イリヤ「こんばんわお兄ちゃん、これで会うのは二度目だね」
辺り一面が暗い夜につつまれている中街灯に照らされている銀髪の少女がいた、そしてその後ろには身長3mはあろう巨体を持った人間のような者もいる
和哉「何かすげぇデカイ奴が後ろにいるけど、あれなんだ?」
そう軽く指をさし隣の遠坂に質問する、遠坂の方は顔を青ざめ警戒していた
遠坂「やば!あいつ桁違いだわ!」
イリヤ「初めまして凛、私はイリヤ、イリヤフィール フォン アインツベルン、って言えばわかるよね?」
自分のスカートを両手でつまみ軽く上げお辞儀をしながら自己紹介をする、中々に気品がある少女だ
遠坂「っ!」
イリヤ「これ以上の挨拶はもういいよね?」
イリヤ「だってどうせ消えるんだから」
お互いの空気が冷たくなっていくのを感じた、どちらかが動けば始まってしまう、すると和哉が悪態をつきながら少女に言葉を放つ
和哉「何だよこいつ、ガキのくせして偉そうだ」
イリヤ「当然でしょ、私は強いんだから」
和哉「そのおデカイのが強いの間違いじゃないのか?いかにも人間の姿した何かだからな、あんまり変な勘違いはしない方がいいぜ」
和哉「んで俺らになんのよう?これからいい雰囲気で帰ろうしてるだけど」
なるべくなら穏便にすませたい、聞いた話ではセイバーは本調子じゃない、しかも遠坂の反応からするとかなりヤバイやつが相手だ、そうなってくると戦闘は避けたかった
イリヤ「何言ってるの?マスターが会ったらやることは一つじゃない」
和哉「ご挨拶のハグでもすんのか?だったら身長がたりねぇな、三十センチ位伸ばしてから出直してこい」
イリヤ「あなた普通の人の癖に生意気ね」
和哉「これが取り柄なんで」
これは避けられそうにない、心の中で舌打ちしながら少し警戒しておく
イリヤ「でも、いつまでその口、叩けるのかな?」
こちらに不気味な笑みを見せる、すると後ろにいる大男が少し前屈みになった
イリヤ「やっちゃえ」
すると後ろにいる大男の体が膨らんだ、赤く膨らみ筋肉が増えさらにごつくなった、しかもまるで獣ような声を漏らしこちらを睨み付けている
和哉(あぁ、これヤバイな)
見ただけでヤバイとわかるオーラ、まるで格の違いを見せつけられているようだ、そして最後に女の子が言う
イリヤ「バーサーカー」
セイバー「下がって!」
そうセイバーが言った瞬間、目の前にいたバーサーカーが雄叫びをあげながらこちらに突っ込んできた、そしてセイバーに剣を振り下ろした、セイバーはそれを受け止め地面にクレーターが出来る
セイバー「はぁっ!」
それを押し退け後ろに飛ぶ、それわ追いかけるように剣を振り回しながらバーサーカーは突っ込んでいく、それを自分の武器で防ぎつつすぐそばにある電柱に乗りイリヤ目掛けて飛んでいく
セイバー(もらった!)
だがその間にバーサーカーが現れる、そして横に大振りの一撃を放つ
セイバー「っ!」
それを受け止めるが吹き飛ばされた、着地しお互いに距離をとるが、突然セイバーが肩を押さえだして膝をついた
士郎「あれは」
和哉(そうか、あの槍のやつがまだ……)
どうやらランサーとの戦いの傷が癒えてなかったらしい、長期戦は難しそうだ
イリヤ「これで終わりだね、やっちゃえ!」
そう言うとバーサーカーがセイバーに突っ込んでいく、セイバーは何と構えて迎え撃とうとしたその時
和哉「おらぁぁ!!」
和哉がバーサーカーにむかって跳び蹴りを放っていた
遠坂「な!?」
イリヤ「え?」
バーサーカーは一度立ち止まり今蹴ってきた男を確認した、やはり固すぎたのだろうか足を押さえながら地面にのたうち回っている
和哉「いってぇぇぇ!?何でこんなにかてぇんだ!?」
セイバー「な、何をしている、下がれ!」
和哉「な、なに強がってんだ、一対一より二対一だろ?」
セイバー「貴様が加わった程度でどうにかなるやつでは!」
和哉「おあいにくさま、目の前で女やられてるのは黙ってみるたちじゃないんでね」
イリヤ「はぁ、バーサーカー、適当にやっちゃって」
すると恐ろしい速度で剣を振り下ろしてきた、遠くからみるのと近くから見ると訳が違う、それをギリギリ横に転がるようによけた
和哉「ひぇっ!」
そんな情けない声をあげながらそして姿勢を立て直し蹴りを放つ、狙いは男の大事な所
和哉「おらぁ!」
だがまるで鋼鉄を蹴ったような痛みが走った
和哉「いってぇ!?お前ちゃんとつけとけよ!?」
そう冗談をいいながら足を抑えていると左手を振りかざしてきた、それを手を回転させるようにして当て軌道をずらす、そしてそこから顎目掛けてのハイキックを放つ
和哉「せりゃぁぁ!!」
そしてまた足を押さえる
和哉「ぐおぉぉっ!」
イリヤ「……何がしたいの?」
和哉「な、何、ちょっと足の調子が悪くてな、調子を確かめてたのさ」
和哉(弱点らしい所ねぇし何だこいつ!?)
セイバー「せりゃぁぁぁ!!」
そして横からセイバーが入ってきた、武器を振りかざしバーサーカーはそれを受け止めはね除ける、セイバーは着地すると直ぐ様突っ込み懐に入ろうとするがバーサーカーがそれを許さない、何回か打ち合いセイバーが吹っ飛ばされるとバーサーカーがそこに追撃を加えようとした
セイバー「くっ!」
当たるところに剣を置き衝撃に備える、だがその振りかざそうとしている腕を和哉が蹴った
和哉「おらぁぁ!!」
セイバー「!?」
すると少し軌道がそれセイバーの真横を通りすぎ地面に剣が叩きつけられる
和哉「け、俺がサポートとはね」
セイバー「き、貴様」
和哉「言ったろ?一対一より二対一が楽だってな」
そう言い構える、イリヤは少しむすっとしながらあまり覇気のない目でこちらを見ていた
セイバー「……貴様、名は?」
和哉「こんな時に?……和哉だ」
セイバー「そうか……和哉、助かった」
和哉「おぉ、素直に言えるんだな」
その様子を見ていたイリヤが深くため息をつく、まるであきれてるかのように
イリヤ「バーサーカー、とっととやっちゃって」
そう言うとうなり声をあげながら突っ込んでくる、セイバーが真正面から挑み打ち合うがやはり本調子ではないぶん劣性だ、また弾き出され吹っ飛ばされ壁に叩きつけられた
セイバー「かはっ!?」
するとバーサーカーは狙いを変え和哉の方に迫る
和哉「まじ!?」
和哉は構えて応戦しようとしたが最初とは違って仕留めるきできたので数回避けて隙が出来てしまった瞬間左手で殴られ吹っ飛ばされた
和哉「ぐぉぉっ!?」
腕で受け止めたが嫌な音がした、それを聞きながら地面に叩きつけられる
和哉「けほっけほっ!」
士郎「和哉!!」
心配そうに士郎たちが駆けつけてきた
士郎「大丈夫か?」
和哉「だ、大丈夫に見える?」
士郎「す、すまん」
士郎たちがそんなやり取りをしていると何かが転がってきた、その音がしてきた方を見るとセイバーが血を流していた
士郎「セイバー!」
セイバー「こ、来ないで!」
武器を突き立てそれを杖代わりにして立ち上がる、自分から出てきた血が武器にもかかりその形状が見えてくる
和哉(やっぱり、剣か)
イリヤ「バーサーカー、そいつ再生しちゃうから」
口は動いているが表情が一切変わってない、それを不気味に感じてしまう
イリヤ「首を跳ねなさい」
和哉「ち!」
遠坂「は!」
和哉が駆け出そうとしたとき遠坂が自分の手の先に黒い塊を作りそれをバーサーカー向けて放った、だが当たってもまるで聞いておらずなんどやってもただ当たるだけで終わってしまう
遠坂「やっぱり固すぎる!」
和哉「こなくそぉ!」
遠坂「大人しくしてなさい!」
腕もそうだが足も痛めたのだろうか、中々体が言うことをきかない、バーサーカーがセイバーに迫る、そして目の前に行くと腕を掲げそれをセイバーに振り下ろそうとしたその時
士郎「うぉぉぉぉぉ!!!!」
遠坂「え!?」
和哉「馬鹿!!」
士郎は叫び声をあげながらセイバーを突飛ばした、そこにバーサーカーの剣が近づいて行く、そして当たると嫌な音が辺りに響く
和哉「士郎!!」
士郎が辺りに血を撒き散らしながイリヤの方に転がっていっま、その場でピクリとも動かず地面に血を広げていく、さっきの光景を見たイリヤは驚いているようだ
イリヤ「な、なんなのこれ?こんなの、つまんない」
そして少し顔をむすっとしながらサーヴァントに命令を出した
イリヤ「もういい!バーサーカー」
するとバーサーカーは消えイリヤは後ろに振り返り帰ろうと歩き出す、だが言い残したい言葉があったのか立ち止まり遠坂たちの方を向きこう言った
イリヤ「次あった時は、殺すから」
そして彼女たちは立ち去って行った、そして姿が見えなくなると和哉が士郎に駆け寄る
和哉「馬鹿が、そういう時は一緒に転がればよかったのに!」
そして傷を見てどのくらい深いのかを見る、だが重症なのは間違いない、あの攻撃を受け身や防御もせずにまともに喰らったんだ、死んでいてもおかしくない
和哉(脈はあるがめっちゃばっさり切られてる、これやばくねぇか!?)
腹の部分の大体半分位切られておりそこからどんどん血が溢れてくる、和哉は自分の上の服を脱ぎそれを腹に巻き付け止血させる
和哉「おい!!ここらへんって病院あったっけ!?」
遠坂「ここの近くにはないわ、それよりも彼を家に運びましょう」
和哉「なにいってんだ!腹の半分きられてんだぞ!?」
和哉は携帯を取り出し病院に連絡しようとした、遠坂はため息をつきこちらを向く
遠坂「医者に見せるより魔法を使った方が早いわ、それが嫌なら別にいいけど?」
和哉「!そうだった、忘れてた」
すると直ぐ様々携帯をしまい士郎を担ぐ、動かしたせいか士郎から少しうめき声が聞こえた、それを聞いた和哉は士郎に話しかける
和哉「よし、士郎聞こえるか?今から家に運ぶからな?」
そう言い少し早歩きで動く、幸いにもここは士郎の家に近い、帰りの途中だったのが幸いだった
あの後士郎を自宅に連れていった後ある程度治療をして士郎の事を見るために和哉は泊まっていった
和哉「ふぁ~」
いつも通りに起き食卓へ行く、違う事と言えば家がデカイため少し道が長い程度だ、そして食卓の目の前に来て襖を開け中へ入るとそこにはティータイム中の遠坂がいた
和哉「あ、何でお前がここにいんだ?」
茶を飲みながら片目だけ開けこちらを見た
遠坂「いいじゃない別に、あなただってここの住人じゃないでしょ?」
和哉「なに言ってる、友人の家に泊まるのなんて珍しくないだろ?」
遠坂「勝手にいるだけじゃない」
和哉「お前が言うそれ?」
和哉は座りあくびをする、そして遠坂に顔を向け話しかけた
和哉「セイバーは?」
遠坂「さぁ?けど道場の方に向かったのを見たわね」
和哉「そうか」
お互いに沈黙が訪れる、ただの軽い会話で終わってしまった、すると後ろの襖が開く音が聞こえてきた、そちらの方を向くと腹を中心に包帯が巻かれている士郎の姿があった
士郎「遠坂?」
遠坂「お邪魔してるわよ?」
和哉は士郎の姿を見るやいなや急に立ち上がり詰め寄ってきた
和哉「お前な!あんなことしやがって、心配したんだぞ!!」
士郎「え、何を」
士郎は少し何が原因なのか考えているとと昨日の事を思い出した
士郎「そうだ!俺あの化け物に!」
和哉「たく、心臓に悪いことするんじゃねぇよ、体を張ったギャグ何かしやがって」
ため息をつき冷たい目線を送る、士郎の方は申し訳無さそうにしていた
士郎「いや、その、ごめん」
和哉「まあ元気ならそれでいい」
士郎「と言うか、何だ俺生きてるんだ?」
遠坂「さぁ?あの後勝手に治り始めたのよ」
士郎「え、なんで?」
遠坂は一度カップを置くと、士郎の方を見て答えた
遠坂「聞けばセイバーには自然治癒能力があるからそのせいね」
士郎「そうだったのか……そうだ!和哉お前腕は?」
士郎は自分の怪我のことも思い出したが和哉の方も重症をおっていたはず、だが和哉は、そんなこときにしてなさそうに答える
和哉「心配すんな、ひびが入ってるだけだよ」
士郎「だ、大丈夫なのかそれ?」
和哉「何、腕が折れるなんて日常茶飯事なんでな」
そう言い少し笑いながら腕をポンポンと軽く叩いて平気そうな態度を取る、士郎の方はさっきの和哉のことを聞き少し顔を引きつきながら答える
士郎「お前どういう生活してたんだ?」
和哉「教えるわけねぇだろ」
即答だった、そんなやり取りをしていると遠坂はため息をつき士郎の方に話しかけた
遠坂「本来サーヴァントから魔力が供給されるなんて、普通ありえないだけどね」
和哉「そうなのか?」
遠坂「当たり前でしょ、サーヴァントはマスターの魔力を供給してるから現存していられるわけ、そのサーヴァントがマスターに供給するのは自殺行為みたいなものよ」
遠坂「それにサーヴァントを庇うだなんて前代未聞よ、あなたが死んだらセイバーも消えてしまうのに」
士郎「あ」
和哉「おいおいまさか、忘れてたとか言わないよな?」
士郎「いや、その」
頬をポリポリとかきながら答える、どうやら助けるあまり忘れていたようだ
遠坂「まったく、そんなんじゃ聖杯を取るのにも苦労しそうね」
士郎「お、おれは聖杯なんてものに興味はない」
遠坂はそれを聞くと士郎を睨み声を上げる
遠坂「そんなこと言ってたらセイバーに殺されるわよ!?」
士郎「…え?」
和哉「……」
遠坂は呆れながら続けた
遠坂「あのねまさか、サーヴァントが無償で手を貸すと思う?」
遠坂「聖杯はどんな望みもかなえる、それはサーヴァントも例外じゃない、サーヴァントが召還におおじるのは自分にも叶えたい願いがあるのよ」
士郎「けどセイバーは人間だ!昨日だってあんなに血を……」
遠坂「サーヴァントが死んでもたいしたことじゃないわ、元の場所に戻るだけ」
士郎「だけど殺し合いなんて!」
遠坂「そうやっていると何の罪もない人たちが死ぬことになるわよ!?」
和哉は静観し様子を見る、士郎の方は目を見開き驚き遠坂の方は真剣な表情で士郎を見ている
遠坂「サーヴァントは零体よ、つまり魂を喰っていけば現存できる、だからマスターがサーヴァントに人を襲わせ魂を食べさせるなんてこともあるのよ」
士郎「そ、そんな」
和哉「確かなのか?」
遠坂「えぇ、最近ガス事故が多いでしょ、あれサーヴァントの仕業よ、この目で確かめたわ」
心の中で舌打ちをする、どうやら屑野郎がいるようだ、腹の中が煮えくり返るような感じがする、
遠坂「で、どうするの?他のマスターが何をしようが傍観するつもり?」
士郎「そうなったら止めるだけだ」
遠坂「矛盾してるって、わかってるでしょ?」
づぼしだった、思わず目を遠坂からそらしたが士郎の方は自分の考え方は譲らなかった
士郎「ごめん、けどこれ以上の方針は思い付かない」
士郎は遠坂を見てそう返す、遠坂の方はため息をつき立ち上がった
遠坂「……まあいいわ」
遠坂「元気になったことだし、もういくわ」
そう言うと部屋から出ていった、士郎はそれに付いていき自分もそれに付いていく事にした、遠坂が靴を履きこちらを見る
遠坂「お見送りなんていいわよ」
士郎「いや昨日助けてくれたお礼」
遠坂「礼ならそこにいる馬鹿に言いなさいよ、あんたの応急処置したのそいつなんだから」
士郎「そうなのか?」
和哉「あぁ、けど治るの早くてあんまり意味なかったな、お陰で服が血だらけだ」
血だらけの人間を背負って行ったのだ、背中の方は真っ赤に染まっておりズボンの方も血が染み付いていたのだ
士郎「それじゃ後で洗うよ、貸してくれ」
和哉「いや、もう使ってるよ」
そう言うと洗濯機のある方向を親指で指す、士郎はそれを聞くと笑みを溢した
遠坂「あ、それと」
遠坂がこちらに話しかけてきた、なんだろうと遠坂を見た瞬間、少し寒気がした
和哉(ん?)
目を細めこちらを見ていた、その表情でからは不気味さをも感じる
遠坂「私のこと、もう人だと思わない方がいいわよ」
そう言い残し出ていってしまった、士郎の方はポケーとしながら首をひねり和哉の方はあきれながらその様子を見守っていた
和哉(……無理してんな、あいつ)
多分本来は優しい人なのだろう、冷酷な人ならここまで世話なんかしない、出会いがちがうのだったらよかったのにと真底思ってしまった、士郎の方は腹をさすり傷のぐわいを確かめる、だが急に手をとめこちらに振りいてきた
士郎「そうだ、セイバーはどうしたんだ!?」
和哉「あいつなら今道場にいるぜ」
士郎「ありがとう!」
それを聞くやいなや道場の方に走って行った
和哉「あ、おいまてよ!」
和哉もそれに続くことした
道場の入り口を開け中に入る、早朝なためか窓から入ってきた朝の光が道場の床を照らし神秘な場所に見える、そんな部屋の隅っこにセイバーは正座をして目を閉じじっとしていた
和哉「お、いるいる」
和哉(こう見てみるとめっちゃ美人だなこいつ)
朝の光、そしてそれに照らされた綺麗な顔、中々にいい光景だった、それに見惚れていたのか士郎は頬を少し赤く染めセイバーを見つめていた
和哉「何惚けてんだよ」
士郎「いて」
背中を叩き正気に戻させる、するとセイバーが目を開くこちらを見た
セイバー「どうやら目が覚めたようですね」
士郎「あ、あぁ」
セイバーが立ち上がりこちらに近寄ってきた、そして士郎の方に近づくと顔を覗き込むようにして下から見上げる
セイバー「顔色が優れないようですが………」
士郎「……あぁいや、大丈夫」
和哉(……やっぱおもしろいはこいつ)
まだ見惚れていたのか返事を返すのが若干遅れた、その光景を見ていた和哉は笑いながら心の中で思った
セイバー「そうですか、ならゆうべの件で言っておきたい事があります」
セイバーは目を細め士郎を睨み付けた
セイバー「マスターがあのような行動をしてもらっては困る、戦闘は私の領分なのですから士郎は自分の役割に徹してください」
士郎「なに言ってるんだ!女の子を守るのに理由なんかいるもんか!」
そう言い返すとセイバーは意外そうな顔をする、横から見ていた和哉は不安があったのでそれを聞くことにした
和哉「セイバーは本調子じゃないんだろう?この戦い勝てるのか?」
士郎「それは……」
セイバー「勝算がなければ私が作る」
和哉「おお、心強いね、けど人を襲って力つけるってのはなしね?」
セイバー「当たり前です、そんなのは騎士の心に反する行為です、ただマスターがしろと言うのであれば」
士郎「絶対にさせない」
どうやら外道ではないようだ、それを聞き安心した、士郎の方はセイバーの前に手を広げている、握手をしたいようだ
士郎「苦労するだろうけど、これから宜しくな」
セイバー「はい」
その手を取りあいお互いに納得する、しばらく沈黙が来たが士郎のお腹の音がなったためすぐに打ち消された
セイバー「空腹は敵です、食事をとりましょう」
士郎「そ、そうだな」
そう言い三人とも道場から出る、屋敷の方に歩いていく、士郎はチラチラとセイバーの方を見て話しかける
士郎「そうだ朝は和食でもいいのか?」
セイバー「口に出来るのであればなんでもかまいません、贅沢は敵です」
士郎「……敵、多いんだな」
セイバー「そうかもしれません」
和哉「……ジョークってわかってるよな?」
やはり昔の人だからなのだろうか少しまともに返す事が多いような感じがする、自分のジョークを返してくれるのかという少しばかりのどうでいい不安を気にしている和哉であった
やっぱりバーサーカー強くね?これで本職じゃないってまじ?セイバーさんも色々だされてるんだからバーサーカーも出していいのに