木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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第四章 いつもの日常
弾幕ごっこ


俺の名前は博麗 木葉。幻想郷の博麗神社ってところに住んでいる。

 

霊夢「木葉ー!起きなさーい!」

 

今声を上げたのはここ博麗神社の巫女。博麗霊夢だ。霊夢は幻想郷に来た俺を博麗 木葉と名付け、おまけに住む場所も与えてくれた。

俺の元々の名前は 天野 光(あまの こう)。向こうの世界では天野 光。幻想郷では博麗 木葉と名乗っている。俺はある異変をきっかけに霊夢と付き合うことになったので向こうの世界を離れ、幻想郷で暮らすことにした。

 

木葉「はーい…」

 

これから書くのはそんな幻想郷での生活。俺と幻想郷の人たちの日常を書いたものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「木葉!起きなって!ご飯冷めるから!」

 

木葉「んー…分かった…」

 

霊夢「なら早く起きる!」

 

バッ!

 

木葉「!?」

 

霊夢は布団を掴んで俺を布団から無理やり出した。

 

ドンッ!ゴロゴロゴロ…

俺は布団を取り上げられそのまま横に転がった。

 

木葉「んー…何するんだよ霊夢…」

 

霊夢「あんたが起きるって言ったんでしょ!ほら!ご飯冷めるから!」

 

木葉「はーい…」

 

ゴロゴロゴロ…クネクネクネ…

俺は起き上がるのが面倒だったから転がって方向転換してから体を左右に曲げて机に向かった。

 

霊夢「いい加減に起きなさい!」

 

ペチン!

霊夢は俺の頭を叩いた。

 

木葉「うごー…」

 

俺の頭はヒリヒリしていた。

 

木葉「痛てぇよ…霊夢」

 

霊夢「なら早く起きる!」

 

木葉「…はい」

 

スッ

俺は仕方なく立ち上がって歩いて机に向かった。

 

霊夢「全くもう…」

 

スタスタスタ

俺と霊夢は朝食を食べるために机に向かった。机には温かな朝食が置いてあった。

 

木葉「あぁ…いい匂い…」

 

霊夢「当たり前でしょ!私が作ったんだから!」

 

木葉「ありがとー霊夢」

 

霊夢「ほら!ちゃっちゃか食べる!」

 

木葉「はーい。いただきます」

 

そして俺と霊夢は朝食を食べた。

 

木葉「ごちそうさまでした」

 

霊夢「お粗末様」

 

木葉「美味しかった。ありがと〜」

 

霊夢「はいはい」

 

カチャカチャ

俺は皿を洗おうとした。

 

霊夢「それ私がやるわよ」

 

木葉「いいのいいの〜これくらいは任せて」

 

霊夢「そう。じゃあ任せるわね」

 

木葉「はーい」

 

スタスタスタ

霊夢はどこかに行ってしまった。

 

キュッ

俺は皿を洗い終わり水を止めた。

 

木葉 (霊夢どこ行っちゃったんだろ)

 

スタスタスタ

俺は霊夢を探すため境内を歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…境内

 

サッサッサッ

 

木葉「!!」

 

霊夢は境内を掃除していた。俺も何か手伝おうと思い霊夢のところに行った。

 

スタスタスタ

 

木葉「霊夢。俺に手伝えることある?」

 

霊夢「あら木葉。そうねぇ、掃除手伝ってもらおうかしら」

 

木葉「はーい」

 

霊夢「はいこれ」

 

木葉「ほいほい」

 

俺は霊夢から箒を受け取った。

 

木葉「じゃあ俺はあっちの方してくるから」

 

霊夢「ん。お願いね」

 

木葉「任せて」

 

スタスタスタ

俺は神社の裏を掃除することにした。

 

木葉 (ここ落ち葉多いな…)

 

スッ

俺は箒を構えた。

 

木葉「さぁーて!落ち葉さんたち!掃除される覚悟はできたかな?」

 

サッサッサッ

俺は箒で散らばった落ち葉を集め始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらく経って…

 

霊夢「ふぅ…こんなものかしら」

 

霊夢が掃除したところは綺麗になっていた。

 

霊夢「うん。上出来ね。あとは…木葉のところね」

 

スタスタスタ

霊夢は木葉のところに行った。神社の裏に着いた霊夢は声を上げた。

 

霊夢「木葉ー!綺麗にできたー?」

 

木葉「霊夢ー!こっちー!」

 

木葉はまだ掃除が終わっていなかった。

 

霊夢「あんた…遅いわね」

 

木葉「あはは…すまねぇ、慣れてないもんで」

 

霊夢「まぁいいわ。あとはそれだけ?」

 

木葉「あぁ、これだけだよ」

 

霊夢「分かったわ」

 

スタスタスタ

霊夢はそのままどこかへ行ってしまった。

 

サッサッサッ

木葉はそのまま残りを片付けた。

 

木葉 (さて、集め終わったしあとは袋に入れて捨てるだけだね)

 

木葉は淡々と片付けをこなしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…縁側

 

ズズズ…

霊夢は縁側に座ってお茶をすすっていた。

 

木葉「なぁ霊夢。この箒ってどこにしまうの?」

 

霊夢「あぁ、それならあそこよ」

 

霊夢が指さしたのは神社の隣にある倉庫みたいなところだった。

 

木葉「分かった」

 

スタスタスタ

俺はその倉庫みたいなところに箒を置きに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…倉庫

 

俺はその倉庫のドアを開けた。

 

ギィィィィィィィィィ…

その扉はいかにもな感じの音を立てて開いた。

 

木葉 (おー初めて見た)

 

そこには先程使っていた箒や宴会用の道具等があった。

 

木葉 (色んなものがある。えーっと箒は…)

 

俺は箒を探した。

 

木葉 (あ、ここね)

 

俺はドアを開けて左側に箒が置いてあるのを見つけた。

 

木葉 (ここにっと…)

 

コンッ

俺はそこに箒を置いてその扉を閉めた。

 

ギィィィィィィィィィ…バタン

カチャカチャ…ガチャッ…

その扉は普段鍵をかけられている。

 

木葉 (さて、掃除も終わって箒も片付けた。あとは…)

 

俺はそのまま霊夢のところに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…縁側

 

スタスタスタ

 

霊夢「あら木葉。ちゃんと片付けた?」

 

木葉「あぁもうバッチリよ!」

 

霊夢「そう。ならいいわ。はいこれ」

 

コトッ

 

木葉「?」

 

霊夢は俺にお茶を淹れてくれた。

 

木葉「ありがと霊夢」

 

霊夢「どういたしまして」

 

ズズズ…

俺はお茶をすすった。

 

木葉「はぁ…温かい」

 

霊夢「美味しい?」

 

木葉「あぁ、とっても」

 

霊夢「そ、そう…」

 

俺と霊夢はその後一緒に時を過ごした。しばらくすると白黒の服を着て箒に乗った女の子が来た。

 

木葉「おや?魔理沙じゃない。どうした?」

 

魔理沙「おっす木葉!元気してっか?」

 

木葉「あぁ、丁度掃除が終わってスッキリしたところだ」

 

魔理沙「ほぅほぅ二人で掃除したのか?」

 

木葉「あぁ、まぁな」

 

魔理沙「なんだすっかり夫婦じゃねぇか」

 

木葉「!!」

 

霊夢「!!」

 

魔理沙「いいなぁ、誰か私のところも掃除してくれねーかなー?」

 

木葉「お前まさか…」

 

霊夢「絶対に木葉は行かせないからね!」

 

霊夢は俺の言葉を遮って声を上げた。

 

木葉「どうした?霊夢」

 

霊夢「木葉は絶対に行かせないから!」

 

魔理沙「わぁったわぁった…全く…独占欲強いな霊夢は」

 

霊夢「あ、や、これは違っ…」

 

魔理沙「あ、じゃあ貰ってくぜー!」

 

霊夢「ダメー!」

 

ギュゥゥゥゥ

霊夢は俺の腕を強く掴んだ。

 

魔理沙「嘘だって…ほんと独占欲強いな全く…」

 

霊夢「あんたは嘘では終わらないでしょ!」

 

魔理沙「さぁ?どうだろうな?」

 

霊夢「ムーッ」

 

霊夢は魔理沙を見つめ続けた。

 

木葉「そういえば魔理沙。今日は何か用か?」

 

魔理沙「あぁ、用はないんだ。ただの暇つぶし」

 

木葉「そうか。お茶いるか?」

 

魔理沙「あぁ、いただくぜ!」

 

俺は魔理沙にお茶を入れた。

 

木葉「はい。どうぞ」

 

魔理沙「サンキュー」

 

ズズズ…

魔理沙は喉が渇いていたのか一気に飲み干した。

 

魔理沙「ふぅー美味かった」

 

木葉「そっか。それは良かった」

 

魔理沙「これは木葉が入れたのか?」

 

木葉「いや?霊夢だが」

 

魔理沙「そうか。やっぱり霊夢の入れたお茶は美味しいな」

 

木葉「確かに…」

 

霊夢「全く…二人して」

 

魔理沙「それでさ木葉」

 

木葉「ん?」

 

魔理沙「私と弾幕ごっこしようぜ!」

 

木葉「え?弾幕?」

 

魔理沙「そうだぜ!一度木葉の本気を見てみたかったんだぜ!」

 

木葉「あーいや、確かに俺は戦えるけど弾幕は別だよ?」

 

魔理沙「ん?どういう事だぜ」

 

木葉「俺の弾幕は弱いから戦っても意味ないよってこと」

 

霊夢「そうそう。木葉の弾幕は弱っちぃからね。まさにひよっこよ」

 

木葉「懐かしいなそれ」

 

魔理沙「なぁんだ。じゃあ弾幕じゃなくてもいいからさ、木葉の本気を私にぶつけてみてくれねぇか?」

 

木葉「魔理沙ってドMだったの?」

 

魔理沙「ち、違うぜ!ただ木葉の本気が見たいだけだぜ!」

 

木葉「んーいいけど…ほんとに怪我するよ?」

 

魔理沙「大丈夫だって!」

 

木葉「骨折れるかもしれないよ?」

 

魔理沙「大丈夫だって!」

 

木葉「最悪死ぬかもしれないよ?」

 

魔理沙「大丈夫だって!」

 

霊夢「いやあんた…そこは気にしなさいよ」

 

魔理沙「でも霊夢だって木葉の本気を見たいだろ?」

 

霊夢「まぁ…確かに」

 

魔理沙「だからさ、これを機に木葉がどれだけ強いか確かめるってのはどうだ?」

 

霊夢「はぁ…まぁ、それくらいなら」

 

魔理沙「よーし!決まりだぜ!」

 

霊夢「その代わりここから離れたところでやってよね。神社を壊したらタダでは済まないからね?」

 

魔理沙「分かったぜ!じゃあ木葉!早速やろうぜ!」

 

シュッ

魔理沙は空高く飛んだ。

 

木葉「霊夢…いいの?」

 

霊夢「いいのよ。魔理沙みたいなバカには丁度いい薬よ」

 

木葉「バカって…」

 

霊夢「木葉。本気でしてきて。私も木葉の強さ見たいから」

 

木葉「…分かったよ。その代わり怪我するから魔理沙を永遠亭に連れていくの手伝ってよね」

 

霊夢「はいはい。分かったわよ」

 

シュッ

木葉も空高く飛んだ。

 

魔理沙「じゃあ木葉!最初から全力でな!」

 

木葉「分かったー!」

 

魔理沙「じゃあ行くぜ!」

 

ビュオン!

 

木葉「!?」

 

魔理沙は猛スピードで突っ込んできた。

 

木葉「おわっ!?」

 

木葉は間一髪のところで避け、体勢を立て直した。

 

木葉「全く…無茶するな…」

 

魔理沙「木葉!次行くぜ!」

 

魔理沙はスペルカードを使った。

 

魔理沙「恋符 マスタースパーク!」

 

木葉「!?」

 

ビューン!

魔理沙が何か言った瞬間レーザーが放たれた。

 

チュドーン!

木葉はその攻撃をまともに受けてしまった。

 

木葉「うわーいてて…」

 

魔理沙「どうだ木葉!これが私の実力だぜ!」

 

木葉「やるなぁ魔理沙!じゃあ俺も…本気でやるよ!ライブラ!力を貸して!」

 

ライブラ「分かりました」

 

シュゥゥゥゥゥ

木葉はライブラの力を解放した。

 

魔理沙「おぉ!すげぇ!」

 

木葉「さぁ!行くよ魔理沙!」

 

魔理沙「おう!来い!」

 

そう言って魔理沙は弾幕を展開した。

 

魔理沙「どうだ木葉!ここまで来れるかな!」

 

木葉「来て…浄穢」

 

 

シュゥゥゥゥゥゥ

すると右手に白く光る剣が出てきた。

 

スッ…

木葉は浄穢の剣先を魔理沙に向けて唱えた。

 

木葉「天秤宮…玉璃 熾焔砲天!」

 

バゴォン!

すると浄穢の剣先からレーザーが放たれた。

 

パシュパシュパシュ…

そのレーザーは魔理沙が展開した弾幕を貫通しながら魔理沙に向かって飛んだ。

 

魔理沙「うおっ!?」

 

バババババババ!

魔理沙は間一髪のところでそれを避け、木葉に向かって弾幕を撃った。

 

木葉「!?」

 

木葉は咄嗟にガードした。

 

ドンドンドン!

魔理沙の弾幕が浄穢に当たる。しばらく攻撃が続き、木葉の周りには煙が立ち込める。

 

魔理沙「今なら!」

 

魔理沙はスペルカードを使った。

 

魔理沙「恋符 マスタースパーク!」

 

魔理沙は煙で見えないところを狙ってマスパを撃った。

 

チュドーン!

マスパは木葉に命中した。

 

魔理沙「どうだ木葉!これが私の本気だぜ!」

 

ビューン!

煙から一筋の光が魔理沙に向かって飛んできた。

 

魔理沙「!?」

 

チュドーン!

魔理沙はそれに対応出来ず被弾した。

 

木葉「油断はダメだよ魔理沙。勝負は最後まで分からないからね」

 

魔理沙「!?」

 

攻撃を受けたはずの木葉は傷を負いながらも立っていた。

 

木葉「さて、お互いそろそろ限界だし、力比べといこうや」

 

魔理沙「力…比べ?」

 

木葉「あぁそうだ。さっきと同じ攻撃をして被弾した方の負けでどうだ?」

 

魔理沙「いいぜ!やってやる!」

 

木葉「よしっ!じゃあいくぞ!」

 

魔理沙「おう!」

 

木葉「天秤宮 玉璃 熾焔砲天!」

 

魔理沙「恋符 マスタースパーク!」

 

木葉と魔理沙が放ったレーザーは正面からぶつかり合った。

 

魔理沙「くっ…はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

バゴォォォォォォン!

そして決着はついた。

 

木葉「…」

 

魔理沙「…」

 

木葉「流石やね…魔理沙」

 

魔理沙「木葉も…ここまで強いとは思ってなかったぜ…」

 

木葉「まぁな、今回は…俺の勝ちだな」

 

魔理沙「あぁ…またいつか…勝ってやるからな…」

 

木葉「あぁ、いつでも来てくれ」

 

フワッ

魔理沙はそのまま落ちていった。

 

ガシッ

木葉は魔理沙を受け止め霊夢のところに戻った。

 

魔理沙VS木葉の弾幕勝負は木葉の勝利に終わった。

 

霊夢「全く…あそこまでやる必要あったのかしら?」

 

木葉「え…霊夢が本気出せって言ったんじゃん」

 

霊夢「そうだけど…あそこまで強いとは思ってなかったし…」

 

木葉「君たちはこれまでの異変で俺の何を見てきたわけ?」

 

霊夢「だって…弾幕はひよっこだし…」

 

木葉「弾幕は…でしょ?」

 

霊夢「…」

 

木葉「じゃあ約束通り永遠亭に連れていくの手伝ってよね」

 

霊夢「はいはい」

 

その後俺と霊夢は魔理沙を永遠亭に連れていった。魔理沙を手当てして寝かしたのち俺も傷の手当てを受け今日は永遠亭の方たちにお世話になるのだった。




〜物語メモ〜

後書きでは各話で出てきた色んな情報を書いていきます。


・浄穢
この剣は木葉が持つ4本の剣のうちの1本。名前を浄穢(じょうあい)と言う。
全体が白く、赤いラインが入った剣。もちろん斬ることも出来る。


・玉璃 熾焔砲天(ぎょくり しえんほうてん)
これは木葉の技のひとつ。剣を持った時に使える技であるため剣が無いと発動できない。
発動すれば剣先からレーザーが放たれる。
(持つ剣によってレーザーの色が変わる。今回は浄穢を持っていたため色は白)
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