木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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言ノ葉 幻想から現の言葉へ

シュゥゥゥゥゥ!

早乙女と光を除いた十二天星のメンバーはゲートを通った。

 

条乃「全くあの野郎…危ねぇことしやがる」

 

本庄「!!」

 

本庄は何かに気づいた。

 

本庄「みなさん!光さんと霊夢さんたちが!」

 

長津「な!」

 

みんなはスクリーンを見た。そこには光と霊夢たちが座っていた。

 

条乃「あの野郎何してやがる!」

 

風和瀬「…」

 

ピピピッ… 

風和瀬は光の心を読んだ。

 

双葉「早くしないと!」

 

立花「…あの空間ごと消滅する…」

 

風和瀬「みなさん!光さんは渚ちゃんと八重さんがいるから方界に残ったそうですよ!」

 

長津「な、そういう事か…」

 

条乃「けっ…」

 

スタスタスタ

条乃はさっき居たところに引き返そうとした。

 

長津「和人!何するつもり!」

 

条乃「決まってんだろ!あいつのところに行くんだよ!」

 

長津「な…」

 

条乃「俺はな、俺たちだけが生き残ってあいつらが死ぬのは気に食わん。死ぬなら俺も一緒に死ぬ。俺は仲間のためなら体を張れる」

 

長津「…和人」

 

三室「なら俺も行こう」

 

長津「!!」

 

三室「俺もその意見に賛成だ」

 

長津「晃大…」

 

三室「智志。俺たちも戻るぞ。あいつらだけ死なせるのはごめんだ」

 

長津「…あぁ、行こう」

 

ザッザッザッザッ…

そして十二天星の人たちはゲートを使い方界に戻るのだった。

 

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奈落「はぁ…はぁ…もう…長くはないぞ」

 

八重「…それで、あなたを倒せるのなら…私は最後まで…」

 

シュゥゥゥゥゥ… 

早乙女の体から紫色の光が出た。

 

早乙女「…ふぅ」

 

奈落「…じきにこの空間は消える。俺の自爆とともにな」

 

八重「さっきも言いました。それで倒せるなら構わないと」

 

奈落「くっ…」

 

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光「八重さん…」

 

霊夢「木葉。私たち…生きて帰れるかな」

 

光「!!」

 

プルプル…プルプル…

霊夢は震えていた。

 

光「…大丈夫。任せて」

 

長津「光!」

 

光「あれ?みんな、どうしたの?」

 

長津「どうしたって光たちが脱出しないから戻ってきたんだよ」

 

光「そうか…」

 

条乃「けっ…」

 

三室「まぁ、みんな心配したんだよ」

 

光「…」

 

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奈落「さぁ…最後の忠告だ。この世界から出た方がいいぜ?」

 

八重「出ません」

 

奈落「…なら、こうするしかないな」

 

パチン!

奈落は指を鳴らした。

 

シュッ!

すると瞬間移動した。 

 

八重「!!」

光「!!」

 

移動した先は光たちがいる場所だった。

 

奈落「これで…みんな仲良くおさらばだな…」

 

キィィィィィィン!

いかにもヤバそうな音が鳴り響く。

 

光「!!」

 

光は何かを察知した。

 

光「渚!戻ってこい!」

 

早乙女「…」

 

シュッ!

早乙女は光のところへ戻った。

 

光「八重さんもこっちに来て!」

 

八重「嫌です!」

 

光「な!?」

 

八重「私は最後まで離しません!」

 

光「くっ…なら…」

 

ビリビリ…

光は能力を使った。

 

光「"操作"」

 

八重「!!」

 

フワフワ…フワフワ…

すると八重の力は弱くなり操り人形のように操作された。

 

八重「な!何したの!」

 

光「すまん。でもこうするしか守る方法はない…」

 

奈落「もう時間だ!大陰術式!冠楼門の崩壊!」

 

光「みんな!集まって!」

 

ザッ!

みんなは一箇所に集まった。

 

霊夢「木葉!」

 

光「霊夢。あの言葉…とっても嬉しかったよ」

 

霊夢「待って木葉!」

 

光「ライブラ!力を使うよ!」

 

ライブラ「分かりました」

 

光「十二天星 第七星座 天秤!」

 

霊夢「木葉!」

 

光「言ノ葉(ことのは) 幻想(げんそう)から(うつつ)言葉(ことば)へ」

 

シュゥゥゥゥゥ…

すると光の周りに黄色く光る光の粒が現れた。

 

光「光壁凱羅(こうへきがいら)!」

 

ガシャン!

するとみんなの周りを結界で覆った。

 

霊夢「これは…」

 

長津「…結界」

 

光「…」

 

奈落「さぁ!仲良く逝こうぜ!」

 

キィィィィィィン!ドゴォォォォォォォン!

凄まじい爆発とともに爆音が響き渡る。

 

ビキビキビキ…バリィィィン!

光の結界が破壊されてしまった。

 

光「!!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!

その爆発は一撃ではなく複数回爆発した。

 

この時、爆発により結界は粉々に破壊された。そして十二天星、六門九門、霊夢、魔理沙、レミリア、フラン、咲夜、文、後藤、八重は奈落の爆発に巻き込まれ…

 

ー跡形もなく消え去ったー

 

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その頃…

 

パチェ「な!?」

 

アリス「み、みんなが…」

 

パチェ「アリス!私たちも行くわよ!」

 

アリス「えぇ!」

 

パチェ (あの結界は壊れないはず…あの密度なら耐えると思っていたけど…)

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

パチェとアリスはゲートを通った。

 

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その頃幻想郷では…

 

藍「紫様!博麗大結界に異常事態が!」

 

紫「どういう事よ…博麗大結界が…」

 

この時、博麗大結界を管理していた木葉と霊夢がいなくなったため博麗大結界は効力を失いつつあった。

 

紫 (光!何があったの!)

 

藍「紫様!」

 

紫「藍!とにかく大結界を維持させるから手伝って!」

 

藍「分かりました!」

 

紫 (光…あなたまさか…死んだんじゃ…)

 

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スタッ

パチェとアリスは方界に着いた。

 

パチェ「何よ…これ…」

 

アリス「こんな事って…」

 

ヒュォォォォォォォォ…

そこには何も無かった。さっきまでそこにいた人たちも跡形もなく消え去っている。

 

パチェ「…な、なんてこと」

 

アリス「みんなが…霊夢や魔理沙まで…」

 

パチェ「レミィ…咲夜…フラン…」

 

パチェとアリスは言葉を失った。

 

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その頃幻想郷は…

  

紫「くっ…これでも大結界が弱くなってる…これじゃあ…維持できない」

 

藍「紫様!このままじゃ大結界が…」

 

紫「藍!頑張って!最後まで諦めちゃダメ!」

 

???「私たちも手伝うわ。紫」

 

紫「!!」

 

紫が振り向くとそこには西行寺 幽々子と八坂 神奈子、聖 白蓮、八意 永琳がいた。

 

紫「幽々子…」

 

幽々子「困った時はお互い様よ」

 

神奈子「私らも力を貸すよ」

 

聖「えぇ、このまま終わるなんて嫌ですからね」

 

永琳「私たちが集まれば大丈夫よ」

 

紫「あなたたち…」

 

幽々子「さ、やりましょ」

 

神奈子「あぁ、存分に力を使ってやろう」

 

聖「私も…本気を出しますよ」

 

永琳「私も手を抜きませんよ」

 

紫「幽々子、あなたたちも…ありがとう」

 

神奈子「いいってことよ」

 

聖「えぇ、お礼なんてそんな」

 

永琳「ほんとほんとお礼なら終わってからにしてほしいわね」

 

幽々子「紫。これが終わったらまたお話しましょ」

 

紫「えぇ、分かったわ」

 

紫と藍、幽々子、神奈子、聖、永琳は博麗大結界の維持に力を使った。

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