木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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意見の衝突

奈落「なら代わりに引導を渡してやるぜ!」

 

奈落は攻撃態勢に入った。

 

光「…八重さん…すみません。傷つけることになりますが許してください」

 

奈落「ぼーっとしてんじゃねぇよ!」

 

ドカッ! 

奈落の拳は光に当たった。 

 

光「ぐっ…」

 

奈落「おらおら次行くぞ!」

  

ドカドカドカ! 

奈落は次々と光に攻撃を入れていく。

 

光「くっ…うっ…」

 

奈落「どうだ光!これが俺の本当の強さだ!」

 

光「違うだろうが!それは八重さんの力あってこそだろうが」

 

ドカッ! 

光は奈落を殴った。

  

奈落「ごふっ…」

 

光「てめぇの力じゃねぇだろうが!お前だけの力ならとっくに殺られてるぞ!それでもお前が死んでないのは八重さんの力のおかげだろうが!」

 

奈落「…」

 

光「八重さんは死んだ。お前が取り込んだのは亡くなった八重さんだろう。生きている八重さんではなく死んだ八重さんの力を取り込んだだけに過ぎない。その力のおかげでお前は生きてる!感謝したらどうだ!」

  

ドゴォン!

光は奈落を殴った。

  

奈落「うぐっ…」

 

光「人の命を弄びやがって!いい加減にしろよ!」

 

グッ!

光は奈落を殴ろうとした。

 

ガシッ 

奈落はそれを止めた。

 

奈落「黙れよ…どっちが人の命を弄んでんだよ。お前だってドレインとなった人間は容赦なく殺してただろ!聞いてんだぞ!三宮寺八重はドレインに取り込まれ、お前に殺されたとな!」

 

光「!!」

 

奈落「自分のことを棚に上げてよく言えたもんだな!」

 

ドゴォン!

奈落は光の腹に拳を入れた。

 

光「ごふっ…」

 

ドサッ!

光はその場に膝を着いた。

 

奈落「はぁ…はぁ…いい加減にしろよ…いつでも善人が正義ってわけじゃねぇんだぞ!」

  

ドカッ! 

奈落は光を蹴り飛ばした。

  

光「くっ…」

 

ドサッ 

飛ばされた光は受け身を取れずそのまま地面に落下した。

 

光「くっ…痛いところを…」

 

奈落「お前も人に言う前に自分を見直せよ!」

 

光「…」

 

奈落「お前のせいで死んだやつもたくさんいるんだぞ!」

 

ドカッ!

奈落は光の頬を殴った。

 

光「くっ…」

 

奈落「おい立てよ!何休んでんだよ!お前はそうやって慈悲も与えず殺してきたんだろ!だったらお前も同じようにされても文句はねぇよな!」

 

ドカッ!

奈落は光の顔を殴った。

 

ドサッ… 

光はその場に倒れた。

 

光「…確かに、俺は殺した…数え切れないほどな…」

 

ザッ! 

光は立ち上がった。

 

光「だが、俺はその責任を全うしている!」

 

奈落「責任を全うって具体的に何してんだよ!」

 

ドカッ!

奈落は光の胸に拳を入れた。

 

奈落「言葉ならいくらでも並べられる!お前は言葉の重さを知ってるんじゃないのか!」

  

ドカッ! 

奈落は光の顔を殴った。

 

奈落「お前がいつも言ってたのは建前か?どうなんだ!」

  

ドカッ! 

奈落は光の頬に拳を入れた。 

 

光「…」

 

奈落「何とか言えよ!」

 

ドゴォン! 

奈落は渾身の力を込めて光を殴った。

 

ドサッ…ズサー 

光は大きくぶっ飛ばされた。

 

光「…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

長津「…光」

 

早乙女「…光」

 

霊夢「木葉!立って!戦って!」

 

条乃「光…痛いこと言われたな」

 

三室「あぁ、相当ダメージを負ってるだろうな」

 

風和瀬「…」

 

魔理沙「木葉…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

奈落「おら立てよ!俺がお前を殺してやる!お前を殺してこの世界を作り変えてやる!俺がこの世界を支配してやる!」

 

光「…」

  

光は奈落を突き飛ばした。

 

奈落「な!?」

 

光「…作り変えるだと?…お前、それがどれほど難しいことか知ってんのか?」

 

奈落「知るかよ!」

 

光「何も知らねぇのに世界を作り変えるなんて言うんじゃねぇ!俺たち十二天星がいるおかげでこの世界は崩壊しないでいる!もし俺たちがいなかったら星座たちで戦争して俺たち人間は巻き添えを食らうんだぞ!」

 

奈落「な…」

 

光「それでも世界は傾き続ける!何故だか分かるか!お前たちドレインが均衡を崩しているからだぞ!俺は均衡を崩そうとしているやつには容赦しねぇ!それが例え知り合いでもな!」

 

奈落「だったら賭けようぜ…この勝負で勝った方がこの世界を貰う!いいな!」

 

光「良いだろう!覚悟しろよ!」

 

奈落「行くぞおらぁ!」

 

ドゴォン! 

奈落の拳と光の拳がぶつかり合った。

 

ビリビリビリビリ! 

辺りには衝撃波と電気が走る。 

 

奈落「まだまだ行くぞ!」

 

ドカドカドカ! 

奈落は拳を何発も入れた。 

 

光「くっ…この程度で!」

 

ドゴォン!

光は奈落を攻撃した。

 

光「俺を止められると思うな!」

 

奈落「ごふっ…」

 

ヒューーーーーッ 

奈落は後方へぶっ飛ばされた。

 

光「追撃行くぞおらぁ!」

  

ドゴォン!

光は重い一撃を与えた。

 

奈落「ぐあっ…」

 

光「さっきまでの威勢はどうした!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン! 

光は重い拳を奈落にぶつける。

 

奈落「あっ…ぐ…あ…」

 

光「おら!まだまだ行くぞ!へばるな!」

 

ドゴォン!

光は奈落の胸に拳を入れた。

 

ズサーーーーー… 

奈落は大きく後方にぶっ飛ばされた。

 

奈落「くっ…」

 

光「…どうした。攻撃しないのか?」

 

奈落「くっ…バケモノめ…」

 

光「…なんとでも言え。所詮俺は人間じゃない」

 

奈落「…」

 

光「…もう、終わりにしてやる」

 

ググッ!

光は力を込めた。

 

奈落「…」

 

光「じゃあな…ここで退場しろ」

 

ガシッ! 

光が攻撃しようとしたが、奈落がそれを止めた。

  

光「!!」

 

奈落「…まだ、死なねぇ…俺はお前に復讐するために蘇ったんだ!」

  

バリバリバリ! 

奈落は周囲に電気を走らせた。

 

光「!!」

  

光は奈落の手を振りほどき間一髪で避けることが出来た。

 

光「…」

 

奈落「死んでたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ズォォォォォォ!

奈落が叫ぶと周囲は瘴気で覆われた。

  

光「!!」

 

奈落「ぜってぇ殺してやる!」

 

光「くっ…」

 

奈落「お前に一矢報いてやる!」

 

バッ! 

奈落は右手を水平にしゲートを開いた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シュッ!

ゲートが開かれた。

 

早乙女「!!」

 

長津「!!」

 

ズォォォォォォ!

そしてそのゲートはある人たちを吸い込んだ。

 

小夜「うわっうわわわわ!」

 

早乙女「小夜ちゃん!」

 

美穂「早乙女さん!」

 

早乙女「美穂ちゃん!」

 

琴音「な、なにこれ!」

 

早乙女「琴音ちゃん!」

 

小夜、美穂、琴音はゲートに吸い込まれそうになっていた。なんとか早乙女が止めたがゲートはしつこく吸い込もうとした。

 

小夜「早乙女さん…」

 

早乙女「絶対に離さない!」

 

美穂「早乙女さん!危険です!離してください!」

 

早乙女「離さない!」

 

琴音「このままじゃ早乙女さんも一緒に吸い込まれてしまいます!」

 

早乙女「それでも私はあなたたちを離さない!」

 

ダッ! 

長津たちも小夜、美穂、琴音の救出に参加した。

 

小夜「みなさん…」

 

矢巾「小夜ちゃん!諦めちゃダメ!僕たちがいるから!」

 

長津「そうですよ!まだ…諦める時じゃ…ないですよ!」

 

本庄「頑張って小夜ちゃん!美穂ちゃん!琴音ちゃん!」

 

美穂「本庄さん…」

 

風和瀬「私たちはみんなで約束しました!小夜ちゃんと美穂ちゃんと琴音ちゃんを助けるって!」

 

琴音「風和瀬さん…」

 

倉本「だから!諦めちゃ…ダメ!」

 

小夜「みなさん…」

 

早乙女「絶対に!離さない!」

 

ドォン!

十二天星たちが小夜、美穂、琴音が吸い込まれるのを防いでいた時、どこからともなく攻撃された。

 

早乙女「くっ…」

 

長津「な!?」

 

風和瀬「ダメ!」

 

本庄「あ!!」

 

早乙女と本庄、風和瀬はさっきの攻撃で小夜、美穂、琴音の手を離してしまった。

 

小夜、美穂、琴音「うわぁぁぁぁぁ!」

 

早乙女「小夜ちゃん!美穂ちゃん!琴音ちゃん!」

 

早乙女もそのゲートに入ろうとした。

 

条乃「ダメだ早乙女!」

 

ガシッ!

条乃が飛び込もうとした早乙女を止めた。

 

早乙女「何でですか!離してください!小夜ちゃんたちが!」

 

条乃「このゲートに入ったら出てこれないかもしれないんだぞ!」

 

早乙女「でもそこに小夜ちゃんたちが入ったんですよ!私は約束しました!小夜ちゃんたちを守るって!だから離してください!」

 

条乃「ダメだ!」

 

シューーッ 

やがてゲートは閉じた。

 

早乙女「あ…あ…あああああああああ!」

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