もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら 作:BLAUFALK
同じやり取りの部分は基本的に割愛します。
CCAアムロが徐々に覚醒していきます。
一風呂浴びて2階でバッグに詰め込んで仕度を終える頃にはまたフラウが一階にやってきた。
「アムロまだー?もしかしてまた寝てる!?」
「すぐ行くよ、外で待ってて」
あれはたぶん何かの悪い夢だったのだろう…
寝覚めの悪い夢…
SF映画の観すぎか、はて、最後に観たのはいつだったか。
エレカを表に回しフラウを載せて言われた場所まで転がす。
やたらと不馴れすぎる運転なのはたぶん気のせいだ。
乾ききらない髪をクシャクシャと掻きつつ欠伸ひとつ。
しかし_
この円筒のコロニーにて緑はいくつもあるが、そのなかハッキリと形が見えないが違和感を覚える物体ふたつ_が地表へ落ちていく様子を見逃さなかった。
「何だあれ…」
「何か言ったアムロ?」
「いやほらあそこ、見えるかい?」
「ちょちょっと!よそ見しないでよ!?あっ、でも何かしらあれ…人?」
怪訝な視線を送るが建物や緑に遮られ、到着する頃には見失ってしまった。
既に大勢が並んでおり、急ぎその列に加わわろうと向かったその瞬間_
轟音とともに何かが破壊される爆発が起こった。
それは連続して起こり、逃げ惑う自分達の先方が巻き添えとなり、フラウの祖父と母が無惨に倒れる。遅れて到着したのは幸か不幸か。
フラウに活を入れ、そして道中拾ったファイルを携え、父の後ろにあった見たことのあるモビルスーツへと走る。
「こっ、これは…こんなものを…動かせるのか?」
乗り込んでシートに座り、手が懐かしいと感じるレバーとパネルを手際よく立ち上げていく。
「こいつ…動くぞ」
正面に見据えた、こちらに構えを向けたまま止まっているザクへ60mmバルカンを発砲する。
しかし当たらない、いや次は当てる。
「照準がズレてる!少し右……そこ!!」
ザクがこちらに向けたマシンガンを破壊し、たじろいだ隙に機体を立たせる
「ザクごとき!来るか!?」
ザクが壊れたマシンガンを捨て徒手空拳で向かってくる。もう一機のザクが止めようとしていたがそれを振り払って。
バルカンで胴体を狙ってもシールドを前面にして向かってくるため、脚関節を狙い撃ちする。
膝をついたところで蹴り上げ、倒れたところでザクのメインカメラをサーベルで突き、さらに潰れはしないだろうが、コックピットブロックの上を踏みつける。
回線を弄りオープンチャンネルで呼び掛ける。
「武器を捨ててモビルスーツから降りて下さい!コロニー内で戦闘することの意味が分かっているんですか!」
有無を言わさぬ迫力…には程遠い、何せ子供の声である。しかし正論をもう一機ザクにぶつけるが、却ってこちらに突進してくる。
先のザクと同じ運命を辿り、瞬く間にメインカメラを潰し、関節を撃ち抜き、トドメにコックピットブロックへダイレクトに衝撃を与えて沈めた。
「アムロ!そこでなにをやっているんだ!降りなさい!」
父からの回線を通した呼び掛けの直後、コロニーの外からビームが6発、3門分迸り、周囲のモノや倒したザクまでもが吸いだされてしまう。そしてガンダムも耐えきれず外に放り出されてしまった。