嘘つき探偵と幻想郷   作:kohet(旧名コヘヘ)

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かき氷屋さんごっこ

 

オオスは善良なる里人にして紙芝居屋である。伊吹萃香への報復を目論んでもいる。

 

それは八雲紫の依頼が達成してからとなったので他の事をしていた。

 

なお、オオスは地震その他企んでいる天人を無視している。

 

 

夏の暑さが見えてきた幻想郷でオオスは冬季清浄を用いてかき氷を作って売っていた。

 

なお、オオスはチルノ達にバイトを頼んでいる。

 

冬季清浄は威力が高すぎるので細かい調整が難しかった。

 

阿求はオオスが冬季清浄をかき氷の為に作ったと知っていた。

 

阿求には言っていないが夏は暑くてチルノからすれば迷惑だという理由もある。

 

何の気かは知らないが、チルノを呼んでいるのは二度手間であると阿求は思った。

 

 

無駄に大きい氷が鎮座し、暑い日の幻想郷では物珍しさに人だかりが出来ていた。

 

 

「かき氷1つ、1銭(約200円)ね!」

チルノはオオスから頼まれた言葉を適当に叫んだ。

 

それ以外は氷を溶かさないように見ていてと言われていた。

 

 

「チルノ!少し溶けているわよ!」

ルナチャイルドは店内に置かれた馬鹿デカい氷を指さして言った。実際はそこまで減っていない。

 

サニーミルクの光を屈折させる程度の能力で日で溶けるのを防止していた。

 

オオスが氷が維持させるにはチルノが不可欠なので定期的に声掛けをしてと言っていた。

 

 

「おおっと…それは不味いな」

そうとは知らないチルノは氷を再度冷やす。これが溶けるとチルノとしては死活問題である。

 

妖精達は暑い中でひんやりした場所に居られる上に金や甘味までもらえるので協力していた。

 

チルノは気合をいれれば氷菓子くらいわけないが、暑いのですぐにバテる。

 

逆に言えば冷えたところならばバテずに保ち続けられた。

 

オオスは力技でチルノの課題を解決していた。最初から冷えた状態ならば問題なく能力を発揮できる。

 

 

オオスは天人、クソガキを相手にしたくないので妖精達とかき氷を売っていた。

 

オオスは全体を見ながらかき氷を売っている。氷を斬って加工したものを販売してもいた。

 

冬季清浄ではない揺らめくような赤い剣を一線することで豆腐のように硬い氷を斬っていた。

 

普通に使われているので大多数は気にしないが、氷を水のように抵抗なく斬っている。

 

一部の里人は物凄い名刀か何かをたかが氷菓子に使っているのではないかと勘ぐっていた。

 

なお、天界からはオオスが地上で遊んでいるようにしか見えない。

 

里人達も今更意味不明な鋭さを持つ赤い剣のことを騒いだりしない。大体オオスである。

 

妖精と人里、ついでに一部の妖怪も夏の暑さと氷菓子を満喫していた。

 

 

 

赤い剣とはおそらく関係ないがオオスにとって武器とはその場しのぎで用いる物であった。

 

これまで作成した剣の二振りも武器ではなく遊び心で作成していた。

 

春季光星は春雪異変の際、春の概念爆弾を解体してできた剣であるが、それはそれである。

 

冬季清浄は本気になれば真夏を冬にできる気象兵器となっているがそれは結果論である。

 

 

オオスが作成したアーティファクトの中でも冬季清浄はヤバいことになっていた。

 

春季光星は元が爆弾だが、春という季節の具現化みたいな剣なので問題ないと認識している。

 

冬季清浄に関してはもう死ぬ時は一緒であるとオオスは思っている。

 

オオスは冬季清浄が間違っても付喪神にならないように気をつけていた。

 

オオスが本当の意味で死ぬのは先になるが残していったら冬季清浄は既に大変である。

 

オオスは付喪神になるには捨てられてからおよそ百年かかるはずだと知識としてあった。

 

だが、多々良小傘に話を聞いたが場合によれば百年もかからないと幻想郷で知った。

 

知識と現実の乖離である。オオスからすれば冬季清浄は即妖怪化しそうである。冬季清浄は色々おかしいことになっていた。

 

オオスは冬季清浄だけでなく神性の有無に関わらず物には真摯に向き合っている。

 

オオスは外の世界にある自作のアーティファクトがどうなっているか不安でもあった。

 

復元した神剣とかもあった。誰が管理しているかも知っていた。大丈夫だと思っている。

 

 

「夕暮れも近くなってきたな」

オオスはそう言って、まだ巨大な氷を加工することにした。そろそろ妖精達も解散である。

 

 

好評であればまたやるが、これから先は気象に異常が出てくるとオオスは察していた。

 

オオスは赤い剣の重さを感じさせないような動作で切っ先を一定の大きさに動かした。

 

音を立てずに刻まれた氷、しかし、再度くっつかないような窪みが形成されていた。

 

赤い輝きを放つ剣は神性を封じられて製氷やかき氷の手伝いをさせられていた。

 

主に武器として作られた身としてはかなり不服だが、先輩達が怖いので主張しない。

 

 

小傘は厳しい上下関係を叩き込んでいるオオスの持つ道具達の思念を感じ取っていた。

 

テメエ武器として役割を与えられた癖にそんなことで愚痴吐くとか舐めてんのか叩き折るぞという感じである。

 

赤い剣の立ち位置に小傘がいたらと思うとかき氷ではない寒さを感じた。

 

小傘は元は同じ道具だが、随分大切にされているようなので悲鳴のような思念を無視した。

 

オオスは道具間の優劣とか考えたこともないので気が付かない。使ってあげる機会は大切にしていた。

 

 

今回、赤い剣はこうやって使うことを見せることが大事だった。

 

 

かき氷屋に魔理沙達もやってきた。何やっているんだと言われたが、かき氷屋と言い切った。

 

言葉に嘘はないので無駄に考えた後、呆れた様子で霊夢と共に買って帰っていった。

 

地味に魔理沙にバレる可能性があったが、赤い剣の素材は最後までバレなかった。

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