東方大魔法   作:鮭好きの子猫

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最後にお知らせあります。


第十七話 昔話①

魔希「あっそびに来ったよ〜!」

 

暇だったから、紅魔館に、遊びに来ちゃった! 何しようかな?

 

エリー「あっ魔希〜!」

 

フラン「何で遊んでくれるのー?」

 

エリー「そういえばさ、前、パチュリーの、昔の話聞かせてくれるとか、言ってなかったっけ?それ聞かせてよー!気になってたんだよー!」

 

魔希「確かにそうだね。じゃあ話そうかな。あ、レミリアも呼んで来なきゃだね」

 

 

エリー「あっ!それなら私言って来るよ!」

 

レミリア「ん?パチェの、昔の話?そういえば何か前言ってたわね」

 

魔希「じゃあ始まるよー!あっ、椅子座る」

 

エリー「よっこいしょ!」

 

フラン「どっこいしょ!」

 

レミリア「ふぅ〜」

 

魔希「じゃあ始めるね〜」

 

 

 

 

 

 

パチェ「魔希〜!おはよー」

 

魔希「おはよー。そういえば今日は体育祭だね」

 

パチェ「あっ!嫌だー。私、リレーの選手じゃん」

 

 

 

一日前

 

先生「明日は体育祭です。選手を、一班一人決めて下さい」

 

全員「はーい!」

 

私の班

 

悪杉くん「俺無理ー」

 

悪杉くんとは、私のクラスの中で一番運動神経良いけど、ちょっと意地悪。イタズラの知恵は高いとか......⁉︎

 

優魔くん「ぼ、僕も。運動神経悪いし.....(これで負けちゃったらみんなに.....)」

 

優魔くんとは、私のクラスで、班も結構同じになった事があって、優しい。悪杉くんとは、正反対で、運動神経はそんな、って感じ。裏では意外と人気だとか......⁉︎

 

魔希「私も〜!違うやつやるし」

 

私は、パチェと違って運動神経良いから、いっぱい選手になってるんだよねー。

 

パチェ「え、え?みんな私にやらせようとしてない?私も無理ー」

 

いやでも、パチェもやんなかったら誰やんの? って感じだよねー!

 

悪杉くん「だめ。俺は無理で、優魔も無理。それで魔希も無理。それだったら残る人は当然分かるよな?パチュリー」

 

悪杉くんが何か悪魔っぽく見えてきた......。

 

パチェ「分かるけど.......」

 

悪杉くん「じゃ誰?」

 

何か、悪杉くんが押してくように、言う。

 

パチェ「私?」

 

悪杉くん「正解〜!分かるじゃん。じゃパチュリーだな。よしみんな!表に書くぞ」

 

悪杉くん、パチパチ拍手して。パチェを馬鹿にしてるのかぁー!

 

パチェ「やだぁぁぁ!」

 

優魔くん「ほら、悪杉くん!パチュリーさん、嫌がってるよ。本人が良いって言わなきゃ書いちゃだめだよ。パチュリーさんが可哀想だよ。それなら....僕がやるよ!悪杉くん!」

 

うん......。優魔くん優しい。パチェが赤くなってる気が......。

 

悪杉くん「あ、ごめ。もう書いちまった。だめだった?」

 

うわぁぁぁっ! 悪杉くん! 優魔くんが折角優しく接してあげてたのに! 何も無くそうとしてるのか......?

 

優魔くん「........」

 

パチェ「....ならさぁ、私に走るコツ教え...ゲホッ!ゲホゲホッ!」

 

悪杉「んー?ごめん聞こえなかった〜」

 

確かに私もよく、何も聞こえなかったけど。

 

魔希「大丈夫?」

 

パチェ「だ大丈ゲホッ!」

 

悪杉くん「じゃとにかく紙....、先生のとこ置いてくるわ」

 

 

 

 

 

 

当日

 

ザワザワ....

 

アソコイマコラヤルミタイイコ-? イイネ!イコイコ

 

ア-ワタシ,センシュニナッテナイヨ- ワタシナッタ-

 

オレアソコイク ガンバッテ!アクスギクン!

 

アソコリレ-スルンダッテワタシノトモダチデルカラミニイコ?イイヨダレナノ?オシエテ

 

アッアソコニマキサンイルヨ!エ?ドコドコ?サインシテモライタイ

 

ある先生『えー、聞こえてますー?今から、運動場でリレーをします。ぜひみて下さい。それと、リレーの選手の皆さんは、直ちに運動場にお集まり下さい』ピ-ポンパ-ポ-ン

 

おー! 今から、パチェの出番だぁー! よし、見に行くぞ!

 

魔希「あー、ちょっと良いー?」

 

そこに居た普通の魔法使い「あっ!魔希さん!私、魔希さんの、大ファン何です!ちょっとサイン下さい!」

 

あれぇ。私、ファン出すようなこと、したっけ〜? 全然覚えてないナー。

 

魔希「ほい」

 

魔法でチャチャっと出したサインを渡して、よしいざ出発!

 

魔希「おっ!」

 

良いとこ取れた! あの私の大ファンさん、良いとこ持ってたじゃん! パチェは一番左側って言ってたから、(無理矢理言わせた)丁度良い場所だね!ここは、左側めちゃくちゃ見やすい!

 

銃撃つだけの人「」バァ-ン!

 

ぐっはぁっ! めっちゃ鼓膜破れそう! 一番近いから見やすいけど、一番近いからめっちゃうるさいんだ! その事考えてなかった! あっ! パチェだ、パチェ! さーて、パチェは何位かなぁー?

 

発表する人「結果発表です。一位、〇〇さん、二位、△さん、三位......」

 

え? 誰なの? ここまでで、パチェが出てないんだけど! もしかして、それ以下っていう事は......? 無いよねぇ......?

 

発表する人「コホン。三位は......□さんです!呼ばれた人は上がってきて下さい!」

 

〇〇さん「いえーい!」

 

〇〇さんは、何て言うんだろ......。うん。普通の人かな。

 

△さん「ふむ。二位になってたとは」カチャリ

 

△さんは、真面目そー。どう見ても真面目〜。眼鏡かけててね。

 

□さん「いえー!やったぁー!」

 

□さんは、女の子で、元気っぽい。

 

発表する人「では、トロフィーを」

 

〇〇さん「ありがとう!」

 

△さん「ありがとうございます」

 

□さん「やったぁー!ありがと〜」

 

うん。何か〇〇さんと、□さんは、もうちょっと丁寧に言おうよー!

 

 

 

先生『えー。皆さん、体育祭は、楽しかったです「カァー」......』

 

あ、丁度、先生が、“かぁー? ”って言う時に、カラスが“カァー”って鳴いたんだけど! ちょっと待って! 先生の顔やばい! 鬼みたいになってる! もう、先生は、鬼かもしれないよってほど、鬼みたいになっちゃってるよぉ!

 

先生『えー、カラスが邪魔してきたので、もう一度言いますね。ちゃんと聞いていたら分かるかもしれません。皆さん、今年の、体育祭は、楽しかったです「カァー」......!』

 

あっ、また、丁度“かぁー? ”って言おうとした部分でカラスがが鳴いたよ! 凄い、偶然だよね! 二回も先生が“かぁー? ”って言う部分でカラス鳴くと思う〜? 思わないよねぇ。つまりは、めちゃくちゃ、随分、凄いって事だぁっ! ......ふぅ。なんか、これ言ったら、喉が痛くなった......。どうしよう。

 

先生『あー、もう!次、先生が、“かぁー?”って言った時に、カラスが鳴いたら、もう言いませんからね!ちゃんと聞いてて下さいよ!カラスが鳴かなくても、皆さんが話してたら、意味ないんですからね!分かってますか⁉︎』

 

全員「はーい。分かってまーす」

 

先生『なら宜しい!じゃあ言いますよ!皆さん、顔はこっちに向いてますよね⁉︎あっ!君!こっち向いて!君!そうそう君君!よし。こんな感じで良いだろう。もう、カラス鳴かないで下さいね!......最後ですよ。生徒の皆さん、今年の、体育祭は、とっても、とっても、楽しかったです「カァー」......‼︎』

 

あっ、また鳴った。もしかして、ずっと同じカラスがやってるのかなぁー? それなら、ずっと、カァカァー鳴いてるんだね。さっきの私みたいに、喉枯れるよー。気をつけてねー。あっそうだ。先生......。さっき、もう言わない、これで最後とか言ってたのに、どうするんだろう......?

 

先生『もう言いません!帰ってどうぞ!解散ですっっっ!』

 

あっ、先生諦めちゃった! まぁそうだよねー!何回も何回もカァカァー言われたら!

 

 

 

お知らせ!

 

魔希「ちょっと時間がないので、短く説明します。絵ができたらしいですよ!」

 

パチェ「いえー」

 

魔希「その絵がこちら!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

魔希「写ってるぅー?」

 

パチェ「と言う事で、お知らせ終わりです」


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