今後も期待に沿えるよう精進していきます!
それでは第4話、どうぞ!
精霊の森から旅立ってから数日、仲間が増えると自然と歩みも早くなるのか気づくと私達はアルフィナ王国の中心地、王都ラヴィニアへと辿り着いていた。
「わぁ…大きいですね」
「そりゃこの国で一番の大都市だからね~」
「そういえば…私この世界の言語って読めるんでしょうか。レガリアに来てからもう一週間以上も経過していますけど一度も文字を見てないんですよね…」
「あ、確かにそうだね。私は全然普通に読めるけど…碧ちゃんはどうなんだろう」
「まあ…とりあえず見てみないことにはわかりませんね。とりあえずあっちに王都内に入るための門があっちにあるみたいですから行きましょう」
「そうだね。もし、何か文字を読む機会があって碧ちゃんが読めなそうなら私が代わりに読んであげるよ」
「そうですね。もしそうなったら私が文字を読み書きできるようになるまでお手伝いをお願いします」
「うん、まっかせて~」
そんな会話をしつつ、私とフラメアは門の前にある行列の最後尾に並ぶ。思いの外検査が速いのか目の前の行列は瞬く間に消化されていった。
「次の者、検査水晶に触れなさい」
私たちの番になるとそこには一つの水晶が置いてあった、どうやらこれに触れるだけでいいらしい。
「えっと…こうでしょうか」
私は両手を水晶の上に乗せる、すると薄い紫の水晶は緑色の光を放った。フラメアも同様に緑色の光が水晶から放たれていた。
「異常なし。うむ、通ってよし!」
どうやら大丈夫だったらしい。私たちは無事、王都の中へ入ることができた。
中へ入ると、どこもかしこも人だらけだった。人口密度だけで言えば東京に匹敵するだろう。様々な恰好、様々な物を持った人たちが右へ左へと流れていく。これはフラメアとはぐれないようにしなくてはいけない、だからある程度広いところに行くため、フラメアの手を掴もうとするが…気づけば近くにフラメアの姿はなかった。
「あれ?フラメア?」
辺りを見渡すがフラメアらしき人影は見えない。フラメアの髪は燃えるような赤色な為目立ちやすくある程度離れていても見つけられるのだが…
「いない…もしかして人に流されちゃったんでしょうか。仕方ありません、とりあえず広いところに行って待ってみましょう」
私は仕方なくフラメア探しを諦め、王都の中でも広そうなお城前の噴水広場へと向かうことにした。
~side フラメア~
碧が人込みをかきわけ噴水広場へと向かっている頃、当のフラメアは屋台で買った串焼きをおいしそうに頬張っていた。
「いやぁ、今度は倒れる前に食事が出来てよかったよ。なんだかんだ碧ちゃんと違って私はほとんど何も食べてこなかったからおなか減ってたんだよね~」
あまり学んでいない様子だった。そこでふと、フラメアは重大な事実に気づく。
「あれ?そういえば碧ちゃんは…?」
ずっといると思っていた自分の契約者、碧はいつの間にかフラメアの近くから姿を消していた。(碧が姿を消したのではなく、匂いに釣られてフラメアが勝手に離れていっただけなのだが)
「どうしよう…碧ちゃんとはぐれちゃった!離れた時の集合場所なんて決めてないし碧ちゃんがこの街に来た理由も知らない…あれ?これもしかしてやばい?」
焦るフラメア、どうしようと悩んだ結果思いついたのは幸いにも碧同様広い場所へ行くことであった。
「確か…王城の前に大きな広場があったよね。とりあえずそこに行ってみよう!あ、でも串焼きが冷めちゃうからこれが食べ終わってからにしないと」
食欲には逆らえないフラメアであった。
それから少しすると噴水広場に赤い髪をした女性、フラメアが現れた。どこに行っていたのかと聞こうとしたが、彼女の口元に少しついたタレですぐに場所が判明した。
「ねえ、フラメア。もしかして串焼きか何か食べました?」
「えっ?た、タベテナイヨ…?」
「ならちゃんと目を合わせてください。目を」
碧の有無を言わせぬ圧力に耐えきれなくなったのかフラメアは串焼きを食べていたことを白状する、それを聞いた私はああやっぱりかと思った。
「まあ、おなか減ったのは仕方ないだろうし今回は不問にしますけど…次はちゃんと声をかけてくださいね?」
「は~い」
「さ、とりあえず今日はもう日も落ちてきていますし宿をとって休みましょう」
「そうだね。あ、あそこに宿屋があるよ。ちょうど近いしあそこでいいんじゃない?」
フラメアの指さす先には「黒の獣亭」と書かれた看板が提げられた宿屋があった。すごいかっこよさそうな名前をしている。とりあえず、早いところ休みたかったのでフラメアの指した黒の獣亭へと宿泊することにした。
中へ入るとふさふさの黒い猫耳、少し長い尻尾を生やした15~16歳ほどの少女が出迎えてくれた。
「ようこそ、黒の獣亭へ!何名様ですか?部屋は今2人部屋が1つしか空いてませんが…」
「2人部屋1つで大丈夫です。あと、食事ってできますか?」
「はい、できますよ。今は夕食時ですからもし食べるなら追加で頼んでおきますね」
「じゃあ、お願いします」
「ちなみに、何泊しますか?」
「とりあえず3泊で」
「わかりました~、では本日の夕食代も含めて…銀貨11枚です」
思ったりより安く済んでしまった。私は精霊の森出発前、選別としてもらった数十枚の硬貨から銀貨を11枚取り出し少女に手渡す。それと引き換えに私の手には鍵が渡された。
「部屋は2階に上がって一番奥の部屋です。お食事はどのタイミングでもいいので食事の際は声をかけてくださいね~」
少女のそんな声を聞きつつ私とフラメアは部屋へと入りようやくゆっくり休むことができた。
「ふぅ…やっとテント生活から解放されたね~」
「ほんとですよ、テントでも寝れないことはありませんがやっぱりベッドが一番です」
やはり向こうとは違い寝転がったベッドからは軽く埃の匂いが漂う、しかしベッドでしっかりと休むためと考えればしょうがないと割り切れるレベルだった。
「とりあえず、今日は夕食を食べて早いところ休みましょうか。明日はフラメアの言っていたギルドに行ってみたいですね」
「ギルドに入ってるといろんな依頼を受けれて便利だからね。旅をするなら絶対必要だと思うよ」
そう、ラヴィニアへ来る途中お金を稼ぐ方法についてフラメアに尋ねたところギルドに冒険者として加入するのが一番といわれたのだ。冒険者登録をしておけば買い物などするときに値引きしてくれることもあるという。
「そういうところ、ほんと異世界に来たって感じますね…」
「話だけ聞いてると冒険者ギルドなんてなさそうだもんね。碧ちゃんの世界」
「そうですよ。とても平和で、いい世界でした」
「ふふ、このレガリアも碧ちゃんにとっていい世界といえる冒険ができるといいね」
「そうですね。…さ、休憩も済みましたし夕食を食べに行きましょうか」
「あ、うん。そうだね、行こっか」
ベッドから起き上がり、服の皴を整えると私たちは下へと降りて行った。
その日の夕食はこちらに来てから初ともいえるまともな食事で、私が感動したのは言うまでもない―――
その日の夜の二人。
フラメア「( ˘ω˘)スヤァ」
碧「( ˘ω˘)スヤァ」
やっぱりテントより快適だからぐっすりです。
また次回もお楽しみに!
UA500突破記念は誰の話がいいですか?
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やっぱり主人公の碧でしょ!
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精霊のフラメアかな
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龍夜の話をもっと見たい!