真雪校長が寧治達に資料を渡した。
「これが過去5年間の過去問題集です」
寧治は焦った。
「待ってください…彼女たちは兎も角私とアッテンボローは、義務教育すら受けてないのですが!?」
「あら、そうなの?…でもこればかりはね…」
楓は、問題を見ながら
「寧治さん、この内容小学校で習う問題ですわよ?」
「何!」
寧治も問題を見てみる
「…確かにこれなら解ける…」
今度は真雪校長が驚愕した
「あなた達の国はこの問題小学校で習うの!?…この国だと高校受験レベルよ!?」
「そうなんですか?まあ慌てる必要無くなったね。試験はいつです?」
「再来週よ…実技試験もあるわ。」
「分かりました…」
「健闘を祈るわ。」
真雪校長は、退席した
平賀さんが来た
「艦に戻る前に夕食にしましょう。宗谷1等監察官もどうですか?」
「いいわね寿司なんてどう?)
「良いですね、あなた達もそれで良い?」
「異論ありません」
寿司に決まったようだ
ー寿司屋にてー
真霜さんが聞いて来た
「ねえ今思ったけど、寧治君と楓さん、ダスティ君と千夏さんは、兄弟じゃ無いわよね?」
寧治はうどんを食べつつ
「はい、私と千夏は兄弟ですがね、私と楓、アッテンボローと千夏は、夫婦です。」
真霜さんは驚愕した
「え、その年で結婚してるの!?」
寧治はサーモンを食べつつ
「私の国では10歳で結婚するのが普通ですからね…結婚に関する法律ないですし」
真霜さんは、かき氷食べつつ
「て事は、重婚も可能?」
水を飲みながら
「ええ、因みに私は、もう一人妻がいますよ。」
「そう…楓さん妻同士仲は、どうなの?」
お茶を飲みつつ
「小さいころからの幼馴染でしたし、寧治さんは平等に愛してくれますので、仲はいいですわ。ただ…」
「ただ?」
「寧治さんは、命を掛けることに執着している事が不安なのですわ。いつかいなくなってしまいそうで…」
「とゆうと?」
「自分が戦死する前提で作戦を立てるのですわ」
「!?」
「気付かれてたか…」
「…國のために命を投げうつのは、美徳でありましょう、ですがもっと自分の命を大切にして欲しいのですわ…」
彼女の瞳から雫が滑り落ちた…
「無理だな」
自分でも何故紡いだのか、分からないほど突き放した言葉だった。
「そもそもこの戦い方は岡村家特有の物だ。遺伝子レベルで染み付いてる…それに楽しいんだよ命を掛けることが。」
真霜さんがキレた
「貴方、自分の妻が悲しんでいるのが分からないの!?普通慰めるんじゃないの!?」
「じゃあどうしろと!そもそも私は、この戦い方しか知らない上に戦うことしか出来ないんですよ!!それに散っていった戦友や先祖に顔向けできない!!…貴方に何が分かるんです?戦争で親や戦友失ったこと無いくせに!生き残ってしまった屈辱を味わったこと無いくせに!!!救えたのに目の前で敵に友達を殺されたこと無いくせに!!!…うぅ…クソっ」
気づけば目から涙が溢れていた
「先輩…落ち着いて…真霜さん…先輩にとって戦うことは誇りなんですよ…それしか持ってないんですよ…戦死した父との唯一の繋がりなんです…それだけは覚えておいてください。」
「ええ…分かったわ」
真霜は目の前の少年が、すでに心を戦争によって壊されている事を感じ自分がどれだけ無力なのかを知った。
パンパン
「悲しい話はお終いにしましょう?…申し訳ありません寧治さん私が我儘を言ったばっかりに…辛い事を思い出させてしまって…」
「私の方こそすまなかった。」
素直に誤った。
結局話が続かずそのままお開きになった
寧治達を艦まで送った真霜と平賀は、寧治の言葉を聞いて自分たちがどれだけ恵まれているのかが分かった。