時系列は原作ならネフェリムが暴走する半年前。
この作品では、「現実」と「修行と日常」の間となります。
私・サンジェルマンは、1年半前にある少年と出会った。
その少年は、「平行世界を信じるか?」と尋ねてきた。
その質問は、錬金術師としては、可能性があるものを否定しないし、私自身もあるものだと思っていた。
しかし、もたらされた情報と平行世界のわたしたちの結末は、予想を遥かに越えることとなった。
その世界で局長は、人間ではなく、神によって〈完全〉を目指す人形のサンプルケースであり、神の打倒を目指していること。
そして、目的達成のためなら、人類全てを犠牲にする気だったというのだから、その世界の主人公たちと戦い、敗れたらしい。局長自身の信念は悪ではないだろうが、行動は悪だろう。故に倒されたのだから。
それ故なのだろう。私は、局長に抱いている疑惑を話をし、局長自身の目的を聞き合点がいった。彼は人類に等しく失望していた。それ故に組織の長でありながらあの態度なのだ。ヤツの目にわたしたちは映っていない。見ているのは、計画を実行するためのプロセスだけなのだから。
私は、絶望したとともにある決意をした。
勇を守り支援し、勇が言っていた、〈特異災害機動部二課〉は、後に組織の名前が変わるらしい。そこへわたしたちも合流しよう……と。
だが、肝心の勇は、わたしたちにこう頼んできたのだ。「練金術を教えてください」と。正直その必要はないと思っていた。彼が説明した自身の能力があれば、学ぶ必要はないからだ。しかし彼は、自身に足りない物をよくわかっていた。人は見た目によらないというが、
彼の覚悟は本物だろう。ならば私は、彼に提供できるものはおしまず、望みは叶えよう。その覚悟に私は報いたいのだから。
ん?あれは…………カリオストロか?彼と話しているな。まあ、彼女のことだ。気に入った少年をからかって遊んでいるのだろう。いつものことだ。すぐに終わるだろう。
~~sideカリオストロ~~
「あら勇君こんなところにいたの?」
「まあ、気晴らしの散歩ですけどね。そういうカリオストロさんはどうしました?」
「んー。サボり?かしらね。まあせっかくだし、お姉さんに面白い話をしてくれない?」
「っていっても、生まれてからは普通の友達のいるこどもで、めぼしい出来事は貴女方とあったあとのことぐらいですよ?」
「ふーん。そうなのね。なら、平行世界の私たちが関係していた組織の話とかない?結構そういう情報は外回りなら欲しいものなのよねー」
(まずいなー。四期ほとんど知らんからわからんのんだよなー。実のところ、〈F.I.S〉の〈レセプターチルドレン〉に、結社がアメリカの隠蔽を教えたくらいしか覚えてない。
しょうがない。原作のパイプを早めに作ってもらうか?)と勇は考えていた。
「そうですね。
キャロルの〈チフォージュ・シャトー〉と、
フィーネが、〈リィンカーネーション〉の候補となる子供たちを集めている施設の話くらいしかありませんよ?」
そうして勇は、覚えているセレナの話をした。
「ふーん……なるほどね。派手な事故で施設は破損ねぇ。なら……」
(この情報は使えるわ。うまくいけば完全聖遺物の現物をみれ、シンフォギアを知り、研究所に貸しを作って、あわよくば戦力をつけられるわ。話の通りの力量なら、錬金術もきっとかなり扱えるわね。サンジェルマンに早く相談しなきゃね。)
~~カリオストロsideout~
視点は再びサンジェルマンへ
「カリオストロ、その話は本当なのか?」
彼女が勇から得た情報は、今からおよそ半年以内にアメリカの研究所の出来事だが、彼は嘘をつく人間ではないことはわかっている。およそ起こるだろう。
そしてカリオストロが目を付けたメリットは、資材より遥かに価値があった。そして結社と研究所は今もフィーネのことで有益を得られていた。
取引相手に貸しを作り、なおかつ戦力を得られるなら、その実験には、是非立ち会いたいものだ。
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