スライムの海兵さん   作:UFOキャッチャー

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久しぶりの投稿や…最近ゲームばかりしていました。
本誌は怒涛の展開になっていますね。どう決着がつくのか楽しみです。


ないのなら作ればいい!

とある深夜と訓練場…

 

バシバシバシッ!!…バシバシバシバシッ!!!

 

コビー「はあ…はあ…」

 

ヘルメッポ「はあはあ…くそっ!掠りもしねえ…!」

 

ライム「ふあああ…ほらほら俺はこんなにも眠そうだよ、2人とも頑張って」

 

ヘルメッポ「くそおっ!喰らいやがれ!」ダダダッ!

 

コビー「ヘルメッポさん!闇雲に突っ込んでは…!」

 

ライム「コビーくんの言うとおりだよー。感情に任せた攻撃は動きが単調になるから相手に隙を与える要因になるから気を付けるようにね」ヒュッ…ゴンッ!

 

ヘルメッポ「あばっ!?………《チーン》……」

 

コビー「ああ…ヘルメッポさん、だから言ったのに…」

 

ライム「さあ次はコビーくんが突っ込んでくるのかな?」

 

コビー「……」ジッ…

 

ライム「おー相手の動きを見てるのかな?それは敵と戦うことにおいては大事なことだから大変よろしい!だーけーどー…(ソル)…!」

 

コビー「―っ!?」

 

ライム「横腹すきありーーっ!!」コチョコチョコチョッ!

 

コビー「ぶへははははははっ(笑)!?ちょっ!やめへくdさ…あははははっ!!」

 

ライム「俺の勝ちー(笑)!」

 

ふざけながらも2人の面倒を見るライムであった。

 

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――海軍本部――

 

深夜に時間がるときにコビーとヘルメッポの面倒を見ているライム。そんな彼はいま眠そうな顔をしながら自分の部屋でのんびりと事務仕事をしていた。

 

ライム「ふぅ、今日はこのぐらいにしておくか…休憩がてら少し散歩してこよう」

 

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――海軍本部・港――

 

ライム「あ~いい天気すぎるなー。このままのんびりとしたいなー…」

 

ライムがそう呟いていると後ろから声が掛けられる。

 

????「あなたがライムくん?」

 

ライム「?、はいそうですが…」クルッ…

 

ライムが答えながら後ろを振り向くとそこには…

 

  ボインッ!!

 

  キュッ!!

 

  ボンッ!!

 

そこには服からこぼれそうな大きなおっp…ゲフンゲフン、大きな胸と引き締まったくびれ&お尻を兼ね備えた美人が立っていた。

 

ライム「わぁお♪」

 

ヒナ「あら?どこを見ているのかしら?ちょっと失礼なんじゃない?ヒナちょっと不快」

 

ライム「おっとこれは失礼、えーと自分がライムですがあなたは?(この人は確か…)」

 

ヒナ「初めまして、私はヒナ。階級は貴方と同じ大佐」

 

ライム「初めましてヒナさん。自分に何かご用で?」

 

ヒナ「特に用はないわ。ただどんな人なのか気になったから会ってみたかっただけよ」

 

ライム「な~る」

 

ヒナ「会ってみて思ったけど貴方いくつなの?」

 

ライム「いまは23っすね。そういうヒナさんはいくつなんですか?」

 

ヒナ「女に歳を聞くもんじゃないわよ」

 

ライム「これは失礼」

 

ヒナ「まあいいわ、用があったときはよろしくね。それじゃ」

 

ライム「ええ、わかりました」

 

ヒナとその場で別れるとふとあることを思いつく。

 

ライム(ヒナさんめっちゃ美人だったなぁ…ファンクラブとか絶対あるだろうな~。あと隠し撮りされて写真とか裏で取引されてそう…前の世界でもグッズ化されてたし………グッズ…そういえばこの世界ってそういう系のものってないんだよな…今度シャボンディ諸島で探してみるか…)

 

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そして非番の日。シャボンディ諸島の買い物向けの店が集中している40番GR(グローブ)~49番GR(グローブ)に行っては見たがやはりそういう系(オタク向けグッズ)のものはなかった。それはそうだ、この世界には漫画やアニメがないのだから。あるとすれば世界経済新聞で掲載されていた『海の戦士ソラ』と本屋で売られている小説ぐらいなものだ。さてどうするか。ライムは近くのベンチに座って少し考える。

 

ライム(今までなんやかんやあって忘れてたけど俺はいわゆるオタクだ。この世界に来た日もワンピースの劇場版のDVDを見てたし…部屋にはワンピースの色んなフィギュアを飾ってたし。そういえば部屋どうなってるんだろ?まあそれはいいや。問題はこのオタクとしての欲をどうするかだ。世界中を探せば似たようなものはあるかもしれないけど、そんな暇はないし………)

 

そしてたどり着いた答えは…

 

ライム「作るか…能力使えばどうにかなるやろ」

 

そう決めたライムはまず身近なものから作り始めてみた。

 

――Day1――

 

ライム「まずは…木で試してみるか」

 

ライムはあらかじめ体に吸収しておいた木材を材料にしてそれを体内で形を変えていく。そして…

 

 コトン…

 

ライム「初めてにしてはまあまあかな?」

 

ライムの右腕から出てきたのはミニチュアの椅子であった。

 

――Day2――

 

ライム「椅子は形が比較的簡単だからすぐに出来たけど…人の形となるとかなり難しいな。まずはデザイン人形みたいなものでいいか」

 

前日と同じように体内で木材を変形させていく。そして出来上がったのは一昔前のソフビ人形のような形の木の人形であった。

 

ライム「これ赤く塗ったらほぼウルトラ〇ンだな」

 

――Day3――

 

ライム「ふと思ったが造形の問題をクリアしても問題は材料だな。確か…前の世界ではPV…Cだっけ?何かそう言うのが原材料で使われてたけどあるのかなぁ…この世界にそう言うのって……あったとしても扱えるか分からんけど」

 

天井を見ながらブツブツと呟きながら考えるライム。

 

ライム「材料の候補としては木、石、石膏、蝋、鉄、銅、陶磁器とかの土…ぐらいかなぁ。加工しやすそうなのは木、石膏、蝋だけど耐久性が気になるな……耐久性を考えるなら鉄、銅………銅………銅って確か加工しやすい金属の1つだったな…調理道具や立像の材料として。よく考えりゃ銅像というものがあるじゃん(笑)」

 

ライムは材料の1つに銅を使おうと決めると材料が置いてありそうな場所に向かう。

 

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――海軍本部・造船ドック――

 

ライム「さーて、ありそうなとこに来たけどあるかなー」

 

作業員「あれ?ライム大佐どうしたんです?何かご用ですか?」

 

ライム「おーちょうどよかった。あのさ余ってる資材で銅とかない?」

 

作業員「銅ですか?銅ならいらなくなったやつが倉庫にありますよ」

 

ライム「おっマジ?それ貰っても大丈夫?」

 

作業員「ええ、どうせいつか廃棄処分となるので構いませんよ」

 

ライム「サンキュー、ところでその倉庫てどこにあるの?」

 

作業員「このドックのにある10番倉庫って倉庫です。この先にありますよ。案内しましょうか?」

 

ライム「いや大丈夫だ、教えてくれてありがとう!」

 

作業員「どういたしまして。ところで銅なんて何に使うんです?」

 

ライム「ふふふ、ちょっとあるものを作りたくてな。まだ秘密だ」

 

作業員「ふーん。まあ頑張ってください!では失礼します」

 

ドック作業員と別れるとライムは銅を求めてドックにある10番倉庫に向かう。

 

――ドック内倉庫・10番倉庫――

 

ライム「ここか」

 

 ガチャガチャ…ギギギギィ~…

 

扉を開けると少し埃が舞う。

 

ライム「ゴホゴホッ…!えーと、銅が入った箱はどこだぁ…?」キョロキョロ…

 

倉庫内を見渡す。そこには埃を被った棚と様々なものが入っているのであろう箱が並んでいる。そして探すこと数分…

 

ライム「おっ、あったあった!これかー!隠すように置いてあったから見当たらねえわけだ」

 

ライムは銅をGETした。

 

――DAY4――

 

ライム「うーん、加工はいいけど細部の造形が難しいな。まあそもそも造形師でもないんだし気長にやるか」

 

仕事を終え自宅に戻った後は毎日、銅を体に吸収しては体内で変形させ造形を極めていくライム。

 

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そしてあれから約10日ほど経過しついにライムは…

 

ライム「ついに…ついに完成したぞ……うおっしゃああぁぁぁあああ!!」

 

自宅で雄たけびを上げるライム。それは自室の机に出来上がっている全長約20㎝の銅製のフィギュア。細部にまで拘って出来上がっている造形。まるで本物をそのまま縮小したような完成度である。

 

ライム「はっはっはっはっはっ…己の才能が恐ろしいぜ!だがやはり素材のままというのは味気ないな。色を付けたいが下手に塗っても見た目が悪くなるだけだしどうすれば…」

 

ライムは少し考えると次の日とある海兵を自分の執務室に呼び出す。

 

――執務室(ライム)――

 

 コンコンコン…

 

ライム「開いてるよ~」

 

 ガチャッ!

 

海兵「失礼します!呼ばれたペイン軍曹であります!」

 

ライム「おー待ってたよ!」

 

ペイン「本日はどのようなご用で自分を呼んだのでありましょうか?」

 

ライム「その前に、ペイン軍曹は海軍に入隊する前は人形工房で働いていたんだよね?」

 

ペイン「はい、ですが倒産してしまいまして食い扶持を繋げる為に海軍に入りました。それがなにか…?」

 

ライム「その工房では人形に色とか塗っいた?」

 

ペイン「ええ、様々な素材で出来た人形を作っていたので当然色も塗っていました」

 

ライム「なるほど…」

 

ペイン「あの…それがどうかしたのでしょうか…?」

 

ライム「君のその腕を見込んで頼みたいことがある」

 

ペイン「頼みたいこと…?」

 

ライム「これだ…」ゴト…

 

ペイン「こっ、これは…!?」

 

机に置かれた銅製のフィギュア。その完成度に驚き顔を近づけて細部を見るペイン。

 

ライム「頼みと言うのはこれ(フィギュア)の色付けなんだ」

 

ペイン「これ…どうしたんですか?」

 

ライム「作った」

 

ペイン「作った!?ライム大佐が!?」

 

ライム「まあね!超頑張ったよ!能力を応用してね!」

 

ペイン「能力の無駄遣いでは…(苦笑)」

 

ライム「まあそんなことはどうでもいいさ!それより色付けは出来るの?」

 

ペイン「道具があれば出来ます」

 

ライム「おお!それじゃあ道具は俺が用意しとくから…」

 

ペイン「あと色付けをする上で1つお願いがあります」

 

ライム「お願い?」

 

ペイン「これ(フィギュア)を自分にも1体譲ってもらえますでしょうか?」

 

ライム「これを?」

 

ペインのお願いと言うのはライムが作ったフィギュアを貰えないかというものだった。

 

ペイン「実は自分ファンでして…あとファンクラブにも所属しておりまして(照)」

 

ライム「ファンクラブマジであったんだ…ヒナさんのファンクラブ…」

 

ライムが作り上げたフィギュア、その姿はヒナ大佐であった。その理由はこれ(フィギュア)を作ろうとしたきっかけがヒナとの会話だからであった。

 

ペイン「ちなみに自分は会員番号005であります」

 

ライム「あっそうなんだ…まあそれは置いといて君のお願いだけど別にいいよ」

 

ペイン「本当でありますか!?」

 

ライム「うん、そのかわり色付けお願い―」

 

ペイン「了解であります!このペイン軍曹!全力でこの任務を遂行して見せます!!」

 

ライム「おっ、おう。よろしくね」

 

その後、ペインに用意した道具を渡し待つこと5日…

 

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――執務室(ライム)――

 

ライム「もう5日も経つなー…色付けの方はどうなって―」

 

ペイン「失礼します!!」バンッ!!

 

ライム「おおうっ!?びっくりしたぁ。なんだ、誰かと思えばペイン軍曹か」

 

ペイン「驚かせてしまって申し訳ございません!ですが例の物が完成したので…」

 

ライム「なぬっ!?完成したのか!」

 

ペイン「ええ、これが完成品であります」ゴト…シュルッ…

 

ペインが机の上に置き包んであった布を取るとそこには綺麗に塗装されたヒナのフィギュアが姿を現す。

 

ライム「おおおっ!!なんと素晴らしい出来栄え!もうこれは一種の芸術品ではないか!!」

 

ペイン「ふっふっふっ…自分でさえもこの出来栄えに驚いています。まるで本人をそのまま縮小したかのような完成度の高い造形。しかも顔をそっくりにするのではなく多少デフォルメしていることで逆により良くなっています」

 

ライム「おっ、わかる?顔の造形は結構こだわったんだよね」

 

ペイン「分かります。特に―「あらーよくできていじゃない」…」

 

ライム「でしょー?顔意外も難しくて手こずったけど何度も試行錯誤を…」

 

ペイン「たっ、大佐…」

 

ライム「ん?どうした…の………」

 

ヒナ「ホントによく出来てるじゃない。ヒナ驚愕」

 

ライム「………お、ぉおお~っといけない。午後から部隊の訓練が。ペイン軍曹もそうだろう」

 

ペイン「そっ!そそそそうでした!自分も訓練がありました!」

 

ライム「では!一緒に途中まで行こうではないか!」

 

ペイン「そ、そうでありますね!早く―」

 

ヒナ「待ちなさい」ガシッ!

 

ヒナが2人の肩に手をかける。

 

ヒナ「コレは一体何なのかしら?」ニコッ!

 

ライム「え~~と、その前に1ついいですか?」

 

ヒナ「何かしら?」

 

ライム「なぜここに?」

 

ヒナ「たまたま通りかかったらドアが少し開いていて、部屋の中から貴方たちのはしゃぐ声が聞こえたものだから覗いてみたの。これ以上は話さなくても分かるわよね?」

 

ライム「なるほど……」

 

ヒナ「で、これはなに?私にそっくりね」

 

ライム「ヒナさんのフィギュアです!部屋に飾りたいな~っと思って頑張って作りました!」

 

ヒナ「なるほど。ハキハキした受け答えで大変よろしい」

 

ライム「では!このまま飾ってもいいで―」

 

ヒナ「ダメ」

 

ライム「………」ズ―ン…

 

ヒナ「当たり前じゃない。本人に許可なくこんなモノ作って良いって言うわけないでしょ?」

 

ライム「そこを何とかなりませんか」

 

ヒナ「そうねぇ~……今度飲みに行くからその時に奢ってもらうのと時々なにか言うことを聞いてもらおうかしら」

 

ライム「無理のない範囲でしたらOKです」

 

ヒナ「ふふ、言質取ったわよ?」

 

ライム「くうぅ…まるで悪魔との契約みたいだ」

 

身を切る思いでヒナのフィギュアを飾る権利を得たライムであった。

 

ヒナ「それにしてもホントによく出来ているわねぇ。これどうやって作ったの?」

 

ライム「自分の能力を応用して作りました。ではさっさくこの棚に…」ごとっ…

 

ペイン「ライム大佐、自分のお願いは…」

 

ライム「ペイン軍曹…」ポンッ…

 

ライムはペイン軍曹の肩に手を置く。

 

ライム「君のお願いは空の彼方へと消えてしまった…」

 

ペイン「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」

 

魂の叫びと言えるペイン軍曹の叫び声は本部にむなしく木霊するのであった。

 

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プルプルプル…プルプルプル…ガチャ…

 

ヒナ「もしもし、こちらヒナ」

 

スモーカー『俺だ』

 

ヒナ「スモーカーくん、何か用?」

 

スモーカー『アラバスタに来れるか?』

 

ヒナ「アラバスタ?なぜ?」

 

スモーカー『一応増援としてだ。それにちょっとキナ臭くてな…』

 

ヒナ「……分かったわ」

 

スモーカー『それじゃ頼んだ』

 

ガチャ…

 

ヒナ「まったく勝手なんだから…」

 

なにやら嵐に備えるかのような通話であった。

 

 

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