もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら   作:BLAUFALK

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60mmバルカンて強くないですか。
まあ120mmザクマシンガンでさえモビルスーツには豆鉄砲扱いなんですが。
でも既存の構造物…鉄筋コンクリートにはどうでしょう、戦車なら30mmガトリング砲でスポンジになりますね。
ところで昔PS2戦記にハマってたんです。
旧ザクでガンダム3機相手は流石にキツかった思い出。


CCAアムロがタイムスリップ第5話

「かっ、艦長!子供が、子供がガンダムを操縦しています!」

 

ブライト…さんだ、その名を僕は知っている。

 

「古来15歳の初陣が無かったわけではないが…正規パイロットはどうしたのか?接舷後に上陸したはずだ。」

 

「それが艦長…その、コロニー内に侵入したザクにより対応に充当したクルーの大半を喪失しております。まだ全員のドッグタグの確認は済んでおりませんがおそらくは」

 

「分かった、みなまで言うな。アムロ君、私はホワイトベース艦長のパオロ・カシアス大佐だ。昨日に遡って君から軍への志願を受理したこととし、諸々の問題をうまく収めたい…どうかね?」

 

「僕は兵士じゃありません、けど、このガンダムをうまく使えるんです。よく分からないけど僕がやるべきことだと思うんです。だから僕は同意します。」

 

アムロとしては精一杯の返答をした。

先ほどの戦闘、宇宙で見た蒼…夢がすでに朧気になりつつとも符号するからである。その証拠にこの機動兵器を難なく動かしてしまったからには、使命とでもいうべきものを感じたのだ。

 

「賢明な判断だ。民間人の君にこの難題を申し付けて大人として、軍人として本当に恥ずべき行為であると思う。しかしながら我々がいま生き残るために君も必要なのだ、かたじけない」

 

それはいまこの時も世界中で戦う、未来あったはずの、若人たち全てへ向けた男の矜持。退役が迫り、心身の健康状態を考慮し戦前からジャブローの内勤が続いたがゆえに自身が直面してこなかった現実。ゆえにパオロにとっても精一杯の_隣にいる若き士官候補生に対してでもある言葉であった。

 

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ガンダムへの推進剤補充とビームライフルの装備、メカマンによる簡易的なチェックを済ませ、V作戦の持ち出せぬ機材・備品類の処分を行っている最中にジオン軍の侵入を受けた。セイラ・マスを回収したのち赤いノーマルスーツの追跡を行うが、行うだけでその背中を撃てない。

これ以上コロニーを傷つけることがアムロにはできなかった。対応は艦長らに伝えることで任せ、ガンダムの3機目が工場に残されていることを発見しこれも回収することからコロニー外までは追跡をしなかった。

 

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「両舷微速前進、ミノフスキー粒子戦闘濃度散布!到底戦闘に耐え得る状況ではない、撹乱を行いつつルナ2までの撤退を最優先とする!アムロ君もいいな!」

 

「はい!」

 

「ミライさん、オペレータの指示に従って操舵を行って下さい。オペレーター、指示は早めに頼む。」

 

「左前方の敵、ムサイタイプからミサイル来ます!飛来数2!」

 

「回避を!ミライさん…駄目か、遅い…!」

 

「こちらで狙います!」

 

アムロがバルカンにてミサイルの軌道を読み撃ち落とす。

 

「さらにミサイル…いえこれは、モビルスーツ!ザクが3!うち1機は後続の3倍の速度で接近中!!」

 

「シ、シャアだ…赤い彗星…!アムロ君、君には」

 

「やります!やらせて下さい!!」

 

ビームライフルを構え、出力を最小まで下げて扇状に3発を連射する。赤いモビルスーツのシールドが弾き飛び、右腕がシールドをもぎ取られた衝撃で跳ね上がり、AMBACと加速のままガンダムから見て左斜め上にザクが吹き飛ぶ。

 

「私に当てる!?ビームだと!これほどとは…だが奴は一機!上から私が斬りかかる!スレンダー、マチュウ、両機で横2方向と距離を離しつつランダムに動いて援護しろ!」

 

ザク2機が横軸を囲い、赤いザクが直上から迫る

マシンガンが当たると当たらないとに限らず横の動きを阻止する。

 

「なんて重い…鈍いぞ親父!」

 

アムロが火線を避けきれず、さしてダメージにはならないが各所に120mmが炸裂する。決してアムロが遅いのではなくガンダムが重たいのである。衝撃が各四肢に入るがコックピットへ届くまでに緩和される。

悪態をつきつつ赤いザクがガンダムをキルゾーンに捉える寸前に後方へ宙返りをし、赤いザクの斧が空振る。

ロックオンと姿勢が整うことを待たず手動で右下方にいたザクを通常出力で撃つ。

ザクのふんどし先端に命中し、経たず赤熱化した破孔から一気に光が溢れ爆散する。

 

「マチュウ!!一撃…一撃で撃破だと!あのMSはビーム砲を連射、単射ができて、単射は戦艦並みだというのか、させるか!うお…ッ!?が…!」

 

姿勢がまだ整っていない状態で適当に背中を見せた赤いモビルスーツのランドセルをバルカンで撃つ。2、3発は入った。

 

「アムロ君!帰還したまえ、全力でこの宙域を本艦は離脱する。」

 

「了解!」

 

 

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「少佐!シャア少佐!返事を!ストレッチャー急げ!」

 

シャアはいつも通りノーマルスーツを着用していない。ムサイに収容し、ハッチを外部から開けるとヘルメットとマスクの固定部が割れ、金に近い髪と額から血が流れる、気絶し項垂れたシャアの姿があった。

モビルスーツといえど正面に比べれば背面からの攻撃には弱く、背中に叩き込まれたことでコンパネとシートの間で跳ねるように頭をぶつけた為である。

 

「おい触るんじゃない!脳震盪かもしれない、慎重に医務室へ運べ!」

 

「ドレン艦長!」

 

「今度は何か!?」

 

「それがパプア級のガデム艦長から入電があり、貴艦は要請された補給の実施体制に入られたし、とのことです。」

 

「分かった、木馬を追いつつ補給を行う。進路はトレースのまま。補給時はパプアの船速に合わせろ!いいな」

 

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