光「全く…智志のやつ…」
霊夢「ねぇ木葉!何買いに行くの?」
光「さぁ?なんだろな」
魔理沙「さっき渡された紙になんて書いてあったんだ?」
光「あ、えーっとな」
光は長津から貰った紙を見た。
ー光ー
とりあえず楽しんできてね〜笑
何か欲しいものあったら買ってあげてね♥
愛しの智志より♥
光 (あの野郎…)
魔理沙「で?なんて書いてあったんだ?」
光「何でもねぇよ」
魔理沙「教えてくれよー!」
光「教えませーん!」
魔理沙「教えろっt…」
ドンッ!
魔理沙は光の背中に鼻をぶつけた。
光「あ…お前らの姿変えるの忘れてた」
魔理沙「痛てぇ…急に止まらないでくれよ…」
霊夢「…」
バフッ
それを見た霊夢も光の背中に顔を押し付けた。
霊夢「…」
魔理沙「…霊夢?」
霊夢「…///」
ポッ…
霊夢は顔を赤くした。
光「どうした霊夢。具合悪いのか?」
霊夢「…なんでもない」
フラン「てか木葉。姿を変えるってどういうこと?」
光「ここじゃ三人は珍しい格好してるからね。変な大人に目をつけられないように姿を変えるんだよ。まぁ、姿を変えるってよりかは認識を変えるんだけどね」
フラン「へぇーやってみてよ!」
光「うん。ライブラ。言霊の能力を使うよ」
ライブラ「はい」
ヒュゥゥゥゥゥゥ…
光は言霊の能力を発動した。
光「…変幻」
ビビビ…ビビビビビ…シュゥゥゥゥゥ…
黄色い光が霊夢、魔理沙、フランを包み込んだ。少しするとその光が徐々に消えていった。
光「はい。これで良し」
フラン「?」
魔理沙「?」
フラン「何も変わってないよ?」
光「うん。そりゃ変わらないよね」
フラン「どういうこと?」
光「他の人の認識を阻害してるんだよ。本当の姿を見ると厄介だから」
魔理沙「あ、じゃあ他の人には別の姿に見えてるってことか」
光「そういうこと」
フラン「へぇーどんな姿なんだろ!知りたい!」
光「んーそれは難しいな」
フラン「見れないの?」
光「あぁ。あくまで他人の認識を変えてるからね。本人だと変わらないよ?」
魔理沙「でも私たちも変わらないぜ?」
光「そりゃ三人は幻想郷の人たちだからね。他人って言うのは他の世界の人のことを指すのよ」
魔理沙「なるほど」
光「だからレミリアたちに見せてもいつもの姿に見えてるんだよ」
フラン「むー!」
光「はいはい膨れない膨れない。さ、行くよ」
フラン「むー!」
スタスタスタスタ
四人は買い出しという名の散歩に出かけた。
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その頃早乙女たちは…
早乙女「長津さん。この子たちと出かけてきます」
長津「どこに行くんだい?」
早乙女「ちょっとそこまで散歩に」
長津「いいよ。気をつけてな」
早乙女「はい。じゃあ行こっか」
小夜「はい!」
美穂「はい!」
琴音「はい!」
スタスタスタスタ
早乙女と小夜、美穂、琴音は家を出た。
早乙女「じゃあどこ行こっか」
小夜「早乙女さんの行くところに!」
美穂「私も!」
琴音「私も!」
早乙女「じゃあ色々見て回ろっか」
小夜「はい!」
美穂「はい!」
琴音「はい!」
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その頃光たちは…
フラン「それで?何買いに来たの?」
光「んーそうだなー」
光たちは近くのデパートに来ていた。
魔理沙「それにしてもここは広いな」
霊夢「ほんと。なんでも揃ってる」
光「ここはある程度の食材や物が売ってるところだよ」
フラン「何があるの?」
光「何があるかって言われても難しいな」
魔理沙「じゃあ色々見て回ろうぜ!」
光「そうだな。じゃあ行くか」
魔理沙「あぁ」
光たちはデパートを見て回った。
魔理沙「木葉!これ美味しそうだな!」
光「あぁケーキね」
魔理沙「こんな形は見た事がないな!」
チラッチラッ
魔理沙が物欲しそうにこちらを見ている。
光「…はぁ、仕方ないな」
魔理沙は目をキラキラさせた。
光「どれが欲しいの?」
魔理沙「これ食べてみたいな!」
フラン「木葉!私も!」
光「はいはい。霊夢は何にする?」
霊夢「私もいいの?」
光「あぁ。いいよ」
霊夢「…じゃあ私はこれで」
フラン「私はこれ!」
光 (意外に普通なの選んだな)
光たちは買ったケーキを近くの椅子に座って食べることにした。
魔理沙「やっぱり!私の見立て通りの美味しさだぜ!」
フラン「美味しー!」
霊夢「…いけるわね」
光「そうか。喜んでくれて何よりだ」
フラン「木葉!はい!あーん!」
フランはフォークを口元に近づけてきた。
光「良いのか?」
フラン「うん!」
光「あーん」
パクッ
光はフランからケーキを貰った。
光 (美味いな)
フラン「どう?美味しい?」
光「あぁ。美味いな」
フラン「にひひ」
魔理沙「木葉!私のも!」
光「ん?良いのか?」
魔理沙「あぁ!いいぜ!」
光「あーん」
パクッ
光は次に魔理沙からも貰った。
光「これもなかなか美味いな」
魔理沙「それは良かったぜ!」
霊夢「木葉!私のも!」
光「いいの?霊夢」
霊夢「い、いいわよ!」
光「じゃあ…」
パクッ
光は最後に霊夢からも貰った。
光「やっぱり美味いな」
霊夢「そ、そりゃ私が選んだんだから!」
光「あぁ、そうだな」
ピリリリリリリ!
携帯が鳴りだした。
光「んぁ?誰からだ?」
光は携帯に表示されている名前を見た。
光「…光輝から?なんだろ」
ピッ
光は電話に出るために席を外した。
光「光輝?どうした?」
矢巾「光さん!腕輪忘れてませんか!?」
光「え?」
光は自分の腕を見た。いつもつけてるはずの腕輪がなかった。
光「あれ、腕輪が…無い…」
矢巾「やっぱり!」
光「で?どうしたんだ?」
矢巾「光さんの腕輪が赤く光ってますよ!」
光「え…」
十二天星たちがつけてる腕輪はパートナーの危険を知らせるためにある。
その腕輪は何も無ければ反応しないがパートナーが危険な状態であれば赤く光る。つまり今、光のパートナーである早乙女が危険な目に遭っているということになる。
光「渚はどこにいる!?」
矢巾「早乙女さんなら小夜ちゃん美穂ちゃん琴音ちゃんを連れて出かけましたよ。恐らく出かけ先で何かあったと思います」
光「分かった。すぐ行く」
矢巾「はい」
ピッ
光は電話を切った。
光 (渚…)
タッタッタッタッ!
光は霊夢たちのところに戻った。
光「なぁみんな」
霊夢「どうしたのよ」
光「渚が危険な目にあってる。助けに行ってもいいか?」
魔理沙「私たちはどうしたらいい?」
光「三人はここにいて。必ず戻ってくるから。でも…」
光は時間を確認した。時計は16時35分を指していた。
光「もし17時までに戻ってこなかったらこれを使って先に帰ってて」
ゴトッ
そう言って光は黄色に光る宝石を置いた。
魔理沙「これは?」
光「これは転送宝珠。使えば瞬時に家に帰ることができるからこれで先に帰ってて」
霊夢「木葉はどうするの?」
光「渚を助けに行く。三人は17時までここにいて。17時を過ぎたら先に帰ってて。もし17時までに何かあったら臨機応変に帰るなりして。決してこっちに来ちゃダメだからね!分かった?」
フラン「分かった!行ってらっしゃい!」
光「あぁ、行ってくる」
タッタッタッタッ!
そう言って光は走り出した。
霊夢「…木葉」
光 (渚…どこだ)
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その頃早乙女は…
早乙女「ふぇー疲れた」
小夜「そうですね。色々行きましたし」
美穂「私も少し休憩を」
琴音「私も休憩しよっと」
スッ…
四人は近くの椅子に腰かけた。
ピリリリリリリ
早乙女の携帯が鳴る。
早乙女「誰からかな?」
早乙女は表示されている名前を見た。
早乙女「…名前がない。それに知らない番号」
小夜「早乙女さん。出ないんですか?」
ピッ
早乙女は電話を切った。
早乙女「え、うん。知らない番号だから」
美穂「知らない番号?」
琴音「怖いですね」
早乙女「そうね」
早乙女 (さっきの…誰だったんだろう)
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???「おや、出ませんでしたか。でもこれで天秤座は動いたはず。ここからが本番ですよ」
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その頃光は
光「くそっ!腕輪がないから場所が分からん!」
ピリリリリリリ!
光の携帯が鳴りだした。
光「あ?誰だ?」
光は表示されている名前を見た。
光「…光輝か」
ピッ
光は電話に出た。
光「なんだ?どうした?」
矢巾「光さん!腕輪の信号が切れました!」
光「切れた?どういう事だ?」
矢巾「ずっと見てたんですが急に危険信号が途絶えて…」
光「そんな事があるのか?」
矢巾「分かりません。ですが途絶えたってことは…」
光「…無事なのか」
矢巾「…恐らく」
光「なら…光輝!渚たちはどこにいる!?その腕輪で探してくれ!」
矢巾「分かりました!…早乙女さんたちはそこから北の方角にいます!」
光「分かった!ありがとう!」
矢巾「はい!」
ピッ
光は急いで電話を切った。
光「こっちか!」
ギュオン!
光は北の方角へ飛んだ。
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場所…デパート
光「ここって…」
光が着いたのは霊夢たちと来たデパートだった。
光「渚たちもここにいるのか?」
スタッ!
光はそのまま降り立った。
タッタッタッ
光はデパート内を走り回った。しばらくすると椅子に座っている早乙女たちを見つけた。
光「渚!」
早乙女「!?」
早乙女は驚いて声のした方を見た。そこには早乙女に向かって走ってくる光の姿があった。
早乙女「光?どうしたの?」
光「渚!なんともないか!?怪我してないか!?」
早乙女「え?何も無いよ?怪我もしてないよ?」
光「そうか…良かった…」
早乙女「どうしたの?」
光「さっき光輝から俺の腕輪が赤く光っているって連絡があってな。何かあったんじゃないかって思って」
早乙女「私たちは大丈夫よ?ねぇ?」
小夜「はい」
美穂「大丈夫です」
琴音「大丈夫ですよ」
光「そうか…良かった…」
フラン「あれ?木葉?」
光「!?」
光は周りを見渡した。そこには霊夢、魔理沙、フランがいた。
光「三人とも…なんで?」
フラン「なんでってまだ17時じゃないよ?」
光「え?」
光は時計を見た。時計は4時50分を指していた。
光「確かに…あれ?ここって…」
光はもう一度周りを見渡した。ここは光と霊夢、魔理沙、フランがケーキを食べていたところだった。
光「ここは…俺たちが別れた場所か…」
フラン「そうだよ?」
光「な、なーんだ…良かったぁ」
フラン「なんかあったの?」
光「いいや。なんでもないよ」
早乙女「光。みんなで一緒に帰ろっか」
光「あぁ、そうだな」
そう言って光たちは一緒に帰ることにした。
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場所…十二天星たちの家
光「はぁ…っとやっと家に着けた」
早乙女「お疲れ様。光」
光「あぁ。ほんとお疲れ様だぜ」
ガチャ
長津が中から出てきた。
長津「おかえりみんな。夕食できてるけど食べるかい?」
フラン「食べるー!」
長津「じゃあみんな手を洗って居間に来てね〜」
フラン「はーい!」
タタタタタタタ
フランたちは走って手を洗いに行った。
光「なぁ智志」
長津「ん?」
光「俺たちが着けていた腕輪って外れるっけ?」
長津「まぁ、外そうと思えば」
光「いや、俺の場合外そうとは思ってなかったが…」
長津「…何かあったのかい?」
光「…あぁ。実は光輝から俺の腕輪が赤く光ってるって連絡が来てな」
長津「ほう」
光「俺はそこで腕についてるはずの腕輪がないことに気づいたんだ」
長津「…」
光「…まぁ、結果的に渚には何も無かったからいいけどよ。外した覚えがないのに腕についてないっておかしくないか?俺酒とか飲まねぇし」
長津「…少し調べる必要がありそうだね」
光「あぁ、頼む」
その後みんなで夕食を食べ、寝る時間になった。
長津「それじゃあもうそろそろ寝ますか」
フラン「フラン木葉と一緒に寝るー!」
霊夢「な!?」
長津「光がいいなら構いませんよ」
フラン「やったぁ!」
霊夢「な!?」
フラン「木葉!一緒に寝てもいい??」
光「はいはい。フランはお姉ちゃんと一緒に寝なさい」
フラン「なんでー!」
霊夢 (ホッ…)
光「フランのお姉ちゃんはあぁ見えて寂しがり屋だから一緒にいてあげて?」
レミリア「な!?私は寂しがり屋なんかじゃないわよ!」
パチェ「あらレミィそうだったのね」
レミリア「パチェもからかわないで!」
パチェ「はいはい」
光「とにかく今日はお姉ちゃんと寝てあげて?明日なら一緒に寝てあげるから」
フラン「約束だよ!」
光「ああ、約束だ」
そう言ってみんな順々に部屋に戻って行った。
光「さて、俺も寝るわ」
長津「あぁ。おやすみ」
光「おやすみ」
スタスタスタスタ
光は自分の部屋に戻った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その途中…
霊夢「ねぇ木葉…」
光「ん?」
霊夢「…一緒に寝ても…いい?」
光「…いいよ」
霊夢「!?」
光「丁度…霊夢と一緒に寝たかったから」
霊夢「…///」
光「さ、寝よっか」
霊夢「…うん」
そして、みんなが眠りについた。