お花見
俺は博麗木葉。幻想郷にある博麗神社って所に住んでいる。俺は元々外の世界の人間だったけど紫が俺をここに連れてきた。今まで色んなことがあったけど、今はとても幸せだ。
霊夢「木葉ー!」
今俺を呼んだのは博麗霊夢。ここ博麗神社の巫女さんだ。 そして…俺の彼女さんでもある…。
霊夢「ちょっとこっちに来てみなさいよー!」
木葉「はいよー!」
今は春の季節。桜が満開になり、散る桜はとても美しく感じる。
これは、そんな桜舞い散る春に起きたある女の子との出会いと別れの物語である…
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木葉「何?どした霊夢」
霊夢「ほら、見てみなさいよ。桜、いっぱい咲いてるわよ」
木葉「おぉ!ほんとだ!綺麗だな」
霊夢「そうね。この桜を見てると幻想郷にも春が来たんだなって思うわ」
木葉「これはお花見ができそうだな」
霊夢「えぇ、お酒が進みそうだわ」
木葉「程々にしてよ?霊夢はお酒が回ると手がつけられなくなるんだから」
霊夢「わ、分かってるわよ…」
木葉「さ、そろそろ…」
霊夢「買い出しね!」
木葉「あ、あぁ…そうだが…なぜ分かった?」
霊夢「いやーねー?もしかしたらそうなんじゃないかなーって思ったのよ〜」
木葉「…お酒だな?」
霊夢「うっ…」
木葉「まさか?お酒が買えるなんて思ってないよね?」
霊夢「え…お酒…ダメなの…」
木葉「あはは!そんなわけないでしょ!みんなでお花見するならお酒は多い方が良いな!」
霊夢「はぁ…心臓に悪いわ…」
木葉「どした?永琳のところに行くか?」
霊夢「嫌よ!あんな兎がたくさんいる所なんて!」
木葉「なんで?」
霊夢「木葉知ってる?兎ってね…性欲が…」
木葉「おっとそれ以上はいけない」
霊夢「とにかく!私が行くとなるとあんたもついてくるでしょ!」
木葉「そりゃあまぁ…」
霊夢「そうなると飢えた兎どもがあんたに群がるでしょ!」
木葉「飢えた兎どもって…」
霊夢「とにかく!あんな所には行かないわ!」
木葉「はいはい分かった分かった…」
霊夢「分かればよろしい!」
木葉「なら代わりにみんなを呼んできてくれ。今日はみんなでお花見しようと思ってるから」
霊夢「でもみんな来るか分からないわよ?」
木葉「大丈夫。ここの人たちはみんな暇人だか…」
霊夢「おっとそれ以上はいけない」
木葉「まぁ、俺は買い出しに行くから霊夢はみんなをお願いね」
霊夢「任せなさい!嫌でも引きずってくるわ!」
木葉「引きずっちゃダメだよ…」
霊夢「さ!行った行った!いいお酒もね!」
木葉「はいはい…そっちもよろしくね」
霊夢「任せなさい!」
ビュン!
霊夢は颯爽と飛んでいった。
木葉 (さて、こっちも買い出し行くか…)
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場所…人里
木葉「えーと…お酒は必須であとは…」
ガヤガヤ
周りを見渡すと人ばかり。みんな笑顔でいい気分だった。
木葉「さて、お酒の前に食材だな」
咲夜「あら、木葉じゃない」
木葉「ん?」
木葉の目の前に咲夜がいた。
木葉「おや?咲夜さん。買い出し?」
咲夜「えぇ、そうよ」
木葉「丁度良かった。咲夜さん今日お花見するんですが一緒にどうです?」
咲夜「あら、良いわね」
木葉「神社で行います。桜がいっぱい咲いてたので」
咲夜「分かったわ。買い物済ませたらお嬢様に相談してみるわね」
木葉「はーい!じゃあその時にまた連絡くださいね」
咲夜「分かったわ」
コツコツコツ
咲夜はその場をあとにした。
木葉 (さて…早く済ませて帰ろう)
その後木葉は買い物を済ませ、帰宅中だった。
木葉 (うっ…多いな…早く開放されたい…)
ガサッ
茂みの方で音がした。
木葉 (ん?なんだ?今さっき音が…)
グラッ…
木葉が持っていた荷物が傾いた。
木葉「うおっとと…今は手が離せない…仕方ない…これを置いてからまた来よう」
木葉は荷物を置きに神社に戻った。
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場所…博麗神社
ドサッ!
木葉は荷物を置いた。
木葉「ふへ〜…疲れた…さて、戻るか」
そう言って戻ろうとした時…
霊夢「あら木葉」
木葉「!!」
霊夢「どこか行くの?」
木葉「ん?あぁ、ちょっとね」
霊夢「これ全部お花見用?」
木葉「あぁ、そうだよ」
霊夢「でも少ないわね」
木葉「え?」
霊夢「呼びに行ったら紅魔館の連中と守矢神社の連中、白玉楼の連中と永遠亭の連中、あとはその他の妖精どもが来るわよ」
木葉「お、多いな…」
霊夢「まぁ、足りなくなったら買いに行ってね」
木葉「あ、はい…」
霊夢「じゃあ私は準備してるわね」
木葉「はいよー」
そう言って木葉は神社を出た。
木葉 (さて…見に行くか…)
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場所…人里の茂み
木葉「確か…この辺だった気が…」
ドサッ!
木葉が探していると人が倒れていた。
木葉「ちょ、君!大丈夫か!?」
ユサユサ…ユサユサ…
木葉は体を揺する。
???「んっ…んー」
木葉「良かった…寝てるだけだった…」
???「んー…ん?」
木葉「君、大丈夫か?こんな所で寝て」
???「!」
???「あーーーー!」
木葉「うえっ!?何!?」
???「パパーーー!」
ギュッ
その子は木葉に抱きついた。
木葉「え…ちょ…」
???「良かったー!あはは!パパ全然変わってないねーあはは!」
木葉「パ…パパ?」
???「そう!パパ!」
木葉「え?人違いじゃないか?」
???「ううん!私のパパ!」
木葉 (何?これが俗に言う…パパ活…ってやつ?)
???「どしたの?パパ」
木葉「あーまぁ、元気ならいいや。早くお家帰んなよ?お母さんが心配してっかも知れねぇぞ?」
???「うっ…ママ…」
木葉 (あ…いけね…地雷踏んじまったか…?)
???「ママとは今喧嘩中なんだ…」
木葉「喧嘩中?喧嘩して野宿ってすげぇな」
???「でもパパは好きだよ?怒らないし褒めてくれるし!」
木葉「そうか。そりゃいいお父さんだな」
???「だからパパはパパだって!」
木葉「はいはい。じゃあ元気そうだからちゃんと家に帰んなよ?俺も今日はやる事があるから」
???「はーい!」
スタスタスタ
俺はそのまま神社に帰った。
木葉(…)
???「〜♪」
木葉「ちょっと待て!」
???「え、何?」
木葉「なんでついてくるんだ!」
???「え…だって私のパパだもん。家も同じだよ?」
その子は木葉のあとをついて来ていた。
木葉「はぁ…家族ごっこはいいから…早く帰ってくれ…」
???「だから!私のパパはパパなんだって!」
木葉「これもうわっかんねぇな…」
???「パパ!今から家に帰るんでしょ!私も同じところに行こうとしてるの!だから私も連れてって!」
木葉「ダメ!君は本当のお父さんとお母さんのところに帰りなさい!」
???「だから!パパは私のパパなんだって!パパ頭硬すぎだよ!」
木葉「なぬ!?あ、頭が…硬い…だと…」
???「あはは!パパってこの頃から打たれ弱いんだ!あはは!」
木葉「くっ…」
???「そりゃママにも敵わないわけだね!あはは!」
木葉はここであることを思いついた。
木葉「おい!あれを見ろ!」
そう。俗に言う、あ!UFO!みたいなやつだった。
???「え!?何!?」
その子はまんまと引っかかった。
木葉「音速!」
木葉はその間に音の能力で移動した。
???「あ!ずるい!」
そして木葉は神社に帰った。
???「もう!パパずるい!自分だけ能力使えるからって!」
??? (まぁ…どこ行ったか分かるんだけどね)
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場所…博麗神社
ガラッ!
木葉が神社に帰ってきた。
木葉「た、ただいま…」
霊夢「あ、お帰り。どうしたのよ」
木葉「いやーまぁ…ね…」
霊夢「まぁいいわ。みんなもうそろそろ来るから準備して」
木葉「あ、あいよ…」
ガチャガチャ…ガチャガチャ…
そうして俺と霊夢は準備をした。すると順々にみんなが集まってきた。
レミリア「来たわよ霊夢」
霊夢「あんたたちが1番ね」
レミリア「当然じゃない!高貴な吸血鬼が遅れるわけないわ!」
フラン「木葉!来た!」
木葉「はーい!楽しんでくれ〜」
パチェ「はぁ…私は本が読みたかったわ」
レミリア「まぁ、いいじゃない!木葉が誘ってくれたんだから!」
咲夜「じゃあ料理は私が…」
木葉「ありがと!じゃあお手伝いお願いしますね」
咲夜「あら?この私に手伝えと?あなたが私の料理を作る手伝いをしてくれないかしら?」
木葉「なぬ!?」
咲夜「私はあなたよりも自信あるわよ!」
木葉「じゃ、じゃあ!勝負しようぜ!」
咲夜「えぇ良いわよ!」
レミリア「なんか…あっちはあっちで燃えてるわね…」
霊夢「そ、そうね…」
うどんげ「霊夢さーん!」
霊夢「あ、来たわね性欲まみれの兎ども…」
レミリア「あんた…口悪いわよ…」
うどんげ「今日はお招きいただきありがとうございます!」
霊夢「はいはい、料理がまだだから座ってお酒でも飲んでて」
うどんげ「えっと…私何かしました?」
霊夢「別に?」
うどんげ「そ、そうですか…」
木葉「みんなーこれ食べてみてー!」
咲夜「こちらもお願いします」
レミリア「あら、どうしたの?」
木葉「どっちが美味しいか勝負してるんだよ。勝ったら今回の料理をメインで作ることになってるんだー」
レミリア「あらそう。ならいただくわ」
うどんげ「私たちも!」
パクッ
みんなは木葉と咲夜の料理を食べた。
レミリア「んー私は木葉が持ってきた方かしら」
木葉「え…」
フラン「フランは咲夜が持ってきた方!」
霊夢「私も咲夜が持ってきた方ね」
うどんげ「私は木葉さんが持ってきた方ですね」
永琳「あら、私も同じね」
パチェ「私も…」
美鈴「私も木葉さんが持ってきた方です!」
結果
木葉が持ってきた方は5人
咲夜が持ってきた方は2人
木葉「な…なんだと…」
咲夜「ふふふ…これで、勝負ありですね」
木葉「負けた…」
レミリア「あら、どういう事かしら?」
咲夜「私たちはお互いの料理を交換してみなさんにお出ししました。なので木葉は私のを私は木葉のをみなさんにお出ししました」
フラン「あれ?てことは…」
霊夢「私は咲夜の方を選んだから…木葉の料理の方がいいって言ったってことね?」
咲夜「えぇ、そうよ」
フラン「じゃあフランもだ!」
うどんげ「そうだったんですね!でも、どちらも美味しかったですよ」
木葉「うっ…負けた…」
咲夜「ではこれで、このお花見の料理は私メインで作りますね!」
木葉「くっ…いいよ…約束だからね…」
咲夜「それでは料理作ってきますね。ほら、行くわよ木葉」
木葉「はい…」
そう言って木葉と咲夜は料理に取り掛かった。
霊夢「まぁ、私は木葉の料理の方が好きだから何でも良いんだけどね」
レミリア「あら、うちの咲夜の料理も良いでしょ?」
霊夢「私は木葉の方がいいわ!」
レミリア「相変わらずね」
うどんげ「そう言えば他の方々は?」
霊夢「あとは守矢神社の連中と白玉楼の連中、それと妖精どもね」
うどんげ「結構多いんですね」
霊夢「えぇ、足りなくなったら調達するつもりよ」
輝夜「じゃあ楽しまなくちゃね!」
永琳「そうですね」
妖夢「霊夢さーん!」
霊夢「お、来たわね」
妖夢「お待たせしました!」
霊夢「あら、早苗たちも一緒に来たのね」
早苗「はい!」
霊夢「もう少しで料理できるから待っててよ」
妖夢「あ、じゃあ私も手伝いますよ!」
霊夢「今木葉と咲夜がいるわ。二人に言ってきて」
妖夢「分かりました!」
早苗「霊夢さーん!木葉さんとはどうです?進展ありました?」
霊夢「うるさいわね!何も言わないわよ!」
早苗「ふふふ…霊夢さんが言わなくても木葉さんに聞きますからね!」
霊夢「全く…」
チルノ「おーい霊夢!来たぞー!」
霊夢「はぁ、これで最後ね」
チルノ「たくさん料理を食べられるのはここか?」
霊夢「そうよ。でもまだできてないから大人しく待ってなさい」
チルノ「えー!」
大妖精「チルノちゃんダメだよそんなこと言っちゃ…」
ルーミア「お腹すいたのだー」
霊夢「はいはい。とりあえず座ってなさい」
チルノ「分かった!」
スタスタスタスタ
するとしばらくして木葉たちが料理を持ってきた。
木葉「みんなー料理できたぞー」
フラン「来たー!」
神奈子「よう坊主!酒はあるか?」
木葉「あるぞ?ちょっと待ってなー」
早苗「神奈子様坊主は失礼ですって!」
神奈子「ん?そうか?じゃあ何て呼べばいいんだ?」
早苗「木葉さんです!」
神奈子「木葉な。分かった分かった」
木葉「ほらよ」
ゴトッゴトッ
木葉は色んな酒を置いた。
神奈子「ありがとな!」
木葉「あいよ!」
霊夢「さ、じゃあお花見始めましょうか」
木葉「あぁ、そうだな」
霊夢「それじゃあ…乾杯!」
全員「乾杯!」