もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら   作:BLAUFALK

25 / 29
THE STAGE OF APOCALYPSE ①


CCAアムロがタイムスリップ第24話

ブライトがビッグトレー級の移動司令部からWBへ戻り、伝えられた作戦をもとにブリーフィングを行う。

 

オデッサを地図上で見て上がレビル将軍の主力部隊とし左右から挟撃と撹乱、下がアデン宇宙港へ撤退するであろう部隊の封鎖という布陣である。

 

本艦WBは主力部隊から見て左翼に展開するグリーン・ワイアット中将の指揮下に入り、地雷原除去と対空火器に対する空爆ののちWBは進出、脅威となるトーチカとダブデ等を叩き潰し、部隊の前進を援護する役割が与えられた。

 

作戦の要はガンキャノン3機(エイガーの隊2機と量産型1機)とガンダム2機は先行し障害となるMS等を排除。

そののちWBが前線へ接近、射程が同等の連装メガ粒子砲でトーチカとダブデを捉え次第叩く。

アムロは1号機の改装が終了次第、万一の敵機接近と予備戦力としてスタンバイする。

 

 

 

----------------------------------------------------------

 

 

 

明け方の作戦開始とともに主力部隊のほうでは、ジェットコアブースターとセイバーフィッシュが制空権確保のため出撃する。

 

ドップやドタイ系SFSに搭乗するJ型ザクやグフが迎撃する。

ただし、空では前面投影面積が大きくかつドタイでは機動性に難があるMSはドップよりも目立ち、無数の無誘導爆弾による空対空爆撃を受け食われていく。

投下を狙って機を安定させようと速度を落としたセイバーフィッシュもまた返り討ちとなり墜ちていく。

 

制空権確保を待たずして飛来した爆撃部隊がドップに追われつつ地雷原と対空陣地を吹き飛ばす。

 

ヘビィ・フォーク級と量産型ガンタンクの艦砲射撃でトーチカやミサイル砲台を潰し、前線の進出を援護する。

前線にはレビル将軍のバターン号と同型艦、その左右正面に広く死角をカバーするように61式が隊伍を組み、投入できたジム系MSが少ない連邦軍は突出させることを控え、砲撃と銃弾を掻い潜ってくる敵MSのインターセプトを行う。

 

戦域の丘陵に展開するジオン軍は足の速いドムや陸戦高機動型ザクをアタッカーとしてダブデとギャロップ、ザクキャノン等が援護するものの、位置としてはジオン有利であるにもかかわらず圧倒的な物量差でジワジワと押されていく。

 

 

 

----------------------------------------------------------

 

 

 

エイガー機がドムをガトリングで撃つが、当たらない。ジャイアントバズがシールドを破壊し、ヒートサーベルとビームサーベルが鍔迫り合いとなる。

 

≪くそ!図体のわりに!≫

 

カイ機がその横からキャノン砲でドムの脇腹を穿ち、エイガー機が蹴り倒しつつジャンプで飛び退く。

 

≪スカート付き1機仕留めた!ガンキャノンより扱いやすいかな≫

 

≪後ろだ 伏せろ坊主!≫

 

量産型ガンキャノンを背後から両断を狙ったドムがエイガー機のジャイアント・ガトリングによって蜂の巣となり沈黙する。

 

≪前に出すぎだ、ウチのキャノン隊と合わせろ≫

 

≪少尉はどう見てもソレもて余してるじゃないですか、正直見てられないのよね≫

 

≪ガトリングの砲身が焼きつかないように配慮してるだけだ≫

 

≪武器じゃない、当てるよりも動くんすよ。中尉を見たらどうです?≫

 

≪何を生意気な、ガンダムが負けるはずがないだろ!?≫

 

≪少尉、そこまでにして。熱くなりすぎよ≫

 

≪っ…俺は、冷静だ!!≫

 

そんなやり取りをしつつ行程の2/3まで進出したとき、前方で不審な動きがあった。

 

J型ザク4機と、それを_追撃しているドム3機。

 

≪隊長!駄目です、追い付かれます…あとは俺とジェイクが≫

 

≪隊長さんメイを頼んだぜ≫

 

≪私も残ります、ケン、どうかご無事で≫

 

≪クソッ…ジェーン、ガースキー、ジェイク、すまん!≫

 

ザク3機が反転し、グレーに塗装されたドムと相対する。

 

≪外人部隊風情が!恩を仇で返すのか、そこをどけ!≫

 

≪ほざけよ、ザビ家の三下!≫

 

≪ハッ!屍食たぁよく言ったもんだぜ!≫

 

≪かかってきなさい、このデクノボウ!≫

 

≪…もう許さん、全員始末する。まずはキサマ達からだ!≫

 

ザクがドムと交戦している様相を近辺の連邦ジオン双方が直ぐに気づく。そしてWBの方角へ逃げてくるザク。

 

≪_連邦軍へ!こちらはジオン公国所属ケン・ビーダーシュタット少尉だ、攻撃の意思はない。撃つな!!≫

 

オープン回線でシェリーやエイガーら、ブライトにも聞こえる。

 

≪撃つな、だあ?銃を持ちながら何言ってんだジオン野郎!?≫

 

ガトリングが弾尽きた代わりに、100mmマシンガンでザクをロックオンしたとき咄嗟にシェリーが射線の前に出てシールドで庇う。

続けてガンキャノン隊2機がビームライフルを撃ち、3号機の左上腕が吹き飛ぶ。

 

≪バ、バカな!貴女は何やってんです!?≫

 

≪やめて少尉、状況から見て何か理由があるわ≫

 

≪奴はジオンだ、撃って何が悪い!?≫

 

ザクが持っていたマシンガンを捨て、両手を上げて接近する。

 

≪やめろエイガー少尉。私が話す。これ以上続けるなら軍法会議ものだ≫

 

≪まさか、例の木馬とは…ツイているんだかないんだか。投降もやむを得ないが、そちらに"重要な情報"を持ってきた。頼む≫

 

≪了解しました。投降は受け入れますがケン少尉、何の情報で…≫

 

ケンのザクに対し左側から太い火線が疾り、間一髪で避ける。

それはオデッサ下方で待機していたはずのジム部隊からのものだった。

また、足止めのザクを撃破したドムが後方へ迫る。

 

≪宇宙人に吸わせる空気も食わせるメシもない!捕虜など取るな、殺せ!≫

 

≪あとはキサマだけだ!もろとも部下の所に送ってくれる、死ねい!≫

 

≪くそっ!やはり連邦など信用するんじゃなかった…ならこうするしかあるまい!≫

 

ザクがカイの量産型ガンキャノンを羽交い締めにし、ヒートホークをコックピットに近づける。

 

≪私はブライト中尉だ!友軍へ、攻撃を中止せよ!≫

 

≪やかましい!私はジャマイカン中尉だ。そちらこそ何故撃たないんだね!?≫

 

≪卑怯な!艦長、軍人として撃つべきだ。情報なら残骸から後で取ればいいだろう!≫

 

シェリーが誤射防止装置をカットし、3号機のビームライフルの銃口が2号機をロックオンする。

 

≪やめなさい、これ以上続けるなら撃つわ≫

 

≪ロックオン!?本気か中尉!?≫

 

マグネットコーティング改装がたった今終了_テストを繰り上げぶっつけ本番になるものの、出撃できるよう待機していたアムロがコックピットでそのやり取りを聞いていた。

ザクを確保しますか?

  • はい
  • いいえ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。