スライムの海兵さん   作:UFOキャッチャー

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明けましておめでとうございます(∩´∀`)∩!!!
1月1日に投稿しようと思ったけど間に合わなかった!許して!
2021年になりましたね!読んでくれている読者の皆さまはどのような1年にしたいですか?作者は楽しく過ごせたらいいなと思っています。自分が書いているこの二次小説で皆様を楽しませることが出来れば幸いです!

それでは話が長くなりましたがどうぞ!!


2年が経ってあいつが海に出たよ!

この世界に転生?をしてから3年が経過した。目が覚めたときは無人島にいたが今はこの世界の秩序を守らんとする世界政府所属の組織《海軍》に身を置いており、今となっては様々な任務をこなしながら楽しい日々を過ごしている。そんな日々を過ごしているなか俺はガープ中将の計らいで彼の孫…つまりルフィに会った。初めて会ったときの印象は漫画のままの彼だった。というかガープ中将を子供にしたような感じであった。まあそんなことは置いといておこう。そんなガープ中将を子供にしたような彼、ルフィとは初めて会った時から今日まで関係が続いている。と言うのも俺がときどき休暇を取ってフーシャ村へ遊びに行っては稽古をつけているからだ。まあその度にルフィの頭にたんこぶの雪だるまが出来上がるのだが…。だがその光景ももう見れなくなる。そう…いよいよルフィが海に出るのだ。えっなぜ知っているかって?マキノさんから手紙が届いたからだよ!。なんで手紙が来ているかと言うと文通してるからね!あっ別に恋人とかそういう関係じゃないからね!まあマキノさんからそういう手紙を貰って俺はいまフーシャ村に来ている。

 

――フーシャ村――

 

ルフィ「よーし!いよいよだ!」

 

マキノ「ルフィ、風邪は引かないようにね!」

 

ルフィ「おう!」

 

ライム「大丈夫ですよマキノさん。こいつが風邪を引いたら次の日にゃ天変地異が起きますよ」

 

ルフィ「なんだとライム!?ぶっ飛ばずぞ!」

 

ライム「それは俺に一回でも勝ってから言うんだな(笑)!」

 

ルフィ「んぐっ…!」

 

ライム「ははは!……ああそうだ、ルフィこれやるよ」

 

ライムは懐から革で出来た赤いリストバンドを投げる。

 

ルフィ「なんだこれ?リストバンド?」

 

ライム「海に出るんだ、何もないってのもあれだからな」

 

マキノ「よかったわねルフィ。似合ってるわよ」

 

ルフィ「おう!ありがとなライム!」

 

村長「良くないわい!海賊になろうなんてまったく!ライムくん、今からでもコイツを止めてはくれんかの?」

 

ライム「自分が言っても無理ですよ。それにまだ海賊でも何でもないですし、俺にとやかく言う権利はないですよ…(苦笑)」

 

村長「ううむ…」

 

ルフィ「よし!それじゃ行ってくる!!」

 

ルフィは小型のボートを漕ぎ始めどんどん沖に向かう。そんな彼を村人たちは元気よく見送る……ついにルフィは海への冒険へ出たのであった。そしてルフィを見送って場所は変わり海軍本部。

 

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――海軍本部――

 

ライム「ガープ中将、失礼しますよ~」ガラッ…

 

ガープ「おお、ライムか!どうした?」

 

ライム「先日なんですがルフィが海に出ましたよ」

 

ガープ「何じゃとおっ!?」

 

ライム「今ごろ仲間集めの最中でしょうね」

 

ガープ「なぜわしに知らせんかった!?ライム!」

 

ライム「いやガープさんその時は任務がありましたし、それに教えたら絶対面倒なことになりそうだし…」

 

ガープ「なんじゃ面倒なことって!?あいつを鍛えたのも強い海兵にするためなんじゃぞ!」

 

ライム「本人は拒否してましたけどね」

 

ガープ「うるさいわ!ったく…エースに続いてルフィまでもが海賊なんかになろうとは…」

 

ライム「そのエースもいまや白ひげのところですからね~」

 

ガープ「ライム!今からでもルフィを海軍本部(ここ)へ連れてくるんじゃ!!」

 

ライム「んな無茶な」

 

その後、ガープを宥めるのに約30分も掛かるライムであった。

 

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ルフィが海に出てから1週間と少しが経ったある日。

 

――執務室(ライム)――

 

海兵「ライム大佐、失礼します!」ガチャ!

 

ライム「はいはい、どうしました?」

 

海兵「手配書が更新されましたのでお持ちしました」

 

ライム「ご苦労様です」

 

海兵「はっ!では失礼します!」

 

海兵が持ってきたのは世界中に配布されている犯罪者の手配書であった。えっ?いつ大佐になったかって?ルフィが海に出るまでの間に昇格しました。まあそれは置いといて俺は新しい手配書を軽く見る。

 

ライム「更新と言っても額が変わったり何人か新しい顔が増えるくらいで………おっとこれは…」

 

手配書を見ていると1枚の手配書に目が止まる。

 

ライム「まずは情報を確認をするか…あーあとガープさんにも…」

 

ガープ「ライムはおるかあっ!?」バァンッ!!

 

ライム「ドア壊さないでくださいよ?ガープさん」

 

ガープ「そんなことはどうでもいいわ!それよりこれを見い!」バンッ!

 

ライム「それなら今しがた見ましたよ」

 

勢いよく机に叩きつけた手配書に写っていたのはそう、ルフィであった。手配金額3000万ベリー。東の海(イーストブルー)の海賊の中ではトップクラスの金額と言えるだろう。

 

ガープ「なんじゃ知っておったか!」

 

ライム「まあ自分はそれに関してちょっと調べたいことがあるのでお話はまた後でお願いします」

 

ライムはそう言うと部屋を出て副官のロンデルに双胴軍艦の出航準備をするように指示し、一応上司であるクザンに東の海(イーストブルー)に行くことを伝える。

 

クザン「東の海(イーストブルー)に行くだって?なんでまたぁ…?」

 

ライム「ちょっと気になることがありまして…(考えてみればアーロンに8年も支配されていて頼りの海軍が裏で繋がってましたなんて…さすがにこれは海軍に所属しているものとしては申し訳なさすぎる…)」

 

クザン「ふ~ん…まあいいや。何かあったら報告してくれや」

 

ライム「ありがとうございます!では失礼します!」

 

その後、出港準備が済んだら速やかに海軍本部を出航するライムと部隊。

 

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――軍艦甲板――

 

ロンデル「ライム大佐、行先は東の海(イーストブルー)のコノミ諸島で合っていますか?」

 

ライム「うん、行先はコノミ諸島で、正確にはそこにあるココヤシ村で」

 

ロンデル「分かりました。コノミ諸島と言えばアーロンという魚人が率いる魚人海賊団の一味が捕まった場所ですが何か関係あるのですか?」

 

ライム「少し気になることがありましてね」

 

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――ココヤシ村――

 

村人「ん?なんだあれ…船?」

 

ノジコ「どうしたの?」

 

村人「いや沖に船が見えて…」

 

ノジコ「本当だ、船が2隻も…ってあれ2隻…?」

 

沖に見えた船が段々と近づくにつれその船の全貌が見えてくる。

 

ゲンゾウ「なんだあの船は…帆に海軍のマークがあるから海軍だと思うが…」

 

村人「いまさら海軍が何のようだ?」

 

ノジコ「あっ、こっちに来た」

 

海軍に対して村人たちは懐疑的な目で向かって来ている海兵を見る。

 

ライム「着いた着いたっと、えーとこの村の代表者的な人っていますかね?」

 

ゲンゾウ「私だ…この村の駐在員をしとるゲンゾウだ。一応聞くがいまさら海軍が何の用だ…?」

 

ライム「ああ、ちょっとアーロンの件で気になることがあって来たんですよ。おっと申し遅れました、自分は海軍本部所属のライム大佐です」

 

ゲンゾウ「海軍本部の…大佐!?(大佐だと!?恐らく歳はナミやノジコとそう変わらんぞ!?)」

 

ライム「でこちらが副官のロンデル大尉です」

 

ロンデル「ロンデルであります」

 

ゲンゾウ「……その海軍本部の大佐が気になることとは何ですかな?」

 

ライム「アーロンが長年に渡ってこの辺り一帯を支配していたにも関わらず海軍がなぜ動かなかったのか気になりましてね。この近くには確か支部もあったはず…申し訳ないがこの件に関して何か知っているなら話してもらえないでしょうか?」

 

ゲンゾウ「なるほど…だがもうこの件は彼ら(・・)のおかげで終わった。私たちは復興で忙しいんだ、悪いが帰ってくれ」

 

ライム「そうはいけません。この海の平和を守る為にも引き下がるわけにはいけない」

 

ゲンゾウ「ふっ―!」

 

ゲンゾウが叫ぼうとしたがそれは遮られる。

 

ノジコ「ふざけるんじゃないよっ!!」

 

ゲンゾウ「ノジコっ!?」

 

ノジコ「何が海の平和を守るだ!私たちが8年間どれだけ苦しかったかあんたに分かるのかい!?」

 

ライム「8年もの間、何も助けることが出来なかったことには謝罪します。だからこそ今後この島で起きた事が起こさせないためにも話を聞かせてくれないだろうか?」

 

ノジコ「いまさら善人ぶるんじゃないよ!!あんたたち海軍がもっと早くアーロンを捕まえていれば私たちやナミが苦しまずに済んだのに…!!このっ―!」

 

 パシンッ!!

 

怒りの頂点に達したのかライムに向かってノジコのビンタが炸裂する。

 

ゲンゾウ「ノジコっ!」

 

海兵「「「大佐っ!!」」」

 

ロンデル「ライム大佐!」

 

ノジコ「はあっ…はあっ……あっ…私…」

 

海兵「貴様!大佐に向かって」

 

ライムの後ろに待機していた部下が騒ぎ始めるが…

 

ライム「まて」

 

ロンデル「大佐、大丈夫ですか!?」

 

ライム「ああ、大丈夫だ。いや~なかなか効いたよ」

 

ノジコ「あっあの私…」

 

ゲンゾウ「ノジコ、お前は家に戻ってなさい」

 

ノジコ「でっ、でも…」

 

ゲンゾウ「いいから…!」

 

ノジコ「はい…」

 

ゲンゾウ「うちの村の者が失礼した、だがあの子の気持ちも察してほしい」

 

ライム「いえいえ、お気になさらず」

 

ゲンゾウ「一応その詫びと言っちゃあ何だが今回の話を話すことでチャラにしてくれないか?ただし話を聞くのはわしだけだ」

 

ライム「ええ、それで構いません。無理を言って申し訳ありません」

 

ゲンゾウ「感謝する。ここではあれだからわしの家で話そう」

 

その後、ゲンゾウの家でコノミ諸島で起きたアーロンに支配されてきた8年間の内容を聞いたライムたち。その内容を聞いた副官のロンデルや内容を記録していた海兵は唖然とした。

 

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ロンデル「まさか…そんなことが起きていたとは…。民間人を守る側の海軍が海賊と癒着していたとは…」

 

ゲンゾウ「わしが話せるのはこのぐらいだ」

 

ライム「ありがとうございます。話してくれて非常に助かりました」

 

ゲンゾウ「しかしこの話を聞いてどうするんだ?」

 

ライム「それはこれからすることに関わってきます。ロンデル大尉!」

 

ロンデル「はっ!」

 

ライム「これから我々は海軍基地第16支部に向かう!意味は分かるな?」

 

ロンデル「了解しました!おい!」

 

海兵「はっ!」ビシッ!…タッタッタッ…!

 

ライム「ではゲンゾウ殿、我々はこれで失礼します」

 

ライムたちは急ぎ足でゲンゾウの家を出て港に向かう。

 

ゲンゾウ「(まさか……)まっ!待ってくれ!!」

 

ライム「どうしました?」

 

ゲンゾウ「わっ、わしも連れてってくれないだろうか!?」

 

ロンデル「申し訳ありませんが危険なので連れていくことは…」

 

ゲンゾウ「どうしてもか…?」

 

ライム「ロンデル大尉のいう通り危険ですので…なに心配しないでください。期待していてください、では」

 

ライムはそう言うと軍艦に乗り込み第16支部に向かう。

 

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――海軍基地・第16支部――

 

ネズミ「クソッ!あの麦わら野郎のせいでひどい目にあった!腹が立つ!…でもまあその腹いせにこうして手配書に…チチチチ(笑)!」

 

ドゴオォン!!

 

ネズミ「なっなんだ!?」

 

ドタドタドタッ!バンッ!

 

海兵「しっ!失礼します!何者かが正門を壊して侵入してきました!!」

 

ネズミ「なっなんだと!?」

 

海兵「どうしますか!?」

 

ネズミ「馬鹿もん!すぐに迎え撃たんか!!」

 

海兵「はっ!はいっ!!」ドタドタドタッ

 

ネズミ「一体どこのどいつだ!海軍基地に侵入なんてするのは…まさか麦わら野郎が!?」

 

場所は変わって海軍基地正門。

 

ライム「は~いお邪魔しますよー!」

 

(基)海兵「貴様何者だ!?」ガチャ!ガチャ!

 

基地の海兵が銃を構える。

 

ライム「何者かって?同業者だよ」

 

ロンデル「門をぶち破ればこのような対応されるのは当たり前ですよ」

 

ライム「登場は派手な方がいい!」

 

門をぶち破ったため土煙が舞っていたがそれが段々と晴れる。

 

(基)海兵「なっ!?海兵だと!?」

 

ライム「だから同業者だと言っただろ?」

 

(基)海兵「信じられるか!こんな事をする海兵がどこにいる!?」

 

ライム「ここにいるじゃん。そんなに疑うならマリンコードを照会してみろ。マリンコードは91273だ」

 

(基)海兵「……おい!」「はっ!」

 

その場にいた基地海兵が建物に戻ること数分。

 

タッタッタッ…

 

(基)海兵「はあっはあっ…!」「おいどうだった!?」「そっそれが…!」ごにょごにょ…

 

(基)海兵「へっ?本物?しかも本部の人?」「はっ…はい」

 

基地海兵たちはゆっくりを顔をライムの方へ向けていく。そして…

 

(基)海兵「「「しっ!失礼しましたぁっ!!」」」ビシッ!

 

ライム「ご苦労様、っでこの基地の支部長のネズミ大佐っている?」

 

(基)海兵「はっはい!ネズミ大佐なら…」

 

基地海兵が質問に答えようとしたそのとき…

 

ネズミ「侵入者は排除できたのか!?」

 

(基)海兵「たっ!大佐!」

 

ライム「あんたがネズミ大佐か」

 

ネズミ「あん?誰だ貴様?見た所同じ海兵のようだが…まさかこの騒ぎの原因は貴様か?」

 

ライム「そうだと言ったら?」

 

ネズミ「ふざけているのか!どういった理由でこんなことを…!所属はどこだ!?」

 

(基)海兵「大佐それが…」ごにょごにょ

 

ネズミ「あん?……はっ?本部所属の…?」

 

(基)海兵「はっはい、マリンコードも本物です」

 

ネズミ「………いやいや失礼しました!本部の人ならそう早く言ってもらえれば!ところで本日はどういったご用件で?」ヘラヘラ(笑)

 

ライム「(すっげえ手のひら返し…)アーロンの件でといえば分かりますかね?」

 

ネズミ「《ギクッ!?》…その件なら既に終わっているはずですが~…」

 

ライム「この基地周辺の村が8年もの間アーロンの支配下にあったにも関わらずあんたは何してたんだ?」

 

ネズミ「いっ、いや~それはその~……(汗)」

 

ライム「本来民間人を守らなければならない海軍がまったく動かず、あろうことか海賊と裏で繋がってました…なんて言うんじゃねえだろうな?」

 

ネズミ「でっでたらめだ!なんの証拠があって…!?」

 

ライム「そうか…ならあんたの部屋を捜査しても何も出ねえんだな?」

 

ネズミ「へっ……?」

 

ライム「よし行くぞ」

 

ロンデル「はっ!」

 

(ラ)海兵「「「「はっ!!!」」」」

 

ネズミ「まっ待て!なんの権限があって…!?」

 

ライム「取り押さえろ」

 

(ラ)海兵「「はっ!!」」

 

ライムの一声でネズミはあっさりと身柄を押さえられる。そして基地の建物に入りネズミの部屋に向かう。

 

――執務室(ネズミ)――

 

ライム「なんともまあ高価な物がいっぱいありますね~」

 

ロンデル「支部大佐の給料では足りんな」

 

ネズミの部屋には金銀銅で出来た置物・装飾品や高価な絵画・敷物が大量にあった。

 

ネズミ「こっ、これは私の金で買ったものだ!別におかしくないだろ!?」

 

ライム「………」キョロキョロ…

 

ロンデル「ライム大佐?」

 

ライム「そこのでっかい熊の置物と執務机と本棚を調べて」

 

ネズミ「―っ!?」《ギクゥッ!!》

 

(ラ)海兵「「「はっ!」」」バタバタバタッ!

 

ライム「さて俺は…」

 

ライムは壁に掛けてある絵画に近づく。

 

ネズミ(まっまずい!あそこには金庫が…だが開けるには鍵と暗証番号が必要だ。それに万が一に備えて巧妙に壁紙を張ってある。よく見なければ…チチチチ…(笑))

 

ライム「よっと…」《ガタッ…》

 

ロンデル「何もありませんね…」

 

ライム「え~と…この辺り…あっ、あった」バリバリィッ!!

 

ネズミ「なっ!?」

 

ライム「あったあった」

 

ロンデル「おお…しかしこの金庫は鍵と暗証番号が必要なタイプだな…」

 

ライム「えい」バギィッ!!

 

筋肉は正義。

 

ライム「おーおー、いろいろ怪しい物が大量にあるな。っでこれなに?」

 

ネズミ「いっいや…それは…(汗)」

 

(ラ)海兵「大佐!熊の置物から金のインゴットが!」「机からは宝石が!」「本棚からは高級エロ本が!」

 

ライム「これらは証拠品として押収、ネズミ大佐は身柄を拘束し本部に連行する」

 

ロンデル「はっ!」

 

(ラ)海兵「はっ!」「ほらこっちへ来るんだ!」

 

ネズミ「なっ何をする!?私は海軍大佐だぞ!どうなるか分かって―!」ジタバタ…!

 

ライム「うるさい」バキッ!

 

ネズミ「へぶっ!?」

 

ライムの一撃で静かになるネズミ。そのまま引きずられながら連れていかれていくのであった。あと支部基地の指揮は一時的に大佐の次に高い階級の者に一任することで支障がないように対処した。

 

 ・

 ・

 ・

 

――ココヤシ村――

 

ノジコ「……」

 

ゲンゾウ「どうしたノジコ?ボーっとして?」

 

ノジコ「ゲンさん…別になんでもないよ」

 

ゲンゾウ「もしかしてビンタしたあの海兵のこと気にしてるのか?」

 

ノジコ「―っ!……」

 

ゲンゾウ「気にしすぎるな、あの海兵も許してくれている。お前は今できることをしなさい」

 

ノジコ「うん…」

 

ゲンゾウ「ん?あれは…昼間来た海兵の船!」

 

ノジコ「…!」

 

ゲンゾウ「もしや…」

 

こちらに向かってくる昼間の海兵。その中には昼間にはいなかった手錠を掛けられた状態の海軍基地第16支部の支部長、ネズミ大佐がいた。

 

ゲンゾウ「これは…」

 

ライム「この度は我々海軍の失態によりこの諸島に暮らす皆様にご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。この男には海軍の面目においても厳正な処分を下します」

 

ネズミ「こんな勝手が通るとでも―!」

 

ライム「うっさい」バキッ!

 

ネズミ「へぶあっ!?」

 

ライム「じゃあ先にコイツは連れてってくれる?」

 

海兵「はっ!分かりました!」

 

再び引きずられながら連れていかれるネズミであった。

 

ゲンゾウ「ありがとう…これで死んでいった者達も少しは浮かばれるだろう…ベルメールも…」

 

ライム「ベルメール…?」

 

ゲンゾウ「あんたたちと同じ元海兵さ。ベルメールはこいつ(ノジコ)と今はちょっと諸事情でいないがナミの2人を守ろうとして…」

 

ライム「ゲンゾウさん、そのベルメールさんのお墓とかありますか?」

 

ゲンゾウ「?…ああ、少し歩いた場所に…」

 

ライム「案内をしてもらえますか?」

 

ゲンゾウ「……わかった、いいだろう」

 

ライム「ありがとうございます。ロンデル大尉とあと7名付いて来い。他のものはここで待機せよ」

 

ロンデル「了解しました!」

 

海兵「「「「「はっ!!!」」」」」

 

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 

――ベルメール墓――

 

ゲンゾウ「ここだ」

 

ライム「ありがとうございます。花はないが酒はちょうどよくあったからこれで我慢してほしい」ヌポッ……コトリ…

 

ライムは体から酒瓶を取り出し木で出来た十字の墓標に供える。

 

ライム「ロンデルさん…ラッパ頼めますか?」スッ…

 

ロンデル「ああ、任された!」

 

ライム「では…全員!気をー付けー!!」

 

 ザザッ!!

 

ライム「ライフル隊!弔銃(ちょうじゅう)構え!」

 

 ガチャガチャガチャ!

 

ライム「弔銃…発射!!」

 

 パーン!…パーン!…パーン!…

 

ライフルを持った7人の海兵が空に向けて銃を3回撃つ。そして弔銃を撃ったあとに弔意を示すラッパが吹かれる。

 

 ♪~~♪~♪~~……♪~~♪~♪~………

 

厳粛なメロディがやがて吹き終わる。

 

ライム「ゲンゾウさん、ベルメールさんの最後の階級は?」

 

ゲンゾウ「確か少尉だったはずだ…」

 

ライム「ありがとうございます……全員!気をー付けー!」

 

 ザッ!

 

ライム「自らの命を懸けて大切な者達を守ったベルメール少尉に…敬礼ーー!!」ビシッ!

 

ロンデル「……」ビシッ!

 

海兵「「「……」」」ビシッ!!!

 

ゲンゾウ「ありがとう……ありがとう……ツー…

 

小さな声でお礼をいうゲンゾウ。被っていた制帽を深く被り、頬には小さい涙が伝う。

 

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 

――ココヤシ村――

 

ライム「では我々は本部に戻りますのでこれにて失礼します」

 

ゲンゾウ「ああ…気を付けて」

 

ライム「…ロンデルさん、先にボートに行っててください」

 

ロンデル「分かりました!」コッコッコッ…

 

ライム「ゲンゾウさん、ルフィはどうでした?」

 

ゲンゾウ「知っているのか!?彼を!?」

 

ライム「彼が海に出るまで住んでいた村で面倒を少しばかり…」

 

ゲンゾウ「なるほど…彼はいい奴だった。いずれ大物になるだろうな」

 

ライム「はははっ!それはちょっと海軍的には困るな~(笑)」

 

ゲンゾウと少し話をしているとノジコが何かが入った紙袋を持ってこちらへやって来る。

 

ライム「どうしましたノジコさん?」

 

ノジコ「ん…」カサッ…

 

ライム「これは?」

 

ノジコ「ビンタのお詫び…」

 

ライムが紙袋を受け取り中を見るとたくさんの蜜柑が入っていた。

 

ライム「別に気にしなくても…だけどありがたく頂きます、ありがとう」

 

ノジコ「…うん」

 

ライム「あんまり暗い顔しているとせっかくの美人な顔が台無しですよ(笑)?」

 

ノジコ「なっ!何言って…///!?」

 

ライム「ではゲンゾウさん、失礼します!」

 

ライムは軽く敬礼しボートに乗って軍艦に戻っていく。

 

 サアァァァ…(風の音)

 

ゲンゾウ「いい海兵だったな…」

 

ノジコ「うっうん…//」

 

ゲンゾウ「どうしたノジコ?顔が赤いぞ?」

 

ノジコ「えっ!?そっ、そう//?」

 

ゲンゾウ「まさかノジコお前……あの海兵に惚れたとか言うんじゃないだろうな!?」

 

ノジコ「ちっ違っ!ゲンさん何言って…!?」

 

ゲンゾウ「もしそうならわしは認めん―!」

 

ノジコ「違うって言ってるでしょ!!」ゴン!

 

ゲンゾウ「……」チーン…

 

ノジコ「まったくもう…//!!誰が惚れたなんて…《プンプン!》……悪い気はしないけど…

 

なにやら新しい風が吹いて様々な事が回り始めそうな雰囲気である。そう、それは風車のように…

 

 

 

 




今年も頑張って投稿します!
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