というわけで、ぶち込みました。
駄文ですが何卒!
『個性』。それは突如人類に現れた異能の力。
『個性』発生から時は流れ、今や世界総人口の八割は『個性』を持っていた。
そんな世界で俺は『無個性』として生まれた。
言い忘れたが、これは俺が「史上最高の勇者」になるまでの物語だ。
――Pipipi!
今日もけたたましい音から一日が始まる。
目覚まし時計にたたき起こされた俺の名前は
小さいころは四人の爺ちゃんたちと暮らしてたんだが、どこをほっつき歩いてんだか居なくなっちまった。
多分あの人たちのことだ、「悪の野望を打ち砕くのが勇者の使命だ!」とか言って飛び出したんだろう。
俺は爺ちゃんたちのそういうところが大好きで憧れて、ヒーローを志したから、別に寂しくなんかないぜ。ホント。
もう随分と慣れた一人っきりの朝食を終えて、俺は学校へと向かう。学校は、正直、あんまり好きじゃないんだけどな。
―――
「みんな、もう三年生だから、進路は決まってるかな?
ヒーロー志望が大半だと思うけど、ちゃんと学校のカリキュラムを見て選ぶんだよ!」
放課後直前、みんなが早く終われって内心思ってるHRの時間に、教壇に立つ若い女の先生、俺達の担任が進路のことについて話し始めた。
高校進学、これはこの世界では重要な意味を持つ。
高校にはヒーロー科があるからだ。みんなが憧れるヒーロー、それになるためには、ヒーロー科進学はマストなのだ。
「鐵くんと八百万さんは後で先生のところに来てくださいね!」
校内である意味一番ヒーローから遠い俺と、一番ヒーローに近い八百万さんが同時に呼び出されたってことは「アレ」だな。
間違いない。
「ウッス。」「はい。」
嫌になっちゃうね、ホント。
―――
「推薦が……内申……万さんなら……。うん、頑張ろうね!」
もうちょっと音漏れ気にしてよ、先生。
これじゃあ八百万さんが推薦入試受けるの丸わかりじゃねぇか。個人情報ってデリケートなんだぞ、と悪態をつく。
そう、彼女は優秀だ。
強い『個性』に、それを使いこなす彼女自身の能力と精神性。申し分ないのは分かり切ってる。
彼女はきっと「雄英高校」に行くんだろう。
そう、今日の呼び出しは超弩級の名門校「雄英高校」進学希望者の呼び出しだ。
彼女はいいニュースで、俺は悪いニュースって違いはあるけどさ。
ガラガラと音を立てて引き戸が開けられる。
背がすらっと高くてポニーテールの可愛い女の子が出てきた。八百万さんだ。
「ごめん、ちょっと音もれてて聞いちまった。けど、おめでとう。応援してる。」と声をかけた。
本心からだった。
彼女がすごいってのは認めてるし、何より人の「幸せ」を応援しないのは爺ちゃんたちに教えられた「勇者の掟」に反するからだ。
「ありがとうございますわ。その、さようなら。」
と、ちょっと申し訳なさそうに俯いて彼女は去っていった。
当然だ。彼女は俺が首つり台を目の前にした死刑囚同然の、残酷な宣告を受けるのだと思っているからだ。
「鐵くん。先生は正直、お勧めしない。『無個性』でヒーローになれるなんて、無責任には言えない。
ごめんなさいね。けど、貴方ならサポート科で推薦を出せるわ。だから、あなたの希望を聞きたいの。どうしたいかな。」
先生は決して悪い先生じゃない。正直予想はしてた、サポート科じゃダメなのかって聞かれるだろうって。
けど俺はサポート科入りたくて努力し続けたんじゃない。
爺ちゃんみたいな「正義の勇者」になりたくて頑張り続けたんだ。
「先生、スミマセン。俺、ヒーローになります。
俺は俺の力で、みんなの笑顔を守れるようになりたい!
義勇の心が人をヒーローにするんだって……俺はそう信じたい。」
俺は泣きそうになりながら、先生に心の中をぶちまけた。俺は……ヒーローになりたいんだ。
「わかったわ。成績、素行ともに問題なし。アイテム開発に関しての実績もある。
あなたが心からヒーローを目指していて、ちゃんと手段も考えてるってわかったから、先生、応援します。」
先生、ありがとう。アンタ、いい先生だよ。ありがとう。俺は涙が止まらなくなって、顔を上げて涙がこぼれないようにした。
「泣き止んだら、帰りなさい。時間は有限!頑張って!」
よっし!帰ったら!開発の続きだ!!さっさとエルドラを組み上げなくっちゃ!受験に間に合わん!Let`s GO!!
実際、学校のプライバシーの保護ってガバガバだと思うんですよ。
だから仮眠室でO・F・Aの話してる師弟コンビ相当やばいと思う。