もしCCAアムロが一年戦争にタイムスリップしたら 作:BLAUFALK
後半になればなるほどガンダムやジムスナイパーカスタム、ジムコマンドが無尽蔵に量産される鬼仕様に悩まされる…
そんな時期がありました。
(無慈悲な核バズ&コムサイ)
「アムロ君、ここいいかな?」
「アムロ、でいいですよリュウさん。どうぞ」
艦の食堂にて一人で黙々食事をしているとリュウらがやってきて同じテーブルに座った。
「リュウさん、ガンダムの装甲って減らせないんですか?とても機体が重いんです。それから、ビームライフルは強力ですけど機体の出力がもって行かれてしまって。」
「できるわけないだろう…あ、いや装甲や兵装を外すことは出来るはずだが、我々が勝手に手を加えるわけにもいかんしなあ」
「おー?随分ヤル気じゃないのアムロ君よお?またどうして?」
カイからのごもっともな問いに一瞬アムロは言葉を考えた。カイはじめハヤト、フラウ…とあまり親しみはないがセイラさんとどこかのご令嬢だというミライさんと共に志願し、入隊したという扱いになっているが全員とも訓練を受けたわけでもなく、勿論自分もそのはずだ。
特に自分はどちらかというと無口ではないものの会話は少なく、機械弄りが好きな内気な少年というイメージで過ごしてきたのではなかったか。
ただでさえ赤い彗星をノしたことで艦内ではその名を知らぬ者はいないほど有名になってしまっている。
…まだハッキリとしない夢(?)の話などしたら本気でおかしな奴だと思われてしまう。
尤もリュウとパオロの目には明らかにアムロだけが志願した少年少女の中であまりに雰囲気が違って浮いているように映っていたが。
「…そ、そういうカイさんだって何だかんだ言いつつ入隊したじゃないですか。生き残るために何かしたいなーと思っただけです。それだけですよ?」
そう答えて、言った後でのツッコミが入ることを考慮しておらず内心しまったとアムロは思う。
「ほーん…じゃ何でむしろ危ねーこと言ってんだ?俺もあの戦闘はブリッジから見ていたけどよ。機体が重いから装甲を減らす?強力な武器を外す?なに言ってんだか俺にはサッパリだぜ。それがどう生き残ることになるんだ?」
「カイさん、あまり伝わらないかもしれませんけど、ミノフスキー粒子のおかげで誘導兵器はほとんど役に立たないんです。それは連邦もジオンもで。だからもし弾やミサイルを撃っても基本的には直線か放物線かで飛んでいくはずなんですね。で、あるなら機体を軽くすることでより避けやすくなると思うんです。
ビームライフルはザクを一撃で撃破できますが通常出力でたったの15発ですし予備弾装が無くて、これってザクが15機以上いたらアウトじゃないですか。そのわりに機体本体からの出力を持っていくからさっき言った軽くすることで避けるのと合わせて機体の推力にその分の出力を回せばいいんです。」
「お、おう、ちょっとよく分からんが凄いことなんだな?つーか全部当たる前提かよ…。あれ?ならこのカイ・シデン様の愛車予定のガンキャノンちゃんっていらな…」
むしろドン引きさせることになったが、艦が外の爆発と共に揺れ、話はここで中断されてしまう。
≪敵襲!敵襲!第一戦闘配備!!≫
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ルナ2司令室にてジャブローと通信を行っていたワッケインとパオロ。敵の狙いがホワイトベースであることは明白であり、まだジャブローの返事を貰ってはいないものの、出航させる旨をワッケインへ伝えると司令室を発った。
基地要員が慌ただしく廊下を駆け回るなか、手近な下士官にノーマルスーツを着せてもらい、ホワイトベースへ向かう。
「破壊工作での陽動だ。モビルスーツなりミサイルビームが来るはずだ、ドック外の艦は索敵を急げ!基地内の各戦闘機隊はゲート管制からの指示に従い順次出撃、以後は外のジェラルド・R・フォード(トラファルガー級)のCIC指揮下に入れ!」
「司令!コバイユ隊とボスニア隊は出さないのですか!?」
「駄目だ。まだ最高機密であるGMの存在までもが露見するわけにはいかん。出撃は許可できない、連中はまだひよっ子じゃないか!敵をホワイトベースに近づけるな。」
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ジオンにとってはこの要塞を攻撃はできるものの、わざわざ攻略及び制圧したとして既にソロモンがあり、また、地上にてガウやダブデ、ギャロップといった母艦が用意できてからは大気圏外からの降下という危険を犯す必要がなくなったために見逃され続けてきた。
しかし今、艦長であるドレンにとっては木馬をここに閉じ込めておくことで約束された増援の到着の時間を稼ぐつもりであった。未だ医務室にて昏睡する少佐もたぶん同じことをしただろう。
「よーし!工作隊は帰還したな!作戦の第2弾に移行する。スレンダー、デニム機に敵を近づかせるなよ。成功失敗に限らず直ぐに離脱しろ。砲手、タイミングは一度だ。一度で融合炉に当てろ!いいな!ザク発進!!」