月の明かりが指す真夜中の町に二人の男が睨み合っていた、一人は肩に槍を担ぎ余裕の表情を浮かべもう一人は額に汗を流しながら鋭い眼差しを向けていた、そんな冷たい雰囲気がただよう中ランサーがきりだした
ランサー「一人でぶらぶらと、これじゃやってくださいっていってるようなもんだぜ?」
和哉「こんな夜中になんのようだ?まさかデートのお誘いととかじゃねぇよな」
ランサー「んなはずねぇだろ」
そう不気味な笑みを浮かべひと蹴りする、するとランサーが槍を下ろし近づいてきた
和哉「おいおいやるのかこんな所で?誰か見てるかもしれないぜ?」
ランサー「大丈夫だ、俺が仕掛けたやつにはなんの反応もない」
和哉「仕掛けた?」
ランサー「なんだ知らねぇのか?俺は槍使いであると同時に、ルーンの魔術も使えるんだぜ?」
和哉「ルーンて何だ?お月様でも召還しすんのか?」
和哉(ち、またわからねぇ単語がでてきやがった)
よくわからないが言葉からするに魔術、しかも多分だが普通のやつではなさそうだ、そんな事を考えていたがふとある疑問がうかんだ
和哉「て言うか俺敵だぞ、そんな大事な事教えていいのか?」
ランサー「教えても対処できねぇだろ」
それを聞くとイラついた
和哉「相変わらずムカつく野郎だ」
ランサー「まあそれとしてちょっと聞きたい事がある」
和哉「あ?」
ランサー「何で首突っ込むんだ?サーヴァントに勝てるわけもねぇのによ」
和哉はそれを聞くと笑いながら答える
和哉「だったら後ろから応援してろってか?そんなのやだね、むかつくやつは俺の拳で殴るのが好きなんだよ」
そう拳を叩きながらさも当然のように答えた、それを聞いたランサーは笑いだした
ランサー「いやーわりぃわりぃ、今時のやつにそんな変こと言うやつはいねぇな」
和哉「喧嘩しか取り柄がねぇやつは、理由も下らないのさ」
ランサー「確かにな、さて」
和哉「っ!」
空気が冷たくなっていく、赤い目がぎらつきはじめこちらを見ている
ランサー「となるとお前は俺の敵ってなるな」
和哉「あぁ」
ランサー「相手にはならねぇが、うろちょろされて邪魔されても困るな」
槍を肩から下ろし静かに構え始めた
ランサー「覚悟しろよ?」
和哉も構え準備をする、静かな歩道で身構える二人、額に流れる冷や汗を感じながら警戒する、そして目の前からランサーが消えた
和哉「っ!」
それを見た和哉は目を動かし何処にいるのかを探る、上の方を向くとそこには槍を振り下ろそうとしているランサーがいた
ランサー「おらぁ!!」
その槍が迫ってくる、和哉は自分の腰に手を回しそして前に腕をだして槍を防いだ、何かぎぶつかったような音がした
ランサー「何?」
ランサーは不思議に思い和哉の腕を見る、そこには黒い棒のようなものが和哉の腕を守っていた
ランサー「これは、トンファー?」
和哉「おらぁ!!」
直ぐ様もうひとつの腕でトンファーをふり攻撃するが後ろに飛ばれ逃げられた
ランサー「なるほど、前とは違うな」
和哉「俺は士郎とは違って結構神経質でね、こうなると予測して用意しといてよかったぜ」
ランサー「ライダーの時には見せなかったのにな」
和哉「そっから見てたのかよ、お前軽くストーカーだぜ?」
ランサー「まあなに、監視にもそろそろ飽きてた所なんだ、少しは楽しませろよぉ!!!」
ランサーが突きを放ちそれをトンファーで受け止めもう片方のトンファーで攻撃する、それを避け槍を引き凪払いをしてきた、それをトンファーで受け止めながら勢いを流すため屈んで避けボディーブローを放つ、ランサーは槍を盾にしてそれを防ぐと後ろに回りながら切り上げを行う、それを受け止め顔にトンファーを振る、槍を立てにし受け止め腕に槍を絡ませ投げようとしたがその場で飛んで回転し抜け出す、ランサーはがら空きの背中に突きを入れたが屈んで避け直ぐ様引きまた突きを放つがトンファーで防がれた
ランサー「いいねぇ」
和哉「け、いつまでも余裕そうな顔しやがって」
ランサー「なら本気にさせてみな」
和哉「言われなくてもなぁ!」
槍を弾きトンファーを振る、槍で防ぎ次は蹴りを放つ、それは腕で防がれランサーの前蹴りが飛んできた、それを受け止める、すると一瞬体が浮いた
和哉「!?」
ランサー「しゃ!」
その浮いた体に横に一閃してきた、和哉はトンファーそれを防ぐが壁に叩きつけられた
和哉「ぐぅ!」
倒れている状態で追撃の突きが来る、前に転がり避けるがまた突きが来る、次から次へと突きが飛んできた
ランサー「そらそらどうしたぁ!」
和哉「やろぉ」
横に転がり腹にトンファーを振る、ランサーはそれを避け槍を叩きつけてきたそれをトンファー当て軌道をずらし地面まで誘導するとローを放つが先に槍の足払いが来たためジャンプし避けた、そして脚を引きドロップキックを放つ
ランサー「な!?」
流石に予想外だったのか反応が遅れた、腕で防いだが重心が傾き後ろに倒れてしまう、和哉は受け身を取りすかさずトンファーを叩きつけた
ランサー「ち!」
それを槍で弾き直ぐ様起き上がり槍で突く、それを後ろに転がり避けると追撃が飛んでくるがそれをトンファーで叩き落とし縦に振り下ろす、それを槍で防ぎ横に滑らせ顔に目掛けて突きを放つ、それをトンファーで防ぎ蹴りを放つ、それを止められたので槍を上に弾き顔に目掛けてトンファーを振るう、ランサーはそれを腕で止め腹に前蹴りを放つがそれをトンファーで防ぎ後退り構え直しランサーを睨み付けた
ランサー「まさかここまでやるとはな、すげぇや」
和哉「はぁっはぁ、何て野郎だ、息も乱してねぇ」
肩で息をしながら隙を伺う、だが相手は息も乱さず余裕の表情でこちらを見ていた
和哉(くそがぁ、あの技を使ってすらねぇ、手加減しやがって)
ランサー(次はどうしようかね)
サーヴァントなみの実力はないが自分の技で勝負している、洗礼された動きをしていると思ったら不意に荒い攻撃をし予測をさせない、以外と経験があるようだ
?『何をしている』
ランサー「あ?」
ランサーの頭の中で誰かの声がした、ランサーはそれを聞くと嫌そうな顔をする
?『変な事をするな、仕事に戻れ』
ランサー「……け」
ランサーは槍を地面に突き立て悪態をついた、それを見た和哉が不思議そうに見つめる
和哉「?」
ランサー「わりぃがここまでのようだ」
和哉「な、何言ってやがる」
ランサー「家のマスターが帰ってこいだとさ、相変わらず臆病なこと」
和哉「へ、倒せる敵は倒しといた方がいいぜ、いつか爪磨いてきて寝首かかれるかもよ」
ランサー「俺もそうしたいんだが、マスターの命令は聞かなきゃ何でね」
和哉「そっちはついてねぇな」
ランサー「だろ?」
そう返すとため息をつきながらこちら見た
ランサー「また会おうぜ」
そう言うとその場から消えた、和哉はそれを見届けるとその場に座り肩で息をしながら地面を見ていた
和哉「はぁっはあっ、結果的には、助かったか」
和哉(手加減されてあれか、正直勝てる見込みがねぇけど)
その場で手を強く握り、その拳を見る
和哉「ないわけじゃない、ちゃんと鍛えておいて正解だぜ」
サーヴァントで手加減されていたといえ戦えたものだ、だがやはり普通に鍛えるだけじゃ相手にもされない
和哉「はぁ~先が思いやられるぜ」
和哉(トンファーも痛んじまったし、困った困った)
あの戦いでトンファーがへこんでしまった、見つけるのに苦労したトンファーをまた買わなければいけないためため息をつき夜空の月を眺めていた
流石にそこまでは強くはない、喧嘩の特技をいかせばまだ少し戦える感じ