もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら 作:BLAUFALK
WB正面にガウとファットアンクルから降り展開済みのJ型ザク、F2ザク、A型グフ。
後方からは残存のドップ全機。左からは距離があるもののダブデと護衛のザクキャノン、マゼラアタック、ギャロップの砲撃が届きつつあった。
≪うわ、うわ!なん…数だよ!きりがない!≫
ガンキャノンが伏せた状態で砲撃し、先行し針路を斬り開くアムロとWBの間に雪崩れ込むF2ザクを1機撃破する。
ジャンプして迫るF2ザクがヒートホークでガンキャノンを叩き斬ろうとしたそのとき、シェリー機が撃ち落とす。
≪…イ君、動い…動いて!止まっちゃ駄目!≫
≪こう動かされ……狙いがつけにくいんですよォ!≫
シェリー機は盾を構えつつ移動しながらビームライフルを弾数を稼ぐため最低出力に絞ってガンキャノンとWBに接近させないようカバーし、貫通しないもののザクを行動不能ないし沈黙させる。
アムロ機がスラスターを噴かしつつ翔び跳ね接近し、マゼラトップ砲を撃ちながら距離を取ろうとするJ型ザクをバズーカで吹き飛ばし、また、フォーメーションを組ませる隙を与えずビームライフル一発一発がF2ザクの胴体に吸い込まれる。
次々にMSが爆散し、怯む者も向かってくる者も等しく戦場の花火と散る。
スモークによって視界を奪い、後ろを取っていたはずの
A型グフは次の瞬間には機体を両断されていた。
バルカンで地面を撃って煙幕を張り、駆けながら、そしてビームの一条の光が同時に2機を貫通する。
荒野にそびえ立つ奇岩の影から影へ移動し、あるいはその頂で太陽を背にしてはいくら撃っても撃墜できずに一方的に薙ぎ倒されるジオン将兵らを大いに震撼させた。
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ダブデの司令室でガルマは一度退却し体制を立て直すか、あるいは増援が到着するまで持ち堪えるか判断を迷っていた。
双方が散布するミノフスキー粒子によってSAMが全く当たらず、かといって事前の作戦であるザクが主力となって木馬の足を止めた後に飽和攻撃を行う見通しも立たず_
大隊戦力のすでに40%以上を喪失したのは明らかに木馬の戦力を見定める前に仕掛けた判断ミスであった。
「ガルマ大佐、間違いありません。白いヤツは2機います。それから赤いキャノン付きと大型の戦車もどきが1機ずつ。主に派手な白いヤツが我が隊を全機落とし…パイロット1名以外は全員助かりませんでした」
「…ゲラート少佐、どう思う」
「失礼ながらこのままでは増援が到着する頃にはむしろ我々が殲滅されるかと、小官は思います。」
≪大佐!第2防衛ラインも突破されました!最終防衛ラインに木馬が入りまし…!?て、訂正!白いヤツがこちらに向かいました!!どちらを優先すれば…あああっ白いヤツが!!!!≫
≪何があった?今のは誰だ!?応答しろ!!≫
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≪アムロ!前方………はいい、このままではダブデとギャロップに捕まる、あれを叩い…くれ!≫
≪何か武器を……弾切れ…………で!≫
≪MSデッキ、何か武器は用意できるか?≫
≪ライフルもバズーカも全部出払ってますよ!残っているのは…でも流石にこんな試作品は≫
≪何でもいいと言った!打ち出せ!!≫
ホワイトベースからガンダムハンマーが打ち出され、ライフルとバズーカの回収をシェリーとカイに頼み、それを拾い突撃していく。
止めようと前方を塞ぐF2ザクとマゼラアタックが振り回されたハンマーの餌食となり、先行していたギャロップの2隻が瞬く間に擱坐する。
ザクキャノンが連携して弾幕を張るためそれ以上は近づかず十分に振り回して勢いを付けたハンマーをダブデに投げつけ_後退中の船体はその質量で大きく抉られ、衝撃と共に横転、炎上した。
≪………た!帰………………≫
ホワイトベースから離れ過ぎミノフスキー粒子によって通信が全く聞き取れないが、アムロは帰還する旨を言っていると判断し後退していく。しかし_そこに。
突如ミサイルがダブデの方向からではなくホワイトベースの方向から降り注ぎ、回避しつつ敵機を確認すると
「蒼い機体…!?」