリア「木葉が暮らしている場所よ」

 

条乃「あいつ神社に住んでんのか?」

 

レミリア「そうよ」

 

条乃「あいつにはお似合いだな」

 

本庄「…条乃さん?」

 

本庄は条乃の威圧していた。

 

条乃「…すまねぇ。なんでもねぇ」

 

本庄「それでいいんです」

 

レミリア「さ、そろそろ行きましょうか。咲夜。霊夢のところに行く準備をお願い」

 

咲夜「かしこまりました」

 

文「3、4、5人目ですね。これは10人くらいいるのでは…」

 

ギュオン!

文は次の場所に向かった。

 

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場所…妹紅&慧音宅

 

妹紅「それで?あんたたちは?」

 

長津「私は長津智志。十二天星 第一星座 牡羊座の力を使うものです」

 

倉本「私は倉本結衣です。十二天星 第十二星座 魚座の力を使うものです」

 

慧音「私は上白沢慧音と言います。人里の寺子屋で教師をしています」

 

妹紅「藤原妹紅だ」

 

倉本「寺子屋ってことはこっちで言うと学校のようなものですかね?」

 

長津「そうだね。今は学校だけど昔は寺子屋って呼ばれてたんですよ」

 

倉本「じゃあここは現代より昔にいるんですか?」

 

長津「あー…んー…ど、どうでしょうね?」

 

慧音「どうしたんです?」

 

倉本「いいえなにも!」

 

妹紅「ところで、あんたたちはなぜこの幻想郷にいるんだ?明らかに外の世界の人間だろう」

 

長津「はい。私たちは外の世界から来ました」

 

慧音「全く…あの人は…」

 

妹紅「あの妖怪…結界の管理怠ってるんじゃないだろうな」

 

長津「あぁ違うんです。これは紫さんから許可を得ているんです」

 

妹紅「そうか」

 

倉本「私たちがここに来たのは訳があるんです」

 

妹紅「ほう。その訳とは?」

 

倉本「ある女の子を助けるためなんです」

 

妹紅「ある女の子?」

 

倉本「はい。その子たちは私たちと同じで特別な能力を持っていて、研究所に入れられては毎日傷つけられる日々を送っていたそうです」

 

妹紅「なぜ傷つける必要がある?」

 

倉本「曰くその子たちの能力を取り出すためらしいです」

 

妹紅「そんなことしても意味ないだろ?」

 

倉本「えぇ、でもその事を伝えても変わらなかったそうですよ」

 

妹紅「…そうか」

 

慧音「その女の子たちもこの幻想郷に?」

 

長津「えぇ、その子たちだけでなく私たちの仲間もいるんです」

 

慧音「そういえばその子たちって助ける女の子は複数人いるんですか?」

 

倉本「はい。三人いるんです」

 

慧音「なるほど…」

 

妹紅「慧音。とりあえずどうするよ?あの紅白巫女のところに連れていくか?」

 

慧音「えぇ、一応連れて行ってみましょうか」

 

倉本「紅白巫女?」

 

妹紅「あぁ、この幻想郷を管理しているやつだ」

 

倉本「ほぇー」

 

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場所…地霊殿

 

こいし「私はこいし!お姉ちゃんの妹なの!」

 

さとり「私はこいしの姉。古明地さとりです」

 

お燐「あたいは火焔猫燐!死者を運ぶ仕事をしています!」

 

お空「私は霊烏路空。ここで核を操ってます!」

 

立花「立花悟です」

 

矢巾「矢巾光輝です」

 

立花「ところでここは地獄かなんかですかね?」

 

さとり「ここは地霊殿と言うところですよ」

 

矢巾「綺麗な建物ですね〜」

 

さとり「ありがとうございます。お燐やお空が掃除してくれるので」

 

お燐「えへへ…」

 

さとり「ところであなたたちは外の世界の人で間違いはありませんね?」

 

立花「えぇ、間違いはありませんよ」

 

さとり (…嘘は言ってないようですね)

 

こいし「二人はこのあとなにかする予定はあるの?」

 

立花「えーっと、とりあえず光を探します」

 

こいし「光?誰?それ」

 

矢巾「僕たちの仲間なんですよ」

 

こいし「ほぇー」

 

さとり「あなたたちと同じように幻想郷に来た人が何人もいるんですか?」

 

立花「えぇ、私たちを含めて最低でも十二人います」

 

さとり「十二人…ですか」

 

立花「はい」

 

お燐「さとり様〜あの巫女のところに連れていくのはどうでしょうか?」

 

さとり「霊夢さんですか。そうした方が良さそうですね」

 

お燐「じゃあ私たちは支度してきます」

 

さとり「ありがとう。お燐」

 

お燐「いえいえ。お空行くよ」

 

お空「はーい!」

 

立花「巫女って誰なんですか?」

 

さとり「霊夢さん。あ、博麗霊夢さんですよ」

 

立花「あ、霊夢さんって巫女さんなんですね」

 

さとり「おや?お知り合いですか?」

 

立花「えぇ、前に起こった異変?でお世話になりましたよ」

 

さとり「そうですか」

 

お燐「さとり様〜!準備出来ましたー!」

 

さとり「分かったわ。ありがとうお燐、お空」

 

お燐「いえいえ」

 

お空「褒められたー!」

 

さとり「さ、行きましょうか」

 

こいし「私も行くー!」

 

立花「さ、俺たちも行くか」

 

矢巾「はい。そうですね」

 

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場所…永遠亭

 

うどんげ「お久しぶりですね!双葉さん!風和瀬さん!」

 

双葉「えぇ、お久しぶりです」

 

風和瀬「あれから何もありませんでしたか?」

 

うどんげ「はい!平和でしたよ!」

 

風和瀬「それは良かったです!」

 

双葉「八意さんもお久しぶりです」

 

永琳「えぇ、久しぶり」

 

うどんげ「ところで、今日はどうしたんです?永遠亭の前で倒れてましたが」

 

双葉「それがまぁ、色々ありまして」

 

永琳「…それはその子に関係あるかしら?」

 

双葉「…はい。ありますよ」

 

うどんげ「あなたの名前はなんて言うんですか?」

 

美穂「み、美穂って言います」

 

うどんげ「美穂ちゃんね!私は鈴仙・優曇華院・イナバって言います」

 

美穂「え…れいせ…いなば…」

 

うどんげ「あー名前は長いので鈴仙でいいですよ!」

 

美穂「れ、鈴仙さん」

 

うどんげ「はい!」

 

永琳「ところであの子も来ているのかしら?」

 

風和瀬「あの子とは?」

 

永琳「木葉?光?どっちかの名前だった気がするわね」

 

風和瀬「光さんですか!いますよ!ここにはいませんが」

 

うどんげ「別の場所にいるんですか?」

 

風和瀬「はい!ここに来る時にみんなバラバラになっちゃいまして…」

 

うどんげ「そうですか」

 

永琳「うどんげ」

 

うどんげ「はい。お師匠様」

 

永琳「…あの巫女のところに連れていってくれる?」

 

うどんげ「何故ですか?」

 

永琳「確かあの子は博麗神社にいたはず」

 

うどんげ「あーそうですね!そうしましょう!」

 

風和瀬「どうしました?」

 

うどんげ「今から霊夢さんのところに行きます!」

 

双葉「霊夢さん…か、久しぶりに聞きましたね」

 

風和瀬「そうですね」

 

うどんげ「霊夢さんのところにいけば木葉さんもいるのでお二人に会えますよ!」

 

風和瀬「そうですか!じゃあ行きましょう!」

 

うどんげ「はい!」

 

永琳「うどんげ。お願いね」

 

うどんげ「はい!お任せ下さい!」

 

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場所…アリス宅

 

アリス「で、あなた?あなたたち?はその女の子たちを守るためにここに来たと…」

 

早乙女「えぇ、そうです」

 

アリス「異変なら霊夢のところに行くべきなんでしょうけど、どうする?行く?」

 

早乙女「はい!そこに光もいると思うので!」

 

アリス「分かったわ。じゃあそこに行きましょうか。ところで、その子の能力は自分で発動できるのかしら?」

 

早乙女「大丈夫だと思いますが…小夜ちゃん。小夜ちゃんは能力を自分でコントロールできますか?」

 

小夜「できます!」

 

アリス「ならいいわ。能力が暴走でもされたら止められる気がしないからね」

 

早乙女「それは私が何とかします!」

 

アリス「そうですか。では行きますか」

 

早乙女「はい!じゃあ小夜ちゃん。私の後ろについてきてね」

 

小夜「うん」

 

小夜 (この人…優しい感じがする…信用…してもいいかも…)

 

そしてバラバラに散らばった十二天星と小夜、美穂、琴音は博麗神社を目指すのだった。

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