ウルトラマンジード×ラブライブ!サンシャイン‼︎ 輝らすぜ!群青‼︎ 作:ラブライダーMEG
ゼロ「怪獣墓場での戦いの後、ベリアルはとんでもないことをしやがったんだ」
ペガ「僕たちの宇宙の地球でクライシス・インパクトを起こしたんだよね」
レム『クライシス・インパクト、かつてサイドスペースと呼ばれる宇宙で地球を中心に起きた宇宙崩壊現象です』
リク「ウルトラマンキングは宇宙の崩壊を防ぐために宇宙と一体化したんだ」
千歌「宇宙と一体化!?ウルトラマンってそんなこともできるの!?」
ゼロ「俺と千歌が一体化してるのと似たようなもんだ。もっとも、キングのジーさんは特別なんだがな」
ペガ「そしてリクの戦いが始まったんだよね!」
リク「そうだ。スカルゴモラが僕たちの住む街に現れ、レムと出会ったあの日から僕の戦いは始まったんだ」
モニターにはリクが初めて変身した時の映像が映し出されていた。*1
***
レム『フュージョンライズ後の名称を決めてください』
リク「ウルトラマンジード!そしてこれは、ジードライザーだ!」
リク「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」
***
リク「あの日から僕は自分の運命と戦っていくんだ。その戦いの中でベリアルを崇拝するストルム星人、伏井出ケイと何度もぶつかった」*2
ゼロ「伏井出ケイは普段は小説家ってのをやってたんだ。だが、アイツの書いた本は俺とベリアルの戦いを都合の良いものに書き換えた物だった。まったく、食えないヤローだったぜ」
***
リク「僕には仲間がいる!帰る場所も!僕は僕の人生を生きてる!誰にも価値がないなんて言わせない!」
ケイ「貴様が価値あると信じているすべてのものはクズだ!薄っぺらいお前のような存在にはお似合いだがな!」
リク「……かわいそうな人だ!」
ケイ「なんだと……」
リク「あなたには何もない!空っぽだ……」
ジード『ビックバスタウェイ!!』
ジードの放った光線がペダニウムゼットンにライズしていた伏井出ケイを貫いた。
***
リク「そして、ベリアルは更なる力を得て地球にやってきたんだ」
レム『ベリアルアトロシアスとなった彼の力は強大でした』
ゼロ「俺たちは力を合わせてベリアルを弱体化させることに成功した。だが、俺もジードも限界だったんだ」
ペガ「ウルトラの父が来てくれなかったらどうなってたか……」
リク「ウルトラの父の協力もあって、僕は態勢を整えることができた。そして、僕は最後の戦いに挑んだ」*3
***
リク「何度も何度もあなたは生き返り……深い恨みを抱いて……疲れたよね?もう終わりにしよう」
ベリアル『分かったことを言うな!』
ジード『レッキングバーストォォォォォォ!!』
ジードの放った光線がベリアルを直撃。
ベリアル『ジィィーーーードォォォォ!!』
ベリアルの断末魔が響き渡った。
ジード『さよなら、父さん……』
***
千歌「ねぇ、リクさん……リクさんは辛くなかったの?」
千歌が消え入りそうな声で尋ねた。
リク「辛かったよ……辛くて苦しい戦いだった」
千歌「じゃあどうして……!どうしてリクさんは戦えたの?」
リク「みんなを守りたかったから……それに僕には支え合う仲間の笑顔があったから」
千歌「仲間……?」
リク「うん、一緒に戦ってくれる仲間がいたから、僕は運命をひっくり返せたんだ。千歌ちゃんにもいるでしょ?大切な仲間が」
千歌「うん!」
先程までの不安に押しつぶされそうな少女の姿はどこにもなかった。
千歌「ところで、ちょっと気になってたんだけど、ベリアルもウルトラマンなんでしょ?どうして悪者になっちゃったの?」
ゼロ「その話をするには俺たちの故郷でかつて起こった大きな戦いの話をしなくちゃならねぇ……今からおよそ3万年前……俺の親父、ウルトラセブンも生まれる前の話だ。ベリアルが闇に堕ちたきっかけ、それは光の国で起こった戦争だったんだ」
レム『ウルトラ大戦争。ウルティメイトウォーズとも呼ばれる戦いです。暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人を名乗る宇宙人が光の国へ侵攻したことで戦いは始まりました』
千歌「どうしてエンペラ星人はウルトラの星に攻めてきたの?」
リク「エンペラ星人の故郷の星は太陽の消滅によって滅んで暗黒の星となってしまったんだ」
レム『同じようにウルトラの星も太陽が消滅してしまいましたが、人工太陽プラズマスパークの開発によって難を逃れていました』
ゼロ「孤独の中、心の闇を大きくしていったエンペラ星人はやがてウルトラの星の存在を知った。そして、同じような運命を辿りながらも繁栄していたウルトラの星に対して激しい憎悪を抱いたんだ」
千歌「なんだか……かわいそうだね……もしもエンペラ星人に仲間がいたら、何か違ったのかな?」
ゼロ「さぁな……もしかしたら、エンペラ星人も俺たちと同じように光の戦士として戦ってたかもな……」
レム『このウルトラ大戦争で武功を上げた2人のウルトラマンがいました。1人はウルトラマンケン。後にウルトラの父と呼ばれるようになるウルトラマンです。エンペラ星人を追い払うことに成功した彼は、この戦いを機に設立された"宇宙警備隊"の隊長に任命されます』
ゼロ「ウルトラの父は今でも宇宙警備隊の大隊長として大活躍してるんだぜ」
リク「ウルトラ大戦争で大活躍したもう1人のウルトラマン。それが僕の父さん、ウルトラマンベリアルだ」
レム『しかし、この戦争でベリアルはエンペラ星人の圧倒的な力に魅了されてしまいます』
ゼロ「その上、どんどん出世していくウルトラの父に嫉妬の念を抱きはじめたんだ。その心の闇はどんどん膨れ上がっていった。そしてついに、プラズマスパークの力に手を出そうとしたんだ……かつての俺のようにな……」
ゼロは複雑な表情を浮かべていた。
レム『そしてウルトラの星を追放されたベリアルはその心の闇に付け入られてしまいます。かつて何万年にも渡って宇宙を支配していた邪悪な怪獣使い、レイブラッド星人に取り憑かれてしまったのです』
モニターにはレイブラッド星人の力を受け苦しむベリアルの姿が映し出されていた。その銀色の身体は黒く染まっていた。
リク「ここから先はさっき話した通りだ。ゼロたちと何度も何度も戦った。そして、僕が……」
千歌「リクさん……」
ゼロ「さぁて、なんだかしんみりしちまったな。なんか楽しい話でもしようぜ!」
千歌「それだったらコレ、見ようよ!」
そう言うと、千歌はバッグからDVDを取り出した。
千歌「μ'sのライブ!μ'sはすっごいんだよ!!」
こうして星雲荘ではμ'sのライブ観賞会が行われた。これをきっかけにμ'sにハマったゼロが、ウルトラの星でウルトラマンタイガにμ'sを布教したのはまた別のお話……
宇宙のどこかでとある宇宙人が通信をしていた。
『ただいま地球に向かっております。……ええ。……準備は怠っておりません。もちろん彼らの妨害も計算に入れております』
宇宙人は不敵な笑みを浮かべていた。
そして最後に彼はこう言って通信を切った。
『必ずや期待に応えてみせましょう……陛下……』
ウルトラマンZ第15話を見て、ジード側の時系列設定を「ニュージェネクライマックスの後」から「ウルトラマンZ第15話の後」に変更しました。それに伴って、本文を一部訂正しています。ご了承ください。
物語もいよいよクライマックスです。残り4話で完結する予定ですが、もしかしたら前後編に分かれるかもしれません。もう一度、この残り4つのエピソードをじっくり構成しなおしますので、少し更新が遅くなるかもしれませんが、今年中に完結させる予定です。次回も楽しみにしていてくださいね。