女神と妖   作:孤独なバカ

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風邪を引きました
みなさんもクーラーによる夏風邪には気をつけてください


冬のスーパーにて

あれから二年目の冬が訪れてうら

師範には俺が半妖であることが雫にバレたということを言わざるを得ず、その件については妖怪から守ったことより、許してはもらえた。

雫は幼馴染と一緒の学校に通うらしく中学校が違ったが、俺もそこまで友達付き合いでは苦労していない。元々知り合いである谷口鈴を筆頭とするグループに入っており、俺も学校では人気がある部類に入るらしい

雫も今となっては襲われることもないのだが、裏にどっぷり闇があることはわかってはないだろう

八重樫の裏道場ではやっぱりというべきか、とある妖怪が所有している山を所持して居たことより奴良家と連絡。俺も向かって驚かれていたが元々は俺の傘下であったのでこのシマについて色々話をしているのだ

雫とは少しは関係に変化している

というよりも気づけないほど俺はさすがに鈍感ではない。

時々であるが合間を見つけては俺を遊びに連れ出したり、お弁当を作ってくれることもある

そんな雫を止めようとしない師範たちにさすがに俺も困り顔になりつつあった

まぁ雫を京都に連れていったりしたり半妖の里に連れていったり。俺も結構乗り気であれば

そんな寒い中のある日のこと、いつも通り夜の見回りを終え帰っていた

烏天狗の通達の元、暫くの間その付近は手がつけようがなく、どうやらリクはこれから長野に行くらしい

勢力争いの中で手のつけようがないのだとか

結果数ヶ月間は小勢力との争いがあったがうちの組だけでなんとかなるほどの勢力で今じわりじわりとシマを拡大している

結局妖怪での俺の組は消せないんだなと思いつつも朝焼けが早く夜型の俺にとっては少しうとうととする時間帯であった

そうしながらも俺は昼は人間、夜は妖怪としてまた八重樫の名の元に日課を送っていた

 

「お〜い鈴。早くいかねぇと先に行くぞ!!」

「ちょ、ちょっと待ってよ!!氷河くん!!」

 

俺は今学校終わりに少し隣町の新作のアイスを買いに隣町に来ていた

少し子供っぽい笑顔で答えるのは中学校で隣の席になった元より縁のある谷口鈴という少女だ。いつも笑顔でニコニコ笑っているのが特徴的でよくムードメーカー同士仲がいいのだ

 

「いいよ〜全然。そういえばさ」

 

と話している時だった

騒がしい声が聞こえてくる

 

「なんか騒がしいな。」

「うん。どうやらお婆さんが男性の人に絡まれているみたいだよ?」

「……やっぱり耳いいな。んで?」

「なんかヴィンテージ物のズボンを汚されたとかだと思う、クリーニングって声が聞こえるから」

「何そのくだらない争い」

 

俺はうんざりする。まぁどうせ弁償しろとかそんな声が俺にも聞き取れるようになっていた

 

「まぁでも、昼間のパトロールだしせっかくだから助けるか。鈴?財布預けるから箱買いしているから料金払っておいて」

「え〜」

「アイス、半分やるから」

「いいの!!うんじゃあ行ってくる!!」

 

現金な奴だと思いながら、俺はスーパーに絡んでいる人に近づく。

カメラをこっそり操作し録画をオンにすると俺は笑顔を作る

 

「はいはい。そこまで。とりあえず買い物客の邪魔になるだろう!!とりあえず一旦落ち着いて」

 

俺は手を叩きながら笑いながら近づく

 

「あぁ関係ない奴は黙ってろよ」

「ここはアイスをよく買う常連客なもんで。それに関係ないとはいえ服ひとつ、それも一回ソースをつけられただけで弁償しろっていうのはやりすぎじゃないですか?」

 

のらりくらりと捕まりヘラヘラと笑ってヘイトを溜めていく

頭を下げることで周囲に誠意を向けているのが一番の布石だ

 

「あぁ?それならお前が払えよ!!」

「クリーニング代なら払うぞ。でも弁償となると無理だ」

 

するとイライラし始めていたのだろう少し青筋を立てる俺を軽く突き飛ばし剣呑な視線を送り蹴り放たれて腹をとらえる。ここまで行動パターンが読みやすいやつはそうそういない

少し妖怪も混じっているので痛みはない。

だからこそ俺の企みは上手くいった

そして満面な笑みで称賛した

 

「お前躊躇なく踏み切るなんてすげぇな。こんなに人が多く集まっていたら幾ら何でも言い逃れできれねぇぞ?」

「あっ?何が?」

「暴行罪。及び脅迫罪かな。この場合は該当するのは」

「……」

 

するとどういう意味か分かったのだろう。さっきまで威喝していたのが恐れを抱き始める

 

「……この騒ぎだ。こんなに閲覧者が集まっているし流石に言い逃れできねぇぞ?警察だって呼ぼうかって声を聞こえてきてた。さすがに逃げ切れると思うな。ついでにカメラも回しているからな」

「…てめぇ」

「言っとくけど元々あんたが悪いぞ。気づかないのか?非があったにしろあんたは子供を泣かして、お婆さんを恫喝した……そのズボンがどれだけ高かったとしても、折り合いはつけるべきだ」

 

俺は冷たい口調で呟く

 

「…んでどうする?お前は?」

 

笑みを浮かべている俺に大学生ぽい男は恐れを見せる

恐らく悪魔にみたいに見えているのでだろう。

 

「……はい。クリーニング代だけでいいです」

「ん。それくらいなら払えるよな?」

「は、はい。」

「…ん。それじゃあこれで解散な」

 

とちょうど終わったところで鈴が出てくる

どうやら買い終わったのだろう

気配を消しながら鈴に近づき俺は早々に離脱する

 

「あの、……えっ?あの人は」

 

とお婆さんはクリーニング代を支払い終わってお礼を言おうとしたのか俺のいた方を向いていたが既に俺はいない

 

「……やっぱ仕事した後のアイスは最高だな」

「確かに美味しいけど……少し寒いよ」

 

と鈴と二人で肩を並べながら帰り道に向かう

俺はこの時気づかなかった

この瞬間二つの歯車が周り始めることを

そして大きな災いの種を生むことを

サブヒロイン候補

  • 恵里
  • リリィ
  • メインに恵里、鈴追加
  • 追加なし
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