その後楽しかった食事を終え、早乙女は小夜、美穂、琴音と一緒にお風呂に入っている。
木葉「ふぅ〜今回の異変も中々に大変だったなぁ…」
ヒュゥゥゥゥゥ…
俺はベランダに出て夜風に当たる。
スタスタスタ
後ろから誰かが来た。
霊夢「木葉。何してるの?」
木葉「ん?夜風に当たってたの。落ち着くから」
霊夢「へーそうなんだ」
木葉「霊夢。今回の異変もお疲れ様。休まなくてもいいのか?」
霊夢「木葉もお疲れ様。大丈夫よ。私は強いから」
木葉「まぁ、そうだな」
二人はしばらく夜風に当たっていた。
霊夢「ね、ねぇ木葉」
木葉「ん?」
霊夢「木葉はさ…あの子たちを見て…どう思った?」
木葉「あの子たちって小夜ちゃんと美穂ちゃんと琴音ちゃんの事か?」
霊夢「うん…」
木葉「んー…愛されてるっていいなって思った」
霊夢「そ、そう…」
木葉「?」
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小夜「早乙女さん!早乙女さん!」
早乙女「どうしたの?小夜ちゃん」
小夜「早乙女さんは光さんの彼女さんですか?」
早乙女「え!?私が光の!?」
小夜「はい!仲良さそうだったのでもしかしたらって思って」
早乙女「違うよ!私と光はそんなんじゃなくてただのパートナーだよ!」
小夜「そうですか?」
早乙女「そ、そうだよ」
美穂「でもあの優しそうな人が彼氏になったらあまり喧嘩しなさそうだけど…」
早乙女「あ、でもそれってあまり良くないのよ?」
美穂「そうなの!?」
早乙女「うん。ちゃんと本音で言い合えるくらいでないと長続きしないんだよ」
美穂「へぇ〜」
琴音「じゃあ早乙女さんは光さんのことをどう思いますか?」
早乙女「光のこと?」
琴音「はい!」
早乙女「んー頼れる人?」
琴音「おぉ!」
小夜「それって好きってことですか?」
早乙女「んー好きとかではないかな〜」
小夜「え?違うんですか?」
早乙女「うん。憧れの人?かな」
小夜「憧れの人!」
美穂「憧れの人か…」
琴音「んー恋に発展するのは難しそうだね…」
早乙女「恋って…」
小夜「でも早乙女さんが憧れる人なら光さんはいい人なんですね!」
早乙女「うん…まぁ、そうなんかな…あはは」
こうして時間は過ぎ、みんなが寝静まった。
木葉「智志」
長津「ん?どうしたの?光」
木葉「智志らはいつここを出るんだ?」
長津「んーそうだなぁ…明日くらいかなって考えてるけど」
木葉「明日か…」
長津「どうかした?」
木葉「ん?いやー後藤さんたちの家についてなんだが」
長津「あぁそれなら大丈夫。あの研究所を和人の能力で作り変えようって話になってて」
木葉「それは良かった」
長津「そうすれば早乙女もあの子たちにいつでも会いに行けるよ」
木葉「あぁ、そうだな。相変わらず段取りは早いな」
長津「まぁね。これでも最年長者だから」
木葉「はっ言ってくれるぜ。まぁとにかくあの子たちをお願いな」
長津「あぁ、任せて」
その後木葉たちも眠った。
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ー翌日ー
木葉「ん…んー」
木葉は起き上がり背伸びした。
木葉「んーーーーー!あぁーーーー!」
骨がポキポキと音を鳴らす。
木葉「あぁー気持ちいい」
トサッ…スタスタスタ
木葉は食堂に向かった。
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ガチャ
木葉は扉を開けて入った。
木葉「!!」
ガヤガヤガヤ
食堂にはみんな居た。
咲夜「またあなたが最後ね。全く…男なら早起きしてみなさいよ。あの子たちでもあなたより早く起きてるんだから」
木葉「あはは…すまねぇ」
小夜「おはようございます!光さん!」
木葉「おはよう。小夜ちゃん」
小夜「どうです?眠れました?」
木葉「あぁ、ぐっすりとね」
小夜「それは良かったです!」
スタスタスタ
小夜は早乙女のところへ行った。
木葉「咲夜さんもあれくらい優しかったらいいんですがね?」
咲夜「それはどういう意味?」
木葉「いやーまぁ、ね?」
咲夜「はぁ、まぁいいわ。そこに置いてるから食べて」
木葉「ありがとう咲夜さん」
咲夜「…」
スタスタスタ
咲夜は厨房へ戻った。
木葉「全く咲夜さんはつっけんどんだな〜」
グサッ!
咲夜のナイフが木葉に刺さった。
木葉「あぎゃあああああああ!」
早乙女「はぁ…全く…」
スタスタスタスタ
その後朝食を済ませ食堂を出た木葉だった。
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木葉「それで、そろそろ発つのか?」
長津「あぁ、そうするつもりだが…お前どうした?血が出てるぞ?」
木葉「まぁ…これはなんだ…ツンデレのツンが出たんじゃねぇかな」
グサッ!
また突然木葉にナイフが刺さった。
木葉「おぎょぉぉぉぉぉぉぉ!」
長津「光ー!」
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しばらく経って…
長津「じゃあみんなそろそろ帰ろうか」
条乃「そうだな。あんまり長居してもあれだしな」
佐野守「今回も楽しかったですね〜」
本庄「また来ましょう!」
小夜「早乙女さん!向こう行ってもまた会ってくれますか!」
早乙女「会う会う絶対会う!」
美穂「じゃあまたその時にどこか連れてってください!」
早乙女「うん!約束!」
琴音「また機会があれば一緒にお風呂入って一緒に寝ましょ!」
早乙女「うんうん!しましょ!しましょ!」
木葉「渚。向こうに帰るだけだから向こうに行ってもしばらくは一緒におれるよ?」
早乙女「まぁね〜」
小夜「光さんもお世話になりました」ペコ
木葉「いいえ、こちらこそ」
後藤「天野さん。本当にありがとうございます」
木葉「後藤さん。向こうに行ったら八重さんと三人で笑い合ってくださいね」
八重「三人?」
木葉「篠澤さん忘れてますよ」
後藤「!!」
木葉「後藤さん言ってたじゃないですか。昔みたいに三人で笑い合いたいって」
後藤「天野さん…」
八重「ほんと…何から何までありがとうございます」
木葉「いいえ、大丈夫ですよ。篠澤さんは今の研究所のところに転送してありますので」
後藤「分かりました…本当にありがとうございます」
木葉「いいえいいえ」
長津「じゃあそろそろ行くか」
条乃「あぁ、そうだな」
スッ…パキン!
長津は木葉が作った水晶を使った。
シュッシュッシュッ
するとみんなが順々に向こうの世界に帰っていった。
小夜「光さん。本当にお世話になりました」ペコ
美穂「また後日お礼に伺いますね」ペコ
琴音「お会い出来る日を楽しみしています」ペコ
木葉「いいえこちらこそ。俺もいつかそっちに遊びに行くね」
小夜「はい!」
美穂「その時は色々お話してくださいね!」
琴音「つ、ついでに何か悩んでたらご相談にでも乗っていただけたら…」
木葉「あぁ、分かった。余裕が出来たら遊びに行くからね」
小夜「はい!」
美穂「はい!」
琴音「はい!」
早乙女「ちょっと光!私の小夜ちゃんと美穂ちゃんと琴音ちゃんを取らないで!」
木葉「はいはい。分かった分かった」
早乙女「…じゃ、またこっちに戻ってきてよ」
木葉「はいはい」
シュッシュッシュッシュッ
早乙女、小夜、美穂、琴音は向こうの世界に戻った。
霊夢「…行っちゃったね」
木葉「…」
ギュッ
木葉は祈るように手を握った。
霊夢「木葉?」
木葉 (あなたたちのこれからに…憂うことなかれ…)
霊夢「木葉?」
木葉「ん?」
霊夢「どうしたの?手を握り合わせて」
木葉「んーちょっとね」
霊夢「なにそれ」
木葉「まぁなんでもいいの!それよりみんな自分の荷物確認した?」
レミリア「あ、完全に忘れてたわね」
魔理沙「私も忘れてたぜ」
霊夢「木葉。私たちの荷物はどこに置いてるの?」
木葉「ん?それぞれの家に転送してあるよ」
霊夢「良かった」
木葉「また向こうに行く機会があったら今度は楽しもうな。今回は結局楽しめなかったしな」
霊夢「そうね。今度はどこに連れてってくれるのかしら?」
魔理沙「木葉!その時は誘ってくれよな!」
レミリア「私もお願いね」
木葉「はいはい。じゃあ俺たちも解散にするか」
霊夢「そうね」
咲夜「全く…あなたって人は…」
木葉「?」
咲夜「あなた最後まであの人たちに言わなかったわね」
木葉「あら…バレてました?」
咲夜「バレバレよ」
魔理沙「なんの事だぜ?」
木葉「ん?小夜ちゃん美穂ちゃん琴音ちゃん後藤さん八重さんをどうやって生き返らせたか…だよ」
霊夢「そう言えば…」
レミリア「聞いてなかったわね」
木葉「その事はもういいの!もう終わったから!」
咲夜「全く…ヘタレね」
木葉「ヘタレで結構でーす!」
グサッ!
また木葉に咲夜のナイフが刺さった。
木葉「ほぎょおおおおおおお!」
これにて第二章 『東方三色花』が終わりました。
次回は第三章 『桜が舞い散るその日まで…』になります。