創世日記でのび太が作った世界が実は型月の世界だったら。   作:マッキーガイア

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FGO編2

「ハッッ……クションっ!!!」

 

のび太は体を震わせる。誰かが僕の噂をしてるのか? いや、この場で僕を知っている人なんかいない筈だ。何せ雪山の中、周りは吹雪に覆われ、雪が積もっている。神様補正かなにかでわかりにくいが、きっと外は極寒なのだろう。

 

「ほらのび太くん、いい加減神さま雲の中入って」

 

ドラえもんが叫ぶ。

 

「はぁーい、わかったよ……」

 

体を震わせながら雲に入った。中はふかふかしていてなんだか落ち着く。

 

「あったかぁ〜い」

 

そう言いながら入ると雲の布団に体を隠す。ああ寒かった。

 

「でも、のび太くん。どうする?」

「どうするって、何が?」

「何がって、もしかしたらあの建物の人はみんな悪い人ばかりかも知れないんだよ?

この世界の人間を全部消したのもあの組織かも。」

「でも、のび彦の末裔もいる訳だし、大丈夫だとは思うけど……見た感じ悪い話はしていなかったし……」

「でも、万が一って言う場合もある。石ころぼうしで潜入しよう。」

 

そう言い、ドラえもんは石ころぼうしをのび太に差し出した。

 

まぁ、正直怪しいのも確かだ。

 

誰もいない世界に一つだけ誰かがいる場所。何があってもおかしくはない。

 

「……わかったよ」

 

のび太は石ころぼうしを受け取った。

 

☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆

 

例のカルデアの近くに神さま雲を置き、徒歩で近づく。

さっき使った。テキオー灯のおかげかいくらか寒さが軽減されていた。

 

「通り抜けフープ」

 

ドラえもんは呟くとカルデアの壁に通り抜けフープを貼り付け中に入っていく。続いて僕が入っていく。

中は廊下なのか、白を基調とした作りになっている。

なんとなく物陰に隠れると、少し周りを見渡す。

 

「今はとりあえず、情報収集だ。なんでも良いからこの世界の状況を調べるんだ」

 

ドラえもんは僕にそう指示を出すとゴー、ゴーと指を指す。

 

少し前へと進み資料室の様な部屋の前へ行く。

 

ふと、声が聞こえた。

 

「こんにちは、アーチャー……あ、あの……」

「ふむ、アルトリア……君はまだ慣れていない様だ。此処では真名で話す決まりだ。まぁ、アーチャーは沢山いるからな」

「で、ではシロウと……」

「その名はやめてくれ、エミヤで良い」

 

赤い外套の白い髪の人と金髪の鎧を着ている人が資料室で話をしていた。

なんだかただならぬ雰囲気の様だ。

 

「安心して、僕たちはこの石ころぼうしのおかげで姿形は見えても脳が勝手にスルーするんだ」

 

そう言うとドラえもんは部屋に入る。

 

「ほらね」

 

その瞬間だった。

 

「誰だ!!??」

 

赤い外套の人がこちらをしっかり睨みつけている。やばいと思った瞬間一気にかけ抜ける。

 

「うわぁ!!??」

 

赤い人に追いかけられて僕たち二人は必死に逃げる。

 

「はぁはぁ、ねぇドラえもん! 脳が勝手にスルーするんじゃなかったの!?」

「おっかしいなぁ、"人間"だったらみんな気がつかない筈なんだけど……」

 

そんな風に石ころぼうしを触る。

 

シュンっと目の前に風が走り、赤い外套が目に映る。

 

「うぐっ!?」

 

のび太達は首根っこを掴まれ立ち止まらされた。

 

「……生憎私たちは英霊でね。人間ではない」

「そっか、だからかぁ」

「感心してる場合じゃないよ!」

 

すると、外套の人は僕達をみる。

 

「子供か……なんでこんな場所に、名前は?」

 

とりあえずわかる事は、この人は悪い人じゃないって事くらいだろうか。

 

「ねぇ、ドラえもん……どうする?」

 

のび太は小さい声で聞く。

 

「とりあえず、僕たちが神様だって事は隠して置こう。いきなりそんな事言ったって混乱するだけだろうから」

 

小さい声でそう言うドラえもん。

まぁ、確かにそうだ。いきなり僕達は神様だなんだって言ったって信じてもらえる筈無いもんね。

 

「こんにちは、僕、野比のび太です!」

「僕、ドラえもんです!」

 

すると赤い外套の人はのび太の顔をじっくり見ると呟く。

 

「野比……? ウチのマスターのご親族かね?」

「え? いえ、違いますけど……?」

「何? ……そんなに似ているのにか?」

 

じっとのび太を見つめながら呟いた。確かに似ているなと思う。他人の空似なんだけどね。

 

「まぁ良い。どうやって此処に来たんだ?サーヴァントではない様だが……」

「え、あ、あの〜その〜、色々ありまして〜」

「ふむ、言えない理由かね?」

 

赤い外套の人はのび太を見つめながら言った。

少しのび太達に警戒しているらしい。

すると足音が聞こえて来る。

 

「あ、アーチ……エミヤ!!」

「来たかアルトリア、この可愛らしい侵入者をとりあえずマスターの元に連れて行こう。輸送中逃げない様に護衛を頼む」

「はい! 任せてください!」

「君がいれば百人力だよ、」

 

そう、鎧の女の子に赤い外套の人が微笑むと鎧の女の子の頬が赤くなっていた。

 

「君たち、付いてきたまえ」

 

結局、僕たちは囚人の様に捕まった。

 

☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆

 

 

「え、侵入者?」

 

ロマ二のところで身体検査を受けていると、いきなり入ってきたエミヤに「侵入者が現れた」と言われる。

 

「ふむ、資料室に居たから見つけてな。」

「え、何処にいるの?」

 

エミヤは後ろに指を向けているがそこには誰も居ない様に見える。

 

「ん? ……マスター、本当に見えないのか?

ドクターは?」

「見えないよ?」

 

エミヤは少し混乱するとやはり何も見えない物を見つめる。少ししてエミヤは何もない方に話しかけ始めた。

 

「君たち、頭のそれはどういったものなんだ? ……ふむふむ……そうか、了解した。少し外してもらえないかね?」

 

そう言うと、エミヤは「また面倒なことになったな」と小さい声で愚痴った。

 

「「えっ!!??」」

 

目を疑った。

さっきまで何もなかった所に少年と青いタヌキが現れた。

 

 

「こんにちは! 僕野比のび太です!」

「僕ドラえもんです。」

 

そう名乗る二人に呆気を取られた。

 

「え、え? き、君たち!? ど、何処から出てきたの!?」

「ああ、この石ころぼうしを使ってたんだよ」

「石ころぼうし?」

「うん、簡単に言うと君たちが僕たちを見るのを拒否してしまう秘密道具なんだ。」

「きょ、拒否か……こ、怖いね」

「まぁ、ここの人達には意味がない様だけどね」

 

そう言うと二人はエミヤに向けてジト目をしていた。でもふと、青いタヌキに目を向ける。

 

「ところでこの子なんて種類なの!? 青いタヌキなんて初めて見た!」

 

「ぼ、僕は!! タヌキじゃなぁぁぁぁぁい!!!」

 

☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆




ドラえもん達のこの世界の神話の設定。

野比のび太:
この世界の言わば主神、世界を作り人間の元を作った。女神シズカ・チャンの発言から一応、存在そのものは知られていたが、誰もその姿を見た事はない。『神の悪戯』の主犯
『ノビタ・サン』や『ノビタ・クン』など色々な呼ばれ方をされるが基本は"主神"と呼ばわれているので名前は気にされない事が多い。この世界に置いて全ての宗教にて一貫して存在している神の一柱
 
 
ドラえもん:
聖書には『ドラ・チャン』と書かれているのでみんなドラえもんなんて名前しらない。シズカ・チャンと一緒に行動する事が多く主神の友人らしい。
100年戦争が起こっていくらなんでも何年戦争する気なんだと苛立った末に、ジャンヌ・ダルクに助言は与え様々なひみつ道具を貸し与えた。基本はこの世界のことはこの世界の人間がどうにかしなくちゃいけないと思っているので自分から行動することはない。一応、聖書ではシズカ・チャン直属の天使とされている。
 
 
 
 
源 しずか:
この世界では『シズカ・チャン』と呼ばれている。感染病や生贄の救済など、様々な問題を優しい心と『ドラ・チャン』の力を借りて助けてきた。曰く絶世の美女と呼ばれ、この世界の女性の目標とされている。
告白のとき「君の美しさはまるでシズカ・チャンの様だ」という決まり文句まで生まれたほどだ。
因みにカルデアのあちこちでそんな事を言っている人がいるため未来の夫であるノビタは鼻が高い模様。
因みにこの中で一番世界に関わっているとされている。
 
 
 
スネ夫andジャイアン:
そもそも石器時代の後、参加してないので知られていない。一応、シズカ・チャンの発言から『タケシ・サン』と『スネオ・サン』と言う名前だけは知られていて、聖書を読んだ人にこの神様たちは何したんだろう?とはてなマークが生まれた。

追加設定があれば今後書きます。
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