スライムの海兵さん   作:UFOキャッチャー

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アラバスタ編に突入!



砂の王国アラバスタ1!

――海軍本部――

 

ライム「アラバスタへ?なんで自分が?」

 

突然電電虫で呼ばれたかと思えば今度は一緒にアラバスタへ行って欲しいとヒナに言われる。このお願い(要求)に対して普通ならば断ることはできる。しかしことライムに限っては難しいことであった。なぜかって?それに関しては前回のお話を読むとわかるさ!

 

ヒナ「スモーカーくんから応援を寄越せって連絡があったのよ。なんだがキナ臭いからって…で行くことにしたんだけど、どうせなら貴方にも手伝ってもらおうと思ったわけよ。それに貴方は断ることはできないはずよ?ふふふ」

 

ライム「もうハイとしか言えないじゃないですか」

 

ヒナ「ふふ、決まりね」

 

こうしてスモーカーの応援部隊としてアラバスタ王国へ行くことが決まったライムであった。

アラバスタ王国…偉大なる航路(グランドライン)前半にある広大な土地の大半が砂を占めるサンディ(アイランド)にある王国。世界政府創設に関与した20の王族の一つ、ネフェルタリ家が治める世界政府加盟国。そんな砂の王国の港町【ナノハナ】に2隻の軍艦が到着する。

 

ライム「着いた着いたぁ~、日差し強ぇ…そして着いたと同時に厄介ごとですか」

 

ヒナ「スモーカーくんが捕まえていたMr.11という奴が殺されていたらしいわ」

 

ライム「麦わらと火拳のエースを追っていた間にですか。しかも火拳が殿(しんがり)をしてまかれてしまうと…後追います?」

 

スモーカー「…なんでテメェがいる?」

 

ヒナ「私が連れて来たの。人手は多い方がいいでしょ?」

 

スモーカー「…まあいい、アラバスタは広い…一度逃がすと手に負えねぇ。ポートガスめ余計なマネしやがって」

 

スモーカーがエースに対して愚痴を一言こぼしているとたしぎが慌てたように走ってくる。

 

たしぎ「スモーカーさん遅くなりました!麦わらの一味は…!?」

 

スモーカー「たしぎ、てめぇどこに行っていた…?」

 

海兵「それが町の真反対に行っていまして」

 

たしぎ「ぐっ、軍曹さんっ!!」

 

ライム「たしぎちゃん、もしかして方向音痴だったりする(笑)?」

 

たしぎ「ラっ、ライムくん!?どうしてあなたがここに!?」

 

ライム「いろいろあって応援に来たのさ!」

 

たしぎ「そのいろいろと言うのは何なんですか?」

 

ライム「………秘密で!」

 

たしぎ「最初の沈黙なに!?」

 

たしぎのキレのいいツッコミをしているとスモーカーが中断させ話をはじめる。

 

スモーカー「おしゃべりは後にしろ……3人はこれをどう思う…奴ら(麦わら)と一緒にビビがいたんだ…」

 

ヒナ「ビビ…?ビビってもしかして…」

 

たしぎ「まさか…ネフェルタリ・ビビ王女!?どうして麦わらの一味と一緒に…!?」

 

スモーカー「それをいま考えている。さらにこの国には1人…いやな男がいる…俺が七武海を嫌いなのは知ってるよな」

 

ライム「サ―クコロダイルですか…だけどあの人一応こっち(政府)側の人っすよ、スモーカーさん」

 

たしぎ「ライムくんの言う通りです。現にクロコダイルはこの国では英雄的扱いを受けています」

 

スモーカー「奴は昔から頭の切れる海賊だった。…もともと大人しく政府に従うようなタマじゃねぇんだよ。たしぎ、これだけは覚えておけ。ついでにライム」

 

ライム「俺ついでなの?」

 

スモーカー「海賊はどこまでいこうと海賊なんだ…!!」

 

スモーカーの言ったことは今の世の中(大海賊時代)の心理とも言える事である。何となくだがその言葉の重みを感じるライム。

 

ライム「……とりあえず火拳と麦わらが逃げたと思われる方向に向かって飛んで見てきますわ。運が良ければ見つかるかもしれませんし」

 

スモーカー「分かった…何かあれば俺に連絡しろ。俺たちはレインベースへ向かう、お前の部下も一緒に連れていく。それからヒナ、お前には………」

 

スモーカーがヒナと話している間に空を飛ぶ準備を始めるライム。

 

ライム「では…アラバスタに向かっている間、船の中で考えた新しい飛行技を試してみますか」

 

そう言うとライムは両脚の膝から下を変形させていく。形は先端が丸い円錐で、足首の辺りにレシプロ機のような羽を3枚ずつ作り出す。あとふくらはぎの辺りに多少ではあるが揚力を得るための羽と、方向転換用の羽を作り準備を終える。そして息を整えるとゆっくりと羽を回し始め段々と加速させていく。

 

※イメージとしてはストライクウィッチーズのストライカーユニットです。大きさは半分程です。えっ?そんなんじゃ飛べないんじゃないかって?細かいことは言いっこなしでお願いします!あとストパン見たことないけど許して!

 

フィイイイイン…

 

ライム「おー意外と上手くいくもんだ。ではスモーカーさん、ちょっくら行ってきますね!」

 

スモーカー「……ああ、気ぃ付けろよ」

 

ライム「では……発進!!」

 

ロンデル「お気をつけて~~!」

 

膝を曲げジャンプするのと同時に羽を最高速に回転させて一気に上空へ飛び立つ。ライムの姿は瞬く間に点になっていき、その様子をのんびりとした感じで見送る副官のロンデルであった。

 

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――麦わらの一味・ゴーイングメリー号甲船上――

 

火拳のエースの首を狙って来た5隻のバロックワークス(ビリオンズ)の船を一度に沈めたことに驚きつつも今後の行動を話し合っていた。

 

ビビ「止めるわよ………!こんな無意味な暴動…!!もう…この国をバロックワークス(あいつら)の好きにはさせない!!」

 

ナミ「ビビ…」

 

ウソップ「………」

 

サンジ「ビビちゃん!砂漠越えのための弁当は任せろ!!」

 

チョッパー「うわっ楽しみ!」

 

ゾロ「……悪かった……」ニヤ…

 

ルフィ「よし!分かったビビ!行こう!ウパ!!!」

 

ビビ「ユバね(苦笑)」

 

ルフィ「ユバ!!」

 

ビビ「そう」

 

次の行き先がユバへ決まり皆が意気込んでいるとナミの耳が何かの音を拾う。

 

ナミ「?……ねえ何か聞こえない?」

 

ウソップ「んー?別に何も聞こえねぇぞ?」

 

サンジ「ナミさんどうかしたのかい?」

 

ナミ「いや…気のせいだと思うんだけど…何か(くう)を切るような音が聞こえたよような気がして…」

 

フオォォォォォ………

 

ビビ「空を切るような音…?」

 

サンジ「……特に何も聞こえないぜナミさん」

 

ゾロ「………いや」

 

フオォォォォォ……!

 

ゾロ「何か…くるぞ…」

 

刀に手を置き構えるゾロ。ナミは周りの様子を見に後方の甲板に向かい、目を凝らして辺りを見回す。すると船の6時の方向から海面に沿って飛んでくる飛行体を確認する。

 

ナミ「後方から何か来てる!!」

 

ウソップ「何って何だよ!?」

 

ナミ「わかんない!だけど凄い速さでこっちに向かてきてる!!」

 

ビビ「まさか…バロックワークス(あいつら)が…!?」

 

皆が慌てている間にその何かは瞬く間に距離を縮める。そしてそれは船の横を水しぶきを上げながら横切り急上昇する。

 

ル・ウ・チョ「「「うおおおお~~!カッコいいぃ~~!!」」」

 

ナミ「なに喜んでんのよ(怒)!!」

 

バコココンッ!!!

 

ル・ウ・チョ「「「ずっ、ずびばぜん…」」」

 

ゾロ「しっかし何なんだあれは?」

 

サンジ「まあ確実に言えることは敵ということだな。奴が急上昇したとき俺らみたいな海賊を捕まえようと、追っかけてくる奴らが羽織っているコートが見えたぜ」

 

ビビ「ということは…海軍!?」

 

ナミ「まさかここまで追いかけて来たっていうの!?しつこっ!」

 

ルフィ「へっ!どんな奴が来ようと俺がぶっ飛ばしてやる!」

 

ルフィがそう意気込んでいると急上昇した敵は急降下を始める。まるでミサイルの様に急降下するためルフィたちは衝撃に備えるが大きな衝撃は発生しない。マスト近くに降りた敵…海兵はアメコミのヒーローがよくやりそうな着地をしていた。その姿を視認したルフィはすかさず攻撃を繰り出す。

 

ルフィ「ゴムゴムの(ピストル)!!」

 

勢いよく相手に向かっていくルフィの拳。並みの相手なら一撃で倒せるだろう。だが相手はルフィがまだ一度も攻撃を当てたことがない相手であり、その相手はルフィの拳を見ずに受け止める。その光景を見たルフィの仲間たちは目を見開きながら驚く。

 

サンジ「なっ、見ずにルフィの攻撃を止めたぞ!」

 

ゾロ「………」

 

ウ・チョ「「あああああー!もうダメだぁー!!」」

 

ルフィ「なっ!こんにゃろっ!離せコノヤロー!」

 

ライム「全く…久しぶりの再会だというのに随分な歓迎だなルフィ?」

 

ルフィ「ん?その声…もしかして…」

 

ライム「しかも死角から攻撃したのに当たってないぞ(笑)?」

 

ルフィ「あぁっ~~~!!ライムーー!!なんでここに!?」

 

ライム「隙あり」

 

ルフィ「ぶへぁっ!!?」

 

ルフィが久しぶりに会うライムに驚いている隙に(ソル)で接近し顔面に一撃を加えるライム。

 

ライム「隙だらけだぞルフィ」

 

ルフィ「痛ってぇー!今のはズリィぞ!」

 

ライム「実戦にズルもクソもないよ。あるのは勝つか負けるかだ」

 

ゾロ「そうか…ならこうされても文句はねぇよな?」

 

ゾロが刀の一本を抜きそれをライムの首筋にキレない程度に当てて言う。

 

ライム「おっとっと、別にいま君たちを捕まえようとは思ってはいないよ。だからその物騒なものをしまってくれるかな?」

 

ゾロ「信じられるか。何やらルフィとは知り合いらしいが、だからと言って『そうですか分かりました』って言うと思ってるのか?」

 

ライム「まあそうだよね~。さすが海賊狩りのロロノア・ゾロ、警戒しまくりだ」

 

ゾロ「…ルフィ、この海兵とはどういう知り合いなんだ?」

 

ルフィ「2年くらいかな、俺がいた村で世話になったやつだ!一度も勝てなくてよ~」

 

サンジ「お前が一度も?マジかよ…!」

 

ライム「まあお話はこれくらいにして…」

 

ゾロ「あっ、おい!」

 

自身の首に当てられている刀を気にせずビビの方へ歩きその前に立つライム。

 

ビビ「……何か用かしら海兵さん…?」

 

ライム「アラバスタ王国第一王女、ネフェルタリ・ビビ王女ですね?」

 

ビビ「―っ!……さあ人違いではなくて…?(ここで身分がバレたらルフィさんたちに迷惑が…彼がルフィさんの知り合いだとしても…)」

 

ライム「おっと、人に名前を尋ねておきながら自分の名前を言ってなかったですね。申し遅れました、自分は海軍本部所属のライム大佐であります!」

 

ビビ「海軍本部…!大佐…!?」

 

自分と大して歳が変わらなそうな目の前の青年が本部所属の大佐であることに驚くビビ。

 

ライム「…では質問を変えましょう。あなたの目的は何ですか?」

 

ビビ「………」

 

サンジ「てめぇいい加減にしろよ!本部の大佐か何だか知らねえがお前に話すことなんかねぇんだよ!!」

 

ビビに詰め寄っているライムを見たサンジがライムに接近する。

 

ビビ「だめサンジさん!!」

 

サンジ「首肉(コリエ)シュート!!」

 

ライムの首に向かって放たれた強烈な蹴り。だが見聞色の覇気で攻撃を察知したライムは自分に当たるすんでの所でサンジの足首を掴んで止める。

 

ライム「(ひょえぇぇー!蹴りやべぇ…!見聞色がなかったらやばかった…)」

 

サンジ「なっ!俺の蹴りが…!?」

 

ライム「お話の邪魔をしないでください。それともなんです?捕まえてほしいのですか?」

 

サンジの足首を掴んでいる手の力を強めるライム。すると足首からはメキキという音が聞こえ激痛が走るサンジ。

 

サンジ「ぐおあああっ!?」

 

ナミ「サンジくん!?」

 

ビビ「―っ!やめて!貴方の言う通りよ!私はネフェルタリ家の王女よ!」

 

ライム「なぜ海賊の船に?」

 

ビビ「それは…!………ごめんなさい、目的は言えないわ…」

 

ライム「(…まあ現状証拠らしいものはないから言えないか。目的を言ったとしても海賊に操られた王女だとか言って終わるな。これぐらいでいいか、海兵としての仕事は終わりー!)そうですか…わかりました。これ以上は何も聞かないでおきましょう」

 

そう言いながらサンジの脚を離すライム。痛めた足首を押さえるサンジを見てチョッパーが駆け寄る。

 

ビビ「ごめんなさい、貴方は海兵としての職務を全うしようとしているだけなのに…」

 

ライム「自分は自分の正義に則って行動しているまでです。いくら海兵といっても人様の行動をどうこうする権利まで持っていませんよ」

 

ビビ「ありがとうございます…」

 

ライム「ルフィ」

 

ルフィ「ん?なんだ?」

 

ライム「相手は強大だぞ」

 

ルフィ「シシシ!関係ねぇ!どんな相手だろうとぶっ飛ばすまでだ!!」

 

ライム「ならもっと強くなるんだな。じゃないと俺には勝てねぇぞ?」

 

ルフィ「うっ、うるせえっ!今に見てろ!ぜってー勝ってやる!!」

 

ライム「楽しみにしてるよ。あとあんまり騒ぎを起こすんじゃないぞ?」

 

ルフィにそう言うと脚をストライカー状態にして再び空に飛び上がり、そのままスモーカーが向かうと言っていたレインベースへ向かうライムであった。あとナミ、ウソップ、チョッパーは肝を大いに冷やしたが何もなかったので胸を撫でおろしながらホッとするのであった。

 

ライム「レインベースってどっちだ?……とりあえず上流に向かえばいいか!」

 

 

 

 




~~ライムのデータ~~

年齢【23歳】

身長【207㎝】←追加!

悪魔の実【スムスムの実のスライム人間】

階級【本部大佐】

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