創世日記でのび太が作った世界が実は型月の世界だったら。 作:マッキーガイア
のび太は焦っていた。
構えた電光丸には電池は無く、目の前の女剣士は件の宮本武蔵、
勝てる筈がない。
もし勝てたならそれは奇跡かなんかだろう。
汗ばんだ手で少しでも力を入れようと刀を握る。
「では、久々に胸をお借りします。私だってあの時より強くなっているんです。そう簡単に負けるつもりはありません!」
いや、なんで僕が勝てる前提での話をしているのだろうか、無理だからね?普通に考えて、
たしか前にドラえもんが言っていたソーラーバッテリーシステムの電光丸だったまだ少しだけど勝機はあった。けどこれはただの電池式だ。しかも充電無しの奴。勝てる見込みが全くない勝負、これ程、つまらない物は無いと思う。でも、とりあえず、やるしか無いのだ。
いつもなら喚いていただろう。いつもなら辞めてくれと懇願していただろう。
だけど、僕は少しだけ、変わりたいんだ!
「…え、はい。」
「はい!では尋常に勝負!」
ガキンっ…!!
「っ…!?!?、」
刀と刀が触れ合った瞬間、僕は壁際へ吹っ飛んだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
武蔵side
おかしい事は何も無かった。
彼は吹っ飛ばされたと気付かぬまま、身体は横に臥している。
「…し、師匠?」
宮本武蔵は驚きを隠せなかった。
弱いのだ、弱すぎる。以前のような鋭さは全く無い。
剣はまるで撓っているようだ。
なんだ、あれは?
誰なんだ、あれは…?
武蔵の中で反転する声に少し驚く。
たしかにあれは師匠の筈だ、だが、なんだか、おかしい違う。狸が化けているのかとすら思える
あの頃の記憶が蘇る。朝から晩まで、師匠との対決を夢見て戦い続けていた日々。必ず師匠を倒すと誓ってどんな汚い事でもしてきたつもりだ。
それが今、果たされた筈なのに、
「…あなたは誰だ…?」
まず言葉に出たのはそれだった。
こんな師匠認めない。私の師匠はもっと強かった。最強だった。誰をも倒し、誰をも屈服させる。いじけた私に刀を持たせてくれて、強くなった私にさらなる強みを見せてくれた。そんな師匠が…ありえない、こんな弱いはずがない。
その瞬間嫌な予感が走る。もし、こいつが師匠を偽った偽物ならば、
…なんたる不義理な行為だろうか、許せる筈がない。
「…貴様、もしや私を騙して!!」
そう声が揺れる瞬間。気付いたのだ。
カチャン………
私の刀は折れていた事に
「………っ!?」
思わず一歩後ろへ下がる。
「刀が折れた…?」
「おい、今の見えたか!?」
「いや、なんだ…?魔力の動きはなかった筈だが…」
周りの囁きが聞こえる。
いつの間に…?
この刀は一応宝具の筈で、基本そんな武器が壊れる様な事はない。いくらなんでも無茶苦茶だ。こんな…こんなに…
違う、そうだった。
彼は力を見せつける性ではない。
あの勝負の時もそうだった。刀をわざと私の方向から外してみたり、型が色々と無茶苦茶だったり、まるで初心者の様な切り口、それなのにあんなに強くて、
そうだったのか、周りに力を見せつけない。つまり、自分をどれだけ弱く見せるか、それによって違う視点の強さを探す事
脱帽だ。
さっきの一斬りは態と当たりにいったんだ…私にそれを気付かせる為に…
自分の未熟さが憎い。あそこまで丁寧に諭して貰っていて、それを嘘と捉えるとは。
恩を仇で返してしまった気持ちだ。
私は頭を下げた。
「…申し訳ありません!師匠!!一度とは言え師匠を疑ってしまいました。」
私はまだ未熟らしい。きっとまだ最強への麓にも及んでいないだろう。
はぁ、悔しいなぁ、あの時よりもっと強くなったつもりだったのに…
だけど、私は間違っていなかった。
師匠は…野比のび太は最強なんだ。
宝具って壊れるんですかね?多分壊れないだろうな、知らんけど、設定ブレイクー!(定期)
何故刀が折れたかなんですけど、武蔵ちゃんが頑張りすぎちゃったせいなんです。「わぁ!ししょーだー」
って力入れすぎちゃったんですね、無駄に高い耐久力の電光丸に馬鹿みたいに思いっきり刀を振り上げれば、そりゃあ、折れるよね。(それと電池が切れても筋肉増強だけは着いていたままだったのと、あとは武蔵ちゃんがずっとその電光丸を持っていた為に宝具に昇格しちゃったのと、不思議パワー)ガバガバ理論で草