俺魂!   作:カニ魂

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やっとここまできた...。
遂にIS編に終わりが見えてきた...。
もう二年になるまでにパッパと進めたいな~と思ってます。
それではどうぞ。


フラグ盗るべからず

「零落白夜だかなんだか知らないけど、その攻撃自体が当たらないじゃない」

一夏たちは最後の作戦を話し合っていた。

「次は当てる」

確固たる意思を持って一夏が言う。

「ふう...言い切ったわね。じゃあそんなことあり得ないけど、あれが無人機と仮定して攻めましょうか」

敵ISに向いて言う。

「よし、じゃあ俺が合図したらあいつに向かって衝撃砲撃ってくれ。最大威力で」

「いいけど当たんないわよ?」

「いいんだよ。当たらなくても」

作戦を話し終え、構えを取る。

「じゃあさっそく」

そしていざ再開しようとした瞬間

「一夏あぁぁ!!」

突然の声に驚き、声のした方向を見ると、

 

 

 

「ハァ ハァ 男なら!男ならそのくらいの敵に勝てなくて何とする!」

息を切らしながら渇をいれようと声を張る箒

 

 

 

"と"

 

「フレ! フレ! 一夏! 英語で書くとone summer!!」

気の抜けた応援をする清人がいた。

「...なにしてんのあいつ」

「...さあ」

あまりのことに呆気にとられ、戦闘中であることを忘れる。

「って!?何でお前までいるんだ!?」

今の反応をみる限り一緒に来たことには気付いてないようだ。

「いや~千冬から逃げ切った後に見つけちゃってさ~。着いていけばこんなところに来るなんてな~。いやホント、良い女房だと思うよ?」

「誰が女房か!?あっ一夏違うぞ!私は別にそんな気は...」

「あるんですか?あるんです!」キリッ

「誰が川平〇英やれと言った!?」

「欲しかったんだろ?」

「違うわ!?そんなボケ待ちしておらん!!というよりなんだそのやる気の無くなる応援は!?」

「バカヤロー。応援たってな、頑張ってる奴に対して言っても意味ねーんだよ。『頑張れってなに?これ以上なに頑張ればいいの?』ってなって最終的に頑張らなくなるんだよ。だったら最初から小馬鹿にして『てんめそこ動くなよ!!速攻片付けて相手してやる!!』ってなってくんだよ」

「どんだけひねくれた考え方だ!?違うからな!?一夏はそんな捻くれ思想じゃない!!」

「何年も会ってねーんだろ?幻想持つのもいいけどせめて現実受け止めてからにしようぜ?」

「違うぞ!!私の一夏は何年たっても好青年だ!!」

「箒それ俺が恥ずかしいからやめて!?なんかお母さんの息子自慢みたいで恥ずかしいんだけど!?」

「さり気に『私の』って言ったわよねアイツ...」

などとコントをしているうちに敵ISが箒と清人に砲身を向ける。

「!?」

「無視すんなってか?見かけによらずかまってちゃんだなあいつ」

「そうさせたのはお前『キュイーン』って危ない!!」

一夏が急いで箒たちの元へ向かうが少し遅かった。

「くそ!...これじゃ一人しか助け...」

 

 

 

 

 

「いや、一人でいい」

「「「!!?」」」

一夏が悔やんでいると別の方向から一人の声がした。

その声は...

「俺が清人をやる!一夏は箒を!」

「「「竜也!!!」」」

彼らが待ち望んだ英雄"ヒーロー"のものだった。

「「うおぉぉぉぉォォォォ!!!!」」

二人は瞬間加速(イグニッション・ブースト)をして一気に距離を詰める。

ドヒュンッ!!!

同時に敵ISもビームを打ってきた。

ビームはどんどん二人との距離を詰めていく。

「「届けえぇぇぇぇェェェェ!!!!」」

二人を掴もうと目一杯手を伸ばす。

そして

 

 

 

ガシッ!!

二人の身体を掴み急上昇してビームをかわす。

「ぃよっし!ナイス二人とも!」

鈴がガッツポーズをする。

「お返しだ!」

竜也はサブマシンガンを取り出し、敵ISへ撃つ。

「!...」

敵ISは避ける態勢をするが、

「...?」

敵ISは首を傾げる。

その理由は竜也の撃った弾丸にあった。

竜也が引き金を引いて出るはずだった弾丸がどこにも無かった。

敵ISは不審に感じて周りを警戒しようとすると

ドガガガガガッ!!!

「!?」

突如、敵ISは謎の衝撃を受けてアーマーが傷つき、後ろへよろめく。

「迷彩銃(ステルス・バレット)。威力もさっき改造してきたから結構効くだろ?」

そう言いながら敵にフッと笑う竜也。

竜也のISは通常の対戦型とは違い、ISとしては珍しい隠密型だった。

その為、ステルス性能は機体だけでなくその武器にも適用されている。

更に竜也はダメージをなるべく与えられるように先程武器を即興で改造しパワーアップさせた。

でなければ、敵ISがバリアを破った時に竜也もアリーナに飛び出していたはずだった。

 

 

 

 

 

 

では何故武器を強化してきたか?

竜也程ならその隠密性能で奇襲を仕掛け、一夏に零落白夜を使わせる機会を作れるはずだ。

では何故か?

 

 

 

 

 

(何故かって?単純なことだよ...)

「一夏、鈴。粘ってくれてありがとう。お陰で間に合った」

一夏と鈴の奮闘に感謝しながら言う竜也。

そして

「だから」

 

 

 

 

 

 

 

「後は俺に任せろ」

ニッコリと笑い、"退場"させた。

(ようは...一人がいいんだろ?自分だけで活躍してーんだろ)

俺がコイツを消す決心をつけたのはこれが原因だ。

つまるところ、『成長フラグの横取り』である。

これは一夏の為に世界から与えられた物。

それを横取りするのは世界の根本を変える行為と同等。

(と凛がいっていたが俺はそこじゃない)

俺は気にくわないのは、他人の成長(もの)を横取りすることだ。

そして

 

 

「ああ!後は任せたぜ!」

「あんたくらいならチョロいもんでしょ!」

それをさも当然の様に認めているこいつらにだ...。

(頼りすぎたんだ...これまで頼られる時間がなかったんだ...)

竜也は幼少の頃からの仲の設定だ。

兄的存在であり、原作でもたくさん活躍させたいという願望により、竜也に『頼りになる』設定をつけた。

その結果、その人にしか頼られていない物まで頼られてしまう。

それが体に染み付き、今ではそれが当たり前になっていた。

(だから...)

「まったく、大した根性してるよ君」

感嘆したように竜也は清人に話しかける。

「...そりゃどうも」

少し口角を上げて清人は言う。

「でもあまり無茶しないでくれよ。間に合わなかったら嫌だからな」

(せめて俺が...)

ハハッと笑いなおも話しかける竜也に俺は、

「ああ、その点は安心しろ」

「?」

疑問に思う竜也を余所に手を開きながら力を込める。

「せめて俺は、俺だけは...」

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前には頼らない」

ガシッと竜也の顔を掴む。

(ケリをつける)

「「「「え?」」」」

その場にいた誰もが呆気に取られる。

そして竜也に向かって

「消えろ」

 

「お、おいッーーー        」

 

俺の一言で目の前にいた竜也は消えた。

「「「「...は?」」」」

後に残ったのは更に呆気に取られる一夏たちだけだった。

 




ずっとやりたかったシーンその1でした。
もうですね、風呂入ってるときに『あ、なんか書けそう』って気持ちが出たんで頑張りました。
次回は僕なりに重い話を作りたいと思います。
...できるかな~(^-^;
そんなわけでえ~と...何話だったかな?
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