ボルサリーノ→(ボ)リーノ
11月18日に文章の構成・編集をしました。
海軍に入隊して約3週間が経過しここでの生活も慣れてきた。今はクザンさんの下で仕事を覚えながら同時に処理もしている。
――大将執務室(クザン)――
ライム 「クザンさん、少しは書類を片付けた方がいいんじゃないですか?」カリカリカリ…
事務机に座り書類にペンを走らせながらライムが問いかける。ちなみにこの机は数カ月の間クザンの下で仕事を行うため設置された。
クザン「あー…俺は
ライム「今は俺がするとしてその後どうするんですか」
クザン「んー…あっ、人事に一言そえて…」
ライム「職権乱用では?」
クザン「俺、こう見えて大将だしね」
ライム「センゴクさんに怒られますよ。あっ、この書類にハンコお願いします」
クザン「えー、結構あるじゃな~い」
ライム「ハンコ押すぐらいは流石にしてください」
クザン「仕方ねーなー」
クザンはそう言いながら引き出しからハンコを取り出し書類に判を押していく。
ライム「はい、お疲れ様です。じゃあ自分はこの書類を各所に届けてきます」
クザン「はいはいよろしく~」
ライム「ではいってきます」ガチャ…バタン
クザン「ったくよー、アイツは俺の母親かよ…………」パラ…カリカリカリ…
ライムがクザンの執務室を出た後、部屋の中からペンを走らせるような音が響く。
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――廊下――
ライム「えーと…最初はおつるさんか」コッコッコッ…
――中将執務室(おつる)――
トントントン…
おつる「ん?誰だい?」
ライム「ライムであります、書類を持ってきました」
おつる「おや、そうかい。入っていいよ」
ライム「失礼します、こちらが書類なります」
おつる「ありがとう。あんたのおかげで
ライム「恐縮です(笑)。では他にも届けなければいけないので失礼します」
おつる「はいよ、ご苦労だったね」
ガチャ…バタン…
おつる「なかなか優秀な子だね…
――廊下――
ライム「次は~…っとセンゴクさんか」コッコッコッ…
――元帥執務室――
トントントン…
ライム「センゴクさん、ライムであります。入ってもいいですか?」
センゴク「むっライムか、うむ入っ「入ってもいいぞ!!」なぜ貴様が答える!?」
ライム「失礼します、ガープ中将もいたんですね」
ガープ「ぶわはは!どうじゃライム、ここでの生活には慣れたか?」
ライム「まあ多少は、あっ書類を持ってきましたセンゴクさん」
センゴク「うむご苦労、そういえばライムはここに来てからまだ哨戒任務等の航海任務はまだだったな?」
ライム「え?えぇそうですね。ここに来てやったことは主に書類仕事や座学に筋トレぐらいですかね……もしかして…」
センゴク「察しがいいな、ライム大尉には3日後に近海の哨戒任務に出る軍艦に乗ってもらう」
ガープ「お!いよいよか!誰の船に乗せるんじゃ?」
センゴク「モモンガの船に…って貴様はいつまで休んどるんだ!!」
ガープ「少しぐらいええじゃろうが!」バリボリ…
そう言いながら煎餅を頬張り食べるガープ。
センゴク「貴様の少しは長すぎるは!ライムを見習ったらどうだ!書類仕事に関しては貴様より遥かに仕事をしているぞ!」
ガープ「うぬ~……なあライム、今からでもワシのとこに来んか?」
センゴク「貴様いい加減にせんか!」バシッ!
ガープ「あっワシの煎餅!!」
センゴク「やかましい!!」ンガァ―!バリボリボリ!
ガープ「あああ!?」
ガープの煎餅が入った袋を取り上げそのまま全部食べるセンゴク。その間にライムは部屋を出て最後の書類を届けるのであった。
ライム「また後で聞きに来るとして最後はボルサリーノさんか」
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大将執務室(ボルサリーノ)
トントントン…
(ボ)リーノ「ん~なんだぁ~い?」
ライム「ボルサリーノ大将、書類をお持ちしましので入ってもよろしいでしょうか?」
(ボ)リーノ「お~ご苦労さま、入ってもいいよぉ~」
ライム「失礼します」ガラッ…
(ボ)リーノ「……」ジー…
ライム「ボルサリーノ大将、こちらが書類になり……あの…どうかしましたか?」
(ボ)リーノ「いやぁこうして面と向かって会うのは初めてだからね~、どういう子か気になっちゃってね~」
ライム「どういう子か…といいますと?」
(ボ)リーノ「クザンに例え掠っただけとはいえ攻撃を当てたって言うからね~それに入隊してすぐ大尉ってのも凄いもんだよぉ」
ライム「いや~ありがとうございます、あっこれ良かったらどうぞ」ヌポッ…スッ…
ライムは体に収納していた菓子折りを体から取り出しボルサリーノに渡す。
(ボ)リーノ「すごいところから出したねぇー…おや~これ最近美味しいって噂の菓子じゃないの?ちょうど気になっていたんだよねぇ~。これから少し休憩しようとしたからちょうどいい、お~そうだ君も一緒にどうだい?」
ライム「自分でありますか?よろしいのですか?」
(ボ)リーノ「いいよぉ~折角の機会だしねぇ~」
ライム「ではお言葉に甘えましてご一緒させてもらいます!」
こうしてボルサリーノと一緒にお茶休憩をすることになったライムであった。
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約1時間後…
――大将執務室(クザン)――
クザン「
書類を関係各所に届けに行ったあとなかなか帰ってこないため探しに行くことにしたクザン。
――海軍本部内部――
クザン「さ~て
適当に本部の中を探し歩くこと15分。
クザン「ホントにどこに行ったんだアイツは?……まさかとは思うが一応行ってみるか」
ふと思いついた場所にまさかなと思いながら足を向かわせる。
――大将執務室(ボルサリーノ)――
クザン「書類の最後にボルサリーノの名前があったはずだ…もしかすると…」
「アッハッハッハッ(笑)!それ本当何ですかボルサリーノさん?」
「本当さ~あの時のクザンの逃げ走る光景に笑ったものさ~」
クザン「!―この声は」ガラッ!
ボルサリーノの執務室の前に来ると部屋の中から聞き覚えのある声が聞こえた。クザンはその声を聞くとそのまま勢いよく襖を開ける。
(ボ)リーノ「おやぁ誰かと思えばクザンじゃないか、何か用かい?」
ライム「あっクザンさん」
クザン「あーやっと見つけたぜ、まさかこんなところで油売ってるなんてな」
ライム「クザンさんは普段からサボってるじゃないですか」
クザン「あーまあ…それはそれ、これはこれだ」
ライム「都合良すぎですよそれは」
クザン「まあいいや、何やらうまそうなもん食べてるじゃないの」
クザンはそう言うとライムが座っているソファの隣に座り菓子をつまむ。
クザン「そういや何か笑い声が聞こえたがなに話してたんだ?おっこれ美味いな」モグモグ…
(ボ)リーノ「な~に他愛ない話だよぉ、ちょいと君の昔話をライムくんにしてあげてたんだ」
クザン「んぐっ!?……ちょっと待て俺の昔話だと…おいライムどんな話だったんだ?」ズイッ!
自身の昔話と聞き顔をライムに近づけながら問いただす。
ライム「え~と…簡単に言うとクザンさんが逃げ回るお話ですね」
クザン「俺が逃げ回る話だと…………おい!あれを話したのか!?」
(ボ)リーノ「うん」
ライム「大丈夫です、決して言いふらしたりはしないので…多分」ボソッ…
クザン「おい、いま多分って言わなかったか!?」
ライム「あっボルサリーノさん、お茶入れなおしますね」ガタッ…
クザン「おい!」
(ボ)リーノ「あっはっはっは!おもしろい子じゃないのぉ~」
クザン「おいボルサリーノ!なんであれを話したんだ!?」
(ボ)リーノ「なんでってぇ……おもしろいから」
クザン「ふざけんなよ!!…くそ!よりにもよって聞かれたくもない昔話を知られちまったぜ」
(ボ)リーノ「まあいいじゃないのぉ、それよりクザン一ついいかい?」
クザン「あん?なんだよ?」
(ボ)リーノ「ライムくんをわっしの所にくれない?」
クザン「ああ?突然なに言い出すんだ!?」
(ボ)リーノ「いや~なかなかいい子だなと思ってね?。それにどうせきみは仕事教えてるより…してもらってる方が多いんじゃないのぉ?」
ボルサリーノの指摘に動揺し目が泳ぐクザン。
クザン「いっいや~~そんなことないぜ?なっなあライムくん?」
ライム「お茶入りました~」
クザン「ライムぅーー!!」
(ボ)リーノ「どうだいライムくん、わっしのとこで仕事覚えない?」
ライム「んー…魅力的なお話ですが自分の一存では決められないので…」
(ボ)リーノ「あ~それもそうだよねー…今度センゴクさんに話してみるとしよう」
クザン「おいおい何勝手に話進めてんの?一応
(ボ)リーノ「書類仕事をしてもらっているの間違いじゃないか~い?」
クザン「そっ…それも大事なことだ!それにこれから色々と教えるつもりだったんだ」
(ボ)リーノ「今からセンゴクさんに話してこようかね~」
クザン「…まぁ落ち着けよボルサリーノ、ゆっくり話し合おうぜ」
(ボ)リーノ「わっしは別に話し合う必要はないんだけどね~?」
ライム(異動するのかな~?)
クザンのボルサリーノに対する説得という攻防戦はその後30分も続いたのであった。そして先ほどセンゴク元帥に聞かされた航海任務の詳細を聞きに戻り3日後の哨戒任務に備えるのだった。