魔希「あっそびに来ったよ〜!」
暇だったから、紅魔館に、遊びに来ちゃった! 何しようかな?
エリー「あっ魔希〜!」
フラン「何で遊んでくれるのー?」
エリー「そういえばさ、前、パチュリーの、昔の話聞かせてくれるとか、言ってなかったっけ?それ聞かせてよー!気になってたんだよー!」
魔希「確かにそうだね。じゃあ話そうかな。あ、レミリアも呼んで来なきゃだね」
エリー「あっ!それなら私言って来るよ!」
レミリア「ん?パチェの、昔の話?そういえば何か前言ってたわね」
魔希「じゃあ始まるよー!あっ、椅子座る」
エリー「よっこいしょ!」
フラン「どっこいしょ!」
レミリア「ふぅ〜」
魔希「じゃあ始めるね〜」
パチェ「魔希〜!おはよー」
魔希「おはよー。そういえば今日は体育祭だね」
パチェ「あっ!嫌だー。私、リレーの選手じゃん」
一日前
先生「明日は体育祭です。選手を、一班一人決めて下さい」
全員「はーい!」
私の班
悪杉くん「俺無理ー」
悪杉くんとは、私のクラスの中で一番運動神経良いけど、ちょっと意地悪。イタズラの知恵は高いとか......⁉︎
優魔くん「ぼ、僕も。運動神経悪いし.....(これで負けちゃったらみんなに.....)」
優魔くんとは、私のクラスで、班も結構同じになった事があって、優しい。悪杉くんとは、正反対で、運動神経はそんな、って感じ。裏では意外と人気だとか......⁉︎
魔希「私も〜!違うやつやるし」
私は、パチェと違って運動神経良いから、いっぱい選手になってるんだよねー。
パチェ「え、え?みんな私にやらせようとしてない?私も無理ー」
いやでも、パチェもやんなかったら誰やんの? って感じだよねー!
悪杉くん「だめ。俺は無理で、優魔も無理。それで魔希も無理。それだったら残る人は当然分かるよな?パチュリー」
悪杉くんが何か悪魔っぽく見えてきた......。
パチェ「分かるけど.......」
悪杉くん「じゃ誰?」
何か、悪杉くんが押してくように、言う。
パチェ「私?」
悪杉くん「正解〜!分かるじゃん。じゃパチュリーだな。よしみんな!表に書くぞ」
悪杉くん、パチパチ拍手して。パチェを馬鹿にしてるのかぁー!
パチェ「やだぁぁぁ!」
優魔くん「ほら、悪杉くん!パチュリーさん、嫌がってるよ。本人が良いって言わなきゃ書いちゃだめだよ。パチュリーさんが可哀想だよ。それなら....僕がやるよ!悪杉くん!」
うん......。優魔くん優しい。パチェが赤くなってる気が......。
悪杉くん「あ、ごめ。もう書いちまった。だめだった?」
うわぁぁぁっ! 悪杉くん! 優魔くんが折角優しく接してあげてたのに! 何も無くそうとしてるのか......?
優魔くん「........」
パチェ「....ならさぁ、私に走るコツ教え...ゲホッ!ゲホゲホッ!」
悪杉「んー?ごめん聞こえなかった〜」
確かに私もよく、何も聞こえなかったけど。
魔希「大丈夫?」
パチェ「だ大丈ゲホッ!」
悪杉くん「じゃとにかく紙....、先生のとこ置いてくるわ」
当日
ザワザワ....
アソコイマコラヤルミタイイコ-? イイネ!イコイコ
ア-ワタシ,センシュニナッテナイヨ- ワタシナッタ-
オレアソコイク ガンバッテ!アクスギクン!
アソコリレ-スルンダッテワタシノトモダチデルカラミニイコ?イイヨダレナノ?オシエテ
アッアソコニマキサンイルヨ!エ?ドコドコ?サインシテモライタイ
ある先生『えー、聞こえてますー?今から、運動場でリレーをします。ぜひみて下さい。それと、リレーの選手の皆さんは、直ちに運動場にお集まり下さい』ピ-ポンパ-ポ-ン
おー! 今から、パチェの出番だぁー! よし、見に行くぞ!
魔希「あー、ちょっと良いー?」
そこに居た普通の魔法使い「あっ!魔希さん!私、魔希さんの、大ファン何です!ちょっとサイン下さい!」
あれぇ。私、ファン出すようなこと、したっけ〜? 全然覚えてないナー。
魔希「ほい」
魔法でチャチャっと出したサインを渡して、よしいざ出発!
魔希「おっ!」
良いとこ取れた! あの私の大ファンさん、良いとこ持ってたじゃん! パチェは一番左側って言ってたから、(無理矢理言わせた)丁度良い場所だね!ここは、左側めちゃくちゃ見やすい!
銃撃つだけの人「」バァ-ン!
ぐっはぁっ! めっちゃ鼓膜破れそう! 一番近いから見やすいけど、一番近いからめっちゃうるさいんだ! その事考えてなかった! あっ! パチェだ、パチェ! さーて、パチェは何位かなぁー?
発表する人「結果発表です。一位、〇〇さん、二位、△さん、三位......」
え? 誰なの? ここまでで、パチェが出てないんだけど! もしかして、それ以下っていう事は......? 無いよねぇ......?
発表する人「コホン。三位は......□さんです!呼ばれた人は上がってきて下さい!」
〇〇さん「いえーい!」
〇〇さんは、何て言うんだろ......。うん。普通の人かな。
△さん「ふむ。二位になってたとは」カチャリ
△さんは、真面目そー。どう見ても真面目〜。眼鏡かけててね。
□さん「いえー!やったぁー!」
□さんは、女の子で、元気っぽい。
発表する人「では、トロフィーを」
〇〇さん「ありがとう!」
△さん「ありがとうございます」
□さん「やったぁー!ありがと〜」
うん。何か〇〇さんと、□さんは、もうちょっと丁寧に言おうよー!
先生『えー。皆さん、体育祭は、楽しかったです「カァー」......』
あ、丁度、先生が、“かぁー? ”って言う時に、カラスが“カァー”って鳴いたんだけど! ちょっと待って! 先生の顔やばい! 鬼みたいになってる! もう、先生は、鬼かもしれないよってほど、鬼みたいになっちゃってるよぉ!
先生『えー、カラスが邪魔してきたので、もう一度言いますね。ちゃんと聞いていたら分かるかもしれません。皆さん、今年の、体育祭は、楽しかったです「カァー」......!』
あっ、また、丁度“かぁー? ”って言おうとした部分でカラスがが鳴いたよ! 凄い、偶然だよね! 二回も先生が“かぁー? ”って言う部分でカラス鳴くと思う〜? 思わないよねぇ。つまりは、めちゃくちゃ、随分、凄いって事だぁっ! ......ふぅ。なんか、これ言ったら、喉が痛くなった......。どうしよう。
先生『あー、もう!次、先生が、“かぁー?”って言った時に、カラスが鳴いたら、もう言いませんからね!ちゃんと聞いてて下さいよ!カラスが鳴かなくても、皆さんが話してたら、意味ないんですからね!分かってますか⁉︎』
全員「はーい。分かってまーす」
先生『なら宜しい!じゃあ言いますよ!皆さん、顔はこっちに向いてますよね⁉︎あっ!君!こっち向いて!君!そうそう君君!よし。こんな感じで良いだろう。もう、カラス鳴かないで下さいね!......最後ですよ。生徒の皆さん、今年の、体育祭は、とっても、とっても、楽しかったです「カァー」......‼︎』
あっ、また鳴った。もしかして、ずっと同じカラスがやってるのかなぁー? それなら、ずっと、カァカァー鳴いてるんだね。さっきの私みたいに、喉枯れるよー。気をつけてねー。あっそうだ。先生......。さっき、もう言わない、これで最後とか言ってたのに、どうするんだろう......?
先生『もう言いません!帰ってどうぞ!解散ですっっっ!』
あっ、先生諦めちゃった! まぁそうだよねー!何回も何回もカァカァー言われたら!
お知らせ!
魔希「ちょっと時間がないので、短く説明します。絵ができたらしいですよ!」
パチェ「いえー」
魔希「その絵がこちら!」
魔希「写ってるぅー?」
パチェ「と言う事で、お知らせ終わりです」