スライムの海兵さん   作:UFOキャッチャー

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前回の投稿が2年前か…2年前…だと(゜゜)


砂の王国アラバスタ5!(終)

王下七武海クロコダイルとルフィの決着をつける戦いが始まり、両者一進一退の攻防が続いていた。クロコダイルはルフィに対し、この国に目的はないはずだ!他人の目的のために死んでどうする!?仲間を1人2人見捨てれば火の粉は降りかからない!など怒りと困惑が混じった声でルフィに問いただしていた。それに対しルフィの答えは…

 

ルフィ「死なせたくないから!仲間だろうが!!!…だから、あいつが国をあきらめねぇ限り!俺たちも戦うことをやめねぇ!!」

 

クロコダイル「……たとえてめぇらが死んだとしてもか…?」

 

ルフィ「死んだときは…それはそれだ!」

 

覚悟ある言葉を口にするルフィ。だが…

 

ドサッ……

 

クロコダイル「クハハハハハハハ!!口では偉そうに吠えるも…結局体は言うことを聞かねぇか!?いいザマだぜ!麦わらぁ!!」

 

ルフィ「ウウウ……!!!」

 

クロコダイルの毒針を戦闘で受けたことによりルフィの体には毒が回っていた。

 

クロコダイル「お前らがどれほど仲間を想おうとも計画阻止のために動き回ろうとも!ここで俺に勝てなきゃ全てが無駄さ!所詮駆け出しの海賊が楯突いていい相手じゃなかったのさ…どうしようもねぇことなんざ世の中いくらでもある。お前ならわかるだろ?海兵の小僧…!」

 

ライム「確かに…世の中にはどうしようもないことはたくさんある…」

 

クロコダイル「フッ…わかってるじゃ―」

 

ライム「だが…」

 

クロコダイル「ん…?」

 

ライム「それを覆す力を人は持っている…!」

 

クロコダイル「チっ…生意気な野郎だ。まあいい、時間だ…!」

 

クロコダイルが言った言葉。それは王宮前の広場にある時計台に仕掛けた大砲が砲撃される時間であった。だがそれらしい衝撃及び音は聞こえてこない。

 

クロコダイル「ん…?」

 

ライム「なにかご予定でも?クロコダイル?」

 

クロコダイル「テメェの仕業か…?」

 

ライム「いいや、ルフィの仲間のおかげさ」

 

ライムの言う通りビビと麦わらの一味は爆弾の爆破を阻止していた。だが…

 

クロコダイル「ふん…まあいい。こういう時のために砲弾は時限式にしてあるから問題はない」

 

クロコダイルがしてやったりとドヤ顔を決める。

 

コブラ「なんと卑劣な…!」

 

クロコダイル「ハハハっ…!周到だと言ってほしいなMrコブラ。あらゆるアクシデントを想定して作戦は実行するのさ。砲撃手に何かあっても砲弾が自動的に爆発する。時差はわずかだ。理想は広場のど真ん中だが、あの場所でも作戦に支障はあるまい。クハハハハハっ…!!」

 

ライム「油断大敵って言葉…知ってる?」

 

クロコダイル「あぁ…?」

 

ライム「油断は物事の失敗のもと…って意味なんだけど」

 

クロコダイル「俺のことを言ってんのか?」

 

ライム「そうだよ、相手がまた倒れていないのに愉快に笑っているからさ」

 

クロコダイル「ああ?一体なに言って…っ!?」

 

クロコダイルの目が先ほどまで倒れていたルフィが立ち上がっている姿を視認した。クロコダイルの顔は一瞬驚愕するも、すぐに苦虫を嚙み潰したような顔になる。

 

ルフィ「お前…なんかじゃあ……俺には勝てねぇ‼」

 

クロコダイル「ふん…しぼり出した言葉がそれか…すぐにでもくたばりそうな負け犬にはお似合いの虚勢と根拠…!」

 

ルフィ「俺は…!!海賊王になる男だ…!!!」

 

ルフィの発言にクロコダイルは一瞬顔をしかめながらも、ルフィを仕留めようと動く。

 

クロコダイル「いいか麦わらァっ!この海を知る者ならそういう軽はずみな発言はしねぇもんさ!言ったはずだ!テメェみてぇなルーキーなんざこの海にいくらでもいるとな!そんな夢なんざいずれ見れなくなるのさ!!」

 

クロコダイルは左腕の鉤手で再び攻撃を繰り出すが、ルフィはそれを避け左足で地面に叩きつけ根元から鉤手を折った。

 

ルフィ「俺はお前を……超える男だ!!」

 

その発言とともにルフィの猛攻が繰り出される。クロコダイルの鉤手によってルフィの体に入り込んだサソリの毒は間違いなく効いている。だが、その認識を誤らせてしまうような攻撃にクロコダイルは驚きを隠せない。

 

クロコダイル「この俺を誰だと思っている!!」

 

ルフィ「お前がどこの誰だろうと!俺はお前を超えていく!!!」

 

ドゴオッ!!

 

クロコダイルは天井近くまで蹴り上げられるがルフィに攻撃を繰り出す。しかし、ルフィは空気を目一杯吸い込み、体をねじり吸い込んだ空気を勢いよく吐き出してクロコダイルに再び接近する。

 

ルフィ「ゴムゴムの…暴風雨(ストーム)!!!」

 

クロコダイル「砂漠の金剛刀(デザートラスパーダ)!!!」

 

互いに技を繰り出しそして同時にぶつかる。しかしクロコダイルの砂の金剛刀はルフィの拳によって破られる。

 

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴっっっ!!!!!

 

クロコダイルに打ち込まれる数えきれない拳。それはクロコダイルを天井にめり込ませ、分厚い岩盤の天井を押し上げていった。そして……

 

 

メ˝ギっ…!バゴッン……!

 

ドゴオォォォォォォォンっっ!!!

 

コブラ「バカな……地上までどれほどの岩盤があると…!?」

 

ライム「(すげぇな……おっと、見とれている場合じゃないっと…)コブラ王、ここから脱出します」

 

コブラ「あ、ああ…すまない。世話をかける…」

 

ライム「あとはルフィと…」

 

ロビン「海兵さん…これを彼に…」

 

ライムがコブラと落ちてきたルフィを担ごうとしたそのとき、ニコ・ロビンが懐から小瓶を取り出し地面に転がして渡す。

 

ライム「これは…?」

 

ロビン「解毒剤よ…クロコダイルから受けた毒を中和できるわ」

 

ライム「なるほど、ありがたく使わせてもらうよ。おらルフィ!口開けるんだ!」

 

ルフィ「もがっ…!?」

 

口を無理やり開けて解毒剤を流し込む。

 

コブラ「ニコ・ロビン…なぜあのとき嘘をついた?ポーネグリフ(あれ)にはこの国の歴史など刻まれていない。お前たちが欲しがっていた兵器のすべてが記されていたはずだ…当然その在処も…」

 

ロビン「興味ないのよ…人や国がどうなろうとも私にはどうでもいい…元よりクロコダイルに兵器を渡す気もなかった…」

 

コブラ「わからんな…ではなぜここへ来た…?」

 

ロビン「予想と期待は違うものよ…私が求めていたのは…」

 

ライム「リオ・ポーネグリフか?」

 

ロビン「っ…!?」

 

ライムの言葉に目を見開き驚くロビン。

 

ロビン「なんであなたが…!?」

 

ライム「世界の真実を記していると言われるポーネグリフ……オハラの生き残りであるお前が求めそうなものなんて限られているからな…」

 

ロビン「海兵であるアナタがなぜそんなことを…」

 

ライム「それに関してはノーコメントだ…それじゃあ…」

 

コブラ「ちょっと待ってくれ海兵くん。聞くがニコ・ロビン、語られぬ歴史は紡ぐことが出来るのか?その記録がポーネグリフだというのか…!?」

 

コブラの問いにロビンは答えない。だが何やら意味がありげな表情だけはしていた。

 

コブラ「ならばなぜ我々は……」

 

ライム「コブラ王、そろそろ…」

 

コブラ「あ、ああ…そうだな。(このことは後でじっくり考えるとしよう…)すまないが頼む」

 

ライム「ルフィ行ける…行けそうだな」

 

ルフィ「おう!」

 

ライムはコブラを背負い、ルフィはロビンを背負うが…

 

ロビン「ちょっと待って!私にはもう生きる目的がない!私を置いていきなさい!」

 

ルフィ「なんで俺がお前の言うこと聞かなきゃいけないんだ…!」

 

ライム「もう少し言い方ってもんがあんだろが」

 

ベシッ!

 

ルフィ「イてっ!何すんだライム!」

 

ライム「無茶な戦い方と言葉使いがなってない奴に愛ある平手打ちをしただけだ」

 

ルフィ「勝ったからいいだろ!」

 

ライム「もう少し考えて戦えって言ってんだよ!突撃バカ!」

 

ルフィ「バカだとぉ~っ!?」

 

背中に怪我人を背負い口喧嘩をしながらも器用に走る2人。崩れる葬祭殿から無事に出るとルフィは緊張の糸が切れたのか、その場で崩れ落ちそのまま寝てしまった。

 

ライム「ルフィ…!?って寝てるだけかよ…ったく」

 

コブラ「…ライムくんといったかな?君は(ルフィ)と知り合いなのかね?」

 

ライム「まあ…いろいろ縁あってコイツが海に出るまでちょいちょい面倒を見ましてね」

 

コブラ「なるほど…」

 

コブラと話しているとロビンが立ち上がりこの場を離れていく。

 

ライム「ニコ・ロビン」

 

ロビン「……なに?」

 

ライム「こいつを使え」

 

ライムは体に収納していた携帯救急セットを投げ渡す。

 

ロビン「どうして私にここまでするの…?」

 

ライム「美人に死なれると目覚めが悪いんでな」

 

ロビン「答えになってないわ…」

 

ロビンはそう言うとそのままどこかへ姿を消していった。その後、ライムはルフィを背負いコブラ王と一緒に広場へ向かう。そしてその道中、ルフィの仲間たちと出会う。

 

ライム「おや?」

 

サンジ「げっ…!?お前は!?」

 

コブラ「君たちは…?」

 

ライム「ルフィの仲間ですよ、コブラ王。丁度良かった、こいつ(ルフィ)返すぞ」

 

サンジ「うおっとと…と!」

 

ライムはサンジにルフィを渡したしぎたちがいる場所へ向かおうとした。

 

ライム「じゃあなルフィの仲間たち。ルフィによろしく言っといてくれ。ではコブラ王またどこかで!」

 

コブラ「ライムくん…1つ聞いても……」

 

ライム「はい?」

 

コブラ「………いやなんでもない。またどこかで会おう。変わり者の海兵くん」

 

小さく笑いながらそういうコブラに敬礼し、その場から月歩で立ち去るライム。またこちらに向かって来ていたビビがライムに気づくと、ライムはビビにも敬礼してたしぎたちがいる現場へ向かった。

 

 

 

 

 

――アルバーナ宮殿前広場周辺――

 

ルフィによって倒されたクロコダイルの周りには3年ぶりに降った雨と、ビビの声によって動きを止めた反乱軍と国王軍が集まっていた。そしてイガラムとBW社の仕掛けた工作を見ていた少年によって真実が皆に伝わる。そして皆が驚きに包まれるなかそこへ海軍が登場する。海兵を率いてたしぎが気絶しているクロコダイルへ対し次のことを告げた。

 

・ダンスパウダーを積載したBW社所有の人工降雨船を発見。

 

・世界政府直下【海軍本部】の名のもと、王下七武海サー・クロコダイルから『敵船拿捕許可状』及び、クロコダイルが有する政府における称号と権利の剥奪。

 

たしぎがこれらのことを述べるとクロコダイルとBW社の社員たちは次々と拘束されていった。そして仕組まれた内乱によって皆が悔やんでいると国王コブラが現れ言葉をかける。

 

コブラ「過去をなきものになど誰にもできはしない!この戦争の上に立ち生きて見せよ!!!」

 

「アラバスタ王国よ!!!」

 

コブラのこの言葉によってアラバスタ王国における戦いは終結した。そしてそこには歴史に記される戦いとそうではない戦いがあった…

 

ライム「たしぎちゃん、お疲れ様」

 

たしぎ「ライムくん!よかった無事だったのですね!」

 

ライム「(何かできるかと思ったけど…大して何もできずだったなぁ…)国王も無事だったし俺たちはクロコダイルとBWの社員を連行しよっか」

 

たしぎ「麦わらたちは……?」

 

ライム「………あっちで疲れ果てて寝てるよ?」

 

たしぎ「そう…ですか」

 

ライム「どうする?逮捕する?今なら何の抵抗もなくできるよ?」

 

たしぎ「………しません」

 

ライム「ん?」

 

たしぎ「今あの一味に…手を出すのは……私が許しません…!」

 

厳しい顔つきをしながら刀を強く握るたしぎ。しかしそれに異議を唱える他の海兵たち。彼らの異議はもっともである。海の平和を守る彼らからすればその平和を乱す者たちは捕まえるのが当然。

 

海兵「な、何を言っているんですかたしぎ曹長!?」

 

海兵「いまが絶好のチャンスなんですよ!?」

 

海兵「ライム大佐!あなたからも何か言ってください!」

 

海兵「曹長!大佐!これは限られたチャンスです!アイツらが意識を取り戻したら我々の力では…!」

 

ビリリ……!!

 

部下の海兵が「我々の力では…」と言った瞬間、ライムが威圧程度の覇王色を放つ。

 

海兵「「「「っっっっ……!!?」」」」

 

ライム「なにナマ言ってんだぁ…?我々の力ではぁ?だったらテメェらなに守れんだよ?なぁ?」ジロ…っ!

 

海兵「い、いえそれは…」「そういう意味では…」

 

部下の海兵がタジタジになり言葉が詰まる。そこにライムの副官であるロンデルが口を開く。

 

ロンデル「貴様ら!ライム大佐とたしぎ曹長の命令が聞こえなかったのか!?我々はクロコダイルとBW社の社員を連行するんだ!まだBW社の残党が残っている!まずはそれらを取り残さず捕まえるんだ!そんなことも出来ずに麦わらの一味を捕まえるだと?バカも休み休み言え!!分かったなら早く捕まえてくるんだ!」

 

海兵「「「「は、はいっっ!!!」」」」

 

ロンデルの一喝で部下の海兵たちは慌てて動き出したのであった。

 

ライム「ロンデルさん、ありがとうございます」

 

ロンデル「なーに、自分は副官としての職務をしただけですよ」

 

その後、確認できるだけのBW社の残党を逮捕したライムたち海軍は翌日、スモーカーとヒナがいるアラバスタの東の港タマリスクにて合流した。

 

海兵「スモーカー大佐!ヒナ嬢!ライム大佐とたしぎ曹長が到着しました!」

 

海兵「「「ご苦労様です!!!」」」

 

ヒナ「たしぎ、久しぶりね」

 

たしぎ「お久しぶり…です。すいません、私少し疲れたので…先に休ませてもらいます」

 

少し素っ気ない挨拶をするたしぎ。そのまま軍艦に乗ろうとするとその先にスモーカーがいた。

 

たしぎ「スモーカーさん…!ただいま戻りました…」

 

スモーカー「おう…お疲れさん。麦わらの件は聞いたぜ」

 

このスモーカーの言葉にたしぎは謝罪の言葉を返す。海賊に手を貸しあまつさえ海賊を見逃してきた…海兵として恥ずべき行為だとたしぎは続けた。

 

スモーカー「なんで謝る?それがお前の正義だったんじゃねぇのか?」

 

たしぎ「違います…そうすることしか出来なかったんです…」

 

敵の居場所を知っていてもそれを教えることしか出来ず…砲撃時刻を知っていても彼ら(・・)を援護することしか出来なかった…自分には選択できる正義がなかった…たしぎは己の無力さを答えた。

 

同等だと思ってた奴が悪名を上げて駆け上がっていき、この海(・・・)では駆けあがらねぇと死ぬことを奴らは知っている…とこの海での現実を淡々と語るスモーカー。続けさまに進むか死ぬか…この海へ来ることを決めたのは誰だ?とたしぎに問いかける。

 

たしぎ「すいません…私…少し休んできます……」

 

スモーカー「バカが…!泣くほど悔しかったらもっと強くなって見せろ!!!

 

海兵「「「曹長…」」」

 

たしぎ「うっ…なりま゛ずよっ!!

 

たしぎは泣きながらそう宣言すると部屋に入って行った。その姿をスモーカーは他の海兵たちに見習うように言い、BW社社員の身柄を船に乗せるように指示する。それと同時に海軍本部から通信が入る。

 

通信の内容は今回のクロコダイル討伐において、スモーカーとたしぎには政府上層部からの勲章の贈与と、一階級ずつの昇格が決定したとのことだ。これに対してスモーカーは当然ながら異議を唱える。クロコダイルを倒したのは麦わらの一味だと。しかし…

 

ヒナ「無駄よスモーカーくん。政府はこの事実をもみ消すつもりよ。政府側の誰もが出し抜かれ、アラバスタの危機を救ったのが海賊ですなんて言えると思う?」

 

電伝虫『つきましてはお二人に勲章の授与式に…』

 

スモーカー「ふざけるなっ!!

 

スモーカーが声を荒げる。当然の反応と言えば当然だが、政府上層部からしてみれば関係なかった。スモーカーの行動にヒナが海賊の手柄を受け取るだけ、政府上層部に逆らってはダメと言葉をかけるが…

 

スモーカー「俺たちがクロコダイルを仕留めた…?それが出来なくてウチの部下は泣いてんだぜ?…おい君、政府上層部のジジイ共に伝えてくれないか?」

 

電伝虫『は…?』

 

ヒナ「スモーカーくん!!」

 

スモーカー「クソ喰らえってな…!!」

 

古代兵器並とも言える言葉を発し、通話を切ろうとしたそのとき電伝虫と受話器がある者によって奪われる。

 

ライム「はい、ちょっと拝借しますね」

 

ライムであった。

 

スモーカー「おいライム!てめぇ一体どういうつも…《ズドッ…!!》っ…ぐゔっ!?」

 

覇気を込めた拳を鳩尾に1発打ち込む。めり込むまで重い一撃を喰らったスモーカーはその場にうずくまりながら倒れる。

 

ライム「すいませんスモーカーさん。…あーもしもし?まだ繋がってますか?」

 

電伝虫『はい…まだ繋がっています。ところであなたは?』

 

ライム「海軍本部所属、ライム大佐であります」

 

電伝虫『ライム……ああ、ライム大佐でありますか。噂は聞いておりますよ。そんな貴方がなぜそこに?』

 

ライム「経緯は省きますが増援として来ていたんですよ。それより先ほどスモーカー大佐が言った言葉なんですがね…ガッツリ聞きました?」

 

電伝虫『ガッツリ聞きましたね』

 

ライム「そこをなんとかこう…突発的にその部分だけ記憶が消えたことになりませんかね?」

 

電伝虫『なりませんね』

 

ライム「じゃあ…スモーカー大佐に代わって俺を使っていいと提案したら…?」

 

電伝虫『っ…!!』

 

ライムの提案にその場にいた者は驚いた。この提案はスモーカーを守るための提案だと理解できる。無論、今話している政府上層部の者もそれは理解できているだろう。だが事実の揉み消しに自ら加担するした行為が、他の上層部の者に知られたら面倒なことになりかねない。今後、もし政府がまた何かしらの事実を消そうとしたそのとき、ライムは都合のいい駒のように使われるかもしれないからだ。

 

電伝虫『ふむ……いいでしょう。クロコダイル討伐者をスモーカー大佐からライム大佐…あなたに変更します』

 

ライム「これで先ほどの件は一応不問…とかに出来ますかね?」

 

電伝虫『…あなたの献身的な行為に敬意を表し、先ほどのスモーカー大佐の言葉は不問にしましょう…では授与式などについての詳細はまた後日…』

 

がちゃ…

 

ライム「ふぃ~~…」

 

どうにかしてスモーカーの暴言を不問にすることが出来たライム。そんなライムに鳩尾のダメージから復活したスモーカーが飛び掛かる。

 

スモーカー「てめえどういうつもりだっ!?俺ぁこんなこと頼んだ覚えばないぞっ!!」

 

ライム「ぐえっ!あ、あんたなぁ!部下のこと思ってんなら少しは考えてもの言えって!頭んなか脳みその代わりに煙が詰まってんの!?」

 

スモーカー「あ゛あ゛っ!?なんだとぉっ!!?」

 

ヒナ「やめなさいスモーカーくん!ライムくんのおかげで処分を免れたのよ!それにライムくんの言う通り、あなたもう少し考えて行動しなさい」

 

スモーカー「…チっ!……借りが出来たなんて思わねぇからな!」

 

掴んでいたライムの服を乱暴に突き放し船に乗り込んでくのであった。

 

ライム「あ~……疲れた」

 

ヒナ「お疲れさま。ライムくん」

 

ライム「ヒナさ~ん、ご褒美として膝枕してほしいっす」

 

ヒナ「なに馬鹿なこと言ってんのよ。あなたも自分の船に連行してきた奴らを乗せなさい」

 

ライム「は~い…ロンデルさーん、乗せるだ乗せたら出港準備をお願いします」

 

ロンデル「了解しました!」

 

こうして、クロコダイルによるアラバスタ王国簒奪事件は終幕した。そして、王下七武海サー・クロコダイルが起こした事件と称号剥奪は世界を騒がせた。それと同時にライムの名が世界に広がるのであった。

 

 

 




アラバスタ編は勢いで始めた感じなので内容が薄いものになってしまった感が否めない…
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