もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら   作:BLAUFALK

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アムロの記憶は混濁していますが戦闘の腕前についてはCCAのままです。いわゆる手だけは覚えている…という設定です。


CCAアムロがタイムスリップ第3話

宇宙に諸々と一緒に放り出され、すぐに推進剤量に目線をやるが4分の1程度。ガンダムの航続距離は不明であるものの、また戦闘がある前にコロニーへ戻るべきと考えた。

しかし出てきた穴が瓦礫で塞がりつつあるため、ここから戻ることが躊躇われた。

 

コロニー内へ戻る方法があるとすれば…ベイへ向かうか、あるいはザクが侵入してきたであろう場所を見つけるかのどちらかだった。

 

「この色を、僕は…………あれは!」

 

モニターに映る蒼い宇宙とそこに浮かぶ円筒の大地

そこに似つかわしくない緑の物体が露骨にスラスターを吹かし、おそらく先の撃破した2機を捜しているのだろう。

 

「もう一機いたか!しかし気づかれていない、どうするアムロ…」

 

ザクにしろガンダムにしろ機体本体のレーダーが備わっているもののミノフスキー粒子の影響及び真空に放出されたガス、瓦礫その他が邪魔をしているため有効に機能はしていない。ただしスラスターを吹かしているならば目視で確認できないこともない。

尤も目視で確認するが早いか、勘が働いたか、どちらが先であろうか。

自分も親父テムを捜したいが推進剤が心許ない、自身まで宇宙の迷子になってしまう。

 

破られた外壁の破片に隠れて動かず、ザクが2機を曳航していく様子を待ち、コロニーからザクが出てきた時の進路方向を辿ってハッチより内部へ降りた。

 

「フラウは無事に船に行けたのか…ホワイトベース…」

 

とそこで通信が入る、映像は砂嵐であるが音声のみはノイズ混じりで聞こえる、聞き覚えのある声がする。

 

「ガン……、聞こ……か、…ンダム、応答せよ。こちら……トベース、搭乗員…誰か?」

 

おそらく先ほどのオープンチャンネルを傍受したのだろう、成り行きとはいえ飛び乗って思った以上にうまく動かせてしまった。もしかしていけなかったのか。

 

とりあえず通信がクリアでないことを理由に一旦無線を封止して、トレーラーのあったエレベーター近くまで移動したら開くこととした。こんなところで下ろされて取り残されるわけにはいかない。

 

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「デニム、ジーン、スレンダー、よく戻った」

 

赤い軍服と仮面姿の男と艦の副長が医務室にて凄む。

…特に。パイロットスーツのまま応急手当として包帯がミイラのように巻かれる者が若干1名。

 

「少佐…私の責任であります!どのような厳罰も…」

 

「デニムそれは私の責任だ。まだ彼には荷が重すぎた…そうだなジーン?」

 

「シャア少佐!自分はまだやれます!デニム曹長らに穴埋めを任せ、無様に休んでいるわけには!」

 

「ジーン…貴様が抜けて穴が出来るとでも思っているのか!?そんなに自分がデキるとでも!その結果がこのザマだ!自惚れるなあっ」

 

デニムの鉄拳がジーンの顎を的確に捉え、無重力のままジーンの体が天井にバウンドする。ぐぅの音も出ずジーンはそのまま眠りについた。医務官が悲鳴を上げるが気にも留めない。

 

「それはそうとして少佐、如何します」

 

「ドレン、手はあるよ。ドズル中将からの補給を待っている間にでも潜入する時間くらいはあるだろう。今回は私も行こう。隊員の招集とザクのスタンバイを任せた。」

 

そのままシャアとドレンは医務室を出ていき、デニムとジーンはベットで安静となった。

 

「スレンダー、貴官の具合はどうか?」

 

「はい、デニム曹長。自分は大丈夫であります!」

 

「頼むスレンダー、ジーンがこのとおり利かん坊でな…俺も無様にやられてしまったが。恐らく補給を受けると同時に後送だろう。シャア少佐の指示によく従え。」

 

「了解であります!」

 

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