……Sansは…………
にいちゃんは、死んだ
俺様が、人間を止めるって言って聞かなくて
Sansは、「オイラが止めてくる」って言って
その結果、殺された
……俺様にはわからない
貴様には、殺すことで良いことがあるのか?
Undyne、Mettaton……
みんなを、貴様が殺したんだ、人間
……にいちゃんは言ってたよ
貴様が危険だ、って
今思えば、その時にちゃんと言うことを聞いて、Sansと一緒に逃げていれば……
だけど、今は
俺様が……いや
Sansもきっと、同じことをするはずだ
モンスターが集めた6つのタマシイがスケルトンのモンスター、Papyrusの身体に吸収される
対峙するのは、紫色のストライプの入った青い服を着た人間
Papyrusの身体の周りに六色の輪郭が現れ、右目がオレンジに輝く
「やるぞ、人間……」
骨とブラスターが現れ、人間は手に持ったナイフを構える
そうして、戦いが始まった
人間の心臓を骨が貫くまでにはそこまで時間はかからなかった
赤く輝いていた瞳は閉じ、倒れる
Papyrusは、それをただ見つめていた
「これで、終わったんだ……」
展開していたブラスターが消え、Papyrusの右目の光も消え失せる
(……俺様、ちょっと疲れたよ)
Papyrusは柱に寄りかかって座る
(……寝てても、怒られないかな……)
目蓋が閉じ、彼は眠りについた
「ぶか……丈夫か……」
誰かの声によって、意識が目覚め始める
聞き覚えのある、安心する様な声
(この声は……)
焦点が合い、その姿を見たときにPapyrusは困惑すると同時に嬉しさがこみ上げてくる
何故なら、その姿は……
「兄ちゃん……?兄ちゃんなの!?」
自分の愛する兄、それそのものだったのだから
だが
「あー……すまん、オイラは多分お前の兄弟じゃない」
「え……?」
よく見るといつも着ている上着は黒と白のみのカラーで、左目がなく、左腕もない
「目と……腕が……」
「あぁ、これか?元々ないんだ、あんまり気にしないでくれ」
Papyrusがより困惑していると、Papyrusの兄……Sansに似たスケルトンは少し考える様子を見せ
「オイラの名前は
そう言ったANは、笑みを浮かべてPapyrusに手を差し出す
「ほら、ここに居たら風邪ひいちまうぜ?……その上着はちょうど良さそうだけどな」
ANはPapyrusの着ている
「ついてきな、食べ物と寝床ならあるぜ」
ANは歩き出し、Papyrusはそれについて行った……